養老孟司のレビュー一覧

  • こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~

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    人間は『人工身体』と『自然身体』の2つのからだを持っている。
    『ああすれば、こうなる』だけになった現代社会。

    上記2つの講演録を読み、我が身を考えると、なるほど!と感じる点がある。

    産まれて間もない子供は自然に近い存在で、ああすれば、こうなるの法則は成り立たない。
    現代の子育ては、核家族でワンオペである場合もある。本の中で、都市化された世の中では、(自然は排除される。)という話がある。子育ての煩わしさの根底にはその現実があるのではないかと感じた。勿論、全ての人が煩わしく思っているとは思わないが、人工(脳)であればあるほど、それが如実に現れているように思う。


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    2024年09月13日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    ネタバレ

    意識の世界、言葉の世界、頭の世界は本質でもなんでもないことについて。

    この世界に偏重している今日を冷静に指摘していて、

    今の主流とは一線を画していてやっぱとても参考になります。

    そして、簡単で短い言葉で、伝えられている。

    __ときには言葉を止めて、世界に直面してみたらどうか。

    言葉を決めれば、世界が決まる。そう思っているに違いない。そう思えるように、社会を作ってしまったのである。

    言葉で世界は動かない。

    __世界を意味で満たすことは、じつは恐ろしい社会を創り出すことなのである。

    __頭の中すぐに煮詰まる。意識は煮詰まるものなのである。

    __環境問題がおかしくなるのは、環境とい

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    2024年09月09日
  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)

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    養老先生はいつもいいこと言うなあと思う。教育は人を変えることで、今の情報化社会の情報は変わらないもの。難しかったけれど、面白くて、最後まで必死で読んだ。

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    2024年09月05日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    ▼メモ(抜粋)
    ・P27:教養とは人の心がわかること。ただ人の心を一から十までわかろうとすると大変なことになります。わからない方があたりまえだと思う方が、人付き合いは楽ですよ。

    ・P102:哲学とは日常をきちんと考えることだ。

    ・P178:現代における最良の知恵は、「つくる」や「足す」ことよりも、「手放す」や「足るを知る」の方にこそあるのではないかと思います。

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    2024年08月26日
  • 養老孟司の人生論

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    世間と人生について考えていた。世間に合わせていると自分がなくなる感じがするが、そういうことかなと思った。「世間で生きる」ときと「自分流に生きる」ときとのはざまで揺れ動く養老先生の考えが聞けて、とても勉強になった。

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    2024年08月26日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    われことにおいて後悔せず
    わがことにおいて後悔せず
    のあたりのはなしが面白かった。

    わかり合えない人とのことで悩んでるところだったから、バカの壁も読んでみようかなと思った。
    医学の道の先輩としては賢すぎて…別次元だと思った。散歩しながら参考書読むってやり方まねしてみようかなぁ〜…。

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    2024年07月23日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイトという、海外に亡命したユダヤ人の二人がこうやって書簡をやりとりしていたことが驚き。

    1932年の出来事を調べてみる。世界恐慌の余波が残る。日本は和暦で昭和7年。五・一五事件で犬養毅が殺害される。ドイツはナチスが第一党になる。

    二人のやり取り、書いてある内容は、そこまで古さを感じさせない。

    アインシュタインからの、「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」という問いかけから始まる。国連のような中立的な組織が介入して解決しなければならないだろうという持論とともに投げかける。国際連盟ウケを狙った感じもある。

    フロイトからの返信は、人間は歴史的に見ても利

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    2024年07月21日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    2018年5月から2021年10月にかけて8回行われた対談集。
    半分は虫の話。そこから人間の話になる。
    ヤマザキマリさん、虫に詳しいから養老孟司さんと話がかみ合う。
    お二人とも虫が好きなんですね。

    このご両人は、頻繁に本も出している。
    書かれている内容は重複していることも多い。

    同じようなことを感じている人はおそらくたくさんいて、そんな人たちが読んでいるのでしょう。
    言語化された思いを自分の脳に焼き付けるのに役立っている。

    みんな心当たりがあって、当たり前のことだと思っていることを言っているだけだから、読者から文句や批判を受けにくい。
    読者は、思っていることを上手く言葉で表してくれると「

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    2024年06月29日
  • 遺言。(新潮新書)

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    遺言。
    著:養老 孟司
    新潮新書 740

    帯には、80になったので、言い残したことを、遺言として書いておこうとある

    エッセイとして、書き綴ったものであるので、一貫性を求めるのは酷かもしれないが、
    科学の匂いがしているのは、ちょっとうれしいかもしれない

    2024年現在、86となっている、この知の巨人は、「当面死ぬ予定はない」なのである

    あと、題に、「。」がついているのもなんだかなあ、説明はない

    気になったことは、以下です

    ・ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか、根本はそれが主題である

    ・それが正しいとか、正しくないとか、そんなことは考えていない
     考えというのは、そういうもの

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    2024年05月31日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    4人の識者と、対談式で語り合った内容を記録した本。
    教育や子育ての本質は、効率主義や成果主義の先にはない
    といった内容が印象的だった。

