養老孟司のレビュー一覧

  • 唯脳論

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    養老氏の著作の原点?
    解剖学者という視点から明快に説明されており わかりやすい
    脳 機能 回路⇒思考 意識と話が進む
    現代の脳が優位な背景を 知ることができる

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    2015年08月19日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    養老先生と隈研吾氏の対談。
    同じ学校の先輩後輩とは知らなかったが、
    かなりシンパシーを感じあってる二人だと思った。

    面白かったけど、要所要所で理想論もあって、
    異論もたくさん起こりそうだった。

    コンクリ打ちっ放しの無機質な建築は好まないとは、
    あの方のことを言っているのかしら。

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    2015年07月16日
  • 文系の壁 理系の対話で人間社会をとらえ直す

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    第1章はまあ面白く読めたが、それ以外は文系人間(?ただ頭が悪いだけかも)には難解というか、おもしろさがわからないというか・・・。

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    2015年07月14日
  • 考える読書

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    ネタバレ

    養老孟司さんの読書論かと思いきや、その時期に読んだほんの感想とその時期に感じていたことのエッセイというテイスト。
    期待とは違ったものの、純粋に著者の思考に触れることができて楽しい。
    文中で触れられているように、いつどこで役立つかわからないけれど、きっとどこかで役立つような気がする本。

    〈若者が「常識」に疑問を持つ理由〉
    創造性や独創生については聞かされるが、普遍性を教わらないから。
    学問は元来普遍性を追うものだが、現在は専門性を追うものに変わった。
    普遍性がないところに常識や良識はない。

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    2015年06月17日
  • からだを読む

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    身体について、解剖学の検知から養老先生が解説してくれています。
    身体の口から内臓、腸にいたり肛門につながる各部分をそれぞれ解説しています。

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    2015年04月20日
  • 日本人はどう死ぬべきか?

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    死をテーマにしているが、どこか他人事で飄々としとしている二人。タイトルほど死について語っているだけではなく、森羅万象なんにでも話は及ぶ。つまりは人の死は宗教から離れたところではすべてどうでも良いことだらけである、というなんだか適当なところに話は落ち着き、それでいいんじゃないかとどこか安心できる。他人の死は悼むことができるけれども自分の死は悼みようがない。そんな根本的な諦観が意外に楽に生きられる秘訣なのかもしれない。

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    2015年04月07日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    ネタバレ

    割と最近の著、有名なお二方の対談は
    視点も面白くメカラウロコ、、、たびたび。

    どうも、一生懸命な日本人は
    なんでもやりすぎる嫌いがあるらしい。。。
    傾斜度の大きな山肌、
    国産の木を伐採して使った後
    どうせ使うからと原生林を杉や檜に全て変えてしまった。
    傾斜度の大きな山肌は
    その土地にあった原生林を構成する木であるならば
    大雨が降ろうと、崖崩れも早々起こらない
    ところが根っこが粘らない杉や檜を
    そんな土地に均一に植えてしまうと
    あっという間に土砂災害が。。。

    また風光明媚な海岸線に一斉に走らせた道路。
    そんな道路をただただ眺めがいいと作ったおかげで
    海岸線が破壊され砂浜が消えてしまうことも。

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    2015年02月09日
  • 考える読書

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    読書日記なのに、虫採りや虫についての話がちりばめられている。出張先では、移動の荷物を減らすために読んだ本のページを破り捨てるという、そんな人は世界中探してもあまりいない気がする。

    129頁から始まる諸行無常という題の読書日記の部分にたまたま見たNHKの番組で森津順子さんというホスピスの医者のインタビューについて言及しており、一番印象に残ったのは、「ホスピスの患者さんで上手に死ぬことができるのはどういう人か」という話だったそうだ。
    それは、その日その日、そのときそのときを懸命に生きている人であるという。
    しかし今は、情報は死なない不変ものという感覚からいえば、自分自身をも情報とみなしている。個

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    2015年01月01日
  • からだを読む

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    養老孟司が、専門である解剖学について一般の読者に向けてわかりやすく解説した本です。

    最初に、解剖学では実体のない「口」という用語を、正式には置いていないことに触れて、人体の各構造を分解し名づける解剖学という学問における言葉の問題に説きおよんでいるのは、この著者ならではという気がします。

    そのほかにも、著者の持ち味である「空とぼけ」のユーモア精神が随所に発揮されており、あまりなじみのない分野の本であるにもかかわらず、たのしんで読むことができました。

