養老孟司のレビュー一覧

  • ものがわかるということ

    Posted by ブクログ

    # わかる・わからないの狭間で、人間に戻る

    ## 面白かったところ

    * 「人間」はという漢字は人と人の間に世間がある。というような明文化されていない哲学チックな話が散りばめられていて面白かった
    * 「わかる」と「わからない」の世界を紐解き、自然と人口、人と物のような対比で考え方を組み替える展開はよかった

    ## 微妙だったところ

    * 環境破壊の話など、無理やり付け加えた感がある話があり残念だった

    ## 感想

    人間が記号になり、眼の前に人間がいるのに記号が求められるワークフローが多くなった。
    機会の判断のほうが正確になっていっていることは、自分たち人間の感性・感覚が衰えていることを補う

    0
    2025年11月26日
  • 人生の壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    とらわれない、偏らない、こだわらない、印象に残った言葉ですが、様々な知恵が語られていました。
    興味深かったのは武士道、日本の知恵である基本の武士道がかつてあった、力のコントロールをしていたということでした。そして大災害が日本を変える、という懸念は読んでいて不安になりました。

    0
    2025年11月22日
  • バカの壁

    Posted by ブクログ

    私たちの社会生活の中の実例を取り上げ、一元的で一つのことのみに寄って立っている状態やそれによる思考停止に対して警鐘を鳴らす本。

    「自分はわかっている」と無意識に思い込んでいる人を「バカ」とし、外の世界や他者と話し合い分かり合おうとしない状況を「壁」がある状態と捉えている。

    やや周りくどい言い方や様々な事象の説明を経由して主張を導いているためやや分かりにくい部分もあるが、それすらもこの本の主題に重なる気がする。
    常識、身体、情報、共同体、無意識、脳、宗教、犯罪、教育などの機能や仕組みを細かく検討・分析して私見を述べている。

    恐らく言いたいことがありすぎてとっ散らかった内容になっているとも感

    0
    2025年11月19日
  • ものがわかるということ

    Posted by ブクログ

    結局、ものをわかろうとするには、「努力・忍耐・根性」が必要で、しかもそれは一度わかればお終いではなく、常にメンテナンスが必要である。つまり、「「完全にわかった」はありえないということ」ということはわかった。

    それにしても、知識の幅が広くて頭のよい人なんだなぁということをひしひしと感じました。

    0
    2025年11月16日
  • 日本の歪み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代社会は様々なことが複雑に絡み合った歴史的必然。境目に災害。今日は先の大戦の記憶が薄まってきている。加害者と被害者を分けることが有利な世界。凡庸な悪。宗教と習俗は切り離さず、完全な政教分離は無理。追悼は常に二人称、普遍的な追悼はなく、宗教色のない追悼もない。本当に公のことは私でやらなければならないねじれ。日本のリベラルは世論に叩かれることを言わない。謝っても改善しないのはよくあること。歴史過剰。子どもが生まれないのと虫が減るのは原因同じ。余るくらい大量に餌をあげることが繁殖のトリガー。

    0
    2025年11月08日
  • バカの壁

    Posted by ブクログ

    自分たちが物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってしまった。

    知ろうと思えば知ることができるのだと思ってしまっている。

    脳の中の入出力
    y=ax
    aが0だと何も生まれない。0よりはマイナスの方が良い

    人間の脳はできるだけ多くの人に共通の了解事項を広げていく方向性をもって進歩を続けてきた。
    共通了解が多くの人と分かり合えるための手段。
    今は求められる個性を発揮しろという矛盾した要求

    個性は脳でなく身体に宿っている?!


    知るというのは、自分がガラッと変わること
    絶えず過去の自分というのは消されて、新しい物が生まれている

    無意識を軽んじている。
    悩むことを悪いことと考える

    0
    2025年11月19日
  • 死の壁

    Posted by ブクログ

    一人称、二人称、三人称の死という考え方がすごく腑に落ちました
    わたしはこれまで、存在しない一人称の死をずっと怖がっていたのかと思いました (怖いのは変わらないけれど、しょうがないと理解できた気がする)

    0
    2025年11月03日
  • 人生の壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「バカの壁」を読んでいませんが、こちらが書店で目に留まり気になって読みました。

    養老孟司さんの今までの人生を経て、今感じられることがまとめられています。どれも達観している印象ですが、上から目線ではなく、淡々とご自身の経験や考え方をまとめられた一冊です。

    言葉も小難しい言い回しなど使わずに、わかりやすく読みやすかったです。

    0
    2025年10月21日
  • ヒトの幸福とはなにか

    Posted by ブクログ

    今まで生きてきて感じていた疑問が少し解けた気がして楽になりました。
    この本はエッセイなどのを再編集したものでした。

    自分の時間を大切に、自然との関わりを大切に、病気といいあんばいで付き合っていく覚悟を決める。
    これからの私にとって力になる内容でした。

    0
    2025年10月15日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

    Posted by ブクログ

    妻が選んでくれて、偶然読み始めた。
    自分の生き方は間違っていなかったと教えてもらった気がする。
    自然の大切さね。

    0
    2025年10月14日
  • ものがわかるということ

    Posted by ブクログ

    いつもモヤモヤしていた事が、少しスッキリしてきたような感じ。
    普段自分が考えていたことが、実はどうでもよかった事なんだと気がついた。
    今の子どもが置かれている状況もよくないんだろう。
    特に良かったのは、
    学ぶとは自分の見方が変わること
    西洋と日本で違う自己の考え方
    認められたい時に個性にこだわる
    通じないという前提から始める

