養老孟司のレビュー一覧

  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    とりあえずYAMAPをインストールした。
    妊娠中に読むと将来どんな教育の場を作るか、提供するか考えちゃうな

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    2024年07月25日
  • 時間をかけて考える 養老先生の読書論

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    毎日新聞に掲載した読書欄に掲載された読書論をまとめて一冊の本にしたもの。

    最近の養老孟司さんの本だけど、2009年頃のものもある。

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    2024年06月05日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    贈呈された本で課題として読みはじめたが、対談形式で読みやすく話も面白かった。

    が、表題が適当かというと微妙なところ。

    養老氏との対談こそ幼少期の自然とのかかわりと大切さを主眼において話されてるが、他2人に関してはどちらかというと自然と人間というテーマになっていてこどもは関係ない。

    あ、これネタバレになっちゃうかな。

    ただまぁ自分ではこの話題を手に取って購入はしないだろうから知見を広めるという意味では大変有り難かった。

    本文に出てくる引用図書も何冊か気になったのでいつか読んでみようかな。

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    2024年06月04日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    歴史をエネルギーなどの観点から紐解く話は面白い。と思ったら『日本史の謎は「地形」で解ける』の竹村氏との対談でした。

    この本はモノから現代社会を語る本です。

    例えばヒトラーがソ連に侵攻したのは思想の問題ではく、「石油がたりなかったから」日本は自分たちの存在のベースになっているモノ、存在を支えているモノは何なのだろうという科学的・客観的な判断能力がなかった。軍人は成功すれば爵位がもらえるから戦争思考になるけど、油のことを気にしていたら戦争は起きなかったかも。そんな話。

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    2024年06月04日
  • 超バカの壁

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    隙間時間に読む本が欲しくて、新書界の金字塔に手を伸ばした訳だが、「バカの壁」を飛ばして「超バカ」から入ったのは、若者、男女、子供、お金などテーマが具体的だから。

    予想以上に、歯に衣着せぬもの言いで、スカッとする。「日本人ってこうだったよねー」(うんうん)という感じ。
    また、お医者さまなので、男女の違いを染色体から論じたり、人と人との作用を「フェロモンの影響」と分析するあたりが面白く、説得力があった。(特にXY染色体との関連性については、私もぼんやりと疑っていたので、嬉しかった)

    ただ、やっぱりお説教臭さもある 笑
    あと、阪神淡路大震災による心の傷(トラウマ)に対して、「戦争と違って、自然災

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    2025年01月17日
  • 世間とズレちゃうのはしょうがない

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    解剖学者の養老孟司氏と元落語家の伊集院光氏の世間とのズレをテーマにした対談を元にした本。
    お二人の世間との独特の向き合い方・距離のとり方、かつ両者の世間とのズレに対する視線はある意味逆向きというのが面白い。視点の持ち方次第で、同じもの・ことも見え方が変わる。○でも✕でもない△的な見方で、人生を楽にするヒントとなる1冊。

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    2024年05月12日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    「マリウポリの20日間」というドキュメンタリーを見て、恐れなのか怒りなのかわからない感情に心が震え、なぜ人間は戦争をするのか…と心底疑問に思い手に取った一冊。
    100年近く前のアインシュタインとフロイトの書簡は興味深く、確かに文化の発展によって世界規模の戦争は終焉したように思われる。それでも、局地的に苦しんでいる人がいる事実には胸が痛い。
    解説でハリウッド映画はものを壊すから嫌だという話が出てきて、私も全く同じことを感じていたので驚いた。あらゆるものを破壊してカーチェイスなどをしているが、これを見てテンションぶち上がりしてんのかと思うと、人間の破壊欲動って底知れないな…まあ映画で満たされるなら

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    2024年05月09日
  • こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方

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    表題が「子どもを…」なので、もっと子育て、子どもの成長環境に視点があると思ってしまった。
    対談者の子供時代の話はあるものの、現在に当てはめられる具体的な指標はこの表題に集約されています。
    編著者である春山慶彦さんが、文中で「自分の生業として美しい風景・風土をつくり、人間だけでなく多くの生き物が住みやすい環境を次の世代に引き継いでいきたい」と、語っている事、ココを共有したい。

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    2024年05月05日
  • AIの壁 人間の知性を問いなおす

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    2020年発刊であるが、2019~2023年頃までの間に生成AIが爆発的に進化・浸透したため早くも既に時代遅れの感がある。

    4人の専門家との対談本だが、さほどケミストリーが起きていない。
    お互いを尊重し、それぞれの主張をしているが、お互いの情報と主張を出し合っておしまいになっている印象。

    養老孟子の主張は過去の著作から一貫していて、身体性が重要、脳化(=情報)社会に偏るのは不適切というのが主軸にある。

    AIに関しても物によっては使えばいいと受け入れてはいるが、諦念の様相が強く、基本的にはAIもロボットも自動運転車も自分とは関係ないし不要だし勘弁してくれ、といった旨の発言が多い。
    必要性と

