養老孟司のレビュー一覧

  • ほんとうの復興

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    2011年9月に岩手県陸前高田市に、ボランティアに行きました。その時、移動中に読もうと思った本です。

    やっと読み終わるw 内容は非常に興味深いのですが、難しいです。生物学者、早稲田大学国際教養学部教授池田清彦さんと、元東大医学部教授養老孟司さんの二人が震災復興について談話を一冊の本にまとめています。

    二人とも非常に博学で、話は原発から生態系まで多岐にわたります。本文は170ページなので、行の電車(新幹線)で読み終わる予定だったのですが、、、、今までかかりましたw なぜって、僕には内容が難しくって、読んでると眠くなるのです。

    原発事故を引き起こしてしまった日本社会、そして世界を痛烈批判さ

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    2012年02月10日
  • 養老孟司の旅する脳

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    『自分を変えることには、弱い人ほど頑なである。』

    エッセイの短篇集。思想の断片をテーマ毎に思考として書き記している。命題はありふれたものであっても、脳という一文字を発端に位置づけることで、どうしてかくも議論性のある話題になるのか。

    個人的に、音楽と理系の話、漫画と日本語の話が、興味深かった。

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    2012年01月22日
  • ぼちぼち結論

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    ネタバレ

    うん、なるほど。という腑に落ちる感覚。
    まっとうに生きてきた筆者の目から見た
    どうも真っ当じゃない現代社会の歪みを
    容赦なく指摘する。

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    2011年12月24日
  • 絵になる子育てなんかない

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    子どもなんかいないけど、面白かったし参考になる。イクメンについては両者意見が分かれていたけど、力強い対談。その他、世論操作の話も。子どもを産んで一人前という世の中に出回っている言葉に対し、「自分の人生の根拠を子どもに求めるのは話が逆立ち。」

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    2011年12月21日
  • 絵になる子育てなんかない

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    対談本ということもあり、読みやすくスラスラよめた。
    とてもためになる!という感じの本ではないけれど、子育てしている人は読んでも損はないと思う。

    こどもは「自然」。本当にそうだ。

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    2011年12月17日
  • 養老孟司の旅する脳

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    氏の考え・生き方を徒然と綴った本。
    読んでいて愉快になる。
    氏がファンタジー好きな点には驚いた。
    ファンタジーとミステリーが好きで、ジェイン・オースティンを気に入っているところが(恐縮ながら)私と似ているなと思った。
    変わった人を自認している彼の考えに共感する部分がある私も変わった人の部類に入るのかも。

    本文中で挙げていたスザンナ・クラークの本(ファンタジー。ジェイン・オースティンのように愉快なユーモアある作品らしい。)を読んでみようと思う。

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    2011年12月01日
  • ほんとうの復興

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    ネタバレ

    チャレンジャーにそんな話があったとは。

    想定外なんてないよね。
    誰かは何かを知ってるよね。

    止めても止められなくて
    問題になってから周りが騒いで
    でも、そんなのわかってたことだってなる。
    たくさんの人が、ほとんどの人がそれを経験してると思う。

    どうして権限のある人しか止められないんだろう。
    どうして権限を持ったら通してしまおうとするんだろう。

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    2011年11月22日
  • 復興の精神

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    もともと雑誌化状況にあった新書界の、311後の加速たるや…。本書は発行2011年6月。
    しかし絶対に全てが緩んでくるはずの半年過ぎにこそ、読んで兜の緒を締めようと、満を持しての(?)トライです。
    筆者9人がそれぞれに挙げた声であれば、その言葉をこそ復興の精神として留めたい!と胸に響いた一節もあれば、この人がこんなに底の浅いことでなんとする?と首をかしげる部分もありましたが。。。そんな感想をもてるのも、今だから、なのだということです。
    「復興の精神」というガッツなタイトルの中で、ひとつ橋本治氏による“病人の視点”は目からウロコでありました。

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    2011年10月26日
  • 復興の精神

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    この度の震災は、「日本人」を強く意識せざるを得ない機会だと感じた。善くも悪くも日本人の一人として背負っていくべきことがある。そう感じた。
    橋本治の箇所が個人的には印象に残る。

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    2011年10月11日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    学者と芸術家の融合♪
    耳で考える、
    って言葉では終わらない内容なので、
    理性派も本能派も読んでみることを
    オススメ♪

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    2011年09月28日
  • からだを読む

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    学校で習うレベルで消化器官について復習。全部まとめてくれた本を探していたのでピッタリの内容でした。丁寧な解説と図を用いてすごく分かりやすいのです。また、同時に話の進め方も秀逸でどんどん引き込まれました。著者自身の考察も興味深くかつ鋭いです。ずっと手元に置いておきたい一冊。

