養老孟司のレビュー一覧
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今に通じる住まい方・住居の在り
2012年の本だけど、二拠点居住のすすめとか現在推進されてる提案が随所に散りばめられており、さすが先見の明があるお二人だなと思った。
個人的には、家はもともと公共空間で、プライバシーを考えすぎた結果貧しくなったという視点が目から鱗だった。
そして2012年がもう15年前ということに戦慄を覚える。。 -
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「話」というものに対しては、その場の跳躍を最も大切にしてきたつもりでしたが、自分で思っていたよりも、一貫性とか論理性、着地点を求めていたことに気づかされました。
つまり、「さっき言ってたことと違う」「こういう話はこういう風に帰結する」といった具合に頭の中である種のレールを意識してしまっていたわけです。
でも今回は養老先生がどちらかと言うと聞き手ということもあり、内田先生が、養老先生の胸を借りる、もっというと、養老先生ならむちゃくちゃやっても大丈夫でしょ!という感じで脳内のドライブをバシバシに言語化していて、それに振り回されてるうちに、「やっぱり跳躍ってカッコええな」と思えてくる。
このカ -
Posted by ブクログ
最初は二人の哲学的な話で難しかった。ですが、全て読み終えてとても面白かった。
特に印象に残った言葉は、人生は1つの作品作りであるという言葉だ。久石さんの音楽は始まって盛り上がり終わる。それが人生と同じことである。
自分の1つの人生という作品を作るにあたってゴールを定めることなく追い求め続けることが大切だなという風に思った。
改めてこの時代をどう生きていくのか、どう考えてどう?乗り越えていくのかと考えさせられる1冊だったらと思う
もう1つ印象に残ってるのは
共鳴共感共同体、をやり続けるでなく、そこには社会との共鳴だったり、1つのコミュニティの中の共同体があり、その中のつながりをどう作りどう -
Posted by ブクログ
理詰めで経済合理性から面倒な社員を異動させても、隣は困る、会社全体は何も変わらない
むやみに「個の尊重」をしないことが、出光興産の「大家族主義」の本質
あいまいなことは悪いことではない、むしろあいまいさを許さない社会は厄介だし、GDP等数字に惑わされたり、タイパやコスパといった価値観を追求することに流されてしまい、「今日」の大切さや精一杯生きることへの真剣さを見失わないように
人生はそもそも厄介なものであり、学習の場
生きる意味を過剰に考えすぎず、自分にとっての居心地いい状態を知っておき、
とらわれない、偏らない、こだわらない
他人にわかってもらうことを期待せず、軽く生きてることを心がけてみる -
Posted by ブクログ
会社にいてマネジメントを齧ると、人間がすごく単純なもののように感じられてきていました。
30分〜1時間の1on1のなかで交わした言葉と、
3ヶ月に1回の評価で、5行くらいに収める言葉
それが全て。
その中身も結局平準化された業務から大きく逸脱しないので、よりパターンが限られてくる。
この本を読んでみて、情報社会の中で、不変的な言葉に人を当てはめようとするから、そういうことになるということがわかりました。
これからも会社にいる以上、そこから大きく外れるようなことはないと思うけど、
人は変わる。
今日と明日のあなたと私は違う。
人をわかった気になることはないように努めていこう、と心に刻み -
Posted by ブクログ
・何かを発明発見する人には、偶然を捕まえる能力が必要。
・特に若い人たちを見ていると、言葉が何かを表現するもの、伝えるためのものではなくて、自分を慰めるものになっている。
・真っ赤な嘘であることを保証されたものは人の心をつかむ。
教会と劇場。
・どうやって嘘をつくかの大前提がしっかりしているかしてないかがフィクションの基本。
・人と動物の違いは合わせることができるか。
・相手の立場に立つことができるから、合わせることができる。
・全然違う分野であって、相互に話し合いをしているはずもないけど、そこになにか時代との共鳴感が通奏低音の様に流れている。
いい創作とはそういうものではないかと -
Posted by ブクログ
2025年最後の本
「塑する思考(佐藤卓)」で書いていることと近く読みやすかった。
あやふやなつかみどころの無い現実に対して、それを考えることを放棄したり、簡単な答えを知って終わることは現代社会に蔓延っていると感じる。特にスマホですぐに調べられる時代では、身体を使って脳を入出力することが減っている。
常に万物は流転しており、それを自己にもあてはめる話は目から鱗。自分は意識と無意識から成っており、無意識にも目を向けているか、またその中でも自己は常に更新されておりその前提で人と関われるかなど。他人が変わるのは当たり前と捉えないといけないし、逆に自分は身体を動かして世界と交わってアップデートし -
Posted by ブクログ
リズムの良い文章ですらすらっと読めてしまうが、話の内容は奥深い。
「見て感動するより、聴いて感動する方がよっぽど多い」に最初はそうだっけ?と思ったが、耳が持つ「遠心性」と「求心性」で映画なんかでもグッとそこに惹きつけられるし、歌を聞いてるだけで泣けることもあるなぁ、と。
巨匠2人の深い知見や様々な経験から見える世界をお聞きするだけでも面白かったが、「根本的に人と人が理解するのは『共鳴』だけ」というフレーズはとても腑に落ちて、自分がああ、これだな、というときには聞いた言葉からどんどんイメージが立ち上がっていく感覚があるので、それこそが、共鳴=響き合うなんだろうなぁと改めて認識した一冊。