養老孟司のレビュー一覧

  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「世の中おかしくなった」と誰もがいう。
    教育の荒廃、凶悪犯罪、環境破壊、金銭汚職…。
    ことあるごとに「誰かのせい」がはじまる。
    政治家が、役人が、教師が、そして会社が悪い。
    そうじゃない!
    あなた自身の見方・考え方がまちがっているのだ。
    「都市こそ進歩」「個性は心にある」「バリア・フリーの社会を」…。
    現代人のその価値観は、大きな錯覚である。
    本書では、「都市主義」「脳化社会」のゆがみを鋭く指摘。
    これまでの常識にしばられず、本質を見抜けるか。
    養老流の“逆さメガネ”を披露。

    [ 目次 ]
    第1章 現代人の大きな錯覚―“逆さメガネ”の教育論
    第2章 都市化社会と村社会―脳化社会

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    2011年04月23日
  • からだを読む

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    2011/04/12
    鼻周辺だけ読みたかったからかなり飛ばしたけどおもしろかった。
    豚は呼吸しながらメシが食えるとかすげー。

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    2011年04月12日
  • 本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー

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    世の中の事象を「モノ」に立ち返って考える、を基本コンセプトに、
    石油、水、農地、食糧、人口など、あらゆる資源から社会問題を考察します。
    こうした資源から冷静に分析すると、
    メディアや国家の発する情報がいかに本質を外しているかがわかることが、
    示唆されています。
    「資源の量がこうなんだから、こうしてしまえばいい」という極論が楽しいです。
    石油はもう枯渇するんだから、そのキャパに見合った人口にするために、
    減少政策をとるべき、とか。

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    2011年04月10日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    当たり前といえば当たり前だけど、
    音楽を作る人は、他のいろいろなことにも考えを巡らせて生きていて、
    「音楽バカ」などというが、決して音楽だけではない。

    これを読んで、そういえば、久石氏が昔ミニマルをやっていたことを、
    久しぶりに思い出して、
    本文中に出てきた、新作を聴いてみようかと思う。

    養老先生の本は、もういくつか読んでみたい。

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    2010年12月20日
  • 寄り道して考える

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    「寄り道して考える」3

    著者 養老孟司、森毅
    出版 PHP文庫

    p72より引用
    “人にはそれぞれ、いろいろな考え方、行動があるということを
    前提にしていれば、いじめなどは起こらないような気がします。”

    解剖学者と数学者である著者二人による、
    対談をまとめた一冊。
    著者達の戦中戦後の体験から、
    現在の世の中の出来事までを語りあわれています。

    上記の引用は、
    みんな同じでなければならないと言う意識と題された項の、
    現在のいじめに対しての一言。
    大勢の人間達と少し違う所を目ざとく見つけ、
    そこを取り掛かりにしていじめが始まる。
    少し違う所位、
    そっとしておいてあげればいいのにと思いますが・・

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    2010年12月17日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    古代ヨーロッパ人は数学、天文、幾何、音楽を四科として学びました。
    音の連続に法則を発見し数学的に捉える。
    それを革命的に再構築したのが音楽の父と呼ばれるバッハであり、現在のPOPミュージックもバッハの延長線にあるわけです。

    と薀蓄を書いてみましたが、音楽を元にお二人が色々なことを論じ合っています。
    音楽は学問でもありますからこういう学び方も面白いと思います。

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    2010年12月14日
  • 男の見方 女の見方

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    「長谷川眞理子」ってどういう人だろうと思って調べてみたが
    「行動生態学」の理学博士で「国家公安委員会委員」「日本進化学会会長」だという。

    男女の違いを様々なテーマで語られているが、リレーエッセイという形式で二人がまったく絡まないし無理やり一冊の本にするために内容を膨らませているようにも思えた。

    共感したり納得させられた話も数々あったけど、対談形式のほうがより楽しく読めたと思う。

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    2010年12月12日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    ザ・虫サロン。大の虫好き、通称”虫屋”の御大3名が、虫と社会についてのあれこれを、茶をすすりながらのんびり雑談しているかのような一冊。奥本先生が虫食いについて話をふっているのに、残り2名は華麗にスルー。切ない!

