電撃文庫作品一覧
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3.0人生初のラブレターをもらい、幸せの絶頂にあった氏姓偲の人生は、突如後頭部に叩き込まれた一撃で唐突に断ち切られてしまう。 死んだはずの偲が目を覚ますと、目の前には黒ずくめの少女・泣空ヒツギが立っていた。死者を蘇生させる特殊な能力を持ち、巷で噂の連続猟奇殺人の犯人でもあるらしい不機嫌少女の凶行を止めるため、偲はいやいやながらも彼女の「実験」に従うことにしたのだが……。 第二の人生を強制的に歩まされることになった死人と、彼に執着する少女たちが織りなすネクロマンティック・ラブストーリー開幕。
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-転校初日、目の前にイチゴ畑が広がった──。正確に言えば、イチゴ畑ではなく、スカートが盛大にめくれて、イチゴ模様のパンツが丸見えになっていた。なんの前触れもなく見事にすっ転んだその子の名前は百瀬透香。彼女は服が徐々に透けていく呪いに悩まされていた。 「僕は君の秘密を知っている。君が休み時間ごとに何をしていたのか。君、今朝はイチゴパンツだったのに、今は水玉のパンツだろ?」 まさか初対面がこんな形になるとは思ってなかったけど……今回の僕のターゲット、透香を確認した──。
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4.2ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。 その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児だった。彼女を擁立したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうに話す二人の側にいられることで、彼女は幸せだった。 しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める……。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。 第9回 電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作品ついに登場!
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5.0目覚めた少年は、何者でもなかった。“再葬開始”の合図と共に、いつの間にか持っていた火の粉を纏う刃を振るい、異形の敵を倒すのみ。“境死者(ニアデッド) No.7”――赤鉄(アカガネ)。それが、彼に新たに与えられた名だった。なぜ自分は戦うのか――。No.6である美しき少女・紫遠(シオン)と共に、訳のわからぬまま死闘に身を投じる赤鉄は、やがてある事実にたどり着く。No.7の称号を持つ“先代”がいたこと、そして自分がその人物に殺され、No.7を“継承”したことを……。現代ダークファンタジー、開幕!
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4.5ハロー。ハロー。まもなくチキューに到着します。衝撃に備えてください。 そいつはひやむぎ泥棒か宇宙人、どっちなのだろう。 名前も分からない、言葉も分からない。分かるのはその少女の髪が虹色に輝くことだけ。私がその髪に触れると、その指も虹色を帯びた。 そして起こるは、狭苦しいアパートの一室で繰り広げられる、虹色のエイリアンとの壮大なファーストコンタクトであった。ご近所さんにこの子を紹介し、カニャエと名前をつけ、不思議なロブスターと邂逅し、ひやむぎ買いに二人でスーパーまで競争! 地球のどこかで発生したささやかな異星間交遊。それは、窓から、外から、腹の中から始まっていた。 宇宙からやってきた虹は今日も暖かい。 異星人(あなた)も地球人(わたし)も宇宙人(変なやつ)。 こんなのがいれば、夜空も明るいわけだ。
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-「美少女」「純潔」「恋愛をしていない」という条件で選ばれた美少女戦隊。彼女たちには悩みがあった。「恋がしたい!」「勉強時間が減っちゃう」「めんどくさい」……。 地球を滅ぼそうと襲ってくる敵も、これまた驚くほど、いい加減な奴らばかり。 突っ込みどころ満載で危機感のない、ゆるゆるに見える戦いに巻き込まれた少年、亨。いい加減な美少女たちに翻弄される彼の運命や、いかに?
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4.7俺・小野友永は女の子に服を縫い上げ、脱がせ、着せかえるのが生きがいの紳士だ。ところがある日、今まで俺の望むまま着せ替え人形となっていた妹・みちるから突然、「お兄ちゃんの服は着ない」宣言をされてしまった! なぜだ!? 俺の服の何がいけなかったというんだァァァアアア!? 失意に沈む俺だったが、偶然にも深夜のコンビニで疎遠になっていた幼馴染み・凛堂鳴と再会した。しかしその姿はオールグレーのスウェット上下!? 色気のカケラもない上に体型が2年前と変わらない幼女のままだ……。聞けば、キメすぎた服装で高校デビューに大失敗して以来、残念なヒキコモリ生活を送っているらしい。体型が残念なのは遺伝らしい。この運命的な利害の一致により、俺は新たな着せ替え人形をゲット……もとい、鳴を社会復帰させるためにその青春をコーディネートすることに!
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4.5幼いころ、将来を誓い合うも離ればなれになってしまった、大滝忍と森静乃。 高校生になって久しぶりの再会を果たすも、互いが覚えている「約束」の食い違いからケンカになってしまう。 慣れない新生活による不眠症。期待外れの再会。二人にとって、最悪なスタート。 でも―― ひょんなことから二人は、一緒に添い寝をすれば眠ることができると気づく。 それからというもの、学校の保健室で、忍の部屋で、静乃の家で、時にはデパートで。 あの頃とは違う成長したお互いに戸惑って、二人だけの「添い寝ルール」を作って……。 これは、もどかしくてじれったくて、甘酸っぱくて、でも温かい……素直になれない幼なじみ二人の物語。 彼らが添い寝で、少しずつかつての距離を取り戻していく物語。
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3.8人間に憧れる猫又姉妹の三女・美緒は、14歳にして、ようやく人間の姿に化けられるようになった。そのまま人間として生きていくかどうかは、まずは人間世界を体験してから決めろ──長姉にそう命じられた美緒は、人間を理解するために、七日七晩、人間の姿で過ごすことになる。慣れない二足歩行をはじめとして、人間の言葉、人間のお風呂、人間の友達、人間の恋愛──何もかもが初体験の美緒は戸惑うばかりで……!? 『人間嫌い』の長女・かぐら。『人間の文化に傾倒』する次女・千夜子。『人間が大好き』な四女・鈴。そして、『人間になったばかり』の三女・美緒。柄も性格もてんでバラバラな四姉妹が繰り広げる、ネコ耳ホームコメディ!
