養老孟司のレビュー一覧

  • 養老先生、がんになる

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    養老先生の肺ガン闘病記。先生のお元気そうなお写真とマルの生前の写真が、寂しさを誘います。養老先生の自然体で優しい生き方に学んできました。一日でも元気で長生きしてほしいです。もし2025年の虫の日を迎えられたら、またお目にかかれますよね。

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    2024年11月10日
  • ものがわかるということ

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    もうすぐ、40代が近づいてくると頭の動き身体の動きともにわかったつもりになりがちだと感じておりこの本を読みました。

    わかるということは、現在を認識、考え、行動ができることだと私は思います。

    この認識が、年を重ねるごとに浅くなりわかったつもりになってしまっていることに気づかせてくれました。
     まずは、身体で体験し認識を深ることから始めていきたいと思います。

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    2024年11月03日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    こういう自然の中での体験を多くの子どもにしてほしい。自然の中で身につく能力が社会の中での適応能力になるんだろなと思う。
    今からでも遅くない。私ももっと自然の中に出ようと思う。

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    2024年11月01日
  • 老いてはネコに従え

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    この対談を一語で表すなら、「豪放磊落」に尽きる。最近はコンプラなんとかのせいで配慮という名の忖度を強いられて、言いたいことも碌に言えやしない。そこへ行くとこのお二方はもはや恐いものなしなのか、何の気兼ねもない語らいというのは読んでいてじつに気分がいい。
    下重暁子さんといえば、『家族という病』(2015年)が話題になった。「家族」とくれば普通は「絆」だが、彼女にとってはそれが「病」になる。ところが、ほかの人にとっても案外そうだったのか、本が売れた。要は、みんな言いたくても言えなかったのだろう。養老さんの『バカの壁』が同じような側面を持っていたことは言うまでもない。
    下重さんはNHK、養老さんは東

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    2024年10月20日
  • ものがわかるということ

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    他人のことを理解できないのは、人によって前提が違うから当たり前であるという言葉によって、人と付き合うのが楽になった。

    人や環境を見抜く感性を磨くために、定期的に田舎に行って自然と触れようと思った。

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    2024年10月03日
  • 「他人」の壁

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    好きな人同志の対談だから絶対面白いと思ったら、やっぱり面白かった作品。

    妻でさえ一生理解できないは笑った。

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    2024年09月25日
  • バカの壁

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    慣れてくるとどうしても、このままでいいとか安定を求めてしまう。
    しかし、世の中も自分自身も変化する。
    したがって、係数aは必要に応じて柔軟に情熱的に変わってしまったり変えていったりする。

    一元論ではなく二元論に視野を広げ、絶対的な正解がない中で最適解を見出すことこそバカとバカじゃないを分ける壁なのではないかと思った。

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    2024年09月22日
  • 日本の歪み

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    日本の歪みは、明治維新後の急速な西洋化だけにあらず、日本人の国民性や言語に宿る意識、文化にもありそうだと思った。
    養老孟司氏の戦争から戦後に起きたさまざまな出来事への感想がサラッとしていて面白い。

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    2024年09月21日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    C・W・ニコルさんと養老孟子さんの対談の本だった。自然、森、第一次産業の重要性。自然の中で体を動かすことで、自分の体の動かし方を知ること。自然の中で須吾事によって、本当の生きる知恵をつけること。体を動かして、実際に経験すること。実体験の方が大切。
    建築を立てるのも、木そのものの特質に沿って切断したり、その木の特質に沿って、家を建てる。
    それにしても、C・W・ニコルさんは、とても興味深い人だ。ケルト系神道のクリスチャン?アラスカや北極やエチオピアでのフィールドワーク、面白い経験をしている人だ。
    養老さんによると、若い人は、田舎の田舎に行くと、年長者や年上がいないから、自分たちの好きなことができる

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    2024年09月20日
  • こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~

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    人間は『人工身体』と『自然身体』の2つのからだを持っている。
    『ああすれば、こうなる』だけになった現代社会。

    上記2つの講演録を読み、我が身を考えると、なるほど!と感じる点がある。

    産まれて間もない子供は自然に近い存在で、ああすれば、こうなるの法則は成り立たない。
    現代の子育ては、核家族でワンオペである場合もある。本の中で、都市化された世の中では、(自然は排除される。)という話がある。子育ての煩わしさの根底にはその現実があるのではないかと感じた。勿論、全ての人が煩わしく思っているとは思わないが、人工(脳)であればあるほど、それが如実に現れているように思う。


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    2024年09月13日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    ネタバレ

