養老孟司のレビュー一覧

  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    とても読みやすく、内容的にも共感できる話が多くするっと入ってきた。
    現代社会は自然と切り離されており、そこに歪みが生じたり違和感を感じる人はやはり一定数いるんだなと。資本主義の競争社会を走り続け、KPIがどうとか成長だ自己啓発だ、そんなことだけを真面目に取り組み続けるのはやっぱり違くて、自分の力だけではどうにもならない自然の中に身を置いて感性に従いたいなと思った。
    まずは衣食住を見直す(自分が着たいもの、食べたいものを人任せにせず作ったり)ことは今すぐにでもできる。その上で、数日でもいいから自然に入ってみたい。
    2026年最初の読書だったので、今年の目標にしてみようと思った。

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    2026年01月02日
  • バカの壁

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    ずっと読もうと思っていましたが、「面白かった」と知人が話すのを聞いて読みました。

    「どうしても分からないことはあるし、人それぞれの事実がある」ということを忘れないことが大事なのだと思いました。それが穏やかに社会生活を送る上で、基本になることだと思います。
    日本人は身体を忘れてきている、ということが書いてありましたが、本書が書かれた時に比べて、現在はその傾向がより強まっているように思います。
    もっと身体を使って過ごしてみると、視点が変わりそうだと思いました。

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    2025年12月25日
  • AIの壁 人間の知性を問いなおす

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    AIと人間との共存について考えさせられる。
    AIロボットに介護される未来や、自動運転による交通事故の責任問題。
    答えはないが、人間社会なので哲学的な目線も大事。

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    2025年12月19日
  • 脳は耳で感動する

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    養老先生と久石譲のおしゃべり。
    言うなれば賢者の雑談系の本。
    音楽の話というより、単なるおしゃべり。
    賢者の雑談は、読んでいて楽しい。
    養老先生は賢い先生だけど、賢くロジックで話を作らないで、あえて感覚的なところで、言ってしまえば賢いおじいさんの推論じゃないけれど。人生、理屈じゃないんだよ、っていうんだろうか。
    正しいかどうかは別として、話を読んでいて何となく腑に落ちて、そうか、そういうことで良かったんだね、と納得感というか安心感のようなものがある。
    もちろん、賢い先生だから、その気になれば賢く論理的に書くこともできるんだろうが。
    まあ、楽しい。

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    2025年12月18日
  • 脳は耳で感動する

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    ネタバレ

    さすが養老先生の本。面白い。
    久石さんとの対談で、聴覚と視覚、音楽などの切り口で話が展開されていてよい

    メモ
    •視覚にないものは時間、聴覚にないものは空間
    •虫は想定外のことに対応できない。プログラムされている。人間は進化を待たなくても脳により環境適応できる
    •言葉で表現しようとすると落ちていく、比べようがないものを哲学ではクオリアという
    •言葉で表現できないものを表現するために芸術がある
    •耳は半規管と繋がっており、人間の中では比較的古い感覚機であるからこそ、聴覚は情動につながりやすい
    •そういうものだと思う は典型的な日本の考え方
    •プラグマティズム 何が真理かを理論や理念でなく、実際の

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    2025年11月30日
  • ものがわかるということ

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    # わかる・わからないの狭間で、人間に戻る

    ## 面白かったところ

    * 「人間」はという漢字は人と人の間に世間がある。というような明文化されていない哲学チックな話が散りばめられていて面白かった
    * 「わかる」と「わからない」の世界を紐解き、自然と人口、人と物のような対比で考え方を組み替える展開はよかった

    ## 微妙だったところ

    * 環境破壊の話など、無理やり付け加えた感がある話があり残念だった

    ## 感想

    人間が記号になり、眼の前に人間がいるのに記号が求められるワークフローが多くなった。
    機会の判断のほうが正確になっていっていることは、自分たち人間の感性・感覚が衰えていることを補う

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    2025年11月26日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    とらわれない、偏らない、こだわらない、印象に残った言葉ですが、様々な知恵が語られていました。
    興味深かったのは武士道、日本の知恵である基本の武士道がかつてあった、力のコントロールをしていたということでした。そして大災害が日本を変える、という懸念は読んでいて不安になりました。

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    2025年11月22日
  • バカの壁

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    私たちの社会生活の中の実例を取り上げ、一元的で一つのことのみに寄って立っている状態やそれによる思考停止に対して警鐘を鳴らす本。

    「自分はわかっている」と無意識に思い込んでいる人を「バカ」とし、外の世界や他者と話し合い分かり合おうとしない状況を「壁」がある状態と捉えている。

    やや周りくどい言い方や様々な事象の説明を経由して主張を導いているためやや分かりにくい部分もあるが、それすらもこの本の主題に重なる気がする。
    常識、身体、情報、共同体、無意識、脳、宗教、犯罪、教育などの機能や仕組みを細かく検討・分析して私見を述べている。

    恐らく言いたいことがありすぎてとっ散らかった内容になっているとも感

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    2025年11月19日
  • ものがわかるということ

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    結局、ものをわかろうとするには、「努力・忍耐・根性」が必要で、しかもそれは一度わかればお終いではなく、常にメンテナンスが必要である。つまり、「「完全にわかった」はありえないということ」ということはわかった。