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3.9双子の弟・真木現人は兄の夢人のことが嫌いだった。主人公の虐めと呪いをテーマにした小説 『呪験』 で十五歳にして作家になり、上京した夢人。そして、その内容に影響された殺人事件により帰郷するのだが、彼は七屋敷薫という婚約者を連れていた。 ── 七屋敷は呪われている。七屋敷の花婿は、呪いによって、二年と経たず早死にするのだ。 そんな 『呪い』 が噂される婚約だが、夢人は暗い嘲り笑いを浮かべるだけだった。 そして、夢人を尊敬し慕う妹の信乃歩に、彼らを蝕む呪いの物語が、静かに始まりを告げていた──。
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4.5高畑京一郎が初めて挑む長編シリーズ第1弾! それは楽しいデートのはずであった。 しかし突然現れた黒い覆面集団とガーディアンの戦いに巻き込まれ、山口貴久の恋人緑川百合子の命はあっけなく奪われた。 正義の味方とされるガーディアンの不可抗力ともいえるミス。 世間の誰もがそれを責めることはなかった。 ただひとり、貴久を除いて……。 底無しの絶望の中で貴久は決意する。 百合子を殺した「奴」を倒すと。 超人的な力を持ち、まったく正体のつかめない謎の改造人間に復讐を果たすと……。
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3.5恋人の仇を討つため、あえて悪の組織・ユニコーンの戦闘員になった貴久。 日本の裏社会で暗躍する武装集団ユニコーン誕生の謎が明らかにされる、衝撃の外伝シリーズ第1弾!!
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-人類の敵≪マキナ≫を討ち滅ぼす聖剣――それは≪聖錬師≫の身体を炉として聖錬される。つまり聖錬の時は誰しも、素肌を晒す必要があるわけで……。 落ちこぼれの聖錬師・ジュダスは聖錬学校への編入初日、優等生・イルダーネが“聖錬中”の鍛冶場へ乱入してしまう。武具を「挿入」しているのを見られ激昂する彼女と、編入取り消しを賭け決闘することになったジュダス。だが彼には秘密があった。ナイフもまともに鍛えられないほどの無能の聖錬師。その正体は圧倒的な剣技と多彩な魔法を習得した、最強の戦士で――。
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3.4世界の調和を保ち、力と平和の象徴とされる7本の聖剣とその使い手『剣聖』。家族を皆殺しにされた過去を持つ傭兵レベンスは、仇を探すあてなき旅の途中、その『剣聖』の一人の警護を請け負った。しかしある夜、彼らの前に小柄な少女が現れる。白銀の髪をなびかせ、その背丈にそぐわぬ大剣を操る彼女はレベンスをあっさりと退け、それ以上の腕を誇る剣聖をも討ち取り『聖剣』を強奪した。剣を交えた際、一瞬かいま見えた“映像(ビジョン)”に家族の仇の姿を見たレベンスは、その白銀の髪を持つ少女を追うが──。
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-この田舎は常に自由で危険な空気が満ちていて、自作の火炎放射器を振り回す“炎の魔術師”ことアニさんは今日もご機嫌だ。今朝も路上で捕まえたという青い髪の少女、自称・“精霊種族のリリネット”とやらを俺に見せびらかしてきた。 ――あの人のことだ、何をしでかしたって不思議じゃない。頭の沸いたコスプレイヤーの一人くらい飼ってたって、おかしくはない―― だが気づけば、監禁されるリリネットをアニさんの家から攫い出す羽目になり、挙句手錠と鎖で彼女と繋がれていたのは俺だった。押し寄せる厄介な連中から女を守るため、俺はこの狂ったド田舎を奔走する。要するに、命の危機ってわけだ。
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4.0アポストリ── 身体能力と科学技術に優れた、女性だけで構成される異星人。 目が赤いほかは、外見的特徴は人間と同じ。 琵琶湖周辺は、彼らと人間が共存する居留区となっていた。 高校二年の南方学は、過去に起きたとある出来事からアポストリを憎んでいた。 ところが “共棲” と呼ばれる居留区のシステムに則り、一人のアポストリと同居することになる。 彼女の名は、葉桜── 評議長の姪でもある美しい少女だった。 二人は激しくぶつかり合うが、その共棲にはある意図が隠されていて──。 期待の新人が贈る、近未来ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー登場!
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-ゾンビになっても未来は明るい。人間の時よりも元気な身体になるし、宇宙飛行士(※酸素や新鮮な食料を必要としないゾンビは、宇宙船や月面基地での仕事に適しています)にだってなれる。 ゾンビだって恋をする。バレンタインデーにはクラスの気になるあの子に、ライバルより高級なゴルゴンゾーラ(※ゾンビは新鮮な食品を嫌いますが、発酵食品は人間と同じものを食べられます)をあげたい。 ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史! ※2519年6月20日「新人類憲章」の成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止されました。本書では当時の時代背景と本書の資料的意義を考慮し、一部表現をそのまま掲載しています。
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5.0なんの取り柄もない高校生の那央は、反比例のグラフの如く女子と交わることのない青春を送っていた。 もちろん、初出勤で着替えを覗いてしまった(注:わざとではない)バイト先の地雷系女子・藍夏と仲良くなれるはずもない……そのはずだった。 「ねぇ、藍夏と付き合ってくれない? そのために必要になってくる知識や情報は、私が惜しみなく提供する」 バイト帰りに藍夏の姉・櫻子に呼び止められた那央は、どういうわけか姉から妹を売り込まれる異常な事態に――!? 恋愛経験などマイナス方向に振り切っている那央のため、藍夏を落とすための恋愛メソッドを教えてくれるそうだけど。 「あっ、でもセックスしようとしたら、君のちんちんはちょん切るけど」 ……What do you mean?
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4.5「くっくっく……さあ、ヤス。私が男に慣れるための練習台になるのです……!」 生身の女子に性欲を抱けない男子高校生ヤスが同人即売会で出会った憧れの絵師ヨミさん。その彼女の正体は、性欲を集めて貪る淫魔・サキュバスだった! だけどサキュバスのくせに男性恐怖症だという彼女は、上司から課される搾欲ノルマをクリアするため、エッチな絵を公開して世の男性の性欲を集めることしか能の無い業界の落ちこぼれ。 一人前のサキュバスになるために「安全パイ」のヤスを利用して、男性と接することに慣れていこうとするヨミ。恋人の振りをするなかで彼女は次第にヤスに心惹かれていくが、一方ヤスはヨミの描くエッチな絵にしか興味を持っておらず……?