    とても良い内容だった。
    何回か読めばもっとわかる事が多いだろう。

    0
    2025年09月27日
  • 超バカの壁

    Posted by ブクログ

    ああなればこうなる理論が満映しているが、実際の世界はもっと複雑で、理論立て切ることはできない。
    何にでも因果関係を求めるのはいかがなものかといったような考えは、今読んでいるドラグマグラに通じて面白い。

    仕事は社会の穴を埋めるという考えはとても納得した。

    0
    2025年09月25日
  • 人生の壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「壁」シリーズはこの「人生の壁」が初めて。
    私にはとても読みやすく、共感する部分も多かったので、他の「壁」シリーズも読みたいと思った。
    全体を通して感じたのは、何でもかんでも意義を見出そうとする世の中、個人になりすぎているのかなと。
    世の中が情報も多くルールもどんどん複雑になっていくに連れ、人間の頭も考え過ぎな傾向なのかもしれない。仕事の意義、生きる意味、自分なりの答えや目標を見出してそこに向かっていくことも大事かもしれないが、流れに身を任せてその場その場でベストを尽くす…というスタンスも必要だなと。
    白黒どちらか正解を付けたがるのではなく、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない、といろ

    0
    2025年09月18日
  • 読まない力

    Posted by ブクログ

    「言葉はタダで元手はいらない。その程度のもの。」
    ・言葉をどこまで信じるか。言葉の内容ではなく言葉そのものの重みについて。人が言葉を信用しているかは、振り込め詐欺の流行を見ればわかる。口でいうのはタダで元手がいらない。元手がいらない商品は実態がないので、普通は信用出来ない。
    ・河合隼雄の"私はウソしかいいません"という口癖。典型的な自己言及の矛盾。「ウソしかいわない」のが本当なら、本当のことを言ってるのでこの叙述はそもそも成立しない。言葉なんてその程度のものということ。
    ・昔は本を読むなという教育を受けた。本を読むと考えなくなるという。古くはソクラテスもそういったらしい。現

    0
    2025年09月16日
  • 脳は耳で感動する

    Posted by ブクログ

    とても難しいけど面白い話しで、私の理解力ではかなり難解なんだけど、こんな本こそ活性化になって、どんどん読みたくなる。

    0
    2025年09月14日
  • 人生の壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    大事なのは日常生活の維持を意識しておくこと。
    自分の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる生活リズム。
    食事をする、運動する、普通に仕事をする


    家とは人間および人間社会について学ぶ最小単位
    共同体の中での役割

    厄介なことは「学習の場」である

    「生きづらい...」ではなく「少々の苦労は修行」と思う

    0
    2025年09月11日
  • 人生の壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    著者は自然の中にいる人なので、「人間はそう大して賢くない」ということを良くご存知。その点で、最近の「間違った保守主義」ではなく、本当の意味での「保守主義」の方だと思います。そして、「厄介なことは『学習の場』である」みたいな、本当にそうだなぁ、ってことも書いてある。「とらわれない、偏らない、こだわらない」、それを身につけたいです。

    0
    2025年09月10日
  • 日本の歪み

    Posted by ブクログ

    日本の独特さ、を幅広い知識を元に対談。
    豪華な3人が、歴史も紐解きながら話し込む内容は濃密。また読みたい。

    0
    2025年09月06日
  • 脳は耳で感動する

    Posted by ブクログ

    本著は、養老孟司氏と久石譲氏との対談をまとめた一冊であり、読み手も対談を聴講しているような感覚に没入できる良書である。
    さて、音と記憶や体験は密接に脳内で聴覚を通じて結びつき感情に影響すると説く。「言葉」では表現しきれない感動や情動を、音楽や音が扱う点が強調されており、その通りだと思う。合わせて、創造性についても言及しており、耳(聴覚)は、単に情報を受け取るのではなく、脳のなかで様々な意味やイメージと結びつき「新しい世界」を作り出す働きを持っており、その過程を知ることで、音楽や音がもつ力、感じることの素晴らしさを再認識できると示唆している。
    創作をする、作家や音楽家についても、創作においては「

    0
    2025年09月06日
  • ものがわかるということ

    Posted by ブクログ

    養老孟司という人が、どのような人なのかが
    "わかる"一冊。読んでも読んでも分からないのですが、何となく、言わんとしていることが分かる気がする、というと程度ですが。笑

    理性を外したところに、"分かる"がある。

    ああすればこうなる、という、理性的な方程式の外にあるものと過ごし、観察していくうちに、共鳴していく。

    現代に生きる私たちは、つい、数字で片付けて、生身の現実を見るのを忘れてしまうけれど、それを思い出させてくれるのは、子どもと自然。


    ふぅー。と、ひと息つきたい時に、読むと良い本です。数字で凝り固まり、疲れた私の心が、そこから解き放たれて、改め

    0
    2025年09月05日