    意識の世界、言葉の世界、頭の世界は本質でもなんでもないことについて。

    この世界に偏重している今日を冷静に指摘していて、

    今の主流とは一線を画していてやっぱとても参考になります。

    そして、簡単で短い言葉で、伝えられている。

    __ときには言葉を止めて、世界に直面してみたらどうか。

    言葉を決めれば、世界が決まる。そう思っているに違いない。そう思えるように、社会を作ってしまったのである。

    言葉で世界は動かない。

    __世界を意味で満たすことは、じつは恐ろしい社会を創り出すことなのである。

    __頭の中すぐに煮詰まる。意識は煮詰まるものなのである。

    __環境問題がおかしくなるのは、環境とい

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    2024年09月09日
  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)

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    養老先生はいつもいいこと言うなあと思う。教育は人を変えることで、今の情報化社会の情報は変わらないもの。難しかったけれど、面白くて、最後まで必死で読んだ。

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    2024年09月05日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    ▼メモ(抜粋)
    ・P27:教養とは人の心がわかること。ただ人の心を一から十までわかろうとすると大変なことになります。わからない方があたりまえだと思う方が、人付き合いは楽ですよ。

    ・P102:哲学とは日常をきちんと考えることだ。

    ・P178:現代における最良の知恵は、「つくる」や「足す」ことよりも、「手放す」や「足るを知る」の方にこそあるのではないかと思います。

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    2024年08月26日
  • 養老孟司の人生論

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    世間と人生について考えていた。世間に合わせていると自分がなくなる感じがするが、そういうことかなと思った。「世間で生きる」ときと「自分流に生きる」ときとのはざまで揺れ動く養老先生の考えが聞けて、とても勉強になった。

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    2024年08月26日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    われことにおいて後悔せず
    わがことにおいて後悔せず
    のあたりのはなしが面白かった。

    わかり合えない人とのことで悩んでるところだったから、バカの壁も読んでみようかなと思った。
    医学の道の先輩としては賢すぎて…別次元だと思った。散歩しながら参考書読むってやり方まねしてみようかなぁ〜…。

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    2024年07月23日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイトという、海外に亡命したユダヤ人の二人がこうやって書簡をやりとりしていたことが驚き。

    1932年の出来事を調べてみる。世界恐慌の余波が残る。日本は和暦で昭和7年。五・一五事件で犬養毅が殺害される。ドイツはナチスが第一党になる。

    二人のやり取り、書いてある内容は、そこまで古さを感じさせない。

    アインシュタインからの、「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」という問いかけから始まる。国連のような中立的な組織が介入して解決しなければならないだろうという持論とともに投げかける。国際連盟ウケを狙った感じもある。

    フロイトからの返信は、人間は歴史的に見ても利

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    2024年07月21日
  • ものがわかるということ

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    自分自身の物差しを持って物事を語ることができるようになれるのはいつになるだろうか。
    そんなことを感じさせる一冊でした。

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    2024年07月14日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    2018年5月から2021年10月にかけて8回行われた対談集。
    半分は虫の話。そこから人間の話になる。
    ヤマザキマリさん、虫に詳しいから養老孟司さんと話がかみ合う。
    お二人とも虫が好きなんですね。

    このご両人は、頻繁に本も出している。
    書かれている内容は重複していることも多い。

    同じようなことを感じている人はおそらくたくさんいて、そんな人たちが読んでいるのでしょう。
    言語化された思いを自分の脳に焼き付けるのに役立っている。

    みんな心当たりがあって、当たり前のことだと思っていることを言っているだけだから、読者から文句や批判を受けにくい。
    読者は、思っていることを上手く言葉で表してくれると「

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    2024年06月29日
  • 遺言。(新潮新書)

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    遺言。
    著:養老 孟司
    新潮新書 740

    帯には、80になったので、言い残したことを、遺言として書いておこうとある

    エッセイとして、書き綴ったものであるので、一貫性を求めるのは酷かもしれないが、
    科学の匂いがしているのは、ちょっとうれしいかもしれない

    2024年現在、86となっている、この知の巨人は、「当面死ぬ予定はない」なのである

    あと、題に、「。」がついているのもなんだかなあ、説明はない

    気になったことは、以下です

    ・ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか、根本はそれが主題である

    ・それが正しいとか、正しくないとか、そんなことは考えていない
     考えというのは、そういうもの

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    2024年05月31日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    4人の識者と、対談式で語り合った内容を記録した本。
    教育や子育ての本質は、効率主義や成果主義の先にはない
    といった内容が印象的だった。

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    2024年05月28日