国内小説 - 宝島社 - 宝島社文庫作品一覧
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3.7宝島社×エブリスタ 『この文庫がすごい!』大賞 受賞作 応募総数1874作品 その探偵、食べものの声を聞く【フードヒアリング】! 漫画家を目指すフリーター宇佐見太一は事故で意識不明となってしまう。 目覚めたのは、高校時代に自分が描いていた漫画『食べもの探偵トモアキの事件簿』の世界。 “食べものの声”を聞き事件を解決する奇妙な探偵・トモアキの助手をしつつ、 現実世界への帰還を目指すが徐々に意識の境界が揺らぎはじめ……!? 一方で宇佐見の友人である沙月は、彼を目覚めさせる、とあるアイディアを思いつく! 交錯する夢と現実。謎だらけの名探偵。 新感覚クロスオーバーミステリー!
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3.0エブリスタ×宝島社『この文庫がすごい!』大賞受賞作(応募総数1874作品)! 僕の結婚相手は、4回目の結婚に心を閉ざした花嫁だった――。優れた方術士を輩出する京都の名家で元次期当主だった鈴夏文人と、海外との貿易も盛んな大阪の豪商の令嬢・雪割一華の結婚は、出会いから衝撃的で!? 政略結婚とはいえ夫婦になったからにはと歩み寄ろうとする文人に対し、夫婦関係を拒絶し両家にとって円滑で具体的な離縁まで勧めてくる一華。かつて一族の期待を背負った聡明な令嬢だった一華は、ある事件を境に公の場に出てこなくなったという。ぎこちない夫婦生活の中で少しずつ一華を知るほど、文人は彼女の抱える秘密を共有したいと願うようになっていくが、彼自身も人には言えない秘密を抱えていて――。 『家』に縛られ、秘密を抱えていた二人が紡ぐ婚姻譚が始まります。
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3.3第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作は江戸の口入屋を舞台にした時代ミステリーです! 江戸・天明年間の京都。働き口や住む場所を紹介する「縁見屋(えんみや)」。代々から続く“徳を積む”という家訓のもと、通りすがりの修行僧や旅人などあらゆる人の世話を焼いている。娘のお輪は父と穏やかな日々を過ごしているが「店の娘は代々男児を産まず早死にする」という噂に悩んでいた。ある日、店に修験者が訪れ、父は男に縁見屋ゆかりの火伏地蔵堂の堂主を任せることに。お輪は「帰燕」と名乗るその男に、なぜか心を惹かれていくが……。悪縁により短命な家系に生まれた不運な娘を救うべく、謎の修験者が施す大いなる“秘術”とは? ふたりの運命は?
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4.1いよいよ最終章に突入! 累計42万部突破!大人気警察小説「ハラマキ」シリーズ 黒幕が仕掛けたシリーズ最大の”罠” どうするハラマキ!? トラックから発見された一家3人の全裸死体。 事件の背後に浮かび上がる「愛犬家」の正体とは――!? (あらすじ) 左派の論客のSNSに、「活動を停止しなければフォロワーを殺す」という脅迫が届く。 相談を受けた警視庁捜査一課の原麻希は、よくあるSNSのいたずらと受け流すが、 実際にフォロワー3人が全裸遺体で発見される事件が発生する。 事件を追う麻希だったが、捜査は思いも寄らない方向へと進み、 麻希の新たな相棒・相原寛太郎の身にも危険が迫る――。 (著者プロフィール) 吉川英梨(よしかわ・えり) 『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。
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3.5日本の警察機構の中――通常の捜査では手の届かない巨悪に対し、 超法規的手段で立ち向かう非公式の組織が存在した。 シンプルに「互助会」とだけ呼ばれるその組織を構成するのは、 様々な理由から殉職を偽装し、家族も戸籍も失い「死人」となった元警官たち。 そんな「死人」の一人である伊藤は、ある日互助会の元締・如月警視正から呼び出しを受ける。 そこで与えられた仕事は、新人「死人」の井上元巡査部長の教育係だった――。 死人となった警官たちが、各々の特殊技能を駆使し、社会の裏にのさばる邪悪に食らいつく! 『ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課』の鷹樹烏介が贈る、異色警察小説新シリーズです。
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3.2「あなたは、サイエンスを愛していますか?」 興国科学研究所に勤めるクビ寸前の研究員・円城寺は、突然センター長の呼び出しを受けた。 2年前に論文捏造の疑惑で日本中を騒がせた“PAX細胞”についての論文が、今になって再び投稿されたというのだ。 三人の執筆者のうち一人は失踪、一人は怪死といういわくつきの論文。いったい誰が、何のために投稿したのか。 調査を命じられた円城寺の前に、一人の女性が現れる。 文部科学省・研究公正局から派遣されてきた、サイエンスを愛するキレ者役人・二神冴希。 彼女の強引な調査手法に辟易としながら、円城寺は捏造論文投稿の真相に迫っていく――。