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3.8魔王と勇者の庶民派ファンタジーが学園コメディに! 男子高校生の魔王と、クラスメイトの千穂、そしてマグロナルド店員の芦屋。彼らのもとに、制服をテレアポから女子高生にジョブチェンジした恵美が襲来!? 勇者に敗れ、東京は笹塚に逃げ延び、高校生活を満喫していた魔王。だがある日、事故に巻き込まれ、元勇者の恵美に正体がバレてしまう。品行方正な高校生活を送る魔王を怪しんだ恵美は、女子高生の制服をまとい、学園へと潜入するのだが――!? 電撃文庫MAGAZINE掲載分に、鈴乃やエメラダも登場する書き下ろしを加えてお届け!
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3.5“あなたの映像のなかで、わたしはかがやいていました。好きです” 高校二年の春休み、園端夕の許に届いた心揺さぶるラブレター。だが、手紙に記された“はな”という女の子の心当たりは二人いた。一人は身長も低く、周囲に“華さま”と慕われている愛らしいミニチュア人形のようなお嬢様、東雲華。もう一人は、元気で運動神経もよく、どこか俊敏な小動物を思わせるポップでキュートな成宮花。その二人ともが夕と同じ映像研に入ってくるほど猛烈なアピールを繰り返す。果たしてこの手紙の主はどちらの“はな”なのか──。
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-行人がクラスメイトの夏奈からお願いされたのは、花屋敷澄花という女の子のお見舞いだった。だが部屋に入ってみると、そこは東京の街が広がっていて──。 澄花の趣味はアニメやマンガなどの聖地を巡礼すること。ずっと引きこもり中の彼女は、ネットのストリートビューやAR技術を駆使して聖地を訪れた気になっていた。いつか自分の聖地巡礼サイトをいっぱいにするという野望を持ってはいるものの、部屋&こたつからまったく出てこない澄花。そんな彼女の聖地を求め、行人は一肌脱ぐことにするのだが──。
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5.0最近ついてない事が多い高校生・水上弘司は、幼馴染みの占いを信じて“困ってるもの”に手を差し伸べる。 しかし、助けた仔ネコにはひっかかれ噛みつかれ、募金箱には間違って一万円札を入れ、桜の木の傍ではゴミ拾い中に痴漢に間違えられたりと、以前よりも散々な目に遭ってしまう。 でも、その夜、トリプル赤面ラブコメディは、突然にやってきて――!?
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-手にした者に世界の終末を見せ、様々な能力を授ける装飾具『レヴェリー』。 あらゆる異能力者たちが集まる〈協会〉では、生まれ続けるレヴェリー適合者の管理、そして排除を行っていた。 両眼に義眼のレヴェリーを持つ少年・一ノ瀬唯兎は、チームを組む遠峰綺月、遥邑久狼と数々のレヴェリー遣いを排除し、任務に没頭していた。命と引き換えに能力を発動するレヴェリー遣いたちは、その全てが短命、もしくは身体的代償を捧げて生き長らえている。 ある日、寿命も残りわずかとなった唯兎たちの前に、世界を破滅に導く危険を孕む『終末型』のレヴェリー適合者の少女が現れ──。
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4.2「ねえ、由くん。わたしはあなたが――」 初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。だから、僕は何も知らなかったんだ。由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。
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3.0魔族との戦争が終結してしばし――。平穏を取り戻した世界の問題は、目下のところ《お仕事》だった。騎士をやめたい女騎士や、スランプに苦しむ錬金術師、歌手になりたかった聖職者――。そんな仕事に悩みを持った様々な人々が、転職の足がかりをつかむためにやってくるただひとつの場所。それが《ハローワーク・ギルド》! とある事情でこのギルドの事務員となった青年・キールは、持ち込まれる数々の難題に、慣れないながらも向かい合っていくことになるが……!?
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3.8邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人<竜戦士>ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉や身勝手な戦後処理によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。見かねて手助けしてしまったギュネイは、うっかり救世主、<黒狼の騎士>として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で? 英雄による邪神王国復興物語、開幕!
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4.0日本の沖合から遠く離れた≪学園≫。そこでは、“煉気”と呼ばれる異能力をもった子供たちが集められていた。この学園に入学することになった岩代零が、真紅のドレスを身に纏う学園の超問題児・新宮百華に触れた瞬間、[共振錯覚]によってお互いの思念が映像として流れ込み、恥ずかしい秘密を共有することに。 傍若無人な百華に振り回される毎日の中で、少しずつ心を通わせていく二人。そして、零は学園の真実と襲来する“蛇”の謎、さらには百華が≪叛逆少女≫と呼ばれる秘密に迫っていく──。
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-『――パンがなければケーキを食べればいいじゃない』 「待て! わたしはそんなこと言ってない!」 「……そうなの?」 エクスカリバー、賢者の石、九尾の狐、ヤマタノオロチを始めとした アーティファクトを収集・管理する魔法機関が、突然の大爆発。 数多のアーティファクトが解き放たれ、魔法都市は騒然とする。 そんな中俺が出会ったのは、ワガママで有名なあのマリー・アントワネットだった! 「いいだろう。ならば雪城千隼よ、我が臣下となって共にワガママ姫の汚名を返上するのだ!」 「イヤだよ」 「なぜだ!」 ……だって仲間はバカばっかだし、何より。 「電気も食い物もない、このド貧乏の方が問題だからだよ!」
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-ダンジョン内での犯罪を取り締まる迷宮騎士隊。新たに配属されたラトラはエリート志向でプライドの高い新人女騎士、かと思いきや……真の姿は引きこもり癖のある、ぽんこつルーキーだった! しかし、現場たたき上げのベテラン騎士カルドは、彼女の秘めたる才能と正義の心を見いだす。 「こんな私でも、正義の味方になりたいのっ…!」 「安心しろ。オメェが自分の夢を貫けるよう、最後まで面倒見てやるよ」 互いに少しずつ信頼を寄せていくなか、ダンジョン内で起きる冒険者を狙った連続殺人。違法薬物の売買、そして謎の魔獣を追う少女。 ”迷宮入り”級の難事件に凸凹コンビが立ち向かうダンジョンポリスファンタジー出動!!
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3.0目つきが悪く無愛想なために友人のいない超能力者、干支川圭一。近寄りがたいオーラを発するクールな彼にも、苦手としている相手がいた。 それが、ぺったんこだけど売れっ子の天才女子高生推理作家、小町柚葉。 なんの因果か、二人は桂林館高校のミステリー研究部に所属していた。 そんなある日、美人のお嬢様、眞壁瑠璃子を事故から救ったことで、圭一と小町は奇妙な事件に巻き込まれるのだった……。 まったく噛み合わない迷コンビが妖しげな謎に挑む、コミカル・ミステリー!