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    2024年04月20日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    「バカの壁」で有名な養老孟司。彼が対談によって現代の問題を考える。二酸化炭素が本当に地球温暖化させているの?森林は本当に減っているの??データを基に常識と思われていることを問い直す。理系的発想。「モノ」にこだわる。

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    2014年12月18日
  • 無思想の発見

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    わたしの理解力ではすべてを理解できないけれど、よく、こんなこと思い付くなぁと、思う。

    無宗教という日本人の思想の話より、「本来の自分」のくだりのほうが面白かった。

    自分探しにイラク等にいく若者に対して、知らない世界を見ることが未知との遭遇ではない。未知がイラクにあるのではな&ーなかんじやねぉ飾ったんだ♪し!い。「自分が同じ」だから、世界が同じに見えるのであり、退屈に思えるのであり、自分が変われば世界も変わる、未知との遭遇とは、本質的には新しい自分との遭遇である、と。「本来の自分」なんてものはなく、商売や役職、住居など外的条件を変えれば、人は変わる。当たり前のことのようで、個性を意識

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    2015年03月11日
  • こまった人

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    ネタバレ

    「バカの壁」の養老孟司さんが2004~5年に中央公論に連載したエッセイ。養老さんご本人は政治嫌いだと言いつつ、内容の多くは政治的なもの。優れた著述者でも、政治向けの文章を書くと、内容が何か痛々しい感じになる場合がある。養老さんはそのタイプか(米原万里さんとかもそう)。脳や虫の文章はよいけど、政治向きの話はね…。
    それはそうと、ちょうど自衛隊イラク派兵が検討されていた時期で、憲法解釈で可能にするのはいかがなものかといった、今の状況を見れば十年一日・進歩無しの議論が。こうして10年に一度、少しづつ解釈が改悪されるのか。

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    2014年09月07日
  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)

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    長年、拒否し続けてきた養老孟司だがとあるTV番組で著者の言葉を聞き、考え方が私に合ったのでとりあえず、この本から読んでみようと思った。しかし、アホな私にはここに書かれている事は難しく、理解ができない部分というのも多々あったが新しい思考を吸収するためには自分なりに文章を解釈するしかない。頭がパンクしかけなのでまた、再読せねばとは思う。

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    2014年09月01日
  • 唯脳論

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    評判の割に、脳科学の側面からそこまで精神てものには突っ込んでない印象。論っていうにはちょっともんやりするよな感じ。

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    2014年08月27日
  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う

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    日本の現実を知る中で広い視野で日本を見てみたくなりました。現在の農業、漁業、林業、そして食卓について普段知ることのない世界を知ることができました。

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    2014年08月19日
  • 無思想の発見

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    まず自分とはなんなのかを導入で考えさせる本。それを理解させた上で一般的な学説などを使って人生観をといていた。

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    2014年06月02日
  • 絵になる子育てなんかない

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    うまく言えないだけで子どもはよくわかっていると書かれていた部分が心に響いた。
    自分が幼かったころ実感としてあったので、
    自分の子どもと対するときにはいつも心にとどめておきたいと思う。

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    2014年05月29日
  • からだを読む

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    タイトルに惹かれて読んだのだけれど、やはり耳慣れない専門用語のせいか、あまり頭に入ってこなかった。
    たまに出てくる比較解剖学の話し(他の動物との比較)は、興味深かった。
    前半部分に「たまには身体のことを考えてみたら、というのが、私の提案である」とあるように、私自身自分の身体についての無知を反省し、身体について考えてみようと思ったのだが、もう少し難易度の低い本から始めた方がよかったと思った。

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    2014年04月29日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    著者の教育論。

    著者は、近代になって、意識にとって理解できるものだけが存在すると考える「脳化社会」への動きが加速化し、「自然」が見られなくなってしまったという観点に立っています。そこから、現代人が「自然」である子どもや身体をどのように扱えばよいのかわからなくなってしまっていると論じています。

    意識は、自分というものは変わることなく、ずっと「同じ私」だと考えますが、教育は意識を変えることを意味しています。著者は、すべてを自分の意識で理解できるという考え方から、「生成する自分」という発想をとりもどすことが、迂遠に見えても現在の教育が抱える問題を根本的に解決する道だと考えています。

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    2015年07月19日
  • 養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること(新潮文庫)

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    思っていたより、印象に残る部分が少なかった。
    旅行記ではなく、後半でされているような話をもっと読みたかったなあ。

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    2014年04月02日