養老孟司のレビュー一覧

  • 子どもが心配 人として大事な三つの力

    Posted by ブクログ

    養老孟司は好きです
    すごく読みたかった本

    でもいまいちスッキリしなかった

    その線の一流の方かもしれないけど、もうちょか情緒的に子どもを取り扱ってほしいなーと思ってしまった
    研究対象のような…
    そういう目線も大切なのかもしれないけど、医学やAIが発達しても子どもは幸せになっていないから

    養老孟司が子どもの事を大切に思ってくれているのはわかる

    0
    2023年06月24日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

    Posted by ブクログ

    2038年 南海トラフ地震発生!
    危機は確かに目前だが、お気楽に大都市圏集中の投資を人口減少下でも続けている。
    里山資本主義に立ち返り、地方で豊かに暮らす選択をした人だけが生き残れるかもしれない。

    0
    2023年06月06日
  • 死の壁

    Posted by ブクログ

    著者は、現代の多くの人は生者と死者を別物、同じ共同体の仲間かそれ以外であるように考えている、と主張するが、自分は特にそう考えていなかったことに気付かされた。
    というか、死というものがいかんせん身近な者でないため、意識の上ることすら少ない。
    これまでの半生で恩師や祖父や同級生が亡くなったこともあったし、自分は介護職をしていたことから第一発見者になったり、長年介護していた利用者様が亡くなったりしたケースも経験はしている。
    が、やはり事故や災害、戦争における死は身近であるはずなのに隠蔽されていて、接することがない。

    精神に対する負荷を下げるためということは分かるが、生物としての実感がどこか薄れてし

    0
    2023年06月06日
  • 養老先生、病院へ行く

    Posted by ブクログ

    猫には現在しかありません。未来のことは
    一切考えません。だから自分の死についても考えません。一瞬一瞬を生きているのが、猫なのです。
    と、養老先生。


    なんだか調子が悪い、理由もわからず体重が10キロ以上減って26年ぶりに東大病院を受診した養老先生、検査の後天ぷらでも食べようか、と話していたのに、そのまま心臓カテーテル治療からICUと痛くない心筋梗塞だった養老先生。

    データばかり見ている現在医療にチクリチクリと養老先生。

    教え子であり、主治医である中川先生。
    ご自身もガンの治療をされているので、健康診断とガン検診は受けてほしいと、男性は3人に1人、女性は2人に1人が生涯何らかのがんにかかり

    0
    2023年05月18日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

    Posted by ブクログ

    視野が狭くなっている状態での、世間とのズレは、自分の存在を過小評価してしまい、視野が広くなっている状態での世間とのズレは、貴重な価値観となり、強みへと変化する。その上で、養老さんが言っている、田舎と都会の二つの軸を持つ事は、世間とのズレが、人間にとって美しいものとなる。

    0
    2023年05月09日
  • 養老先生、再び病院へ行く

    Posted by ブクログ

    病院とは距離を置く、基本的には、この考えには賛成。
    先生のような方は貴重な存在。もうしばらく長生きして、
    世の中に警鐘を鳴らし続けてください。

    0
    2023年04月27日
  • 「自分」の壁

    Posted by ブクログ

    自分と自分以外を分ける境界線。

    自分の口の中にある唾液は汚いと思わないのに、自分から離れた瞬間、少し汚いと感じてしまう。
    その理由が少しわかった気がした

    0
    2023年04月25日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

    Posted by ブクログ

    それぞれ超一級の専門家、アインシュタインとフロイトとの
    一回きりの往復書簡で、戦争に走る人間のサガを解剖する。
    しかし、年代は第一次世界大戦後、第二次世界大戦前の1932年。
    この冊子が再編されたのが2016年、まさかの2022年~2023年の今
    「ロシアが戦争をしかける」にヒントがあるのかどうか、ご名答とは言えないわ。

    0
    2023年04月24日
  • ヒトの壁(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    前半しっかり読んでましたが途中読み飛ばして猫のまるを読みました。猫の姿と人生観をシンクロさせてるところが心に残りました。

    0
    2023年04月01日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人間の身体は60兆の細胞から。40年人体の勉強をしてきたけど、わかるわけがない。薬飲んで、その成分がどこに行き、どう効くかなんて誰にもわからない。わかるわけがない。昆虫愛好家のお二人、養老孟司さんとヤマザキマリさんの対談です。ありとあらゆるテーマについてw。「地球、この複雑な惑星に暮らすこと」、2022.5発行。①昆虫は、犬や猫と違って、一切合切の意志の疎通ができない。人間の存在など全く慮らない。②人間は猫の言いなり。猫は犬を超えたw。猫は地球で最大の支配力を持った生き物(^-^)

