養老孟司のレビュー一覧

  • 「他人」の壁

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    著者は、「人は話せばわかり合える」なん大嘘だよーと考察しています。
    通じないのが前提として生活しましょー❕という考えには、とても納得できました。
    ぜひぜひ読んでみてください。

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    2022年01月07日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    伊集院光と養老孟司による対談本
    二人とも世間というものに浸かりきっていない観点を持たれている
    だからこそ、重なるところ、明確に離れてしまっているところ、それを言語化できる
    言語化して自分の感覚(実体験)を抽象化することで世間の圧を受け流せるのではないかと感じた
    今が訳もわからずシンドイ方は読んでみると良いかもしれない

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    2021年12月26日
  • 超バカの壁

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    読書開始日:2021年12月6日
    読書終了日:2021年12月22日
    要約
    ①都市化する社会に伴い様々なものに意味づけする。自己にも意味を強要しオンリーワンを求められるが、そもそもがオンリーワンであり個性なのでそこに固執する必要は無い。
    ②紛争や戦争の原因は一元論者にある。一元論は気持ちよく分かった気になれるため堕落の一途を辿る。衣食整え余裕を持った復元論者を目指す。
    ③現代は他責追求社会。他に責任を追求しても所詮は他人なので届き切らず、精神コントロールができない。自責と水に流すことをうまく使いこなすべか。

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    2021年12月22日
  • 超バカの壁

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    この本は、東大名誉教授である著者の「壁シリーズ」である「バカの壁」「死の壁」の続編です。
    著者の考え方が、丁寧に書かれており参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2021年12月20日
  • 死の壁

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    この本は東大名誉教授の養老孟司さんの「壁シリーズ」です。
    解剖学の専門医師をされていた著者の「死生観」は、とても深く参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2021年12月15日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    第2弾の方が面白かったから、遡ってこの第1弾も。識者による未来予測だから、概ね似た内容になるのはむべなるかなで、『とんでもないな』って思うことは無い反面、そこまでインパクトの大きい論説には出合えなかったり。ただ、そんな中でも探検家・角幡さんの投稿はかなり移植で、だからこそ際立って面白く感じられた。コロナ突入のちょうどその時期、極地単独踏破を敢行していたなんて、まさにリアル浦島太郎。そんな状況に身を置かれていたとは。色んな意味で得難い体験。面白かったス。

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    2021年12月09日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。

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    2021年12月04日
  • 唯脳論

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    ”現代とは、要するに脳の時代である。情報化社会とはすなわち、社会がほとんど脳そのものになったことを意味している。脳は、典型的な情報器官だからである”(本書p007より)

    この一文で始まる本書は、脳科学がここまで人口に膾炙する前、1989年に発表され、これからは”脳の時代である”ということを喝破した一冊である。『現代思想』に月1で連載された論考がベースになっており、脳を巡り様々なテーマが綴られていくが、その人文社会学までも射程圏内にある著者の知性の幅広さと、解剖学者としての長年の経験に基づくその知性の深さという、2つの力が見事に結実した知的論考と言える。

    私が本書を手に取ったのは、敬愛する菊

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    2021年11月28日
  • AIの壁 人間の知性を問いなおす

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    最近、養老さんにはまる。

    養老節で巷にあふれるAI論を退けるのが痛快。
    将棋で人とAIと戦わせてどうする。徒競走とバイクの勝負のようなもの。

    この色づく秋、都会の公園でも変化する。

    画面の中の変化とは違う空間を感じる世界。
    AIよりも5Gとその先、VRによるメタバースが木々のゆらめく空気感を再現できるのか、気になる。
    テクノロジーにより、空間内に全ての感覚情報再現できたとき、人は何を感じるのだろう。

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    2021年11月22日
  • がんから始まる生き方

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    養老孟司氏を中心につながったがん患者と医師の3名が、それぞれの立場からがんについて各々論じ、彼らの鼎談も含めて編集された1冊。

    患者である柏木博氏からは、がんに診断されたときのかかりつけ医とのコミュニケーション不全が自身の不安が助長された、という点を自らの闘病記の中で語っている。かかりつけ医とのコミュニケーション不全を経て不安に思った柏木氏が旧知の養老孟司に相談したことから、氏の教え子にあたる東大病院の中川恵一氏と出会い、治療がスタートしていくが、同氏も医師として、チーム医療のような体制を整備して患者とのコミュニケーションの総量を増やすことの利点を主張する。

    そのほか、中川氏からは日本人の

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    2021年11月21日
  • 遺言。(新潮新書)

