養老孟司のレビュー一覧

  • ヒトの壁(新潮新書)

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    ヒトの壁
    著:養老 孟司
    紙版
    新潮新書 933

    帯に、「他人の顔色をうかがい過ぎていないか」とあり
    また、「人がヒトであるという実感から問い直す」ともある

    まあ、素直ではなく、一言多い、皮肉屋としてのことばであろうと、読んでいきました

    80のじじいだから、放言しても影響はないのだが、そうでなければ、そうとうの物議を醸しだすことは明白であろう

    気になったのは、以下です

    「世のため人のため」:教育勅語の「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」をいつの間に覚え、いまだに忘れていない

    「良いことは、人に知られないようになりなさい」、つまり悪いことと同じだなぁ

    不要不急は、実は若い頃からのなやみだ

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    2024年05月28日
  • 死の壁

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    96歳の年寄りの介護をしている者として、何時も死について考えているけれども、先生の本を読んで考え方やっぱりこれでいいんだな、と感じた。

    なるようにしかならないし、考えたって仕方ない。

    常に死について考えている母を看ていると、可哀想になるけれどこればっかりは、優しくはできない。変に優しくしていると寄りかかって来てこちらの精神が巻き込まれてしまうから。何事も客観的に前向きに捉えることだ。

    今、生きることも、死んでいくことも、経過にしかない。

    客観的に観ながらの介護、死に対する考えを母に教えてもらって毎日である。
    それもそんなには続かないんだからな。

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    2024年05月28日
  • 時間をかけて考える 養老先生の読書論

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    科学も知性も、また、考えることや文字を読むことも含めて、「要約して、前進する」ということが、生物が培ってきた遺伝子の成長にも似て、私たちの住む世界の大切なことを教えてくれたように思えました。
    私はどちらかというと、リベラルというよりは、伝統保守の気持ちを含む者です。総じて歴史とはまさに、前述の大切なことそのものだと思えたのです。先人たちが残してきたものを、要約して、自分たちなりに理解し、少しだけ前進する。時代を壊さず、かといって停滞もせず、そのときに生きる人々の価値観や心のゆとりに寄り添って、ゆっくりと、けれど確実に少しずつ進んでいくこと———それこそ、歴史や伝統が胸を打つ面白さだと、そう信じ

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    2024年05月28日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    元々虫好きなヤマザキ氏が箱根の養老氏の昆虫館?を訪ねた事から始まった、養老孟司氏とヤマザキマリ氏の対談集。
    虫嫌いの私としたらちょい距離を置いて、と思ったが確かに導入部や例えで昆虫は出てくるものの、大半は2人の全方位にわたる博識の一端を垣間見せてくれる対話で、深く深く同意しながら読み終えた。

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    2024年05月26日
  • 時間をかけて考える 養老先生の読書論

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    この本は、この本だけで終わらない。
    次々と次の本へと興味や世界が繋がっていく為、本を紹介されて「ハイそうですか。」と、終わらないものです。
    今回の一読で繋がった本を早速探しに行ってきます。
    また読書の連鎖が途切れた時に手に取ろうと思います。

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    2024年05月24日
  • 「自分」の壁

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    「自分」の壁
    著:養老 孟司
    紙版
    新潮新書 576

    最初の主題はいわゆる「自分」という問題です。
    残りはなんとなくそれにも絡んだ、さまざま話題です

    気になったのは、以下です

    ・戦後、日本人は、「自分」を重要視する傾向が強くなりました
     これは欧米からの影響によることころが大きいでしょう
     その結果、個々人の「個性」「独創性」が大切だとさんざん言われるようになったのです
     教育現場ではもちろんのこと、職場などでも「個性の発揮」を求める風潮が強くあります

    ・そんなものがどれだけ大切なのかは疑わしい。これまでにもそのことを繰り返し書いて、話してきました。

    ・個性は放っておいても誰にでもあ

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    2024年05月21日
  • 生きるとはどういうことか

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    【目次】

    まえがき

     人生
    人は何のために生きるのか/生きているという話/死なないつもり/発見の眼 自分の発見/人生論/生きるとはどういうことか

     環境
    いのちの大切さ/水と虫/里地里山を想う/田舎暮らしの勧め/半農のすすめ/島の自然

     思考
    時空と納得/隣の芝生/科学とはなにか/自我と死/理想と現実/自然と人工/型と慣例/複雑ということ/四苦八苦/わかるとは、どういうことか/色即是空

     脳・意識
    情報と人間/儀式と情報/情報と誤解/意識の世界/論理と無意識/モノと情報/繰り返し/笑いの共通性

     世間
    東男と京女/江戸の政治/世界は一つでいいか/言葉とウソ/過去を問う/人を見る/典

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    2024年05月18日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    博識なお二人の対談。読み応えがあった。
    割にさらっと読める感覚もある。
    と言いながらじっくり用語を調べながら読んだが。。

    目標をたてるというよりながされるように生きる。
    それも素敵だし自然に近いと確かに思う。
    ただ、楽に生きたいと思うが故に数学に逃げ、機械に逃げ、システムエンジニアになった自分からしたら耳が少し痛い…
    なにを楽と捉えるか次第でもあるが。