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3.4時は幕末。攘夷派と開明派が相克する激動の時代。大坂適塾に学ぶ若き蘭学者にして魔法士の久世伊織は、塾長・緒方洪庵の命で、一冊の難解な魔導書を翻訳するため出雲国松江藩に赴いた。一刻も早く翻訳を済ませ大坂に帰りたい伊織だったが、招かれた屋敷で手渡されたのは、亡き父失脚の原因ともなった、古の“大崩壊”によって失われた技術・魔法金属ミスリル銀の錬成炉が記された書物だった……。翻訳を開始した伊織の周囲の村で起こる神隠し、突然襲いかかる攘夷志士の凶刃、魔法士・金森鳶巣の暗殺。謎を追う伊織と赤眼の志士・冬馬の前に、やがてミスリル錬成に隠された無窮の闇が広がっていく! 魔導の旋律が奏でる幕末ファンタジー!
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3.0「磊一よ、私からの持て成しと、同じバケモノ同士への親愛の証じゃ。食え」 そう言って彼女が突き出したそれは、人間の“はらわた”だった――。 昭和25年晩夏。名家の令嬢の家庭教師として、村を訪れた青年・塩沢磊一。そこで彼が目にしたものは、死体のはらわたを貪る美しき“バケモノ”、御首茉莉花の姿であった。淑やかな令嬢の変貌は病か、それとも祟りによるものか……? 時を同じくして起こる少女の連続失踪事件。失踪者の特徴は、茉莉花の部屋で見た“それ”と一致していて……。 バケモノ姫の家庭教師・塩沢磊一がすべての謎を解き明かす――!!
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-城壁都市バルディウム、ここはどこかの薄暗い部屋。 少年・ノーマンは拘束されていた。 どうやら俺はこれから尋問されるらしい。 語るのは、感情を力に換える異能者《アンロウ》について。 そして、『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』。名を冠した4人の美しき少女とバケモノに立ち向かった想い出。 「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」 「……いや、君にも頑張ってほしいんだけど?」 全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。 これこそが俺の真なる使命――――のはずだった。 だが、いまや俺はバルディウムを混乱に陥れた大罪人。 魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されないようだ。 でも、希望はある。どうしてかって? ――この〈告白〉を聞けばわかるさ。 第30回電撃小説大賞最終選考会に波紋を呼んだ、異色の伝奇×追想録。 ラスト、世界の均衡を揺るがす少年の或る〈告白〉とは――。
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3.5世界の脅威《バグ》に立ち向かう能力者《バスター》の戦いが、全国中継されるエンタメ《バスタード》となった時代。 バスター育成校である御凪学園の生徒・光太は、覚醒した能力が防御特化型故に《バスタード》で好成績を残せず、《最下位の男(ボトムナンバー)》というありがたくない仇名まで頂戴してしまっていた。 しかしあるとき彼は、去年のランキング覇者にして、あこがれの少女・静句からある『宿命』を託される。それは《バスタード》の抱える“闇”の部分へと踏み込む、最重要ミッションであった――!
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3.0高校入って初の夏休み! このビッグイベントに何かを求める高校生・駆はしかし、さっそくチーマーに囲まれていた!? その時 「俺のツレに、手、出したよね?」 と駆を助けたのはとんでもない美少年。彼と駆はすっかり意気投合! けれど、駆は知らなかった。その美少年が実は美少女であり、現在行方不明中の国民的アイドル、瑞星リサだということに! すぐそこまで迫りつつあるマネージャー軍団! 二人の逃避行の行く末は!?
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3.0研究都市、西春日市。地下実験を繰り返す学派に所属しつつも、箒場葉柄は高校生活を謳歌していた。だが幼馴染みの八重垣櫻の帰還により事態は一変する。白いワンピースに麦わら帽子、整った白磁の容貌。絵に描いたようなお嬢様だが、その本質を知る葉柄にとっては頭痛の種。自由奔放な櫻に翻弄されることに。 だが気ままに見えた櫻の言動には目的があった。それは学派がひた隠しにしてきたある事故に関わるもので──。
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4.0『プロジェクト・ファイアウォール』。 それは戦争の悲劇を防ぐため、青少年に課されることになった『VRによる戦争体験学習』。単なる「ごっこ遊び」の域を出なかったはずのその実習は、ある日唐突に混沌のプログラムと化した。 予定されていない兵士――否、人ですらない「謎の敵」の急襲、そして迫り来る「現実での死」の危険……。 高校のクラスメイトとともに、この異常事態に巻き込まれた少年・古橋優馬は、世界4位の成績を持つ兵士で、『フロストバイター』の異名を持つ少女・雨宮千歳が率いるチームに助けられる。 衝突や悲劇を乗り越え、プロジェクトの真相に迫っていく彼らが最後に見るものとは――!?
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4.4大好きだった歌をバカにされてから、自分を表に出せなくなってしまった引っ込み思案な高校1年生・戸山香澄。憂鬱な日々を過ごす彼女が運命に導かれ、ギターや仲間たちと出会い、音楽(キズナ)を紡いでいく!
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3.0学園祭の出し物としてバーチャル空間での演劇を行うことになった高坂直登と二年四組の生徒達。ところが仮想空間へログインした彼らを待ち受けていたのは、自分達を襲う獰猛な狼からの逃亡という不可解な演目の強要。さらにルールを無視した生徒の現実世界での死だった! この演目が「人狼ゲーム」をモチーフにしているといち早く見抜いた高坂。しかしそれは、クラスメイトを疑い、吊るし上げるという最悪の事態を示唆するものであり……。そんな中、自ら狼役であることを名乗り出す生徒が現れ!? 虚構と現実の世界で繰り広げられる死と隣り合わせの人狼ゲーム。極限の騙し合いが、クラスメイトの本性を暴き出す!
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4.0人の周囲にその人物の感情の “色” が見える高校生―― 希崎心弥。 彼は幼なじみの露草弓の初めての里帰りに同行することになり、徒帰島に向かった。 だがその島にはとんでもない秘密があった。 島民全員で一人の 「神」 を信仰していたのである。 そして弓の祖父に監禁された心弥は、恐るべき事実を知ることになる―― すなわち、この世には迷宮神群と呼ばれる神々がおり、今もその眷属と神々を狩る者たちの間で凄絶な争いが続いていると言うことを……! 『陰陽ノ京』 の渡瀬草一郎が贈る新境地!
