養老孟司のレビュー一覧

  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    脳と虫の専門家と建築の専門家の雑談という感じ。
    現代建築がどこに向かっていくのか、住居と人間の関係の変化など考えさせられる内容がたくさんありました。

    養老さんは昔からファンでしたが、隈さんにもかなり興味が湧きました。

    0
    2013年05月12日
  • 唯脳論

    Posted by ブクログ

    脳の身体性を自覚させられる本。客観性は「外部」に存在するのではなく、「脳」に存在するという当然の事実に気付かされただけでも価値あり。

    0
    2013年05月05日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    現代人の日常には、現実が無い 岩村暢子
    岩村さんと言う方は毎年食DRIVEと言う定点観測をやってるらしい。同じ人に食生活アンケート、1週間のすべてのメニューの写真と日記、そして家族の誰が食べなぜそう言うメニューに下かの調査をし、食生活はこうしたいと言う意識と実際の矛盾を突き合わせる。その中で一緒に食事をせず、バラバラに食べる家族が増えて来ていると言う。う〜ん、高校あたりから自分で作って食ってる割合が高いので全く違和感を感じないなあ。ごちそうの意味が変わり、高価な物ではなく自分の好きな物だけを食べれるのがごちそうだと。それとご飯を残しちゃいけないと言われなくなってるらしい。
    まあそう言う文脈で「

    0
    2013年02月19日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    とにかく、ごくふつうの日常を研究する人たちの、現場力がすばらしい。

    リアルな「モノ」に携わる人と解剖学者が、本当に大事な問題を論じ合った本だ。

    知に足をつけて考えることの重要性を思い知らされる本でした。

    0
    2013年02月03日
  • 唯脳論

    Posted by ブクログ

    一連の脳ブームの端緒を拓いた…という紹介文の通りの内容です。

    個人的に特に感銘を受けたのは、視覚と聴覚についての論考です。

    視覚は時間を疎外あるいは客観化し、
    聴覚は時間を前提あるいは内在化する。

    外界の事物はただ何気なくそこに存在している。
    脳はそれを聴覚や運動系に依存して、時を含めてとり込む。
    あるいは視覚形に依存して、時を外してとり込む。

    この二つが上手く連合するに至ったことが、
    言語成立とほとんど同義である。

    このへんが目から鱗でした。
    他にももっとありますが、とりあえずこのへんで。

    0
    2013年02月01日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    感心はするのだけれど、この本にあるように自分が当事者としてこれから何をするかと言われたならば、結局いつも通り。

    0
    2012年11月19日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    非常に内容の濃い本で、現在の日本社会をよく映していると思った。
    一般庶民の人にも是非第1章の岩村暢子氏との対談だけでも読んでほしい。

    0
    2012年10月29日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    養老さんとの対談。独自の視点からのコメントは、やっぱり面白い。
    一言で表現すれば、暮らしを支えるもの、だろうか。
    サブタイトルにもあるけれど、第一次産業や、食に関することに取り組んでいる人との対談を通して日本の豊かさと、それを守るために必要なことがあるという実感が得られる。
    でも、どうしたらいいのか、分からない。
    私に、何ができるのだろうかと、考えなければならないのだろうけど……。

    0
    2012年10月19日
  • からだを読む

    Posted by ブクログ

    養老さんの本は、学術的なんだけども分かっていることだけをつらつらと述べるわけではなく、分かってないことは分かってない、少なくとも自分は知らないということを正直に書いてくれているので自分には非常に面白く読める。

    解剖の教科書にも同じようなことが書いてあるかもしれないが、そこには判明していることしか書いていない。これこれがこうだからさあ覚えろ、という内容だけ。
    まあ、教科書だからそういうスタンスじゃないと成り立たないんだけども、はっきり言ってつまらないし、ほんとに確実に合ってるんだな!と思うときもある。実際、人間の体に絶対なんて無いわけだし。

    だから、大腸と小腸の違いは結腸ヒモが三本合って腹膜

    0
    2012年10月11日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

    Posted by ブクログ

    毎週聴いてるラジオで流れてくる「進化する東京」というアナウンス。「都市化」で「快適」になったことは間違いないと思いますが、果たして我々は「都市化」で「幸福」になったのかと考えさせられる本です。

    0
    2012年10月07日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    だましだましでいくというのは、つまりグレーゾーンを大きく取るということ。「受け身で考えるのが得意」な日本人が、強い理想・意思をもってグレーゾーンの中仕事を進めていくというのは、なかなか大変な気もします。
    住まうことの流動性に関しては、感覚的にはとても馴染みます。(自分の意に反してそこに住まい続けるという事はかなりしんどい。)