    家族至上主義なイタリアと、社会性、同調性などの方が重視される日本。考えてみたらそれらはかなり差があって、遺伝子的に組み込まれてるのかなとも感じる。

    他にもなるほど、と感じるエピソードが多かった。

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    2024年05月11日
  • 無思想の発見

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    読みやすいが、養老さん節が多い(笑)しかし、日本の思想を総まとめ出来るし、最後には「じゃあどうするのか」という部分まで書いてくれている親切な本だと思う。

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    2024年05月06日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    養老先生の本は今まで色々読んできたが、いつ読んでも心に響く。「脳化」した世界で、自然じゃないことにも気づかず、色々な物事をきちんと処理しようとアクセクしてしまう自分には、時々養老孟司の本が必要かも。養老先生の自伝の部分も、Q &Aの部分も、とても興味深く、共鳴するところがある。
    養老ファンにも、養老孟司を読んだことない人にもおすすめの本です。

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    2024年05月01日
  • 日本の歪み

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    1人ずつの考えが面白いのに、3人まとまったらどうなるんや?って思いながら読んでました。

    幅広いテーマで日本のことを考えられるのでおすすめです。

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    2024年05月01日
  • まともバカ~そもそも始まりは頭の中

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    養老孟司先生すごくまともな人だと尊敬します

    言語化するのが難しい
    なんかモヤモヤしているような事は
    自然からどんどん離れて都市化しているこ事なんだろうなと読んでいて思うと、いろいろつじつまがあってくるので、ほんとにそうなんだと思いました

    子どもは自然で、それを自然からどんどん遠のかせる事が大人になるということ
    それはなんかいやだなぁ

    自然に回帰したくなる気持ちは誰しも持っていると思うんだけど
    社会が許さないというか営利目的(経済)で回っている世の中で抗うこともできずにいる自分にももどかしい

    昭和30年代?1930年代?どっちだ?忘れたけど
    その頃までは子どもの権利をしっかり守っていたと

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    2024年04月22日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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    説明して分かってもらいたい藻谷浩介と、聞かれれば自分の考えを話すことはできるけど自分からはあまり能動的に発信しない養老孟司の対談本。2038年の南海トラフ巨大地震の話、循環再生で自足する話、教育の話。どれも単独で完結する話ではなくて、互いに関連している。その根っこには日本人の特性みたいなものがあって、理論と実践、中枢と現場の間にはいつまで経ってもチグハグさが残っている。日本は一度ご破産にしないと変われない国だから、南海トラフ地震に来てもらって、ご破産にするしかない、という養老孟司がたどり着いた説は少し逆説的だけど、きっとそうなのだろう。自分で対応するしかないと考えよ、ということなんだろうな。と

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    2024年04月18日
  • ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~

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    アシナガバチに刺された養老先生の横で、アシナガバチの巣から、ハチノコを食べるラオスの人。日本人から見ると奇異に映るが、ラオスの人にとっては、それが日常なのだろう。

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    2024年04月04日
  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    アンケート、面接、問診など、質問をしたり、受けたりする機会はたくさんあります
    それは目的があって、そのためどうすれば、うまく質問できるか、そんな本はたくさんあります。この本はタイトルの通り、それ以前の「問う」とはどういうことか、を考えさせられます。

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    2024年04月02日
  • 考える読書

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    【養老孟司先生の、推理小説&ファンタジー論、とその他】
    本とは、特にフィクションとは何か、読書するとは何か、そういったことを深く考えさせられるエッセイ集。
    養老先生が、2000年ごろから2004年ごろに定期的に書かれていたものを収録してある。
    一見どこに行きつくか分からないような話が、ちゃんと着地するところがすごいと思う。これは、一つ一つのエッセイも出し、このエッセイ集としても、どんどん考えが深まって、バラバラのエッセイの投稿も、なんだか一貫性をもって来るような、そんな感じ。
    読み手によって、印象深い話はそれぞれと思うけれど、個人的にはファンタジーに対する考え方が面白かった。

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    2024年03月26日
  • ものがわかるということ

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    わかるということの答えは載っていません。
    これは、ヒント本です。
    答えのないものは考えれば考える程に新たな疑問が出てきます。
    養老先生の語りの中で、答えは一人一人違う形で存在することが、わかりました。
    考えることは楽しいですね。

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    2025年11月23日
  • なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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    有名な解剖学者で虫好きな養老先生。よくものを考える人なんだなと思った。人が作った人工物ばかりに囲まれていないで、もっと自然と触れ合うといいというメッセージが強烈だった。読書好きが高じて、私もこの頃少しはものをよく考えられるようになったので、ちょっと嬉しい。

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    2024年03月12日
  • 養老孟司の旅する脳

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    非常に教養が身につく文章だと感じました。

    音楽と数学の関連性についての話が面白かった、難しくてよくわかんなかったけど。

    自分に合った仕事を探すのではなく、社会のニーズを把握して、そこに合った自分にしていく。

    そして学生と教授の立場の違い…
    あの養老孟司先生も一人の人間として一歩一歩前進してきた普通の人間なのだと感じた。

    虫に対する並々ならぬ情熱も伝わってきて面白かった。

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    2024年03月09日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    養老孟司さん 自然の中で身体を動かすことで無意識に教育を受けている

    中村桂子さん たとえ都会の真ん中でも、小さい子にとって、自然はいくらでもある

    池澤夏樹さん 遊びや余白にこそ、私たち人類の可能性がある

    三人の話はどれも、自然を特別なものとせずというより、人も自然の一部であることを感じることの大切さを教えてくれる

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    2024年03月05日