養老孟司のレビュー一覧
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わかる話もあれば、わからない話もあった。
最近、脳科学に関する本を読んだ身としては、そこで得た脳科学の知見に対しても別の視点をもたらしてくれた。著者は解剖学者だが、ものごとを考える視点は哲学的。だから言っていることがわかる部分もあれば、何を言いたいのかわからない部分もあれば、言いたいことはわかっても同意できない部分も…。
けれど最近読んだ本は「わかる」ものが多かったため、わからない部分が残る読書体験は久しぶりで、興味深かった。また数年後読んでみたら、わかる部分やわからない部分が変わっているのだろう。
一つわかったこととしては新たな視点を得ると、世界がこれまでと違って見えるということ。
悩んだ -
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心筋梗塞から4年、養老先生87歳…。背中の痛みと娘の暁花さんのすすめもあって受診したところ、肺がんが見つかります。差し迫った虫供養法要に参加したい思いを伝えたうえで、抗がん剤治療を受けられます。
やっぱり、どこか達観してらっしゃる様子が印象的です。死ぬときは死ぬんだから…みたいな感じ、逆に養老先生の教え子で現在は主治医ともいうべき中川先生は、養老先生はいつも絶妙なタイミングで受診されとおっしゃってます。養老先生ももう、高齢ですしね…、でもまだまだやりたいことはあるんですよね!これからもお気をつけて、過ごしてほしいと思いました。
で、やっぱり「まる」のこと、ユニクロチャリティTシャツプ -
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あの養老先生が再び病院へ行きましたって…!まぁ、前作からも、医療システムに自らが取り込まれるのがイヤと、なるべく医療とは距離をおいていきたい、1週間様子をみて体調が変わらず悪いようなら受診するとおっしゃってましたからね!でも、今回の受診は、中川先生の顔を建てるために受診したような感じです。
ヘモグロビンA1c が、養老先生の年齢と同じ8.4って(゚д゚)!でも、16時間断食を実践することで数値に改善がみられたらしいです。16時間の断食って…私には無理だなぁ!!適度な運動と、過食を控える…といっても、普段から虫の採集で動いているし、過食なんか年取ってからできないし…といった理由かららしいで -
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養老先生のことを、もっと知ってみようと思った私が手にしたのがこの作品です。養老孟司先生は、1937年生まれ…お元気ですよね!東大医学部卒で医師免許を得るも臨床の経験はなく解剖学の分野で活躍されたらしいです。実は、生物学にも精通され、虫の分野ではスゴイ方だったんですね…。
という、養老先生ですが、医者嫌い…50代後半で受診して以降、検査も受診もされていなかったけど、なんだか調子が悪い、そういえば体重も昨年から比べて15㎏も減ったと、26年ぶりに病院に受診されます。そこで、かつての教え子だった中川先生から、心筋梗塞であるとの診断を受けて入院することになってしまいます。
最低限の治療をして -
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明治維新後の日本史を紐解きながら、日本社会のさまざまな矛盾を指摘して、現代社会の「生きづらさ」の原因に迫る対談集。
天皇・戦争・憲法などのトピックは、学校の授業で「歴史はこういうものだ」と習って、機械的に「そういうものだ」と覚えたため、議論することも無ければ、問題にすら感じていなかった。そのため、私はいろいろな矛盾に気づくことができない。また、複雑に絡み合う事情に正面から向き合う知力が無いので、何となく「生きづらさ」だけを感じてしまうのだろうか。一方で、単純化して発信されるような情報に飛びつきやすい(イチイチ反応しやすい)のかも知れない。
教養があり、ウィットに富んでいる3人の対談がスピード感