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3.8遠野綾は高校二年生。平凡な日々を送る彼女の一番の幸せは、部活を通して知り合った他校の男子生徒、村瀬一哉と毎日電話で話すことだった。何度も電話をするうちに、互いを友人以上の存在として意識し始めた二人だったが、夏休みの終わりに一哉は事故死してしまう。本来であれば、二人の物語はそれで終わったはずだった。 しかし一哉の通夜の晩、綾のもとに一本の電話がかかる。電話の主は死んだはずの一哉。そして戸惑う彼女にその声は告げた。死んだのはお前の方ではないのかと……。 二人が行き着く真実とは!? 出会えぬ二人の運命は!? 携帯電話が繋ぐパラレル・ラブストーリー。切なさともどかしさが堪らない、第15回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
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3.0誰も彼に触れることさえできない――世界中にその名を知られ、不死不敗の伝説をもつ最強のスパイ、風魔虎太郎。 多くの仲間が死に、所属する組織が壊滅寸前となっていたことから、スゴ腕の新人スパイが彼の部下として集められる。集結したのは、狙撃やハッキングなど抜きんでた特殊技能をもつ美少女4人。 ハーレムのような日々が始まるかと思いきや、4人の中に、各国のスパイ組織を次々と潰しまわっている謎の人物「ノーフェイス」が紛れ込んでいるという情報を、虎太郎はキャッチする。 命が危険に晒される日常の中、部下たちとの気の抜けない駆け引きが始まる。 果たして、どの少女が……?
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3.3突如現れた少女・アールによって、異世界に誘われた天海蔵人。その異世界で流行っていたのは、なんと地球の人間を拉致し、互いに戦わせるという恐ろしい 『娯楽』 だった。一方的に銃とナイフを与えられ、見ず知らずの誰かとの戦いを強いられることに蔵人は戸惑い続ける。だが、その『娯楽』の頂点に立っている地球人……初戦以外は完全無敗の人物が、幼き日に行方不明になった自分の妹である可能性が高い、ということを知り ── !? 斬新な切り口で「戦い」を描く、ハードアクション&バトルストーリー!
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4.4ずっとひきこもって音楽ばかり聴いていた不登校児の僕。けれど、ゴミ捨て場で拾った真っ赤なギターが僕の運命を変える。それには、交通事故で死んだギタリスト、キース・ムーアの幽霊が取り憑いていたのだ。 「俺が生きてる間に発表できなかった曲を、おまえが代わりに歌うんだよ」 幽霊に尻を叩かれ、僕は池袋で路上ライヴを始める。そこで出逢ったのは、身分を隠して夜の街を彷徨う歌姫ミウ、それから沢山の路上パフォーマーたち。 ストリートを舞台に迷い猫たちが歌い奏でる、切なくて甘い青春と音楽の物語。
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-メールを開いたら光に包まれて、魔王城に召喚された俺(ベタ展開)。俺を喚んだ家臣によると、次期魔王が極度のあがり症で、就任式が執り行えないんだと。 問題の次期魔王はというと、 「い、いやなのじゃ! 部屋から出たら死んでしまうのじゃ!」 ひきこもりも患っていらっしゃる様子。 不可侵条約の期限が切れる前に就任式を済ませないと、人類との戦争という最悪のシナリオに!? だから俺の感動的な演説原稿とスピーチ術で、彼女の就任演説を成功させて欲しいというのだが。 ……待て、どうして俺がワナビだとバレてるんだ!? 俺のことを『漆黒の邪眼天使(PN)』と呼ばないでくれ!
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4.8高校生活初日の朝、佐久間伊織は銀髪碧眼の少女と猫が相対している場面に遭遇する。近づく猫に対して困惑気味の少女が発する言葉は――。 「こ、こっちに来ちゃだめにゃー」 思わぬセリフに困惑する伊織に気づき、足早に去る少女。これが涼原楓との出会いであった。 楓と同じ高校、同じクラスとなった伊織だが、楓を見ているうちに、彼女がほとんど感情を表に出さないことに気づく。だが偶然楓の笑顔を目にしたことで、伊織は心動かされ――。 感情の乏しい少女を笑顔にさせる、甘くも焦れったい恋の物語が幕を開ける。
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2.0かつて世界に蔓延った龍。彼らはやがて滅び、人の時代が来た。人は龍の骸を巨大な鎧とし、戦争をした。龍骸甲……ドラグレイスギアとも呼ばれ、幾千の兵にも勝るその兵器を「鎧う」ことは、騎士の誉れであった。 ――だが、人々は知らなかった。龍たちは骸と化してなお、恐るべき野望を抱いていたのだ。突如として現れた謎の黒い龍と、人の王の崩御。世界はかつてない混乱の渦中に堕ちる。 龍の“声”を感じる力を持った若き騎士・リセル。龍の獰猛な意志が、人の権力者たちの闘争が、平穏だった彼の日々を今、食らい尽くそうとしていた――。 龍と人の陰謀うごめく、王道ファンタジー戦記、登場!
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3.8すべての『陸』は、水底(みなぞこ)に沈んだ。透き通る蒼い海と、紺碧の空。世界の全てを二つの青が覆う時代、『アフター』。 セイラー服を着て『海の男』として生きるボクは、両親の形見・愛船パラス号で大海を渡り荷物を届ける『メッセンジャー』として暮らしていた。そんなボクに、この大海原は気兼ねなくとびきりの『不運』を与えてくる。 ――『白い嵐』。 無情にも襲いかかる自然の猛威。それは、海に浮かぶ全てを破壊した。 愛船パラス号を失い、ボクが流れ着いたのは孤立無援の浮島。食糧も、水も、衣服も、何も無い。あるのは、ただただ広がる『青』。ここに、助けは来るのか、それとも―― それは、いつ終わるとも分からない。ボクの『生きるための戦い』。
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4.5黒河スヴェトラーナは品行方正、成績優秀なスーパー委員長である。そして数年ぶりに再会した俺の幼馴染でもある。 だが、そんな一見完璧に見える黒河には“ある”秘密が――。 「たっくん、いる! たぶんなんかいるよぉ――ぴぎゃあぁあぁあ」 実は彼女は夜に一人でトイレに行けないほど、ビビりだったのだ! 黒河の親の海外転勤をきっかけに同棲をすることになった俺は、彼女の弱点を克服するため協力することになり――。 「ねぇ、たっくん。……一人じゃ怖いから一緒に寝ない?」 おいおい、大丈夫か俺の高校生活!?
