養老孟司のレビュー一覧

  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中

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    養老孟司先生すごくまともな人だと尊敬します

    言語化するのが難しい
    なんかモヤモヤしているような事は
    自然からどんどん離れて都市化しているこ事なんだろうなと読んでいて思うと、いろいろつじつまがあってくるので、ほんとにそうなんだと思いました

    子どもは自然で、それを自然からどんどん遠のかせる事が大人になるということ
    それはなんかいやだなぁ

    自然に回帰したくなる気持ちは誰しも持っていると思うんだけど
    社会が許さないというか営利目的(経済)で回っている世の中で抗うこともできずにいる自分にももどかしい

    昭和30年代?1930年代?どっちだ?忘れたけど
    その頃までは子どもの権利をしっかり守っていたと

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    2024年04月22日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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    説明して分かってもらいたい藻谷浩介と、聞かれれば自分の考えを話すことはできるけど自分からはあまり能動的に発信しない養老孟司の対談本。2038年の南海トラフ巨大地震の話、循環再生で自足する話、教育の話。どれも単独で完結する話ではなくて、互いに関連している。その根っこには日本人の特性みたいなものがあって、理論と実践、中枢と現場の間にはいつまで経ってもチグハグさが残っている。日本は一度ご破産にしないと変われない国だから、南海トラフ地震に来てもらって、ご破産にするしかない、という養老孟司がたどり着いた説は少し逆説的だけど、きっとそうなのだろう。自分で対応するしかないと考えよ、ということなんだろうな。と

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    2024年04月18日
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~

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    アシナガバチに刺された養老先生の横で、アシナガバチの巣から、ハチノコを食べるラオスの人。日本人から見ると奇異に映るが、ラオスの人にとっては、それが日常なのだろう。

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    2024年04月04日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    アンケート、面接、問診など、質問をしたり、受けたりする機会はたくさんあります
    それは目的があって、そのためどうすれば、うまく質問できるか、そんな本はたくさんあります。この本はタイトルの通り、それ以前の「問う」とはどういうことか、を考えさせられます。

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    2024年04月02日
  • 考える読書

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    【養老孟司先生の、推理小説&ファンタジー論、とその他】
    本とは、特にフィクションとは何か、読書するとは何か、そういったことを深く考えさせられるエッセイ集。
    養老先生が、2000年ごろから2004年ごろに定期的に書かれていたものを収録してある。
    一見どこに行きつくか分からないような話が、ちゃんと着地するところがすごいと思う。これは、一つ一つのエッセイも出し、このエッセイ集としても、どんどん考えが深まって、バラバラのエッセイの投稿も、なんだか一貫性をもって来るような、そんな感じ。
    読み手によって、印象深い話はそれぞれと思うけれど、個人的にはファンタジーに対する考え方が面白かった。

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    2024年03月26日
  • ものがわかるということ

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    わかるということの答えは載っていません。
    これは、ヒント本です。
    答えのないものは考えれば考える程に新たな疑問が出てきます。
    養老先生の語りの中で、答えは一人一人違う形で存在することが、わかりました。
    考えることは楽しいですね。

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    2025年11月23日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    有名な解剖学者で虫好きな養老先生。よくものを考える人なんだなと思った。人が作った人工物ばかりに囲まれていないで、もっと自然と触れ合うといいというメッセージが強烈だった。読書好きが高じて、私もこの頃少しはものをよく考えられるようになったので、ちょっと嬉しい。

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    2024年03月12日
  • 養老孟司の旅する脳

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    非常に教養が身につく文章だと感じました。

    音楽と数学の関連性についての話が面白かった、難しくてよくわかんなかったけど。

    自分に合った仕事を探すのではなく、社会のニーズを把握して、そこに合った自分にしていく。

    そして学生と教授の立場の違い…
    あの養老孟司先生も一人の人間として一歩一歩前進してきた普通の人間なのだと感じた。

    虫に対する並々ならぬ情熱も伝わってきて面白かった。

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    2024年03月09日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    養老孟司さん 自然の中で身体を動かすことで無意識に教育を受けている

    中村桂子さん たとえ都会の真ん中でも、小さい子にとって、自然はいくらでもある

    池澤夏樹さん 遊びや余白にこそ、私たち人類の可能性がある

    三人の話はどれも、自然を特別なものとせずというより、人も自然の一部であることを感じることの大切さを教えてくれる

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    2024年03月05日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    昔会社のお偉い方におすすめされて読んで以降、度々読み返しています。
    アインシュタインとフロイトによる手紙のやり取りが掲載されているだけなので本編は短いです。
    ですがとても考えさせられますし、人間の本能についてすごく納得できた一冊です。
    この本のおかげで私は良い意味で「人間に期待をしない」ことを学びました。
    大変おすすめです。

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    2024年03月05日
  • 形を読む 生物の形態をめぐって

