養老孟司のレビュー一覧

  • 脳の見方

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    唯脳論以前の、そして唯脳論に至る雑文集。「馬鹿の壁」と云う言葉もすでに登場している。学問の本質、脳化していく社会など面白いテーマが盛り沢山。

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    2009年10月07日
  • 超バカの壁

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    ネタバレ

    『バカの壁』を読み終えたときよりも、『超バカの壁』を読み終えたときの方が、自分がいかに一元論的な考えをしていたかを感じた。

    私は最近本を読むときに、何か一つの正しい答えを探していたように思う。科学や学術決められた「ああすればこうなる」を求めて。だが本書を通して、必ずしも一つの答えにたどり着く必要はないと感じた。

    また、仕事について書かれた次の文章が印象に残った。
    「仕事というのは、社会に空いた穴です。(省略)自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないという

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    2026年06月16日
  • やさしい『唯脳論』

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    バカの壁でおなじみ、養老センセイと、楳図かずおさんの対談。いつやったんだろうと思ったら、1996年発行の対談が底本とのこと。30年も前!まだ私も学生の頃だ!
    これは、その頃に読んでいたらまた面白かっただろうし、その後、社会に出てむにゃむにゃした時の考え方のヒントになったかもしれないな、と思える本でした。

    対談形式なのと、養老センセイが専門用語をあまり使わず説明してくれるので、ついスイスイ読んでしまう。
    で、楳図かずおさんが的外れな例えをしたり、それってどういうこと?と聞き返したりして養老センセイが再説明するのを読んで、ふむふむ、と。
    一回じゃ理解できません。

    第六章「社会は《脳》である」が

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    2026年06月10日
  • 養老孟司の旅する脳

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    3ページくらいのエッセー集のような構成なのでサラリと読みやすいが含蓄もあり。

    養老先生が退官されるとき、同僚に「よく不安になりませんね」と言われて返した台詞が好きだ。
    「先生はいつなんの病気で死ぬかわからないでしょう。今のままでよく不安になりませんね」。

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    2026年06月04日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

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    特徴のある人といえばこのふたりほど変わった人はいない。振り幅、柔軟さ、表現力がすごいふたりの生き方に憧れます。
    「人間は見たいものしか見たがらない、というのはカエサルの至言」

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    2026年06月01日
  • バカの壁

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    全ての主張を納得できたわけではないけど、自分の中に残るフレーズや、考え方は多かった。

    自分を変わるもの
    情報を変わらないもの
    として認識すると言うスタート地点

    集団の中で個性を伸ばしていくと言う考え方ではなく、元々全くの別人同士である集団から、共通点を見出していく考え方

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    2026年06月01日
  • こう考えると、うまくいく。~脳化社会の歩き方~

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    都市社会に目を向けた人類の成功談、うまくいった話しを並べた本ではない。むしろ、人は思い通りにならぬ存在だと認めるところから始まる。効率ばかりを追う社会で、虫や自然に目を向ける氏の視線は、忘れられた身体感覚を呼び戻す。便利さに囲まれた時代ほど、立ち止まり、自分の頭で考えることが必要なのだと気づかされる。

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    2026年05月27日
  • バカの壁

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    一元論と二元論
    一神教と多神教

    人は変わる
    100%正しいのことはない

    バカは壁の中で生きる
    外側を見ないし、外側があることを知らない

    崖を登ろうとする人生

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    2026年05月27日
  • バカの壁

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    物事の本質を見抜く人だから、一般人では気づかないところに目がいって大変なんだろうな。知識の幅も広いため、いろんな方面へ広く伸びながら結構な火力で自分の考えを述べていた。

    おじさんが特定の団体や人物を名指しでのびのびディスるスタイルは、なんとなく吉本隆明さんを思い出す。ただのディスりだけでなく、抽象度高めで興味深い視点もある。しかし、家電製品の普及による女性の家事負担軽減で「暇になっただろ」発言は、2003年発行とはいえ、ちょっと価値観を更新できていないような気がした。

    この本だけでは養老孟司さんの良さを知ることはできないと思うので、他の本も読んでみる。

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    2026年05月28日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    独身未婚中年男性の自分が読んでみました。

    テレビなどで見る、養老先生のお話は好きなのですが、この本に関していえば、う~ん、決して悪い意味ではないのですが、毒にも薬にもならない感じ。
    子どもを取り巻く環境などは、自分としては養老先生の仰るとおりであるとは思うのですが、現実日本社会ではもうそういう子育てはできない気がします。なので、一回日本は滅びるしかないのかなと・・・。

    おそらく、大正生まれぐらいの人たちまでは、一生の間に価値観が大きく変わるということはこれまでの人類史でもほぼなかったはずなのですが(敗戦体験は例外)、昭和生まれ以降はもう、人生の間に価値観が変わっておかしくない世の中になりま