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    2012年09月17日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    現実は人それぞれ。
    あなたの行動に影響するものが、あなたの現実だ。
    個性とは実は身体そのもの(心ではなく)。
    日常生活は何かが「起らないため」の努力で
    埋められている(かつそれは評価されない)。

    私の仕事「品質保証」もトラブルが起こらないように
    することがミッション。
    できて当たり前で評価小。地味。
    問題が起こると大変。
    けど、社会のために大事な仕事。

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    2011年10月01日
  • ぼちぼち結論

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    ネタバレ

    養老孟司氏著。

    「この国はナアナアで、マアマアなのである。」
    「万事は金の世の中、データを取るには金がかかるが、考えるのはタダだから、考えることに価値がなくなったのであろう。」
    「今の子どもたちは、消費者として学校に入ってくる。」

    など、らしい言い回し多数。
    うーんって思わされます。

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    2011年08月21日
  • 読まない力

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     よく読むということは、とりもなおさず、なにを読まないでおくべきか判断するということだ。 読みすぎは逆効果というわけだ。

      現代は意識優先の脳化社会すなわち情報化社会である。だから言葉をあまりに重要視しすぎるし、読みすぎてしまう。読みすぎてしまうから生きにくくなる。なぜなら、人間は意識ではないからである。意識がない時間は人生の3分の1以上あるのだから、意識は人間の一部に過ぎない。そこを履き違えて、意識だけが自分である、そして自分の本質は永遠に変化しえないのだという思い込みが自己を蝕むことになる。

     いつまでたっても変わらないのは情報であって自分ではない。「万物は流転する」とヘラクレイトス

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    2011年08月10日
  • 読まない力

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    まるで内容を覚えていませんが、読めば養老さん的アナロジーがよくわかると思います。

    第二章以降、雑誌で連載していた、
    800字~1000字くらいなのかな、
    短い時事のエッセイをまとめた本でした。
    そのくらいの分量ではたいしたことは
    言えていないんだろうとお思いのあなた!
    無駄のない主張にガツンとやられること請け合いです。

    養老さんって文章が下手なのかなぁ、なんて思い、
    さらに養老さんの理屈は屁理屈めいているなぁと、
    これまで思っていたんだけれど、今回読んでみて、
    それはアナロジーのせいだったんだなぁと、ほんのり理解した。
    文と文のリンクの仕方が、どこか飛んでる感じなのも、
    読みなおしたり、な

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    2025年06月14日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    環境、食料、エネルギーの諸問題の本質から考えてみる本です。

    人類の歴史はエネルギー争奪史…。
    そういうような視点から語られる、環境・食料・エネルギーについて
    お二方と第六章ではもう一人神門善久さんという方をまじえて対談、
    そして鼎談を繰り広げています。
    なかなか気のつかない、問題の根っこの部分をこの人たちはよく
    見据えているなぁという印象。教養が深いです。
    現在の、先進国として確立されたかのように見える日本の行政の
    穴が見えてきます。穴だらけです。そうなのか、まだまだ完成されきっていない
    のだな、この国は、そして世界は、ということが見えてくるし、
    アメリカでも今後を見据えていない感じも見えて

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    2025年06月12日
  • 男の見方 女の見方

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    往復エッセイリレーの本です。いろいろな題材をそれぞれ関連させつつリレーしていきます。養老さんならではの視点があれば、長谷川さんならではの考え方がある。視界を狭めないために読むと良いかもしれない本です。

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    2011年07月04日
  • ほんとうの復興

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    一市民としての意見を集めたという印象。批評家としていくつか重要な視点を提示してはいるが、「ではあなたはそれに対してどんな貢献をするつもりなのか?」と聞きたくなる。自分が住む世界に対して何か行動を起こせることって、難しいけど大切なことだと思う。

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    2011年07月03日
  • 復興の精神

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    【読書】結婚等のバタバタで落ち着いて本を読めなかったので、久々の読書。読んだのは震災からの復興について各界の著名人のメッセージ。くしくも自分の結婚式は震災からのちょうど3ヶ月。心からこの国の復興を願うとともに、自分も自分のできることを全力で頑張りたい。

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    2011年07月03日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    ネタバレ

    「養老孟司の<逆さメガネ>」3

    著者 養老孟司
    出版 PHP新書

    p77より引用
    “あの頃、そういう風潮に乗った人たちは、
    反省してるんですかね。”

    解剖学者である著者による、
    世の中を視点を変えて見てみるための教育論を記した一冊。
    ヒゲボソゾウムシと百円玉から脳に対する入出力まで、
    著者の実体験から得られた考えが数多く書かれています。

    上記の引用は、
    90年代初めから半ば頃のオカルト流行についての一文。
    ここ最近のTV番組等を見ていても、
    まぁ反省などしていないんだろうなと思わざるを得ません。
    p39の後ろから3行目以降の記述を読むと、
    結局生きるためには辛抱強さが何よりも大切なんだ

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    2012年07月15日