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5.0荒廃した24世紀の東京は合成食糧や電子ドラッグが巷に溢れ、荒くれ者たちが鎬を削る……それでも、やっぱりお腹は減るんです。日々の戦いに疲れたら、奇蹟の食堂――《伽藍堂》へ! 厨房を受け持つのは「食の博物館」の異名を持ち、天使の微笑みをたたえる少女ウカ。狩人兼給仕を担うのは、無法者に睨みを利かせる、こわもて奔放娘リコ。 二人は今日も未知なる食材求めて、てんやわんやの大騒ぎ。「おいしい!」の笑顔のためならば、人を喰らうドラゴンから、食べたら即死の毒キノコ、はたまた棄てられた戦車まで!? なんでもおいしく、そして仲良くいただきます! リコとウカの風味絶佳な日常を皆さんどうぞ召し上がれ。
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3.3無表情すぎて友達レスな俺は、あがり症すぎて同じく友達レスな幼なじみの女子・明(あき)と共に、ふたりぼっちなお弁当を食べる毎日。そんな俺たちの前に、発言エロすぎな残念美人・乃花(のはな)先輩が現れる。ほぼ強制的に 「人見知り部」 なる謎の部に入部させられることになった俺たちだったが、無表情にあがり症に下ネタ好き── って、この部、青春不適合者の集まりじゃねぇか!? 不健全系学園ラブコメ登場!
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-黒い三角の頭巾をかぶり、二つの穴から目だけを出した連中が集う。俺たちは秘密結社だ。今日も胸の前で指を組み、誓いの言葉を叫ぶ。 「ラヴ!!」 と。 不純異性交遊禁止の校則に逆らい、恋をするため。俺たちは今日も集うのだ。ああ、けれど俺の恋はきっと、秘密結社の力でも叶わない。なぜなら俺が恋する人は、校則を定めた張本人 ── 生徒会長円城あかり、その人なのだから。
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-放課後、さびれた廃墟にいきなり現れたちょっと露出度が高めの美少女。なぜか僕の頭に、姫咲アテナという名前が浮かぶ。「実はわたし、異世界で勇者やってるんです。──いきなりこんなことを聞いても、信じてもらえないですよね」「いや、信じるよ。だって君は、僕が考えたキャラクターなんだから」「…………はい?」「だって、現実の世界に、君みたいにかわいい子がいるわけないじゃないか」 そう。これは全て自分の妄想の出来事で、彼女は本当は実在していないんだ──。
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4.0その国は、“化生” と呼ばれる異形の怪物に脅かされていた。化生に対抗できるのは、「火渡」 という弓を預かるただひとりの “火目” だけ。火目を目指すものたちが集う、宮中の火垂宛──。そこには “御明かし” と呼ばれる三人の火目候補、化生に村を焼かれた伊月、どこか謎めいた盲目の佳乃、無邪気で才能溢れる常和がいた。化生との遭遇と戦い、火垂宛からの脱走。三人はさまざまな苦難を経験し、時に諍い、時に助け合いながら絆を深めていく。そんな折、化生の勢力が増し、当代の火目の衰えが囁かれるようになった。そして伊月は、御明かしと化生の奇妙な共通点を見つけるが……。
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4.0友人たちに次々と彼女ができていく中、最後の独り身となったオレ。こんな高校生活なんて……と嘆いていたら、ある日、新作ゲームアプリの宣伝メールがスマホに届いた。そのゲームは、現実の未来を予測することで、女の子との出会いまでプレイヤーを導いてくれるという――。マジか? それが本当なら、オレの憧れである資産家のお嬢様・望月六花や、清楚な優等生・中嶋コノハと出会わせてくれ! こうして、プレイ時間5日間という制限の中で、ヒロインと出会うべくゲーム片手に悪戦苦闘する日々が始まった。
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3.6「――わたしのお願いは、絶対なの」 どんな「お願い」でも叶えられる葉群日和。始まるはずじゃなかった彼女との恋は、俺の人生を、世界すべてを、決定的に変えていく――。 ほんわかしていて、かわいくて、どこかちょっと流されがちで。 それなのに、聞いてしまえば誰も逆らう気になどなれない「お願い」の力を持つ日和と、ただの一般人なのにその運命に付き添うことになってしまった俺。 「――でも、もう忘れてください」 世界なんて案外簡単に壊れてしまうのに、俺たちの恋だけが、どうしても終わってくれない――。 これは終われないセカイの、もしかして、最後の恋物語。
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4.0ヒロインレース物のラブコメで一発当てた高校生漫画家、薬師錬太郎。ところが最終回の結末(誰と恋人になるか)が読者間で炎上しトラウマを抱えることに。新作で汚名返上を試みようとするが、担当編集の巡川萌絵にはなぜか「彼女を作れば連載していい」という条件を付けられてしまう。 同級生で漫画家の茶菓上むつきと、漫研後輩の時村しおりにも相談するが、じつは錬太郎が好きだった二人は恋人に立候補! さらに担当編集・萌絵の錬太郎に対する好意まで発覚!? 錬太郎大好き同士の3人は協議の末、錬太郎から告白されない限りは自分から好意を伝えない協定、告白禁止条約を結ぶが……。 告白は禁止。だけど告白以外はなにをしてもOK?? でも、――ヒロインレースはもうやめませんか?
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4.4アイシアは激おこした。育ての親で、いつもデレデレに甘やかしてくれるエルフのロリママが政略結婚するというのだ。 アイシアに政治はわからぬ! でも経済はちょっとわかる。貨幣足りない、特産品も無い。それがダメじゃね? こうなったら、ボクがその土地を経済大国にして、ママの婚約をぶっ壊してやる! ……そう、イギリスの造幣局長だった前世――アイザック・ニュートンの経済知識を使ってな! ハッタリをかまして資金調達! 魔族から徴税し、公営ギャンブルで経済を回す! 一見、悪徳商人めいたアイシアの奇策は、弱小領地をどんどん大国に染め上げていき……! 爽快【経済】無双ファンタジー開幕!
