養老孟司のレビュー一覧

  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

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    今の世の中、子育てほんとに難しい。
    「人材」と言ってしまうことじ自体がおかしいってハッとさせられた。子供は子供。「人材」を育成するなんてほんとにおこがましいこと。
    こどもたち、どうしたらいいのかほんとに心配。

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    2025年07月06日
  • バカの壁

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    最初に「バカの壁」が芽生えるのは2歳から5歳である。全能感が芽生え「なんでもできる」「自分は完璧な存在だ」というような状態が10歳まで続き、以降は自分を客観的に認識し、「自分は何でもできない」という自己認識することが心理的発達で不可欠な過程であり悪ではない。
    さて、本著が言うところの「バカの壁」とは、10代に知識を蓄え、勉学に励み、多くの経験を積み重ね、多様な人間関係を通して、「自分の無知を知らないバカの壁」が完成する。私たちはそもそも、義務教育でも以降の高校や大学でも本著が指摘しているような自己反省と批判的思考は学ぶこともなく、そういう環境に遭遇に出会いづらい。だが、出会いや環境ばかりのせい

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    2025年07月02日
  • 日本が心配

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    南海トラフへの備え、大災害への日本の取り組み、対談で上手く引き出される。不安とズサンが、何とか出来ないか。
    日本は話し合う事を大事にしながら、真実に目をつぶる、楽観的で時のリーダー?らしき人物の主張に従う。リーダーらしき人物が席にとるわけもないのに。

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    2025年06月29日
  • バカの壁

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    有名な本なので、一回は読んでおこうと思い、読んでみたものの、こういう論調の本はやはりすっと入ってこない。まぁ私のレベルが追いついてないだけやと思うが。

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    2025年06月25日
  • 日本の歪み

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    明治維新、戦後の日本の歪み・矛盾について鼎談という形で3人で掘り下げている。言葉の曖昧さと、言葉の解釈の話が多かった。日本あるある、日本人の傾向みたいな話がよく書かれていて面白い。
    憲法に限る話ではないが、言葉と現実が1対1で対応することはなく、いかようにも解釈できるという話が印象に残った。
    養老先生は達観されていて、まあ自然にゆだねるしかないし、起きた事象も自然現象にすぎないよね、という考え方で、むしろZ世代のような現代的な若者の考え方に近いような、年齢が離れているのに一巡りしている感じがしていて面白かった。

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    2025年06月22日
  • バカの壁

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    バカの壁
    養老孟司/著

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    **あらすじ**
    見えない「壁」がわかると世の中が見えてくる。気が楽になる。

    「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってくる。

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    **感想**
    養老孟司さんの「壁シリーズ」は、最新作の『人生の壁』に続き、今回が2作目の読書となりました。本作『バカの壁』はシリーズの中でも最も有名で売れている一冊とのことですが、個人的には『人生の壁』の方が、より分かりやすく

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    2025年06月19日
  • 脳は耳で感動する

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    聴覚は時間、視覚は空間、二つの世界を連合させるのが言葉(時空間)。感覚器は二重構造になってて、聴覚の古いシステムである三半規管が残っていて、大脳辺縁系と繋がってる分、音楽で情動を感じやすい。 
    面白いんだけど、分量の割になるほどポイントが少なかったので星三つ。

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    2025年06月17日
  • バカの壁

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    前半は日常の中での「バカ」なことが書かれており、後半では宗教や医学に基づいた作者の考えが書かれている。

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    2025年06月15日
  • バカの壁

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    始めの方は面白かったけど、後半に向かうにつれ思想強めな感じに…。
    途中で、家事は女性がやるものといった文章、さらにちょっと女性をバカにしたような文章があって、この年代の男性ならある程度仕方ないと思いつつもその辺りは不愉快だった。

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    2025年06月14日
  • ものがわかるということ

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    読み終わって、わかったような、わからないような、だけど、確かに得るものがある本だった。

    頭と身体、両方で経験して、はじめて"わかる"ということ。それから、人工と自然のバランス。

    現代人は("東京の人は"かな、いや、"私は"かも)、あまりに"頭"、"人工"の割合が大きすぎる。
    体を使うこと、自然を感じることが私には少なすぎることに気づいた。

    体得すること、回り道すること、時間をかけることの大事さを考えさせてくれた。
    普段は効率やコスパばかり考えるけれど、それだけで良いのか、この事はあえてもっ

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    2025年06月11日
  • わからないので面白い 僕はこんなふうに考えてきた

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    本書は、1996〜2007年に連載されたエッセイから抜粋されたものであるため、取り上げられている話題が些か古いが、思考にフォーカスすれば、それも関係ないということか。
    と思ったら、あとがきで養老先生は「この連載が終わってから、私の考え方はかなり変わったと思う」と言っちゃってる。
    どうしても難しく、理解が困難なところはあるものの、いくつかのフレーズには刺さるものもあった。

