あらすじ
「ゲームがやめられない」等、子どもの素朴で切実な相談に脳の仕組みを繙(ひもと)きつつ養老先生が的確にアドバイス! 子を持つ親も必読書!
子どもの質問ってずいぶんおもしろいですよね。笑って答えるのと、怒って答えるのと半々ぐらいでした。子どもの質問に怒っちゃいけませんが、子ども自体に怒るよりは、子どもをそうしちゃったおとなに怒ってるんですよね。まったく、なんという常識つけてんだって、てね。―本書「あとがき」より―
※本書は2011年、イーストプレスより復刻刊行された『バカなおとなにならない脳』を大幅に改訂し、文庫化したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バカの壁が流行ったから調子に乗って続き物を出したのかと思いきやバカの壁から15年後の本でした。子供の質問に答えていく形なのですが結構偏見が入っているなと思いました。無理やりだなと感じたのは頭がいい人と悪い人は正規分布に従うから頭が悪い両親からは頭が良い子供が生まれるという話でした。メンデル全力無視。
Posted by ブクログ
子供の質問に、養老孟司さんが答える形式で、
○バカって治るんですか?
○寝ないとバカになるって本当ですか?
○どうしたらバカなおとなにならないか?
○努力はムダだと思いますか?
○子どもの脳、どうしてキレやすいんですか?
○死体って、怖くないんですか?
について、解説している本。
子どもへの回答なのに、容赦なく、たまにはちょっと厳しすぎない?と感じるくらい、ストレート。
大人に尋ねると、曖昧にされそうな質問にもきちんと答えていて、子どもに接する態度として、こういうのもありだな、と思った。
Posted by ブクログ
下記、あくまで個人の意見です。
一言で現すのは良くありませんが、養老さんは「昔は良くて今は駄目」という考え方なのだな、と感じました。
養老さん著書の「解剖学教室へようこそ」が面白くて大好きだったのですが、今回はあの時のわくわくさが感じられませんでした。内容が全く違うので、比べられるものではないのかもしれませんが。