寄り道して考える

寄り道して考える

作者名 :
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作品内容

人に教えたくない店は、表通りより、路地を入ったところにある、などとよく言われる。それは会話についても言えるのではないだろうか。一つのテーマに沿って延々と続く議論を聞き続けるのは苦痛なことだ。路地裏のいい店の喩えではないが、ときに話が本題から反れる。その話のほうが面白いということはよくあることだ。本書で御両人が語り合っているテーマそのものは日本文化論に通じるものあり、精神史に通じるものありで、その意味では正攻法の対論である。しかし、自分の幼児期の体験、青春時代の思い出などを織り交ぜた会話は、知的な漫才のような面白ささえ感じる。まさに、裏路地の会話、である。その会話には、示唆にとんだ一言あり、正鵠をついた社会批判ありで、読む者を飽きさせることがない。こういう会話を知的な会話というのだろう。ご両人と寄り道しながら、日本人とは何か、信仰とは何かなど、重いテーマを軽く楽しんで見てはいかがだろう。

ジャンル
出版社
PHP研究所
掲載誌・レーベル
PHP文庫
ページ数
272ページ
電子版発売日
2014年09月05日
コンテンツ形式
XMDF

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Posted by ブクログ 2018年08月23日

 2大先生の対談集。養老先生は昆虫本で、森先生は受験術指南以来、勝手にお世話になった。ので、両氏の名前を見るとつい読んでしまう。
 養老先生、長生きしてください。

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Posted by ブクログ 2014年06月17日

養老孟司氏と森毅氏の対論本。本書では、現代人の抱えるジレンマ的思想や、脈々と受け継がれる「非国民」の文化、「逃げられない」社会を解剖していく。
非常にテンポが良く、読むと元気づけられたり、襟を正したくなったりと身になる濃い内容。
特に連歌連句から続く「場の文化」という考え方にはうなずくばかり。人と話...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年10月27日

養老孟司氏と森毅氏の対論形式の本。

養老氏は「都市化」の限界を内部から批判するのに対して、森氏はその限界を感性によって飛び越えようとしていると言えるでしょうか。両者の議論のスタイルはかなり異なっていますが、めざしている地点が非常によく似ているということが、よく分かりました。

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Posted by ブクログ 2010年12月17日

「寄り道して考える」3

著者 養老孟司、森毅
出版 PHP文庫

p72より引用
“人にはそれぞれ、いろいろな考え方、行動があるということを
前提にしていれば、いじめなどは起こらないような気がします。”

解剖学者と数学者である著者二人による、
対談をまとめた一冊。
著者達の戦中戦後の体験から、
...続きを読む

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