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4.0俺は美少女アレルギーだ。信じてくれないだろうが、美少女に近づくだけで身体が変調をきたし、美少女に触れれば死んでしまう。ああ、たしかに笑えるよね。でも俺には死活問題なんだ。それなのに、俺の周りには美少女が集まってくる。なぜなんだ! 神はいないのかッ! 美少女に囲まれて暮らす、美少女アレルギーの少年を描く、苦しく切ない生殺し系ドタバタラブコメ、開幕!
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3.0その美少女は人斬りだった。 祖父の家に『刀』が飾られていて。 それを振るう『性』を持ち。 『力』があることは運命なのだと。 彼女は信じて疑わない。 かつて「事故」で両腕の機能を失った女子高生・春日透は、人を殺してみたいと願っている。世界に害を為す「超能力者」は一人残さず斬り殺す。辻斬りを邪魔する奴も全員殺す。そうして日本刀を口に咥え、彼女は今宵も獲物を探し回る。 だがある日、彼女が一度殺し損ねた男が、復讐のために近づいてきて……。 愛憎が交錯する本格異能バトル、開幕!
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3.3私は、闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き、朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係の始まり。彼は、私の心を激しくかき乱す。彼に会うたびに、言葉を交わすたびに、見つめられるたびに、ドキドキとゾクゾクがやってくる。彼の身体の一部に触れただけで立っていられないのだ。…そう、彼は、私にとって『特別』な存在。―私の血を吸った“ひと”。『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る…。
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-幼少の頃から拳法に打ち込んできた実直な少年、初真。男子校で武道一筋だった彼が、転校先で拳法部に入部すると、驚くことに、部員はすべて女の子! ハーレムに……などという甘い展開はなく、力試しのため乱捕りに引っ張り出され、ボコボコにされる。周囲から呆れられるが、実は初真には秘密があって――。 迫力のリアルアクションと美少女たちが交錯する、熱血&爽快青春ストーリー!
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5.0オンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』。強引な従姉によって始めさせられたゲームで、僕はひとりの冒険者と出会う。彼女は可愛らしい猫耳の少女であり、親切で頼りになる先達であり、明るく魅力的な性格であり、けれど、ゲームの外では――療養所のベッドでノートパソコンを抱える、暗く沈んだ目をした女の子だった。ゲームとリアルにおける、二度の出会い。彼女の傷はリアルから始まりゲームへも影を落としている。一方、僕らの絆はゲームから始まってリアルへ繋がっていく。彼女がゲームの中で見せてくれた笑顔は決して嘘なんかじゃない。彼女は蒼天の空の下、孤独に新生を待っていたのだ。だから僕は灰色の病室で、彼女の背を押そうと思う――ゲームの中で彼女が、僕の背を押してくれたように。
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3.0死者の魂を呼び出して、無限の兵器として運用する者。死者の言葉を聞き出して、古代の英知として導く者。死者の想いを利用して、己の欲望を満たす者。――それが死世学者。類い希なる魔力を持ち、たった一人で戦況のすべてを覆す美しき死世学者の少女クレッシェンド・イマジナル。そして彼女が死から喚び起こした最愛の幼馴染みの霊にして、最強の傭兵トトポン。二人は魔法同業組合の発達する黒曜都市共和国オブシディアにて首都防衛戦に参加する。一般兵から疎まれながらも一騎当千の活躍を果たす彼らだったが、侵略軍の中にも死人兵が現れたことで事態は一変し……。死を操る少女と、不死の傭兵の運命を描く予測不能の魔法戦記ファンタジー!
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3.2「俺、何かに対して本気になれるのかな?」 何事にも本気になりきれない高校生の高村・昴。そんな彼は一人のゲーマーに出会い、“己の本質”と真剣に向き合うことになる。 将来の進路を考え、決めていく友人や幼馴染み。変わっていく周囲との人間関係の中で、彼の答えはどこにあるのか――。 「――敢えて問いますが、君は、ゲームが好きですか」 異色の青春“ゲーマー”小説、開幕!
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-生き返った。それも俺(魔王)を殺した憎き少女の死の直前に。 死に際に俺がかけた呪いが勇者を殺すまであと三十日。死の恐怖を前に無様にあがく彼女の姿を、高みの見物といこうじゃないか。 そうして、勇者の暮らすカミゴ村にたどり着いた俺は ――牢に直行することとなった。 いやいやいや! なぜこうなった!? 新任神父と間違われ、なんとか牢を出た俺を待ち受けていたのは、子供達とおくる教会生活。魔王を嫌う村人のため神父として東奔西走。あげく、噂を聞きつけた勇者が嫁入り志願してきて――。 どうなる、俺の復讐!?
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3.0自分にはツキがないなんて思っている人はいませんか。もしかしたら幸福の天秤が不幸に傾いているのかもしれません。優哉はそんな天秤が見えてしまう、不思議な男の子です。いつもニコニコかわいらしい顔で微笑んでいる優哉は、不幸な人を見ると放っておけません。相棒の我王に「人がよすぎる」と言われてもニコニコするだけ。ほら、今日もまた―。優哉のやり方は少し変わっています。優哉は不幸な人に出会うと「握手しよう」と言うのです。すると握手をした人は、彼の幸運を分け与えられ―。これは日常の中にある、優しさと救いの物語です。
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4.3この世界に大地はない――世界は一度ばらばらに崩れ落ち、人々は大地から切り離された浮遊島で生活をしていた。 とある孤島で両親を待ち続けていた少女・アリアは、飛空船乗りの青年・泊人と出会い、両親を捜す旅に出る。 世界を変える《干渉力》の才能を持つが故に人々から疎まれ、心を閉ざしていたアリア。自由気ままな飛空船乗りの泊人や、文化や価値観の異なる島の住人たちとの交流のなかで、少女は《風使い》としての力を開花させていく――。 広大な空に浮かぶ島々を巡る、驚きと発見に満ち溢れた自分探しの旅。心躍るロードノベル開幕!
