【感想・ネタバレ】京都の壁のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年06月23日

著者の目から見た京都のいろいろについて書かれています。京都国際マンガミュージアムの館長という仕事を通じて、外からの京都人を見る学者の視点という面白い見方で読むことができます。京都は長らく日本の中心だったのですから、日本の文化の良いところも悪いところも、そこから生まれたものが多くあるということ。京都に...続きを読む対して感じることは、実は日本人というものに当てはまるというここと。そりゃそうだと感じながら読ませていただきました。タイトルの壁がそうです。京都以外にも壁のある都市はありますよ。東京がちょっと例外ですが。
学者の視点で、日本人の鏡として京都を見ることで、自分を知ることができる一冊なのではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2019年09月28日

養老孟司の文章は分かりにくい。
話が飛ぶ。関連話、あるいは例として出てくるのだろうが、間にもう一つクッションがないと、つながりが分かりにくいのだ。自分の頭の中ではつながりの理屈がちゃんとあるのだろうけど。本当に適切な例なのかということもある。また、取り上げている他の人の言葉や本に一見賛成しているよう...続きを読むに見えて、実はそうではなく皮肉ではないかと思われることもある。結局、分かる奴だけ分かればいいということだね。
今回は、気楽に書かれた京都論なので、すごく分かりにくいということはない。さて、わたしなりに内容をまとめよう。
京都は都市化、合理化されているようでいて、古い共同体が残っていて、隙間がある。それがいい。グローバル化、情報化に置いて行かれる感覚的なもの、身体的なもの、地域の個性などを失くしてはいけない。それが、京都であり、方言であり、マンガであるという。
漢字仮名混じり文、音訓読みといった日本独特の文字体系が完成した京都は、日本の伝統や特異性を表した街であり、言葉から感覚を取り戻すためのサブカルチャーとしてのマンガと通じるものがある。
京都に都が移ったのは、水資源を確保するためであった。
さて、詳しくは読んでのお楽しみ。

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Posted by ブクログ 2019年03月10日

京都というよりは、日本の”都市”論がふさわしいかもしれません。

気に入った節は、

ノーベル賞や世界遺産などで大騒ぎするのはやめましょうということです。もうそろそろ日本人は自分たちで良いもの、たいせつなものを決めるくせをつけるべき

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Posted by ブクログ 2017年06月10日

20170610 京都論というよりは日本論のような気がした。これからの日本がどうなっていったら良いかの参考になるのでは。でも、養老さんは京都が好きだという事は良くわかります。

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