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    2024年05月05日
  • 老い方、死に方

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    対談 中になっている
    オーディオブックにすればいいんじゃないかと思うのだ
    タイトルから予想できるのとちょっと違う感じの内容だった
    深刻な内容だと 予想したが ⇒面白かった
    誰も皆 伊達に生きてるっていうことじゃなかった

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    2024年04月29日
  • 形を読む 生物の形態をめぐって

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    著者の単行本としては最初の著作を文庫化したものです。東京大学の解剖学教室に勤めていた著者が、「科学とはなにか」「形とはなにか」「解剖学とはなにか」といった問いについて考察するなかではぐくまれた思想が提示されています。

    科学的客観性を信奉するひとは、科学的探求活動をおこなっているのが「自分」であるということを、しばしば忘却していると著者は指摘します。そして、「自分」と「自然」の両方があって科学という営みが成立することを、著者の専門である解剖学から例を引きつつ説明しています。著者が紹介しているのは、解剖学における四つの説明のしかたで、機械論的説明、機能による説明、発生による説明、進化による説明で

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    2024年04月19日
  • 死の壁

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    なぜ殺してはいけないか、に対して、殺された生物というシステムを再構築できないから、という回答は解剖学者ならではの考え方だなぁと思った。そんな事は思いつかない。
    死というのが、日本では世間というグループからの離脱というのも面白い考えだなと思った。
    著者の考えが正しいわけではないし、戦争とか外交に関する箇所など暴論だと思うところもあったが、ようは生死や戦争など世間一般で唱えられている考え方から一歩離れて、自分なりに経験などをもとに考察することが大切だと気付かされた。

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    2024年04月18日
  • ヒトの幸福とはなにか

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    2003年以降に発表されたものをまとめたものだ。

    ピックアップして興味のある頃をまず読んだ。

    156ページに 落語と私 私と落語 と題した文章がある。

    もといぬ 元犬かな。
    録画したものにあった様な。
    あとで聞いてみよう。

    桂枝雀の枕に感心していた
    と言うくだりは納得できる。

    今もって一番好きな落語家は桂枝雀だ。

    桂宮治が桂枝雀のネタを実演したことがあった。
    100年早い気がしないでもなかった。
    でも頑張ってほしい。

    で養老孟司、おすすめの筑摩の文庫版の落語全集、さがしてみよう。

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    2024年04月02日
  • 生きるとはどういうことか

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    養老先生のエッセイ、たまに私の頭では理解不能な内容もありますが、ハッと気付きを頂けるものもあります。感謝

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    2024年04月01日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    すごく良い本なのだろう。けど、難しかった〜。要約して下さいと言われたら、生の欲動、死の欲動しか出てきません笑笑所々私の頭では理解出来ないレベルの概念的な話があった。いつか理解出来るように何度か読み直しチャレンジするつもりです。

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    2024年03月27日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

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    養老さんと藻谷さんの興味深い対話の本。
    直近のテーマなどが取り扱われているが広い視野で語られておりおもしろい。興味深い内容であることに変わりはないが、藻谷さんの主張割合が多く、養老さんの意見は?と勘繰ってしまう

    メモ
    ・見てわからないことは測ってもわからない。測ってわかることは見たらわかる
    ・火山灰は小さいガラスのかけら

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    2024年03月20日
  • 養老先生、再び病院へ行く

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    養老孟司さんの考え方が自分と似ているなと。
    なるべく病院に近づかない!

    病は病院で作られると思ってるから極力行きたくないなんてね?←これは私の勝手な思いだけど
    そう思ってます

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    2024年03月07日
  • 「自分」の壁

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    バカの壁を読んだ後、自分の理解力、読解力不足に凹んだ。こちらの本は自己嫌悪に陥いることなく?読み、納得する部分が多かった。個人的に社会性の中で生きていくことに充足感を感じていた理由が自身の中で腑に落ち、自己理解に繋がった。

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    2024年02月24日
  • 日本の歪み

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    歪みは相対的なものなのか絶対的なものなのかよくわからなくなってしまった。「矛盾」=「歪み」なのか、ただ矛盾を孕んだ状態というのは必ずしも歪みではない気もする。
    この様な批評家的な方々いるのは否定しないものの、全体的に漂うペシミスティックな感じが、自分には合わない気がした。

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    2024年02月23日
  • 死の壁

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    ”死”について多角的な視点から考察されているが、その結論や前提に違和感を感じるものも多い。
    書かれてからしばらくするので変わったものが多いかもしれないが、死に捕らわれることが共同体からの離脱を意味する、というのはもはや共同体がほぼ崩壊している現在ではあまり意味がないような気がする。
    (もちろん、国家としての共同体はあるが…)
    深い洞察力や知性を感じさせる本ではあるので、違和感を覚える自分の方がずれているのかもしれない。

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    2024年02月10日