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    2025年06月03日
  • バカの壁

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    Audibleにて
    連日、深い睡眠についてしまい、3夜くらい回しました。結構攻撃的な文章の作りだった気がします笑
    誰かをバカにしてるんじゃなくて、自分の思い込みとか、世界との壁の話なんだなって。『バカの壁』ってのは自分が理解できないものを、そもそも見ようともしないってこと。そりゃあるよ。
    なんだか、先生の当時の世論に対する批判的な考えも多かったので、これ書いてる人がこれなんだって、ちょっとした矛盾を感じはしましたね。

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    2025年06月01日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    地球とはただの「住処」ではない。養老孟司とヤマザキマリの対話はこの惑星に「暮らす」とは何かを根源から問いかける。自然と人間のあいだに境界線を引くことの無意味さ。虫も菌も異文化も他者も複雑であるがゆえに豊かだとふたりは語る。便利さを追い求める現代の生活はときにこの星の複雑さを「面倒」と感じてしまう。しかしその面倒こそが私たちを育て考えさせる。地球に生きるとは理解できないものと共にあること。共感ではなく共存の覚悟が求められる。単純化された世界より複雑で手間のかかる日常のほうがずっと人間らしいのかもしれない。

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    2025年06月01日
  • 絵になる子育てなんかない

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    偏りがある思想だなあ、と思いつつ、
    偏りがなければ思想ではないとも思う。
    子育てだけではなく、社会全体を論じている本。

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    2025年05月29日
  • わからないので面白い 僕はこんなふうに考えてきた

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    都市化、意識や言葉…では語れない物事を忘れないで生きる
    泥臭く身体を使う事。
    本来の生き物としての勘とか感覚を。

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    2025年05月17日
  • ものがわかるということ

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    わかる話もあれば、わからない話もあった。
    最近、脳科学に関する本を読んだ身としては、そこで得た脳科学の知見に対しても別の視点をもたらしてくれた。著者は解剖学者だが、ものごとを考える視点は哲学的。だから言っていることがわかる部分もあれば、何を言いたいのかわからない部分もあれば、言いたいことはわかっても同意できない部分も…。
    けれど最近読んだ本は「わかる」ものが多かったため、わからない部分が残る読書体験は久しぶりで、興味深かった。また数年後読んでみたら、わかる部分やわからない部分が変わっているのだろう。

    一つわかったこととしては新たな視点を得ると、世界がこれまでと違って見えるということ。
    悩んだ

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    2025年05月17日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さんの、猫との過ごし方の話。
    猫が人生に与えてるものとか、変わったこととか、作品への影響とか、質問形式で答えて下さり、かつエッセイとかでも表現してくれたり、かわいい写真も沢山載ってたりん。
    もう、可愛すぎるんんんんんฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2025年05月12日
  • 脳は耳で感動する

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    養老先生と音楽家の久石氏との対談本。養老先生が音楽とどのように向き合うのか?先生らしく耳と脳、聴覚、に結びつけて解説されていました。

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    2025年04月27日
  • 養老先生、がんになる

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     心筋梗塞から4年、養老先生87歳…。背中の痛みと娘の暁花さんのすすめもあって受診したところ、肺がんが見つかります。差し迫った虫供養法要に参加したい思いを伝えたうえで、抗がん剤治療を受けられます。

     やっぱり、どこか達観してらっしゃる様子が印象的です。死ぬときは死ぬんだから…みたいな感じ、逆に養老先生の教え子で現在は主治医ともいうべき中川先生は、養老先生はいつも絶妙なタイミングで受診されとおっしゃってます。養老先生ももう、高齢ですしね…、でもまだまだやりたいことはあるんですよね!これからもお気をつけて、過ごしてほしいと思いました。

     で、やっぱり「まる」のこと、ユニクロチャリティTシャツプ

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    2025年04月24日
  • 養老先生、再び病院へ行く

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     あの養老先生が再び病院へ行きましたって…!まぁ、前作からも、医療システムに自らが取り込まれるのがイヤと、なるべく医療とは距離をおいていきたい、1週間様子をみて体調が変わらず悪いようなら受診するとおっしゃってましたからね!でも、今回の受診は、中川先生の顔を建てるために受診したような感じです。

     ヘモグロビンA1c が、養老先生の年齢と同じ8.4って(゚д゚)!でも、16時間断食を実践することで数値に改善がみられたらしいです。16時間の断食って…私には無理だなぁ!!適度な運動と、過食を控える…といっても、普段から虫の採集で動いているし、過食なんか年取ってからできないし…といった理由かららしいで

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    2025年04月24日