養老孟司のレビュー一覧

  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    自分は虫捕る子ではなかった。本の中に出てくる昆虫の名前はほとんど姿がイメージできなかった。
    3人の、「昔は良かった。今の人たちは、、、」みたいな感じはしなくもない。でもそれもわからなくもない。自分の生きた時代とは違う環境を生きてきた人の感覚を垣間見れる。でも生物としては同じ人間だし、特に3人は生物に関わることに携わっているわけだから、こその説得力はあった。
    頭でっかちにはならないようにしようと思った。それから自分も地球上に生きる人間という生物であるという謙遜さを持とうと思った。

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    2020年04月28日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

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    ネタバレ

    食事、農業、漁業、林業に携わる、4名の方々との対談。
    でも話は食料・農業分野だけではなく、個と集団の在り方、教育の在り方、生物とは、また全体を通して、社会の移り変わりについて語られている。

    自分と世代が違ったり、成形手段の違う人たちから聴くべき話って、本当にたくさんあるな、と思う。知らなくても生きていけるような時代になったけれど、だからこそ、ちゃんと地に足をつけて生きるためにも、私たちの生命の土台となっている一次産業と呼ばれる職に就く人々から、もっと学ぶ機会を自ら持ち続けたいと思った。

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    2020年04月19日
  • 絵になる子育てなんかない

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    子育て論を期待すると期待外れになると思います。
    第一次産業、身体性などは共感できるけど、温暖化、男性の子育て、専業主婦あたりはちょっとなと思いました。

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    2020年02月10日
  • 超バカの壁

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    「バカの壁」「死の壁」に続く3作目。
    私個人で言うと、養老さんの本はこれで4冊目になります。

    あとがきで著者本人が述べているように、この本は前2作と同じテーマを例題を変えて述べています。「あ、この話聞いたな」ということが何回かありましたが、それでも飽きないというか、考えさせられるなと感じてしまうところが著者の手腕なのだろうと感じました。

    とある知り合いと話している際、「世間の犯罪は男性が多いんだ」ということが話題にのぼり、聞いた当初は(ええっ……そうなのかなぁ?)という感じだったのですが、この本を読んで驚嘆。彼女の言っていたことはある意味正しかったようです。

    男性と女性についての話もそう

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    2020年01月27日
  • 無思想の発見

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    養老孟司流の「日本の(無)思想」論です。

    著者は「あなたが見聞きし、あなたが考えている」すべてが「思想」だと述べています。それらはすべて脳の働きであり、それゆえ脳の働きはすべて「思想」だとする「唯脳論」の基本的な主張をくり返しつつ、日本人は「思想は現実に関係がない」という「思想」、「無思想」という「思想」をもっていると主張します。

    さらに著者は、こうした「無思想」という「思想」の諸相を、歴史や宗教、世間にかんする日本人の考えかたにまで敷衍しながら、西洋や中国の「(有)思想」と日本の「無思想」がさまざまな局面で相互の無理解を引き起こしていることにまで言及しています。

    著者の立場は、解剖学者

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    2024年04月20日
  • 超バカの壁

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    現代で問題視されている問題
    実は昔の方がひどかったのに、なぜか問題視されていない。

    そんな疑問に触れた本

    ステレオタイプの考えを脱却するのが大切だなと感じました。

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    2019年10月09日
  • 京都の壁

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    養老孟司の文章は分かりにくい。
    話が飛ぶ。関連話、あるいは例として出てくるのだろうが、間にもう一つクッションがないと、つながりが分かりにくいのだ。自分の頭の中ではつながりの理屈がちゃんとあるのだろうけど。本当に適切な例なのかということもある。また、取り上げている他の人の言葉や本に一見賛成しているように見えて、実はそうではなく皮肉ではないかと思われることもある。結局、分かる奴だけ分かればいいということだね。
    今回は、気楽に書かれた京都論なので、すごく分かりにくいということはない。さて、わたしなりに内容をまとめよう。
    京都は都市化、合理化されているようでいて、古い共同体が残っていて、隙間がある。そ

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    2019年09月28日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    養老孟司の壁シリーズ本。中堅科学者、ジャーナリストとの対談集。
    サブタイトルは、「理系との対話で人間社会を捉えなおす」。
    理系とは言っても、いろいろなタイプがいる。工学系の人の中には、文系的な人が多い。数学ができること=理系ではない。むしろフィールド系と実験系の分け方の方がしっくりくる。文系は、物事を言葉で切り取るからデジタル的であり、理系の人は論理で通じ合う、、等々、仮想現実、今後に社会の在り方、科学ジャーナリズムについて、いろいろ示唆に富んだ対談で勉強になることが多かったけれど、本の内容自体は、雑多な話題を取り上げる対談なのでまとまりは無い。
    読んでいて気が付いたのは、養老さんはタバコの話

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    2019年09月28日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    ・大御所二人の対談だが、思ったよりくだけた内容。学術的なものではない。
    ・隈さんが養老さんに気を使っている雰囲気が随所にあり。予定調和すぎてつまらなくなっている。
    ・全編「だましだまし」という共通のテーマで流れを作っている。
    ・隈さんはコルビュジエを批判しているような口調だったが、最後に海にちかい小さな小屋に住み、溺死したことに共感していたのはどうなのだろう?

