【感想・ネタバレ】時間をかけて考える 養老先生の読書論のレビュー

あらすじ

2004年から毎日新聞紙上でつづく書評から、選りすぐった名文を厳選した読書案内第二弾。脳科学から生物学、経済学、小説まで――脳をゆさぶる本の本。

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Posted by ブクログ

科学も知性も、また、考えることや文字を読むことも含めて、「要約して、前進する」ということが、生物が培ってきた遺伝子の成長にも似て、私たちの住む世界の大切なことを教えてくれたように思えました。
私はどちらかというと、リベラルというよりは、伝統保守の気持ちを含む者です。総じて歴史とはまさに、前述の大切なことそのものだと思えたのです。先人たちが残してきたものを、要約して、自分たちなりに理解し、少しだけ前進する。時代を壊さず、かといって停滞もせず、そのときに生きる人々の価値観や心のゆとりに寄り添って、ゆっくりと、けれど確実に少しずつ進んでいくこと———それこそ、歴史や伝統が胸を打つ面白さだと、そう信じたくなりました。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

この本は、この本だけで終わらない。
次々と次の本へと興味や世界が繋がっていく為、本を紹介されて「ハイそうですか。」と、終わらないものです。
今回の一読で繋がった本を早速探しに行ってきます。
また読書の連鎖が途切れた時に手に取ろうと思います。

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2024年05月24日

Posted by ブクログ

毎日書評本の第二弾。通読してみて、決して平易な本が多い訳ではないのに、書評自体は読み易いという感想。これまでに読んだ氏の書評もそうだけど、個人的には読み易さって大事で、当然っちゃ当然だけど、読みにくい書評を見て、じゃあその本を読みたくなりますか、って話。なので本書は良い塩梅。かといって、チョイスが多かった訳ではなく、どうしても、と思えたのは下記くらい。

道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

毎日新聞に掲載した読書欄に掲載された読書論をまとめて一冊の本にしたもの。

最近の養老孟司さんの本だけど、2009年頃のものもある。

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2024年06月05日

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