養老孟司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
Dr.二人による健康と猫ちゃんのお話。
字が大きいので読みやすくてすぐ読み終えた。
まず、、、癌検診はきちんと受けたいと思った。(二十代で子宮頸癌と乳癌しか検査はしたことないが、大腸とか胃も定期的に見てもらったほうが良いものなのか…?)
わたしも飼い猫にはなりたくないと思ったが、もし何か見つかれば年齢的に進行も早くて怖いので気になることがあればすぐ受診してしまう。歳をある程度とったら医療と距離をとった野良猫生活をしたい。好きなことをして好きに死にたい。
人類は科学の力で老化を克服し若い身体のままで長生きできるようになる日がくるだろうとのことだったが、老いは病気、治すべきという考え方に少し疑 -
-
-
-
Posted by ブクログ
著名『無思想の発見』は、編集者の勇み足である。日本人の無思想・無宗教性はいままでも多くの論者が語っている。養老先生曰く、「無思想の思想をもつ」が本来のテーマだ。
文中、三島由紀夫と大塩平八郎を並べて思想を語れば、思想とは、政治思想のことだ。司馬遼太郎氏の文章を斜め読みして、三島の政治思想性を語られてもどうかとおもう。司馬氏は、文学的思想性と、そこから生まれたのであろう美的政治思想性の切り分けの話をしているわけで、丸山眞男や山本七平の引用も、思想を政治・宗教思想に限定しているように見受けられ、残念だ。
それでも、『唯脳論』からの、養老先生の「社会は脳がつくっている」論を、わかりやすく(?)アレン -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
「虫(養老)とゴリラ(山極)」は分かりますが、このタイトルはチョットねって思いました。
人間の社会はこれでいいの?虫とゴリラの視点で人間のおごりに物申す。という内容の本です。
今まで山極寿一先生の著作は未読なので、養老先生との対談形式なら山極先生の知識や思想を知るのに良いかと思い読んでみました。
芸がないと感じた「虫とゴリラ」というタイトルですが、山極先生が「と」について語る場面がありました。
西洋の「a」and「b」は、 「a」か「a」ではない「b」であるが、日本の「a」と「b」は、その2つが同じ価値観を持って相互を了解し合える関係になるのだと。
この発言があったから、『虫「と」ゴリラ』 -