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    養老孟司の著書で、一冊の本として書かれたものの中では、いちばん最初に書かれた本。形態学が主題となっており、ふつうこうした専門分野について科学者に語らせると、門外漢には珍紛漢紛といったことになりかねないのがオチだが、そうした弊に陥らずに読者を惹きつけられる文章力は、さすがというほかない。それを可能にしているのがおそらく、人並み外れた読書量であろう。行間からその広範なバックグラウンドを感じる。終章はのちの『唯脳論』に結実する思考の萌芽が見られ、著者の理論形成を読み解く上でも見逃せない一冊。
    なお、この本が書かれたとき、養老さんはすでに四十九歳、そこから『唯脳論』までにはさらに三年を要している。それ

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    2024年03月04日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    第一次世界大戦終結後、あまりの惨事から、国際連盟が発足。

    その国際連盟が、「ひとはなぜ戦争をするのか?」、を議論して欲しいと、物理学者のアインシュタインに依頼し、アインシュタインが依頼された議論をする、その相手に選んだのが心理学者のフロイトでした。

    1932年にした2人の手紙のやり取りが、この本に収録されていて、読んでみたいと興味を持ち書籍を買ってみました。

    今や、毎日毎日、テレビやニュースでは、「現在進行形の戦争」が日常的に報道されてて、余りにも目に入るので、その常態化に、何も感じなくなって麻痺している自分がいるのも怖いですが。

    そんなマヒした自分自身に喝??を入れるべく、
    「ひとは

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    2024年03月01日
  • ヤマケイ文庫 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE,AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    旅先の有隣堂にて本棚で見かけて手に取った本。
    出会えて良かった。
    裏山を駆けたり木に登ったりして育ったミレニアル世代として、日頃モヤモヤしていた気持ちが何なのか、何故そう思っていたのかを代弁してくれたかのような一冊。
    故ニコルさんと養老先生の対談形式なので、とても読みやすい。

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    2024年03月01日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    『今思うと、臨床には本気になれなかったんでしょうね。昆虫採集で野山を歩き回っていた子どもの頃から、自然はなるようになるもので、人間ができるのは手入れだと思ってきた。患者の身体も自然だからそれと同じ。医者は病気を治すと思っているけれど、患者は治るときにはひとりでに治る』―『Ⅲ 解剖学者の奮闘』

    養老先生の著書は何冊も読んでいるし、それらの本の中で時々ご自身の来し方を語っているのを読んでもいるけれど、本書の聞き手である鵜飼哲夫が言うように自伝的なものは読んだことが、確かに、ない。そんなもの知らなくても言っていることは分かるでしょ、と養老先生なら言いそうなものだけれど、人が環境と連続して繋がってい

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    2024年02月21日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とてもとても良かった、今まで読んだ猫にまつわる本の中で1番良かった。最後の養老孟司のパートの1番最後の節が本当に好き。

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    2024年02月18日
  • 養老孟司の旅する脳

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    JALの機内誌の連載とのことで、それぞれ2-3ページずつの軽く読めるエッセイ集だが、やはり養老先生のエッセイは深く楽しい。あっという間に読んだ。ちなみに執筆したのではなく喋ったことを編集プロダクションの人が書き起こしたものであるとのこと。

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    2024年02月17日
  • 自分は死なないと思っているヒトへ

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    長い春節休みに台北のCafeで読んだ。ここは都市だから心地よいのかなと思う。中国の無錫より秩序がある。冬に暖かいのも良い。人も親切。都市と自然について色々と教えてもらえた本でした。中国の田舎を歩いてみたくなった。台湾の田舎も歩いてみたい。どう感じるだろうか?

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    2024年02月15日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    養老先生の自伝本、これまでの先生の生い立ちがコンパクトに描かれていました。まるへの思いは切なかった。養老先生いつまでもお元気で、バカの壁を超えられない我々に教えをお願いします

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    2024年02月05日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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     養老孟司と藻谷浩介の対談本であるが、二人とも大勢に流される人ではないためにとてもいい対談となっている。毎年のように「景気対策」という名目で借金を重ねて大型予算を組んでいるが、予算を増やし続けているのに国内消費が減っている。また、現在の日本では半分以上の人が働いていない人である。このような社会であるにもかかわらず、経済成長を目指して、リフレ経済学者やMMT(現代貨幣理論)を主張して、湯水のように税金をばら撒けという無責任な主張が罷り通っている。
     
     そもそも、半分以上働いていない社会において、働いている人に「もっと働け」というモチベーションは湧いてこない。またむやみに経済成長すれば地球環境の

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    2024年01月30日
  • 日本の歪み

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    ふわっと読んでも面白い本。ああ確かに、日本ってそうなのかな、と素直に納得できる所が多い。東さんの本をいくつか読んだ流れで読んだが、養老先生の本をこの流れで読んでみたい。

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    2024年01月25日