    今まで楽しく対談してきたけど、何やらお題をもらっているからそろそろまとめなくちゃならんね、という雰囲気にちょっと笑いました。

    0
    2012年10月06日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    クローバーの根粒菌を活用した不耕起栽培、カキ養殖のための植林活動など、これまでの常識や既成概念を打ち破るような仕事人との対談集。本書第三章で紹介されている流域思考という考え方が印象に残った。

    0
    2012年09月24日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

    Posted by ブクログ

    多くのデータに基づく明快な主張が繰り広げられていてとても参考になった。
    地球環境の問題についても多数触れられており、まさに目からウロコ。
    博物学や地理学の重要性について述べられている最後の2章は納得。

    0
    2012年09月23日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    農業・漁業・林業・食卓事情の実態が。それぞれの最前線でプロジェクトを進める方々と養老猛司さんとの対談。市民の味方は市民。農林水産業は組織に踊らされて搾取されているイメージだけど、ちゃんと持続可能な未来を見つめて実践してこられた方々もいるんですよね。そういう活動をこそ報道したり行政からも広めていってほしいのに。日本中の人に読んでもらいたい一冊です。

    0
    2012年09月17日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    食、農、林、漁という、我々の生命を支える産業における賢人と養老先生が語り合う対談集。それぞれの道において異端でありながらも、それを本流に結び付けた実践者の取組みに触れる入門編という位置づけ。

    とくに不耕起栽培の岩澤信夫さんは、この対談の直後に急逝されたということもあり、ご本人も30年かけて理論を創り上げたのでこれからだという想いを読者としても汲み取っていくべきだろう。

    当然、これらの内容を盲信するだけでなく、先人たちの想いを受け継ぎながら次の世代に自然環境と調和した産業を残していくために革新し続けなければならない。

    0
    2012年09月11日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

     日本の将来は暗くない。すごい仕事人がいる。

    (1)最初の岩村暢子さん、食卓の調査を通じて、日本の家庭の変化、アポしないと家族が集まれない家庭の状況、家族が
    子供を面倒みないで、生活保護が増えるという分析など、相当リアル、説得力あり。

     参考図書『変わる家族 変わる食卓』『親の顔がみてみたい 調査』

    (2)農地を耕さないで冷害にも強い米をつくる岩澤信夫さん、冬期湛水と組み合わせて、ドジョウが発生して、植生が回復し、雑草が生えにくくなる。

    (3)気仙沼でいち早く牡蠣養殖を復活、海を再生するために森の再生に取り組む、畠山重篤さん。

     参考図書 養老孟司ほか『環境を知るとはどういうことか』

    0
    2012年09月09日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

     4章ある。いずれの章も面白い。好きなのは、2章と3章。不耕起水田の話と、東北の牡蠣の養殖の話である。地震で被害を受けたときに、真っ先に援助したのは誰だったとか、北日本の好漁場に供給されるフルボ酸はどこから来るのかとか、不耕起の水田で稲がどのように強く育つのかとか、いろんなことが書いてある。
     お勧めです。

    0
    2012年09月02日
  • 日本人ならこう考える 日本と世界の文明放談

    Posted by ブクログ

    従軍慰安婦問題の対応で、自分たちの祖先を辱め、自分たちの孫子に自分たちの歴史を誇れないようにしている日本の政治家はおかしいという発言が心に残る。

    0
    2012年09月01日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    世の中には様々な仕事がある。
    ものを生み出す仕事、加工する仕事、それを届ける仕事。
    さらにはそれを円滑に行うための様々なサービス、
    娯楽、教育、等々...。

    その中でももっとも根源的なものと思われる
    第一次産業が、しかし今の日本では壊滅の危機に瀕している。

    そんな農業、漁業、林業、そして食という
    4つのジャンルから、現代の「日本のリアル」を探る試み。

    経済を優先するあまり、存続が難しくなっている
    日本の第一次産業であるが、その状況の中でも諦めずに
    解決方法を考え、実行する人物たち。

    彼らとの対談の中から、きっと日本再生のヒントが
    見つかるものと期待する。

    0
    2012年08月31日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

    Posted by ブクログ

    20120829 タイトルの通り。これからやれることがたくさんある。良い方向に向かうキッカケになればと思う。自分もできることを考えたくなった。

    0
    2012年08月29日