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    2010年11月19日
  • 読まない力

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    見開き一ページごとに一つの題が付いてあり、読みやすい印象を受けた。また種々の内容があるが、一貫して養老氏の考えがあるため、自分の中で噛み砕いて吸収しなければならなかった。やはり、養老氏はすごく『知』的な人物であるなと思った。

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    2010年07月21日
  • 養老孟司の旅する脳

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    2010.06. 大変読みやすいエッセイ。実は、「バカの壁」挫折していたので、ここにきてまたトライするのもいいかもと思った。やわらかな頭になりたい。養老さんの虫のように、私も夢中になれるものほしいなあ。

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    2010年06月06日
  • 養老孟司の旅する脳

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    本当に昆虫が大好きなんだなぁ

    話しているような感覚で読めるなぁ
    と思っていたら
    対話形式で書いた本だったみたいです


    解剖学者ならではのネタもあり、
    ヤコブソンの話もやけに共感した。



    自分を変えられなければ、他人を変えることは出来ない。
    (うろ覚え↑)

    まさにその通りです…反省。

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    2010年06月01日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    世間の常識は傾いているのに、それに気づかないことがある。
    養老先生は時々、世間を「逆さメガネ」で見ることが必要だとして、そのための見方、考え方のヒントを提供している。

    反常識的教育論といった内容であり、随所に養老先生の脳理論あり。

    「都市化」「脳化」社会の歪みを鋭く指摘しながら、1つの見方で凝り固まってしまう危険性を指摘している。

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    2010年05月11日
  • 読まない力

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    養老孟司氏のコラムは、ふつう、簡単に「差別だ」とか、「エコだ」とかで思考停止しているぶぶんをグラグラ動かしてくれて、ありがたい。

    <国立大学の教授に国家公務員の服務規程を応用したら、大学なんぞ違反行為だけでもある。>とは、これを書いた時点では、「でも、べつに警察もひまじゃないから、まさか、、」ということもあったのかもしれないが、いまや、本気で逮捕されてるひとが出てきている、ということでは予言的なくだりだ。

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    2010年04月03日
  • 無思想の発見

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    日本人には思想がない。

    自我やや自己がないことが書かれている。

    苫米地の考えと共通点あり。

    空や無の言及。

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    2009年12月14日
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ

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    ○97産業文明がんぜ環境危機を引き起こしたか。産業文明を執行する意思決定や企画には、地球の要領とか生態系のキャパシティに配慮する感性が基本的に欠けている。
    ★そのとおりだけど、感性って?
    ○112物事を因果の蓄積と見ないで、バラバラの事件のぶつかり合いとして見ていく。
    ★因果関係から共通解を導き出した方が安心するんだろうけど、そこに硬直が生まれるとは思っていないんだろうな。
    ○177そろそろ下水の糞尿からリンを取るシステムを作らなければいけない。
    ★色んなものが枯渇していく中で、新たなシステムを望んでいるんだな。太陽電池だけじゃないんだ。

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    2009年11月07日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    養老さんはクラシックをよく聴くそうです。モーツァルトが好きだそうです。理由は邪魔しないからだそうです。いかにも聴いてくれと言う音楽は好きじゃないらしいです。俺は常々モーツァルトのいいところは邪魔しないところだと思ってたんですが、まさか同じ感想を持つ人がいるとはね。どうりでこの人の言っていることが妙に納得出来るわけです。多分物事をまっすぐ、世間と同じ角度から見てないんでしょう。一度テレビでも言ってました。「私は、まずハイって言わない」みたいなことを。これをその辺の天の邪鬼がやってるのと同じレベルで見られるとアレですが、大事なことです。本の中身でも触れていますが、目は見るため耳は聞く為についてます

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    2009年10月07日
  • こまった人

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    本は全く必然性のない買い物。読まなければ死んでしまう、そういうものではない。読んだほうがいいかもしれないが、読まなくたって、べつに困らない。
    仕事は社会のニーズ。ニーズのない仕事はいつか滅びる。

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    2009年10月07日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    普段の考えの土台になっている常識自体が、ひっくり返ったおかしなものになっていることも
    ありますよってこと。それを「逆さメガネ」って呼んで、語ってる。

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    2011年11月09日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    言葉とは概念化すること。
    感覚と概念。
    個体と社会。
    あと宇宙。

    昆虫採集を通して脳と社会についての軽いトーク。たしかに概念化(四捨五入)された社会における個体の存在はしょぼい。どうやら動物化ならぬ人間の昆虫化が進んでいるような気がする。もう少し個体として個体に対して敏感になろうかと思った。

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    久方ぶりに養老孟司氏の著作に触れたが独特の視点が非常に面白かった。
    他の著作も読んでみたい。
    どしどしユニークな考えを披露して頂きたい。

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    2009年10月07日