養老孟司のレビュー一覧
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死亡診断書に書かれる時刻は、「社会の制度としての死」。
でも、生物学的な意味での「生死の境目」はどこにある?
心臓が止まった後も、細胞レベルでの活動は続いている。
筋線維に電気を流せば収縮する。
そもそもヒトの体を構成する細胞は常に入れ替わっていて、数年もすれば別人になっている。
当然あるものだと何となく思っていた「生死の境目」がわからなくなる。
「死者」に対する認識が国によって違うから、靖国問題などは揉める。
「自分の死」は自分にとっては意味がないものだが、周囲の人には影響を与える。立場を変えると、「周囲の人の死」を意味付けながら生きるのが人生。
「死」ほどには歴然としていないだけで -
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養老孟子氏の本を久しぶりに読んだ。といっても最近の本ではない。本書は2003年の出版だが、2017年にPHP文庫『逆さメガネで覗いたニッポン』として再販されていることは後から知った。
ベストセラーになった『バカの壁』の出版が2003年の4月で、本書の出版が2003年8月。ほぼ同時である。『バカの壁』と同様、口述の文字起しではないかと思われるが、本書の特徴は「まえがき」にもあるように「教育」をテーマとしたところにある。
教育とは「変える」こと。しかし子どもは自分が「変わる」とは思っていない。「変わらない自分」が知識を得る作業。それが教育だと思っている。この問題がやっかいなのは、大人もそう思ってい -
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ネタバレ
もっと早くこの本に出会いたかったし
きっとこれから何度も読みたいと思う本
特に印象に残った箇所
・その人が運命(死ぬという運命)を知った上でとる行動によって、周囲の他人が力づけられる
・まわりのために自分は何ができるかということもまた人生の意味。どれだけ知識をつけても優秀の美を飾っても、他者との関係性が人生の豊かさに関係する
・基本的に都市に住んでいるということは、意識の世界に住んでいる。意識の世界に浸りきってしまうことにより無意識を忘れてしまう。
・人は普遍だ、というのは違い、昨日の自分と今日の自分は違う。普遍なのはその時の情報だけなのに、人間は自分が変わらないものだと感じている。
・寝 -
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2011年刊。もとは季刊『考える人』に長期連載された「万物流転」(2002-2010)。本書は連載全33回中のなかほど、11回分を収める。
書名「嫌いなことから、人は学ぶ」は、釣りタイトル。そのようなエッセイが入っているわけではない。11回それぞれのテーマは多様。とくに興味深いのは、ブータンやラオスの奥地から始まるエッセイ。もちろん、どちらもチョウの宝庫で、訪問の裏の動機はそれなのだが、でもエッセイでは、その地から、現代の日本や日本人について考えている(『考える人』だもん)。ラオス在住のチョウ採り名人、「ほら吹き男爵」風の若原弘之氏が2回にわたって登場する。その自然体の生き方がおもしろい。(『 -
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(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF:105円
(読め、もしくは、読むな)
読め!
(君が・・・歳のころに)
25歳のころに読んで欲しい。
(息子へ)
「バカの壁」とは、、、
ひとの言っていることは、あるところ以上、理解できない。それを「バカの壁」という。
本書で書いているのは、他人と自分は違うということだ。
同じものを見たり聞いたりしても、その認識は、人と自分で違う。
同じ事実を、どう考えるかなんてものは、180°違う方向に考えることもあるし、全く感じない人もいれば、無限大に反応する人もいる。
そのことを、しっかり把握せよ!と、筆者の養老氏は説く。
違うということを理解したうえで、人 -
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『バカの壁』は、「他者を理解できないのは、自分の内側にある『バカの壁』のためである」という著者・養老孟司氏の主張を軸に展開される一冊である。同時に、現代社会がヒステリックに一元論へと傾斜していることへの警鐘でもあると感じた。
著者の思想の根底には、「表と裏」「陰と陽」「男と女」といったように、あらゆる物事には二面性が存在するという二元論的な世界観がある。これは、自分の考えが絶対ではないことを認め、異なる価値観や立場を受け入れようとする知的な姿勢の重要性を説くものだと理解した。
なかでも特に印象に残ったのは、「バカの壁」を脳科学の視点から説明している部分である。著者は、脳を神経細胞が形成する -
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★養老センセイが「臨床医になりそびれた」「感情のコントロールが苦手。相手の感情もわからない。努めて分かるように勉強した。」とご自身のことを言っておられびっくりした。そうだったんだ。。。
★人が幸せを感じるのは、人の役に立つとき。やる気のない非行少年が変わったとき by宮口先生
★決め手になるのはモチベーション
見通し、目的、使命感 by宮口先生(ご自身の体験)
→これは分かる。学生時代の勉強は苦手というか苦行でその苦行を続けられなかったが、齢40になりちょこちょこ資格試験勉強するのが楽しくなってきた。それは今の仕事上の目的や問題意識(使命感というほどではないが)があるからかなと。
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大体の人生相談に対する養老さんの答えは、ほとんどこの三つ。「とらわれない、偏らない、こだわらない」だそうだ。悩みを抱えている多くの人は一つの見方にとらわれているから、この姿勢をもってみてはという。私は、新書は書き手の思想が強く、押し付けがましい印象を持っていたが、養老さんの言葉はわかりやすく、スッと頭に入ってきやすい。淡々と自身の思いを語っていて、そんな考え方もあるんだなぁと思わせてくれた。本人も読者にわかってもらいたいというよりかは、独り言に近いと言っていた。あとは自給率を上げる、食料・インフラ問題、体力は大事ともいっていたな。別の壁シリーズも読んでみようと思う。