    それにしても、知識の幅が広くて頭のよい人なんだなぁということをひしひしと感じました。

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    2025年11月16日
  • 日本の歪み

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    ネタバレ

    現代社会は様々なことが複雑に絡み合った歴史的必然。境目に災害。今日は先の大戦の記憶が薄まってきている。加害者と被害者を分けることが有利な世界。凡庸な悪。宗教と習俗は切り離さず、完全な政教分離は無理。追悼は常に二人称、普遍的な追悼はなく、宗教色のない追悼もない。本当に公のことは私でやらなければならないねじれ。日本のリベラルは世論に叩かれることを言わない。謝っても改善しないのはよくあること。歴史過剰。子どもが生まれないのと虫が減るのは原因同じ。余るくらい大量に餌をあげることが繁殖のトリガー。

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    2025年11月08日
  • バカの壁

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    自分たちが物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってしまった。

    知ろうと思えば知ることができるのだと思ってしまっている。

    脳の中の入出力
    y=ax
    aが0だと何も生まれない。0よりはマイナスの方が良い

    人間の脳はできるだけ多くの人に共通の了解事項を広げていく方向性をもって進歩を続けてきた。
    共通了解が多くの人と分かり合えるための手段。
    今は求められる個性を発揮しろという矛盾した要求

    個性は脳でなく身体に宿っている?!


    知るというのは、自分がガラッと変わること
    絶えず過去の自分というのは消されて、新しい物が生まれている

    無意識を軽んじている。
    悩むことを悪いことと考える

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    2025年11月05日
  • 死の壁

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    一人称、二人称、三人称の死という考え方がすごく腑に落ちました
    わたしはこれまで、存在しない一人称の死をずっと怖がっていたのかと思いました (怖いのは変わらないけれど、しょうがないと理解できた気がする)

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    2025年11月03日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    「バカの壁」を読んでいませんが、こちらが書店で目に留まり気になって読みました。

    養老孟司さんの今までの人生を経て、今感じられることがまとめられています。どれも達観している印象ですが、上から目線ではなく、淡々とご自身の経験や考え方をまとめられた一冊です。

    言葉も小難しい言い回しなど使わずに、わかりやすく読みやすかったです。

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    2025年10月21日
  • ヒトの幸福とはなにか

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    今まで生きてきて感じていた疑問が少し解けた気がして楽になりました。
    この本はエッセイなどのを再編集したものでした。

    自分の時間を大切に、自然との関わりを大切に、病気といいあんばいで付き合っていく覚悟を決める。
    これからの私にとって力になる内容でした。

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    2025年10月15日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    妻が選んでくれて、偶然読み始めた。
    自分の生き方は間違っていなかったと教えてもらった気がする。
    自然の大切さね。

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    2025年10月14日
  • ものがわかるということ

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    いつもモヤモヤしていた事が、少しスッキリしてきたような感じ。
    普段自分が考えていたことが、実はどうでもよかった事なんだと気がついた。
    今の子どもが置かれている状況もよくないんだろう。
    特に良かったのは、
    学ぶとは自分の見方が変わること
    西洋と日本で違う自己の考え方
    認められたい時に個性にこだわる
    通じないという前提から始める

    とても良い内容だった。
    何回か読めばもっとわかる事が多いだろう。

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    2025年09月27日
  • 超バカの壁

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    ああなればこうなる理論が満映しているが、実際の世界はもっと複雑で、理論立て切ることはできない。
    何にでも因果関係を求めるのはいかがなものかといったような考えは、今読んでいるドラグマグラに通じて面白い。

    仕事は社会の穴を埋めるという考えはとても納得した。

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    2025年09月25日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    「壁」シリーズはこの「人生の壁」が初めて。
    私にはとても読みやすく、共感する部分も多かったので、他の「壁」シリーズも読みたいと思った。
    全体を通して感じたのは、何でもかんでも意義を見出そうとする世の中、個人になりすぎているのかなと。
    世の中が情報も多くルールもどんどん複雑になっていくに連れ、人間の頭も考え過ぎな傾向なのかもしれない。仕事の意義、生きる意味、自分なりの答えや目標を見出してそこに向かっていくことも大事かもしれないが、流れに身を任せてその場その場でベストを尽くす…というスタンスも必要だなと。
    白黒どちらか正解を付けたがるのではなく、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない、といろ

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    2025年09月18日
  • 読まない力

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    「言葉はタダで元手はいらない。その程度のもの。」
    ・言葉をどこまで信じるか。言葉の内容ではなく言葉そのものの重みについて。人が言葉を信用しているかは、振り込め詐欺の流行を見ればわかる。口でいうのはタダで元手がいらない。元手がいらない商品は実態がないので、普通は信用出来ない。
    ・河合隼雄の"私はウソしかいいません"という口癖。典型的な自己言及の矛盾。「ウソしかいわない」のが本当なら、本当のことを言ってるのでこの叙述はそもそも成立しない。言葉なんてその程度のものということ。
    ・昔は本を読むなという教育を受けた。本を読むと考えなくなるという。古くはソクラテスもそういったらしい。現

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    2025年09月16日
  • バカの壁

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    ある種説教に近く感じた。また少し脱線というか教養なのか、本論とは関係がないと思える話が入ってくるが、それを飛ばしても問題はない。
    第8章は考えさせられる事が多かった。8章だけでも読む価値はあるかと思う。

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    2025年09月15日