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    2019年09月23日
  • 孟司と誠の 健康生活委員会

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    老人が二人して言いたい放題という感じ。そこが面白いんだけど。生兵法は怪我の元。注意して読む必要がある。もっとも、現代医療も同じくらい疑ってかかった方がよい。例えば、薬を飲んで、副作用で胃が痛いと言ったら、胃薬を出される。そうすると今度は胃薬の副作用が出て、それを抑えるためにまた別の薬を飲まされる。そうやってどんどん薬の量が増えていく。病院と製薬会社の利益で動いてる。そういう例はいくらでもあると思う。医療業界もほかの業界と同じ。あと、テレビでやってる健康法とか、かなりいい加減だと思う。そういう視点で読む分には、役に立つ本だと思う。

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    2019年09月09日
  • 寄り道して考える

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    解剖学者の養老孟司と数学者の森毅氏の対論本です。

    明快な議論で人間社会を論じる養老と、自由闊達な境地に遊ぶ森では、その思索のスタイルに大きなちがいがあるように感じられますが、そうしたちがいを含みながらも、たがいに相手の議論を包み込むようなかたちで議論が運ばれていくところが興味深く感じられました。簡潔に両者のちがいをまとめるならば、養老が「都市化」の限界を内部から批判するのに対して、森はその限界を感性によって飛び越えようとしているといえるでしょうか。

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    2019年08月19日
  • ぼちぼち結論

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    『まともな人』『こまった人』(ともに中公文庫)につづく、著者の時評エッセイをまとめた本です。

    あいかわらずのおもしろさですが、著者のアメリカ論や中国論が、これまでの著者のスタンスからすこし離れて、若干前のめりになっているのではないかという印象もあります。

    それでも、梅田望夫のネット社会についての考えが、虫をながめてきた著者のものの見方にかさなっていくところなど、意外な視点が随所に示されていて、おもしろく読みました。

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    2019年08月09日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    日本のサラリーマン的な非合理性あるある、合成の誤謬などを2人がトーク。
    軽めの雑談。
    ・建築学会は津波の心配をしていなかった。計算できないリスクはないことにするという悪癖のせい。
    ・コンクリート建築をつくりたがるのは計算しやすいから。木造は計算が難しい、経験則の世界。
    ・大きなものを回せば雇用が確保できるというシステムが個人も会社も社会をも飲み込んでしまった。
    ・2人はイエズス会系高校の先輩後輩。

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    2019年06月28日
  • 身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―

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    関連する書籍が気になって仕方ない。。
    知識欲に火をつける一冊になった。
    養老先生の本を読んだのははじめて!

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    2019年06月26日
  • 超バカの壁

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    世界の中の疑問に対しての著者の考えをストレートに表現していて、新たな考え方を得た部分は多かった。論理の展開に強引な所もあるが、そこは議論する場所として、筆者があえて残しているような気がする。

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    2019年06月18日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    角田光代、吉田修一、村山由佳、柚月裕子、保坂和志、養老孟司。今を代表する気鋭の作家たちの猫エッセイ。紙面の半分は可愛い猫ちゃんのフォト。作家らの優しい素顔にも触れられ、ほんわか癒される。人気作家ばかり。仕事に追われ辛くてどうしようもなく苦しい時、その辛いことに全身で向かわなければならない。それがとてつもなくしんどい。そんな時でも猫の存在は、一刹那にせよ難題の直面を忘れさせてくれる。気持ちの逃げ場が心を楽にしてくれる。そういえば自分もワンちゃんに日々救われている。あらためて思い知らされた。

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    2019年06月08日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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     NHKネコメンタリー猫も、杓子も。で養老孟司氏が話されていたとりとめのない話がまとめられている一冊。
    なので、話し言葉で語るように書かれており、するすると読めた。学説的なお話も、経験談も持論も、深い感銘を受けたかと思えば、ちょいちょい挟まれるまるの写真にほっこりしてしまい、最後まで読み終えてみれば、言葉よりもまるの自由で自然な姿ばかりが思い出されてしまう。
    これは紛れもなく猫本であると思った。

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    2019年06月05日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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     サブタイトルは「理系の対話で人間社会をとらえ直す」とあり、養老孟司が4人の理系の研究者や理系出身の記者らと社会や人間や脳の問題についての対談。ちなみに帯には「文系が意識しづらい領域を、四人の理系の知性と語り合う」とある。
     おれが文系なので、こういうタイトルとか帯の文句を読むとほんと文系でスミマセンという、文理のミゾを感じずには入られないが、別にそんな卑屈にならなくても、文系のおれでも読めば面白いし、もっと養老孟司の本を読みたくなった。(というか養老孟司って大学受験で読んだくらい。)だからこんな意地の悪いタイトルにしなくてもいいのに、と思ってみたり。
     それにしても単純に理系のことについてお

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    2019年05月06日
  • 半分生きて、半分死んでいる

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    養老節が心地よい。もう流れる様に書いているんだろうな。言葉で世の中は変えれないから、安心して書いているそうだ。なるほど。

    一般論は具体よりも優越する。その理由は人間にとって楽だから。人は易きにつくもの。現代社会の楽は一般化にある。楽をするとどこかで元がとられる。シッペ返しがくることになる。それは言わないことになっている。楽が出来なくなるからである。

    ほぼ80歳にいたるとはいえ、またそこまで大人になれていない。だからお若いですねぇ、と言われるのかもしれない。要するに社会的な発育不良。大人ってなんなんでしょうね。20歳になったら成人なんですが、自分自身ではいつになっても大人になりきれていない感

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    2019年04月24日
  • 脳の見方

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    見方三部作で二作目の本作品。Ⅴ綺想 の章が養老先生の生活について養老節が炸裂していて面白く読めた。ⅠからⅣは出版当時はどうだったか分からないが、でもそれを考慮しても凡庸な語り口でそれほど面白くないと思う。専門分野では個人的にはⅥの、発生における時間のずれと進化 が面白かった。

    この本で印象に残った箇所は、

    ・原則は一つが望ましいけれども、その原則は言わないので、頑固と言われる
    ・本を読むと馬鹿になる、たくさん読んだ、だから自分は馬鹿である

    というところ。

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    2024年03月01日