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    養老孟司の書き下ろしの本である。
    著者自身が述べているように、これまで出版された本の「まとめ」のような内容であるから、私は概ね理解できたが、本書に対する低評価のレビューを見て驚いた。養老孟司の本はいつも発見がある。私はそう思うが、低評価が付くのはなぜだろう。読み解けていないのは低評価を付けたその人なのか、それとも自分なのか。そんなことを考えながら読んだ。
    本書で改めて著者が強調しているのは「意識と感覚の問題」である。「意識は同じ」と主張するが、「感覚は違う」と主張する。
    そして、養老氏があることを言うとき、やはり「同じ」と「違う」が話題になる。例えば、絶対音感について。動物には絶対音感があり、

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    2021年11月24日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    養老先生、猫の ‘まる‘ (最近、亡くなりなりましたが)を見ながら、あれこれと。 腹が減ったら飯を食い、気が向けば一緒に散歩する、眠くなったら寝てしまう。それでいいじゃないか、役立たず、けっこう、と。良いですね、養老節全開であります。曰く、マイナンバーは、情報に置き換えられた、皆さん自身ですよ、本人はノイズ、なんですから、とも。そうかそうかと納得感多々あり、★四つかな。

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    2021年10月31日
  • 死の壁

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    死生観について平易な言葉で解り易く書かれた良書。一人称の死、二人称の死、三人称の死、人の死をこのような角度で考えたことがなかった。
    死ほど人生のあらゆる行為は取り返しがつかないことを示しているものはない。に納得感が高い。

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    2021年10月23日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    解剖学者だからとか、芸人だからではない。二人の「世間との付き合い方」のズレが生み出すトークに熱中します。

    昨年発売日に購入して、久しぶりに再読した本です。
    バカの壁でベストセラー作家になった養老孟司さんと、毎週深夜ラジオでお世話になっている伊集院光さんの対談集。

    視点が絶妙な人と、話が面白い人が対話したら、、、とても面白いのではないか?と期待していましたが、思ったとおりでした。熱中できる楽しさです。


    この本になぜ熱中できたか。楽しさの理由は、作中の言葉を借りれば「世間の内と外」両方を意識した言い回しをしているからです。

    どういうことか。例えば、養老さんが解剖学について終始話していたら

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    2021年10月17日
  • 養老先生、病院へ行く

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    ネタバレ

    養老孟司と中川医師、それぞれの視点で同じ事象を見ていて、視点の違いが面白かった。
    そして、猫が人間にもたらすものって何なのか、大人になって動物を飼ってないからこそ、知りたいと思った。

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    2021年10月13日
  • 養老先生、病院へ行く

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    NHKでやってた「養老先生と ときどき まる」をずーっと見ていたので、まるが居ないのは寂しいです…しかし解剖学者と云ってもお医者さん…入院ともなると面倒臭い患者ですね~。それでも、新しいコロナ禍の後の生活についての話は興味深かったです。

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    2021年09月16日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    百分で名著に伊集院光が出ていて、頭のいい方だと思い、養老先生との対談本を手にしました。なかなか面白かったです!

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    2021年09月10日
  • 「身体」を忘れた日本人 JAPANESE, AND THE LOSS OF PHYSICAL SENSES

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    極地での経験と自然に向き合ってきたニコルさんと、
    戦争前後の日本人とその環境の変化を肌で感じるの養老さんが、
    戦後日本の自然環境を経験ととも懐古しつつ、現代人への提言を述べる本。


    1+1=2が納得できない人へ。
    身体を回復するというのは、違いを感じ取る感覚を取り戻すところから。

    ヒト同士、都会の中のルール。存在と言葉を同じものと捉え、概念的に組み合わせ処理していく。
    身体的、あるいは精神的にも本来の動物として感覚は、ずっと変わらない脳と身体に依然残っている。

    養老孟司さんの、人の特徴的な力の一つは、同じにする力を持っているというのは非常に頷ける。
    在るものは、全ては違うのに、同じだと考

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    2021年09月09日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    好きなことを語るのは楽しい。虫取りが彼らに与えた影響は計り知れない。多分、この趣味も減少の一途であろう。ただコロナ禍を逆手に取ってこうした趣味にどっぷり浸かるのもいいかもしれない。香川照之の[昆虫すごいぜ]も一緒だ。自然が我々を待っている。

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    2021年09月05日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    バカの壁から始まって、もう何冊目になりますかね?人間の体をよく知ると、こうゆう考え方が出来るようになります。新たな気付きに感謝。

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    2021年09月02日