養老孟司のレビュー一覧
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『養老先生ときどきまる』から養老孟司ワールドに入った自分などは「骨つぼをたたいてる」で泣くしかありませんでした。帯にも、最後のページにもまると養老先生の仲睦まじいツーショットがあって、喪失感がおし寄せてくるようでした。病気とコロナとペットロスでだいぶ打ちのめされていらっしゃるように感じました。
たくさんの思い出話、社会のこと、戦争のこと、家族のこと、自分のこと、まるのこと。科学者の立場から世相を問いただしてきた壁シリーズとは、結局、養老先生の私小説だったのではないかと思わずにはいられない内容です。自分は一方的に先生の本を読んでるだけの赤の他人ですが、はやく虫取り旅行などして元気になってほしい -
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解剖学者としての著者がさまざまな機会に発表したエッセイをまとめた本です。
著者は、『唯脳論』(1998年、ちくま学芸文庫)や『バカの壁』(2003年、新潮新書)といった著作で、独創的なものの見かたを示し、多くの読者を獲得しましたが、その出発点となった思索が随所にうかがえるという点でも、興味深い本だと思います。
著者は「物の見方」について、「その叙述の内容そのもの」と、「その叙述が、ある状況で、ある人によって、どういうふうにか、なされたということ」という二つのとらえかたがあるといいます。このことが、形式と内容と言い換えられ、その後著者の独創的な思想へと展開していくことになるのですが、本書では -
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子どもたちの為に本当に必要なこととはなんなのか。
それを各々に追究した識者たちの対談です。
システム化に偏りがちな世の中では、子ども達が自分で気づき、考え、行動する能力を摘み取ってしまう場面が多く、私自身育児の中でそういう傾向に傾いていることが多いと反省しました。
できる範囲で自然に触れさせ、さまざまなものに触れあわせ、失敗も成功もたくさん経験して、人生に熱中して欲しいと思いました。
そして子どもたちへの環境を整えてあげることの重要性を再確認しました。
適度なストレス、あらゆることにチャレンジする機会、そして子どもが安心できる居場所として揺らがずに在ること。
親としてできることはささやかに環境 -
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戦争前後で、それまで習っていたことが全部間違っていました、となった。戦争を体験している人は、そういうガラガラポンが起こることを体験している。自分が積み上げたものが必ずしも100に到達するという思いがない。
何だって起こるし、完全になることはないってことか。
年は人間の意識で考えられたことに基づいて作られた場所。都会に住む現代人は、感覚を通して世界を受け入れない。意味があるものしか理解しようとしない。意味のないものを排除する。
思い詰めない。猫を見る。
幽霊はいる。いなきゃ言葉にならないから。頭の中にいる。
不便は半分楽しみなはずだと。便利にするのを世間が創造的だと思っているなら、趣味の -
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半分ほど、読んでほうっていた。読んだ半分は、気になるところに付箋がはってある。脳とか、たぶん、その分野の人の知識や視点から。前半は、メモを起こそうと思っていたからだけれども、残り半分を読み終わって、いつの間にか、読みながら、残り半分のメモを手帳にとっていて、読み終わる頃には、それが6ページほどになった。これは、書籍について述べられていて、それが面白かったからだ。身体と心(精神なのか、認識がはいっているから)についてどう考えられてきたか、意外なことが多い。江戸時代をさかいに、日本人は身体性についてもつ感覚を大きく変えたようだ。翻訳ものの小説を読みながら、感じていた違和感て、これかなあ、と思う。挙
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著者の人気の「壁」シリーズです。「ヒト」を題材に、様々なテーマと「ヒト」の関係について、著者の考えを気負いなく述べられています。時期的にコロナが大きく影響を(著者だけでなく)与えているのが感じられます。その中で、コロナ後はどうなってしまうのだろうかということを考えるきっかけになる一冊かと思います。「不要不急」、必要なものだけ、そうでないものは本当になくなって大丈夫なのか。AI化していくということは、ヒトにどのような影響を与えるものなのか。答えよりも、その経緯よりも、どうしてそうしようと考えたのかも重要であること。普段あまり考えない別の視点に気付かされること多々ありました。