養老孟司のレビュー一覧
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2011年刊。もとは季刊『考える人』に長期連載された「万物流転」(2002-2010)。本書は連載全33回中のなかほど、11回分を収める。
書名「嫌いなことから、人は学ぶ」は、釣りタイトル。そのようなエッセイが入っているわけではない。11回それぞれのテーマは多様。とくに興味深いのは、ブータンやラオスの奥地から始まるエッセイ。もちろん、どちらもチョウの宝庫で、訪問の裏の動機はそれなのだが、でもエッセイでは、その地から、現代の日本や日本人について考えている(『考える人』だもん)。ラオス在住のチョウ採り名人、「ほら吹き男爵」風の若原弘之氏が2回にわたって登場する。その自然体の生き方がおもしろい。(『 -
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(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF:105円
(読め、もしくは、読むな)
読め!
(君が・・・歳のころに)
25歳のころに読んで欲しい。
(息子へ)
「バカの壁」とは、、、
ひとの言っていることは、あるところ以上、理解できない。それを「バカの壁」という。
本書で書いているのは、他人と自分は違うということだ。
同じものを見たり聞いたりしても、その認識は、人と自分で違う。
同じ事実を、どう考えるかなんてものは、180°違う方向に考えることもあるし、全く感じない人もいれば、無限大に反応する人もいる。
そのことを、しっかり把握せよ!と、筆者の養老氏は説く。
違うということを理解したうえで、人 -
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『バカの壁』は、「他者を理解できないのは、自分の内側にある『バカの壁』のためである」という著者・養老孟司氏の主張を軸に展開される一冊である。同時に、現代社会がヒステリックに一元論へと傾斜していることへの警鐘でもあると感じた。
著者の思想の根底には、「表と裏」「陰と陽」「男と女」といったように、あらゆる物事には二面性が存在するという二元論的な世界観がある。これは、自分の考えが絶対ではないことを認め、異なる価値観や立場を受け入れようとする知的な姿勢の重要性を説くものだと理解した。
なかでも特に印象に残ったのは、「バカの壁」を脳科学の視点から説明している部分である。著者は、脳を神経細胞が形成する -
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★養老センセイが「臨床医になりそびれた」「感情のコントロールが苦手。相手の感情もわからない。努めて分かるように勉強した。」とご自身のことを言っておられびっくりした。そうだったんだ。。。
★人が幸せを感じるのは、人の役に立つとき。やる気のない非行少年が変わったとき by宮口先生
★決め手になるのはモチベーション
見通し、目的、使命感 by宮口先生(ご自身の体験)
→これは分かる。学生時代の勉強は苦手というか苦行でその苦行を続けられなかったが、齢40になりちょこちょこ資格試験勉強するのが楽しくなってきた。それは今の仕事上の目的や問題意識(使命感というほどではないが)があるからかなと。
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大体の人生相談に対する養老さんの答えは、ほとんどこの三つ。「とらわれない、偏らない、こだわらない」だそうだ。悩みを抱えている多くの人は一つの見方にとらわれているから、この姿勢をもってみてはという。私は、新書は書き手の思想が強く、押し付けがましい印象を持っていたが、養老さんの言葉はわかりやすく、スッと頭に入ってきやすい。淡々と自身の思いを語っていて、そんな考え方もあるんだなぁと思わせてくれた。本人も読者にわかってもらいたいというよりかは、独り言に近いと言っていた。あとは自給率を上げる、食料・インフラ問題、体力は大事ともいっていたな。別の壁シリーズも読んでみようと思う。
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「人生の壁」に続き壁シリーズ2冊目。
この「バカの壁」は出版当時2003年。そこから20年以上経っているが、古いと感じる部分も少なく、2026年の自分に気付きを与えてくれた本になった。
養老さんの言うように、“もともと問題にはさまざまな回答があり得る”という認識を自身も持ちたいと思うものの、一つの正解・答えを出したい自分もいて、むしろそっちの自分の方がよく顔を出す気がする。それは、考え続けること、対話を続けることに疲れて楽な「一元論的」考え方を選びたくなってしまうからなんだろうな。
この本を読んで、特に気付きとなったのは、現代は「意識社会」「脳化社会」で「身体」や「無意識」を忘れてしまって -
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ネタバレ「わかる」ということの曖昧さ、適当さから始まり、現代人の認識の中で実はあべこべになってしまっていることを独自の解釈で説明している。
特に、人間は日々変化するもので、情報は不変のものという認識は、自分の中では完全に逆になっていた。日々大量の情報が行き交うが、それ自体は不変のものという解釈には納得させられた。「知る」ということは、自らを変えることができ、情報を見る目が変わるということを知っていれば、無理やりでなくとも勉強をする意味が見出せると思う。
また、「人生の意味」についても、フランクルの「他人が人生の意味を考える手伝いをする」という解釈は、そもそもの人生の意味は何かということについては答えに -
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確固とした自分がある、私は私で変わらないと思い込んでいては、物を知ることができない
学問をして、自分が変わる=物を知ること
人間は否応なく変わっていく。だから、人生の何割かは空白にして、偶然を受け入れるようにしておかないといけない。人生は「ああすれば、こうなる」というわけにはいかない。
一人ひとりの一生はなんだか分からない、理由などないそんな一生。
どうなるかわからないけど、地道な努力=「手入れ」を続け、予測できないことを我慢する忍耐を持つ。そして、分からないことを空白のままにして何割ぐらいかわかれば、まあこんなところだろうと思ってつきあう辛抱が必要。
子育てだって、どれだけ頑張っても将来ど