養老孟司のレビュー一覧
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バカの壁で知られる養老孟司。
当時バカの壁は読んだけど、内容忘れてしまったような。また読んでみよう。
この、遺言。よりは分かりやすかったような気がする笑
結構難しい内容だった。
遺言だから、と思って読んでいたら、あまり遺言ぽくはない。養老孟司が常々思っている由無し事をこの際だから本にした、みたいな印象。
ヒトは動物と違って感覚所与だけで生きていない。
感覚所与から意味を持たせること、その意味だけに固執するようになってしまった。
同じとは、どういうことか?言葉は動物にはわからない。イコールという頭がないから。
などなど。頭の良い人はこんな事を考えて生きているのかと、そういう意味で勉強になったし、少しだけ知恵を分けてもらった感じ。 -
Posted by ブクログ
養老猛司氏の本は読んだことがないが、「バカの壁」ほか、なんだかおもしろそうなのでそのうち読んでみよう。
竹村氏は元国土交通省局長。
そういう2人による環境・食料・エネルギー問題をめぐる対談集で、談論風発風に進んでいたところに、神門善久という農学教授が飛び込んできて、農政問題が大変だ、誰もオレの言うことを聞いてくれない、農林水産省はバカだと叫ぶので、年寄り2人がもてあましてニガ笑いといった座談風景が思い浮かんでくる本でした。
竹村氏の発言。
「頭のいいだけではない、勇気もあり、社会を綱渡りしていく度胸とバランス感覚を備えた役人が少なくなりました。
現在はマスコミによって細部のミスでたたかれ意気消沈し、役人になろうとする優秀な人材はカネ儲けのマーケットの世界に行ってしまう。
この激動の時代にこそ構想力と気概を持った役人が必要です。国の役人こそが百年後の国土と食料とエネルギーを考えるセクターになるべきです。」(p158)
「役人」のところは「政治家」と読み替えるべきかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらずの養老節・・・と言いたいところだったが、少し切れ味が落ちた気もする。著者の本をほぼ全て読んでいる身としては、知っていることが増えてきているから、似たような話に驚きがなくなってきただけなのかもしれない。
ただ、名言的な部分は随所にやはりある。80歳を迎えてもなお、きらりと光る意見を持っている著者はすごい。
個人的には、組織は社会を安定化させるけれども、人のかけがえのなさが失われたという箇所(162-163あたり)が特に良かったかな。こういった発言をぼそっと言うあたりが、著者のポイントというか、養老節なのだと感じた。何はともあれ、面白かった。 -
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久しぶりの対談本。
こういう本は単純に1冊で2人の意見が聞けるから面白い。
あの人はいつも話が通じない。
自分がなかなか理解されない。
現代人はわかりたがろうとする。
議論して通じるはずと思い込んでいる。
前に読んだ友達幻想に似ているなと思いました。
なんでも意味で満たすところがありますよね。
最近家にテレビはないんですが、たまにどっか行った時についてるテレビからのニュースやワイドショーを見ていると感じるところはあります。
トランプがまたこんなことを言っている。
じゃあそもそもトランプがなんで大統領に選ばれたんだとか、選ばれたってことは今世の中の人はどういう考え方の人が多くて、何を求めようとしてるのかとか。
根源に持っておかないといけないのは疑問だと思いました。
「意味」とか「結果」ではなく「疑問」とか「違和感」を持つこと。
誰かと会話する時もその人に直接言わないにしてもそういうもんだと片付けるより疑問や違和感を持って考えれば人生という長いスケールで考えれば大きく変わってくるでしょうしね。 -
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贅肉を削ぎ落した展開とスピード感ある対談だった。オイラにとっては、難しい上に早くてついていけない感じ。対談ってもっと無駄な話とか横道にそれたりするものだと思うんだけど、オイラでも理解できる与太話はあまりない。
それでもいくつかは「なるほど」って思えることがあったので勉強にはなった。こういうのがすぐに理解できる頭に憧れてしまう。でも、養老先生も甲野先生も立派な話をしながらヤンチャな部分も垣間見れた気がする。そういうギャップは好きだな。
養老先生の、身体の衰えに従ってやる気がなくなってきたという話はわかっているけどちょっと寂しいかったな。オイラの友達もそんな風になってきたし。オイラは身体の故障を抱えても悪あがきをしようと思う。 -
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ネタバレ著者のこれまでやってきたことを振り返りつつ、本質的には著者の価値観の形成に大きく影響したもの、そしてなぜそのような価値観が生まれたのかが書かれている。
哲学本ではないが、考えさせられることや、表現が理解しづらいところもあり、一度読んだだけでは全てを理解できないが、自分なりにも考えさせられる著書である。
・「死」を特別扱いしているが、解剖学で常に「死体」をしていた著者からすると、「死」とは全ての人が必ず体験することであり、特別なことでも何でもないもの。
・「死」とは何かと答えのないものを考え続けることに意味がある。「大賢は大愚に似たり」そっくりだが、有事になれば違いがハッキリする。
・著者に大きな影響を与えたものは、母親、第二次世界大戦、大学紛争。これらを通して、自分が普通とは異なること、学問とは何かを考え続けてきたことから、自分の思想が出来上がった。
・日本人だけは、「人」ではなく「人間」と書く。つまり世間の中で生きている。外国から見ると奇妙だが、この特性が世界に誇れる違いを生み出している。ただし、日本人は少数意見を好まず目立った発言をしないために、世界から誤解されている。
・人生には無駄なことはない。住んでしまった苦労を無駄だと思うことほど、無駄なことはない。人生は考え方次第ということ。過去の自分の選択があって今の自分がある。
・今の世界情勢や今後の経済動向などを考えるよりも、歴史の中で数えきれないほど同じようなことを人間は繰り返してきていて、そこには「変わらない」ことが含まれているはずだから、それを追求するのが学問である。
・人は単純な回答を好む。疑問に対してキッパリと歯切れよく答えると格好いい。でもそれは、たいていが嘘である。そういう場合もあるが、ほとんどの場合、その回答で納得しているだけで、本当の答えでないと分かっている。本当の答えを考えるなら、努力、辛抱、根性が必要になる。 -
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養老孟司の考え方について、
死からさかのぼって、各世代に分けて書いた本。
正直難解で分かりにくいところもありましたが、
共同体の定義がある日本の良さや、
逆に共同体であるがゆえの煩わしさについて、
書いているようでした。
死ぬと死体は違うとか、
昨日の自分と今日の自分は同じではないとか、
独特の発想があって面白かった。
【勉強になったこと】
・どんなに独創的なアイデアや仕事でも、他人が理解
出来ないのであれば、意味がない。
・本質的とは、突き詰めれば「当たり前」のことである。
・自分の生き方を根本的に肯定出来ないというのなら、
それは生きた意味が無いと言っているのと同じ。