養老孟司のレビュー一覧

  • 「自分」の壁

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    大好きな養老先生の本。個人主義と日本について、個性とは何か、情報との関わり方、悪化している日本をどうしたら変えられるか、の話だった。

    特に面白かったのは、
    ◯自分、自己、自我、自意識等々、それは結局のところ、(地図上の)「今自分はどこにいるかを示す矢印」くらいのものに過ぎないのではないか。
    という見方。このくらいの自意識が個人的には好きだ。若い世代の方々を見ていると、びっくりするほど自意識が過剰になってきているのがわかる。子供がいる世代ですら、自己主張ばかり強くなっていっているのを感じる。そういった流れの中で、自己をこのように捉える感覚はなかなか浸透はしないだろうが、浸透することを切に願わず

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    2026年02月08日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    自分が作ってきた壁がなんとなく見えてきた。
    この人の言葉には嫌味がない。
    読んでいると心が解けていく気がする。

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    2026年02月07日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

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    東大は国立大学とあってか、東大を目指した経緯とか、生い立ちとかに幅があっておもしろかった。

    あと、ここに出てきた人特有の共通項なのかもしれないけど、みんな群れない生き方をしている。
    常人が考えてもみない、困難な道を自分1人で切り拓くのが得意な人が東大に集まるのかも?

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    2026年01月27日
  • 男女の壁

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    男女は脳の働きからして違うらしい。
    考え方や行動が違えば人生も違うものになっていく。男女の違いを知ることは、協力して物事を成し遂げるための第一歩になると思った。例えば子育て。家事の分担などの家庭内のことから仕事に到るまで多岐にわたると思う。
    男女の違いを知れて、よかった。

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    2026年01月26日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    面白かったです。
    教養ある高齢者が好きにのたまっておられる。なるほどと思うか、頑固な高齢者と思うかは読み手次第。終始、こういう見方考え方もあるんだなぁと心と頭のストレッチになりました。

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    2026年01月18日
  • ものがわかるということ

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    わかったような、わからなかったような。
    自然や虫の話が多く、そこから「知ること」「わかること」を考えさせられる視点が新鮮でした。

    知るとは自分が変わること、学ぶとは見方が変わること。
    知識や教養は、反芻し、身につけるもの。
    「わかる」という感覚の根っこは、共鳴。

    虫の話が多くでてくるのですが、
    毎週木曜日に虫好きが集まってZOOM会議をしているそうで…。同じ趣味の仲間が集まるのは楽しそうですね。

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    2026年01月10日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    とても読みやすく、内容的にも共感できる話が多くするっと入ってきた。
    現代社会は自然と切り離されており、そこに歪みが生じたり違和感を感じる人はやはり一定数いるんだなと。資本主義の競争社会を走り続け、KPIがどうとか成長だ自己啓発だ、そんなことだけを真面目に取り組み続けるのはやっぱり違くて、自分の力だけではどうにもならない自然の中に身を置いて感性に従いたいなと思った。
    まずは衣食住を見直す(自分が着たいもの、食べたいものを人任せにせず作ったり)ことは今すぐにでもできる。その上で、数日でもいいから自然に入ってみたい。
    2026年最初の読書だったので、今年の目標にしてみようと思った。

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    2026年01月02日
  • バカの壁

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    ずっと読もうと思っていましたが、「面白かった」と知人が話すのを聞いて読みました。

    「どうしても分からないことはあるし、人それぞれの事実がある」ということを忘れないことが大事なのだと思いました。それが穏やかに社会生活を送る上で、基本になることだと思います。
    日本人は身体を忘れてきている、ということが書いてありましたが、本書が書かれた時に比べて、現在はその傾向がより強まっているように思います。
    もっと身体を使って過ごしてみると、視点が変わりそうだと思いました。

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    2025年12月25日
  • AIの壁 人間の知性を問いなおす

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    AIと人間との共存について考えさせられる。
    AIロボットに介護される未来や、自動運転による交通事故の責任問題。
    答えはないが、人間社会なので哲学的な目線も大事。

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    2025年12月19日
  • 脳は耳で感動する

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    養老先生と久石譲のおしゃべり。
    言うなれば賢者の雑談系の本。
    音楽の話というより、単なるおしゃべり。
    賢者の雑談は、読んでいて楽しい。
    養老先生は賢い先生だけど、賢くロジックで話を作らないで、あえて感覚的なところで、言ってしまえば賢いおじいさんの推論じゃないけれど。人生、理屈じゃないんだよ、っていうんだろうか。
    正しいかどうかは別として、話を読んでいて何となく腑に落ちて、そうか、そういうことで良かったんだね、と納得感というか安心感のようなものがある。
    もちろん、賢い先生だから、その気になれば賢く論理的に書くこともできるんだろうが。
    まあ、楽しい。

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    2025年12月18日
  • 脳は耳で感動する

