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Posted by ブクログ 2022年08月17日
解剖学者としての著者がさまざまな機会に発表したエッセイをまとめた本です。
著者は、『唯脳論』(1998年、ちくま学芸文庫)や『バカの壁』(2003年、新潮新書)といった著作で、独創的なものの見かたを示し、多くの読者を獲得しましたが、その出発点となった思索が随所にうかがえるという点でも、興味深い本だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月25日
「ヒトの見方」3
著者 養老孟司
出版 筑摩書房
p314より引用
“トゲナシトゲトゲはカヤのような植物の葉を喰い、珍しく、ト
ゲトゲのくせにトゲがないので、トゲナシトゲトゲという。”
解剖学者である著者による、あちらこちらに掲載した原稿をま
とめた一冊。
書評からエッセイ風のものまで、硬...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月29日
人間には猫やクジラのような感覚器としてのヒゲがない。これは人間が二足歩行をし、顔面が全面に出ることがなくなり、かわりに手がヒゲの役割を兼務することになったからだという。じゃぁ、ヒゲの痕跡は全くなくなったかというとそうではなく、人間の表情筋がその名残だという。
解剖学は医学、生物学、神経科学などの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月07日
「ヒトの考え方の形式は、昔から変化していない。
変化するのは内容だけである。
科学も技術も、結局はヒトと同じモノの見方である。
コンピュータにそれができるだろうか。
できない。
なぜなら、もしそれが目の前に存在しても、
ヒトはそれに気づかないからである。
科学技術が引き起こす、予測不能...続きを読む
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