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-隣国との激戦が続く、古都クシュールリンド。各地から集まった兵士と、人型古代兵器≪対竜単騎≫がひしめき合う。この地に、激励に赴いた戦姫アルトーネは、戦闘で片腕を失った一人の少年と出会った。名をイナヅチという彼は、姫と共に戦いたかったと無念を吐露する。その夜、姫のために祝宴が開かれるのだが、賑わいに紛れ、シンミルドという女系一族の姿も。彼女たちの目的は、古都で発掘された≪対竜単騎≫を奪取し、姫の命を奪うこと。姫に凶刃が迫る中、突如銀雷を放つ対竜単騎が現れ、窮地を救う。その巨人の中から現れたのは、かつて見た少年の面影を持つ銀髪の少女だった。二人の出会いは、青天の霹靂だったかもしれない。だがそれは、運命の出会いだったのだ。
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3.7夏の始め。転入生の少年・慶介は席が隣になった少女に懐かれた。教科書や地図帳にミリタリーだったりガ○ダムだったりな落書きをしていたその変な子の名は、春日野鮎美。昼休み、彼女に案内された先には――なんと自衛隊が有する90式戦車が!! どう見てもホンモノのそれを、鮎美はなんと“プラモ”だと言う。すごいけど迷惑なこれらの作品たちのせいで生徒会から目を付けられた模型部を守るため、慶介は協力を求められるが――?
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4.0サンタクロース ── 白ヒゲに赤い衣装とトナカイがトレードマークの人気者。それは、現代でのもう一つの姿なのだが……。 多色多彩なサンタが住む世界・サンクラウスで行われる 「ホーリーズ・ナイツ」。勝てば現実世界への道が開けるこの武闘会で無敗の赤サンタを倒すべく、黒サンタ代表ノエル・シャープが立ち上がる。ただし、全身タイツ姿のレインディア(トナカイ)として。……えっ、なんでそうなるの!? 聖なる夜をアツくするおバカでシュールなバトルコメディ!
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3.8黒崎雄一が所属する高校のIT研究部が運営するウェブサイトに、自殺の予告を思わせるメッセージが書き込まれた。ただの悪戯かもしれないと思いながらも、ネット上での交流が深かった雄一は、メッセージの送り主、天空のアイを捜し出すことを決意する。わすかな手がかりを頼りに捜索を始めた雄一は、同じように天空のアイを探そうとする掲示板の常連、薔薇の棘と出会う。そしてふたりは協力し、天空のアイを捜そうとするのだが……。第8回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作家が贈る、青春サスペンス!
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-革命勢力「黄金の地平」の一員である少年ビスカラは、クロバンス王国を変えるために、命を省みず戦っていた。憧れの指導者ラスカリナ、頼りになる同胞ベルナレット、部下のトルエノ、キネット・キトル……多くの少女たちとともに。のちの歴史家は言う。「ビスカラは英雄だ」と。しかし、若きビスカラの前に広がっているのは、普通の人間では耐えられないような血塗られた道だった……。人生ってやつは――、なまやさしいものじゃない。
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-現代より少し科学が進んだ世界。世界的な大企業SAI社が製造・管理する心を持った人型のアンドロイド、通称『ギフティア』は人間社会に溶け込み、人とともに生きていた。ただし、それが許されるのは、限られた時間の中だけのこと。81920時間――それがギフティアの寿命。持ち主とかけがえの無い時間を過ごしたギフティアの回収業務は、はたして想い出を引き裂くだけの仕事なのか? ツカサ、ザック、シェリー、コンスタンス、そしてアイラ――。それぞれが出会う「心からのありがとう」を描く珠玉の短編集。 【各章紹介】 「はじまりの場所 -Episode Tsukasa-」…自身も寿命を迎えつつあるギフティアの少女アイラと、仕事上のパートナー・ツカサが、ギフティア購入の場であるショールームを訪ね、そこで働くギフティア・フィルの「憧れ」と向き合う物語。 「捨てられたギフティア -Episode Zack-」…ツカサの先輩社員ミチルとパートナーのザックは寿命を迎えるセシリーの回収に向かうが、彼女は山奥の小屋に一人置き去りにされていて? 「機械仕掛けの歌姫 -Episode Sherry-」…古株だが不真面目な社員ヤスタカと、そんな彼に手を焼くシェリーはアイドルとして活動していたユーフェミアの回収を担当することになるが? 「ターミナルサービスの在り方 -Episode Constance-」…ツカサの直属の上司であるカヅキと優秀なパートナー・コンスタンス。業務の方法で会社上層部と意見が食い違うカヅキを見て、コンスタンスが取った行動は? 「親友の想い出 -Episode Isla-」……アイラが日記を書くのをやめてしまうきっかけとなった出来事、アイラにとって初めてできた親友・チェルシーと、彼女の所有者との物語。
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-草木に覆われた、遠い未来の世界。そこでは植物が既存の生命も文明も全てを呑み込み、新しい生態系が生まれていた。 なかでも「花人」はその最たるものである。花人はかつて存在した「人」に似た姿で「花」の特性を持った新しい生命で、旧文明の遺跡を発掘しながら独自のコミュニティを築いていた。 そんな世界で目を覚ました少女・ハル。記憶を失った彼女はこの世界で唯一の人間として花人たちと交流を深めていくのだが、外の世界を知ろうとするハルと、花園を守る役目を負った花守のアルファは衝突してばかりで……。
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5.0【王位戦争】――次代の国王の座を王の子たちが奪い合うロイヤルゲーム。 傑物ぞろいの王族が通うロアノーク王立学園に足を踏み入れたのは、奴隷の少女・イヴ。現王と奴隷の間に生まれ、このゲームに巻き込まれた頭脳明晰な才女。そして、彼女を補佐する少年・カイは、国益のために傀儡政権の樹立を狙う敵国のスパイだった。 人間の本質をさらけ出す数々の頭脳戦。候補者同士が《騙し》《謀り》《裏切り》《潰し合う》、このゼロサムゲームの先に待ち受ける揺るぎない真実とは――? 女王になれなければ無惨な死と嘲笑を運命づけられた少女と、彼女を利用しようとするスパイの少年――奇妙な共謀関係にある二人による、命を賭した国奪りゲームが始まる。
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4.0突然、夏休みに別世界へ召喚された高校生・雪村統吾。統吾は魔王を倒し、世界を救った勇者となって現代へ戻ってきた。そんな彼の前に謎のスーツ男が現れ、別世界の人間を集めた学校へ転校することに──。 そう、雪村統吾はこの転校に人生を懸けている。強くて謙虚で人気者、「雪村くんって勇者だったんだ。すごーい!」と女の子にモテモテ学園ライフを満喫するはずが、世界を救った勇者はクラスの中でも最弱だった!? そんなアレな統吾でも、気にせず慕って最初に声をかけてくれた可愛い魔法使い・夏森朱音。彼女のために真の勇者になろうと頑張るが……。