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    ネタバレ

    さすが養老先生の本。面白い。
    久石さんとの対談で、聴覚と視覚、音楽などの切り口で話が展開されていてよい

    メモ
    •視覚にないものは時間、聴覚にないものは空間
    •虫は想定外のことに対応できない。プログラムされている。人間は進化を待たなくても脳により環境適応できる
    •言葉で表現しようとすると落ちていく、比べようがないものを哲学ではクオリアという
    •言葉で表現できないものを表現するために芸術がある
    •耳は半規管と繋がっており、人間の中では比較的古い感覚機であるからこそ、聴覚は情動につながりやすい
    •そういうものだと思う は典型的な日本の考え方
    •プラグマティズム 何が真理かを理論や理念でなく、実際の

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    2025年11月30日
  • ものがわかるということ

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    # わかる・わからないの狭間で、人間に戻る

    ## 面白かったところ

    * 「人間」はという漢字は人と人の間に世間がある。というような明文化されていない哲学チックな話が散りばめられていて面白かった
    * 「わかる」と「わからない」の世界を紐解き、自然と人口、人と物のような対比で考え方を組み替える展開はよかった

    ## 微妙だったところ

    * 環境破壊の話など、無理やり付け加えた感がある話があり残念だった

    ## 感想

    人間が記号になり、眼の前に人間がいるのに記号が求められるワークフローが多くなった。
    機会の判断のほうが正確になっていっていることは、自分たち人間の感性・感覚が衰えていることを補う

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    2025年11月26日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    とらわれない、偏らない、こだわらない、印象に残った言葉ですが、様々な知恵が語られていました。
    興味深かったのは武士道、日本の知恵である基本の武士道がかつてあった、力のコントロールをしていたということでした。そして大災害が日本を変える、という懸念は読んでいて不安になりました。

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    2025年11月22日
  • バカの壁

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    私たちの社会生活の中の実例を取り上げ、一元的で一つのことのみに寄って立っている状態やそれによる思考停止に対して警鐘を鳴らす本。

    「自分はわかっている」と無意識に思い込んでいる人を「バカ」とし、外の世界や他者と話し合い分かり合おうとしない状況を「壁」がある状態と捉えている。

    やや周りくどい言い方や様々な事象の説明を経由して主張を導いているためやや分かりにくい部分もあるが、それすらもこの本の主題に重なる気がする。
    常識、身体、情報、共同体、無意識、脳、宗教、犯罪、教育などの機能や仕組みを細かく検討・分析して私見を述べている。

    恐らく言いたいことがありすぎてとっ散らかった内容になっているとも感

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    2025年11月19日
  • ものがわかるということ

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    結局、ものをわかろうとするには、「努力・忍耐・根性」が必要で、しかもそれは一度わかればお終いではなく、常にメンテナンスが必要である。つまり、「「完全にわかった」はありえないということ」ということはわかった。

    それにしても、知識の幅が広くて頭のよい人なんだなぁということをひしひしと感じました。

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    2025年11月16日
  • 日本の歪み

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    ネタバレ

    現代社会は様々なことが複雑に絡み合った歴史的必然。境目に災害。今日は先の大戦の記憶が薄まってきている。加害者と被害者を分けることが有利な世界。凡庸な悪。宗教と習俗は切り離さず、完全な政教分離は無理。追悼は常に二人称、普遍的な追悼はなく、宗教色のない追悼もない。本当に公のことは私でやらなければならないねじれ。日本のリベラルは世論に叩かれることを言わない。謝っても改善しないのはよくあること。歴史過剰。子どもが生まれないのと虫が減るのは原因同じ。余るくらい大量に餌をあげることが繁殖のトリガー。

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    2025年11月08日
  • バカの壁

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    自分たちが物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってしまった。

    知ろうと思えば知ることができるのだと思ってしまっている。

    脳の中の入出力
    y=ax
    aが0だと何も生まれない。0よりはマイナスの方が良い

    人間の脳はできるだけ多くの人に共通の了解事項を広げていく方向性をもって進歩を続けてきた。
    共通了解が多くの人と分かり合えるための手段。
    今は求められる個性を発揮しろという矛盾した要求

    個性は脳でなく身体に宿っている?!


    知るというのは、自分がガラッと変わること
    絶えず過去の自分というのは消されて、新しい物が生まれている

    無意識を軽んじている。
    悩むことを悪いことと考える

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    2025年11月05日
  • 死の壁

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    一人称、二人称、三人称の死という考え方がすごく腑に落ちました
    わたしはこれまで、存在しない一人称の死をずっと怖がっていたのかと思いました (怖いのは変わらないけれど、しょうがないと理解できた気がする)

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    2025年11月03日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    「バカの壁」を読んでいませんが、こちらが書店で目に留まり気になって読みました。

    養老孟司さんの今までの人生を経て、今感じられることがまとめられています。どれも達観している印象ですが、上から目線ではなく、淡々とご自身の経験や考え方をまとめられた一冊です。

    言葉も小難しい言い回しなど使わずに、わかりやすく読みやすかったです。

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    2025年10月21日
  • ヒトの幸福とはなにか

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    今まで生きてきて感じていた疑問が少し解けた気がして楽になりました。
    この本はエッセイなどのを再編集したものでした。

    自分の時間を大切に、自然との関わりを大切に、病気といいあんばいで付き合っていく覚悟を決める。
    これからの私にとって力になる内容でした。

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    2025年10月15日