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Posted by ブクログ
全体的に満足ですけど、特に舌、口、喉あたりの章がすっごい面白かった!鏡を片手に読みましたよ。自分の物を食べながら読んだときもあって、そのときは舌の動きを意識しながら食べましたよ。養老さんがやってみろ、と言うことはやってみましたよ。私も人間の体はよくできてるな〜とか思っていたタチなんで、気道と食道について指摘されたときはショックを・・。でも、だからこそ喋れるのであって・・・よくできている、とは思わなくなったけれど、やっぱり人間の体は面白い。それに養老さんも面白い。彼のアフォリズムに口がニヤニヤしてしまった。「口惜しかったら、ツバを飲みながら息をしてごらんなさい。君がブタならそれは可能だが、君がヒトなら不可能である。」とか、マジ笑った。わからないものはわからない、とハッキリと言ってくれるのも好き。調べたくとも時間がない、とまで言っちゃっている。もちろん専門用語などは読んでるときは覚えようと思っても、数日後には忘れてしまう。解剖学を学ぶ学生すら、一度や二度では覚えられない。それでも、生きていくうえで、最大のパートナーである自分の体をちゃんと見つめてみようと思える。それに、人間を解剖しようとした理由が「言葉」に対する執着からだというのにはビックリした。もう、本当に学んだことが多かった一冊でした。
Posted by ブクログ
高校生物や医学系の解剖学の基礎知識程度が無いと読解するのに少し何がありそうな気もする。
予備知識のない人が咽頭だの腹膜だの門脈だのと言われて、簡単な説明だけでその場所や働きをすぐにイメージできるだろうか?
ある程度、解剖学や生理学や生物学の知識があり、それらについて少なからず疑問を持っている人にとっては、なるほど、と思う考察があるのではないかと思う。
予備知識のない人は、知らない名前が出てきたらスマホなどで調べながら場所や形や働きを確認しながらゆっくり読むとよいだろう。
現代人はほとんど性と金という狂気に冒されているので、純粋な知性に触れることで洗心できるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
養老さんの本は、学術的なんだけども分かっていることだけをつらつらと述べるわけではなく、分かってないことは分かってない、少なくとも自分は知らないということを正直に書いてくれているので自分には非常に面白く読める。
解剖の教科書にも同じようなことが書いてあるかもしれないが、そこには判明していることしか書いていない。これこれがこうだからさあ覚えろ、という内容だけ。
まあ、教科書だからそういうスタンスじゃないと成り立たないんだけども、はっきり言ってつまらないし、ほんとに確実に合ってるんだな!と思うときもある。実際、人間の体に絶対なんて無いわけだし。
だから、大腸と小腸の違いは結腸ヒモが三本合って腹膜垂がついてるのが大腸だとか、教科書的にどんどん羅列されるより、時間がかかっても養老さんの本を読んでいる方が身につくと思う。
からだの仕組みはこうなっているけれども、なぜこうなる必要があったのだろうか、と読者も一緒に考えさせてくれる、想像力の大切さを分からせてくれる本。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
自分のものなのに、人はからだのことを知らない。
からだの中を見るなんて、とんでもないことだと思っている。
そのくせ「人体はよくできていますね」などと言う。
よくできているなら、なぜ喉にモチを詰まらせて死んだりするのか。
生きるために必要な食べるという行為によって、これまた不可欠の呼吸を妨げて死ぬ。
そんなバカなことがあるものか…。
口からはじまって肛門まで、知っているようで知らない人体内部のディテールを多彩な図版とともに綴る医学エッセイ。
[ 目次 ]
口と肛門
唇
唇とその周辺
頬
歯
口の天井と床
舌
舌とことば
喉
呑み込む
食道
胃
胃と十二指腸
小腸
小腸から大腸へ
肝臓
肝臓と胆嚢
膵臓
大腸
直腸
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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