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    2024年05月28日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    【情報偏重社会と自然】
    先日『風を見た少年』を読み、もう少し読んでみたくなりました。今回は養老先生との対談。
    黒姫でアファンの森を運営していたニコルさん。
    今の日本の状況を否定するのではなく、可能性を信じているからこその愛のある言葉と行動の数々。

    2015年に出版された本。当時はSDGsの前のMDGs時代。
    今では主流メディアでも話される持続可能な発展、この対話は本質をついているように思った。#海の豊かさ #SDG14 #陸の豊かさ #SDG15 も、全てつながっていることが強調されていると思いました。

    例えば、
    システムに組み込むこと。
    竹を伐採するという行為について、その

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    2024年05月08日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    自然の中で、子どもたちが、五感を使って遊ぶことの大切さを説いていた。ゲームばかりで遊ぶのでは脳の発達によくない。大人も子どもも、身体の感覚を呼び覚ます自然ともっと触れ合おうと呼びかけていた。私も、公園の散歩やガーデニングなどに励んで、自然と触れ合う機会を増やそうと思った。

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    2024年05月07日
  • 日本の歪み

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    この辺りの『知』に触れると、過去に学んだ日本史や日常見るニュースは、いかに表層だけしか見ていないかがわかる。


    明治維新と第二次世界大戦で、2度価値観を変えねばならなかった日本。
    うまく新陳代謝したわけでは無く、それもまたやむなしと受け入れたものの歪みの上に構築さ、矛盾に満ち成熟せずに時間だけがたって、国力がどんどん落ちている。
    果たして未来はあるのか⁉️


    【怖い話】
    ここ30年で世界の昆虫が8割減ったらしい。人口減と原因は同じ。

    南海トラフ地震、首都圏直下型地震が起きて日本の経済が壊滅的にダメージを受けたら、巨額の資金わ中国に頼らざるを得なくて、属国になるしかない。

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    2024年05月05日
  • 死の壁

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    死というものを生活に紐づけて考えることで、人々が死に対する考え方が変わる。どう捉え、そこから何を考えていくのかを考慮して行動するキッカケとなる一冊だった。

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    2024年05月03日
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

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    ネタバレ

    私は何でこの本を読もうと思ったのか?本屋で見たのかな。バカの壁でおなじみの養老先生とホンマでっかTVでおなじみの池田先生の対談の本。難しい話もあったけど、面白かった。不思議。なるほどなーと思いつつ読む。確かに私は何にも考えてないよなーと思う。日本人らしく空気に流されている。

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    2024年04月21日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    世間と自分の間を確認しながら調節したり、世間とズレちゃうのはしょうがないと思ったり、読みながら少しずつ楽になりました。無理しすぎないように生きていきたいと思います。

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    2024年04月09日
  • 日本の歪み

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    この本の題名は『日本の歪み』ですが、もう少し丁寧に言うと「戦後日本の歪み」です。東さんが戦後論を提示して、養老先生に意見を聞くという内容になっています。茂木さんはときどきTwitterと同じ人とは思えないくらい、養老先生の話に上手に補助線を引いています。
    この「戦後日本の歪み」を簡潔に表現するなら、日本の文化の上にアメリカ主義を継木してしまったことです。そこに無理があった。しかし、経済発展によりそれが「上手く行った」と見なされ、後戻りできなくなった。そのディレンマが歪みの正体だというわけです。
    もちろん、こうしたディレンマは初めてじゃない。明治維新がそうだったし、古くは中国との関係がそうでした

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    2024年04月06日
  • 死の壁

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    バカの壁の続編であり、死に焦点を当てて書かれている。
    生と死の区別、境目が科学的には極めて曖昧であるという点は非常に興味深かった。
    またなぜ人を殺してはいけないのか、という問いに対して、「殺したら元には戻らないから」という、単純明快な答えを返している点も印象深い。

    また死の人称という考え方も面白く、中でも一人称の死、は存在しないから考えたり悩む必要はない、というところは心に残った。一人称の死を考えるより二人称の死をどう受け止め、死を不幸としない、考え方、生き方をすることが大切。

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    2024年04月02日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    直あそこまでやったなと思う人は、アフガニスタンに貢献した中村哲さん、中村さんこそ国葬にしてよかった人だと思う。
    死について、自分にとって自分の死はないと同じ、自分で実証的に確認できないから。考えたって意味は無い。
    孫悟空とお釈迦様の手のひらの関係みたいだある。

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    2024年03月30日