【感想・ネタバレ】超老人の壁のレビュー

あらすじ

人生の醍醐味は0と1の間にある。人気解剖学者・養老孟司、「本人伝説」の南伸坊のエッセンスが凝縮。
何事もデジタル化され便利になった反面、人間が生きづらくなった世の中で、楽しく生きるにはどうしたらいいか。
宗教、哲学、アート、自然科学など、多岐なテーマを織り交ぜながら、明るい老人二人が現代社会に警鐘を鳴らす。
思索が深まる爆笑対談第2弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

対談の続編。
今回もまた、短いながら濃く詰まった面白い1冊。
石黒さんのアンドロイドに関する本を読んだタイミングで、
0と1との間にある永遠の話がでてきて唸る。
生きているものを研究し、突き詰めていくと
結局数値化できないものが見えてくる。
数字は整数のみではなく、その間にある無数の
小数点以下云々の数字によって埋められている。
理屈で固まった頭を、養老さんの言葉はあっけらかんとひっくり返してくれる。
このまっとうさ、気持ちよさが、
今の閉塞した状況に穴をあける方法なのだと思う。
各章のカットは南さんが描いた、仙厓の模写だけど、
いま仙厓のようにまんま描けるのは南さんしかいないんじゃないか。
脱力感のある余分のない絵がスバラシイ。

0
2019年01月12日

Posted by ブクログ

養老さんの著書を読むのは多分はじめてで、このかたがどういう人物か良くしらず、脳関係の専門家で昆虫採集が好きだという程度の情報しか持っていない。そういう自分にとっては、この人の発言のどの部分にどの程度の信ぴょう性というか信頼性があるのかが分からない。養老孟司入門としては適さない本ということになろうか。

0
2024年09月16日

「エッセイ・紀行」ランキング