養老孟司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレバカの壁 を聞いている
途中で 超バカの壁 を
見つけて購入したので
先に読み終わってしまった
つい最近出版された
と言われれば
なんの違和感もなく
普通に読めると思う
普遍的なこと
書かれていると思った
自分に合った仕事 なんかない
仕事は社会に空いた穴
そこを埋めるのが仕事...とか
文中 小泉元首相 の名前が
何回も出てきますね
言いたいこと言ってくれている事
多いと思う反面
「...そう言う意味では
小泉純一郎首相も
伝統的な日本人だと言っていい..」
とか 異論ある部分もチラホラ
立派な解剖学の医師先生でも
その時代の 風潮 社会現象 には
影響されるの -
Posted by ブクログ
ネタバレ生態について興味があり読むに至る。解剖学者である養老孟司さんによる、生物の形態に関する考察。後半は専門的すぎて単語の意味を一つずつ調べないと理解が難しいが、抽象的な考え方に関しては他の分野にも応用が効きそう。
例えばアーサー・ケストラーの「ホロン」と言う概念。これは階層構造のようなもので「自分より階層が上の実態にたいしては、部分としての面を示すが、下の階層には、全体として振る舞う。」という性質を持つ。この考えは建築・内装設計になくてはならない考え方。都市は国にとっては部分であり、建築にとっては全体である。建築は都市の部分であり、内装の全体である。内装は建築の部分であり、家具の全体である。スケー -
Posted by ブクログ
〇共感したこと、学んだこと
・個性を謳うのではなく、相手のことを思いやれるか、考えられるかの方が大切。
これはまさにそうだと思いました。個性個性と尖らせていく方に着目されがちですが、その前に大切なことがあるというのを思い知らされました。
・「そういうものだ」で片付けない大切さ
何をもって賢いとするのか、個性は何か。普段何気なく過ごす中でいかに自分が「これはこういうものだ」という固定概念に囚われて生きているかを痛感させられました。
・「イデア」の存在と、リンゴの話
an appleとthe appleの違いが、イデアという概念によって説明されていたところは、たしかに、となりました。
・無意識のた -
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Posted by ブクログ
「自分」というテーマについて、著者の養老孟司さんが語った本です。
「自分」は矢印に過ぎない。この第一章で語られる、「自分の意識とは、社会の中で自分の現在地を確認するための矢印である」という考えは、その後展開される思考の根本となるものであり、多くの転勤で各地を転々としてきた私には、とてもしっくりくる考えでした。
社会と自分の関係性について、少しも悩まないという社会人はいないのではないでしょうか?本書は、そんな悩みにひと匙のアイデアをくれたような気がします。
最後に、本書はこれまでに出版された「バカの壁」「死の壁」「超バカの壁」の3冊で語られてきた、自分と他人、自分自身、そして自分と社会につ -
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ワガママな患者だと言われる養老孟司。この位の年になると養老先生に限らず、ワガママにもなるだろう。ただ、娘に仕事を手伝って貰い、教え子に治療して貰えるという境遇は恵まれている。幸せな人生だなと思うが、今回は本人もその有り難みを強く感じたようで。
がんの発見、転移の有無に関しても、養老先生は運が良い。その運の良さが読者を落ち着かせ、そのワガママさに人間味を感じ、温かい気持ちにさせる。人は弱った時こそ、支え合う大切さ、支えて貰う有り難みが身に染みる。病気に対しては、素直に向き合わなければ治療は進まない。人に頼る。素直になる。それはとても穏やかな仕草だ。本書でそれを垣間見る。
ー 興味深いのは、今