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    2026年05月26日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    登山アプリYAMAPの創業者春山慶彦と養老孟司、中村桂子、池澤夏樹との対談集。タイトルには子どもとあるが、教育的な話はそこまで登場せず、どちらかというと大人に向けて、SDGsとか謳うなら都会で会議するより自然と繋がりを持て、と言っているような本。養老孟司や岡潔などを良く読むという春山慶彦の志向性と自分の志向性が似ているので首肯できる部分は大いにあり、紹介された本(貝原益軒や星野道夫など)も読んでみたいと思わせるが、ざっくばらんに自由に語った言葉というより少し対話の相手に遠慮した、綺麗にまとめられた対談という部分が惜しいところ。

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    2026年05月23日
  • バカの壁

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    「バカの壁」は誰しも持っている。

    2003年に書かれた本で、若干古い価値観なのは否めない。
    ただ「バカの壁」というのは誰もが持っているというのは頷ける。
    興味関心がなければ、どのようなことからも学べない。
    逆に言えば興味関心を持てばどのようなことも学べるし、楽しい。
    合わせて読むなら『暇と退屈の倫理学』と『夢を叶えるために脳はある』がおすすめ。

    「理解した」と思うと、それ以上を吸収しようとしない。

    個人的には第二章の脳の中の係数のお話が面白かった。なんかしらの入力があって、出力がある。その係数が0であれば何も起きない(興味がない状態)
    係数が大きく、仮にマイナスでも絶対値が大きければ出力

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    2026年05月14日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    先月明石にデモに行った際、購入。
    アインシュタインとフロイトの戦争についての往復書簡。
    世界大戦前に企画で交わされ、日本では発表されることがなかったという物らしい。
    2人ともユダヤ系で後に亡命しているのだということも知った。解決法が書かれているわけではないが、
    こうなってしまった現代から、申し訳なく思いながら読んだ。

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    2026年05月13日
  • 養老先生、病院へ行く(新潮文庫)

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    養老先生がご病気されていたなんて!
    それにしても優しいお顔になられたなと思いました。
    全体としては面白いわけではないですが、医療に対して養老先生の解釈を得られる本です。
    プロローグが1番惹きつけられた。
    「現代の医療をどう思うかと何度か訊かれたように思うけれども、その根本を考えたいとしばらくの間思っていた。でもなんだか面倒くさくなってきた。
    一番のもとにあるのは、統計というものをどう考えるかという点である。
    社会全体もそうだが、現代の医学は統計が優越している。統計は数字で、数字は抽象的である。では抽象でないものとは何か。感覚に直接与えられるもの、「遺言。」ではそれを感覚所与と書いた。『遺言。』

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    2026年05月21日
  • 男女の壁

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    分かったような分からなかったような、、、
    養老先生から「分かるでしょ?」とおっしゃる度になんとなく分かったような気で返事をする辺りの阿川さんの気持ちはよく分かった(笑

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    2026年05月01日
  • 歳を取るのも悪くない

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    本書の最大の特徴は、老いをめぐる議論が単なる高齢者問題にとどまらず、「人間とは何か」「社会とは何を価値とするのか」という根源的な問いへと拡張されている点にある。養老は、「脳化社会」というキーワードを背景に、現代人が身体性を軽視し、合理性や効率性ばかりを追求する傾向を批判する。老いとは、そのような価値観に対する自然からの「抵抗」であり、身体の変化を通じて人間が本来持っていた不確実性や非効率性を取り戻す契機であるという。老いを「衰え」とのみ捉える視点に対し、むしろそれを人間存在の不可避な相として肯定し、その受容こそが大切であると論じる。

    この視点は、本書の随所に現れる「変化」の思想と密接に結びつ

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    2026年04月19日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    薄い。全111ページ。本文(p.9~55)と解説(解説Ⅰ・Ⅱ合わせてp.61~111)で、文量がほぼ同じ(解説のほうが若干長いか)。解説は養老孟司と斎藤環。この本の著者名としては名がないが、これは養老・斎藤も著者と言っていいくらいだと思う(ので、本投稿のタグには二人の名前を追加した。私の中では著者扱い)。
    ともにドイツに住んでいたユダヤ人である(後に二人とも亡命することになる)物理学者・アインシュタインと心理学者・フロイトとの間の“戦争”を巡る往復書簡。アインシュタインからの問いに対するフロイトの答えは、最後のほうにある一文「文化の発展を促せば、戦争の終焉へ向けて歩み出すことができる!」(p.

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    2026年04月05日
  • バカの壁

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    文武両道の本質を理解することができたような気がします。脳で理解したことを出力できる身体づくりに努めたいと思います。

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    2026年04月04日
  • 人生の壁(新潮新書)

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    軽く生きることを心がけてみたら、と小見出しがあるが、その前の前には、
    コスパを追求して何になるのか、
    大切なのは、精一杯いきること、本気で生きることとも書いてある。
    どちらも、必要だと思う。

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    2026年03月27日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

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    東大生ってテレビで見る人
    変わった人って思ってた
    けど、東大に入るまでのプロセスがいい経験になったというところがおもしろかった
    賢い人には変わりないけど、考えを持って努力した人 なんかステキだった
    あとがきもよかったし
    嫌いなことをやらないためにはどうしたらいいか も確かにねと思った

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    2026年03月26日