    0
    2023年02月21日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

    Posted by ブクログ

    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」を書籍化した作品。

    角田 光代・吉田 修一・村山 由佳 ・柚月 裕子・保坂 和志・養老 孟司
    6人の作家さんの愛猫の写真、エッセイ、小説が綴られている。

    オールカラーなので写真だけでも十分見応えあり。

    あくびをしている顔、ドアの隙間から様子を窺う顔、背中に文房具を置かれてもへっちゃらな様子、人間のように見えるへんてこな格好、どれもほのぼのとしていてクスっと笑える。

    お気に入りは148ページ下段の養老さんのまるの写真。

    猫愛に溢れた1冊で読み終わると、きっと猫が飼いたくなる。

    0
    2023年02月14日
  • 養老先生、病院へ行く

    Posted by ブクログ

    病院嫌いの養老先生が病院に行った経緯や考え方が、書かれている。ガイドライン重視の現代医療と、個々の患者の歴史や考え方を尊重する医療との狭間で揺れる、主治医の中川先生の言葉も興味深い。終盤、ヤマザキマリとの鼎談は面白かった。

    0
    2023年02月10日
  • 死の壁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     「バカの壁」に続く第2弾。養老孟司「死の壁」、2004.4発行。この本は、難しかったです。経験していないことは教えられない ということを改めて認識しました。次の2つは、よくわかりました。人間の死亡率は100%。そして、死んだら二度と生き返らない。

    0
    2023年01月30日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

      私は80歳、何を言っても遺言、写真を撮れば遺影。まる(スコティッシュフォールド)も15歳過ぎ。お互い立派な老後。役立たず? それでけっこう。養老孟司さん、よく聴くのは「青年日本の歌」(昭和維新の歌)だそうです。私と同じですw。「猫も老人も、役立たずでけっこう」、2018.11発行。日本の犬と猫の数は人口の六分の一。猫は犬と違って社会性がないので、自分と他者を比較することがない。私は、人の生き様は参考にしますが、猫と同じく、他人との比較はあまりしないので、社会性に欠けてるかもしれませんw。

    0
    2023年01月29日
  • 死の壁

    Posted by ブクログ

    ハエを殺すことはいともたやすい。ただし、ハエを作り出すことはロケットを作る時代になっても難しい。そして、また死はメンバーシップからの脱会ともいう。解剖学者としてみた、そして自分の親より上の世代の先輩としての死生観が伺えた。
    遠ざけたいけど、誰しも迎えるもの。悩み立ち止まっても仕方ないけど、ときに思い出して見るべきときというのは同意!あまり考えたくないのが本音ではあるけれど。

    0
    2023年01月28日
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

    Posted by ブクログ

    共通の趣味である虫の話から、mRNAワクチンの影響、生活環境を殺菌してしまうと免疫系が訓練不足でアレルギーが増える、医者にかかると寿命が縮まる、暗号を全部解読したことがナチにバレないように住民を避難させず犠牲にしたコヴェントリーの空襲の秘話等々、現代社会の虚実と危うさを多角的縦横無尽に語り合う二人の博識に感服させられる。

    0
    2023年01月26日
  • 虫とゴリラ

    Posted by ブクログ

     虫の養老先生、ゴリラの山極先生の対談。
     お二人の頭の中から溢れてくる知識、言葉が興味深かった。
     違う土地から移植した木の周りには、その移植したところにいた虫がついてくる、とは考えてみたら当たり前なのだが、そこに思いがいかない。それだから無知な自然破壊をしてしまうのだな、と納得した。

    0
    2023年01月17日
  • 歳を取るのも悪くない

    Posted by ブクログ

    まさに、タイトルのとおり。
    だんだん年を重ねるのが楽しみに思える。
    自分の感情と向き合って、変に怒ったりしなくなりそう。
    自分の人生を操縦するのは自分。

    0
    2023年01月15日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

    Posted by ブクログ

     養老孟司さんと伊集院光さんの対談本です。
     いつも聞いているピーター・バラカンさんのpodcastの番組で伊集院さんがゲスト出演したとき紹介していたので気になって手に取ってみました。
     昨今の新型コロナ禍に対する日本人の行動様式を語る際、“同調圧力”とか“世間”といった言葉を目にすることが多くなりましたね。そのわが国において隠然たる影響力を持つ“世間”との折り合いのつけ方を、まさに世間とのズレを自覚している養老さん伊集院さんのお二人が語り合った本です。

    0
    2023年01月05日
  • 養老先生、病院へ行く

    Posted by ブクログ

    師弟+ヤマザキマリさんの鼎談、面白かったです。
    治療方法(そもそも治療するかどうかの判断も)の選択は素人には難しいですが、新型コロナの流行を機に医療の在り方や関わり方が変わってくるのかもしれません。
    患者側にも知識と覚悟が必要で、なかなか養老先生みたいに達観できないだろうなあ。

    0
    2023年01月01日