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3.6“歩く一人諜報組織”=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。違法な囮捜査を駆使して工作員を追う来栖。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じのため次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀(オ・ジョンス)。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる呉だったが、彼の元に謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始め――。桜木町、福富町、寿町、石川町――横浜を舞台に、神奈川県警・公安のエースと孤高の工作員が静かに火花を散らす。
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-2021年4月2日公開! 坂口健太郎主演、傑作サスペンスドラマの劇場版を完全ノベライズ。 無線機だけで繋がる“現在”と“過去”の刑事が協力し、未解決事件に挑む―― ※『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは 韓国ドラマ「愛の不時着」などで知られるスタジオドラゴンと、世界的に高い評価を得ている制作会社A STORY が共同で手掛け、韓国で数々の賞を受賞した傑作ドラマを原作に、日本で 2018 年にリメイク。 放送後「GYAO Awards 2018」を受賞し「テレビ見逃し部門」において年間最もユーザーに支持されたテレビ番組に選ばれるなど、放送に留まらず配信でも高い評価を得た傑作サスペンスの連続ドラマ。 (あらすじ) 2021年東京。ハイヤーが暴走し政府高官が交通事故死した。三枝健人をはじめ桜井美咲が率いる長期未解決事件捜査班は、事故が仕組まれた事件ではないかと疑う。 一方、2009年の東京でも政務官が相次いで交通事故死し、熱血刑事の大山剛志だけが事件性を疑っていた。時刻は23時23分。繋がるはずのない無線機が再び鳴り出す! バイオテロから日本を救うため、動き出す三枝と大山。そしてついに、二人は“現在”で出会えるか!?
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3.6『公開処刑人 森のくまさん』でスマッシュヒットを飛ばしている著者の第2作目です!高校生がいじめを苦に自殺した問題で、マスコミが騒いでいる。川口巡査部長と原田警部補が警察の面子をかけて捜査にあたるが、ネットでは加害者の実名まであがり、人気ブロガー・あしだかおるによる高校生批判も話題になる。同じ頃、とある理由と妊娠を機に退職した元高校教師の理沙子は、同じマンションに住む主婦から、自身のブログまでも逐一チェックされるなど、執拗な干渉を受け、理沙子が問題の生徒の担任だったのではないかと疑われる。いじめの加害者だった少年の一人が自殺したことで、主婦からの追撃は勢いを増していく。日に何度もかかってくる無言電話や悪質な悪戯とも思える出来事に恐怖を覚えるなか、理沙子は、ネットで起きている事態に直面し……。
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3.7累計72万部突破の大人気シリーズ最新刊! 刃物でめった刺しにした殺人事件の容疑者の男は、犯行は認めたが、なぜか被害者を認識していなかった。その後も酷似した殺害方法が続き、やがて被害者は皆、SNS上でミステリー作家・佐藤青南を批判していたことがわかる。佐藤は心理学を駆使する警察官が主人公のミステリーで人気を獲得。オンラインサロンを運営しており、多くの会員をもつ。佐藤に疑念を抱いた取調官の楯岡絵麻だが、佐藤は行動心理学に精通しており、絵麻に隙を見せない。さらに行動心理学で見破った事実は証拠にならないと豪語する佐藤。はたして佐藤青南の殺人教唆は成立するのか?
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3.5累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、新章第2幕! 「近い将来、また襲ってくるであろう新たな感染症に対しても、本書はまたとない警告の書となるはずだ。」――斎藤美奈子(文芸評論家) (あらすじ) 新型コロナウイルスの第二波が収まりつつある中、安保首相は体調不良を理由に辞任、後継の酸ヶ湯はGo Toキャンペーンに励み、五輪の開催に向けて邁進していた。しかし変異株の上陸で状況は一変、それまで感染対策を自画自賛していた鵜飼府知事統治下の浪速で医療が崩壊し始め……。浪速を復活させるべく、政策集団「梁山泊」の盟主・村雨が、フリー病理医の彦根とともに行動を開始する! 電子版共通あとがき、全著作リストを含む電子特典付きです。
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3.6混乱する政治と感染パニックの舞台裏! 累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、新章開幕 「おなじみの面々との再会を楽しむのもよし、コロナの始まりを振り返るのもよし」――中江有里(女優・作家・歌手) (あらすじ) 豪華クルーズ船内で新型コロナウイルスのパンデミックが発生。政府の対応が後手に回る中、厚労省技官・白鳥の差配でクルーズ船の感染者を東城大学医学部付属病院で引き受けることになり、不定愁訴外来の田口医師が対策本部長に任命された。一方、北海道の雪見市救命救急センターでもクラスターが起こり、センター長の速水たちも濃厚接触者に……。混乱する社会状況に彼らはどう立ち向かうのか!? (著者プロフィール) 海堂尊 1961年、千葉県生まれ。作家、医師。第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2006年に『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)で作家デビュー。著書は「桜宮サーガ」と呼ばれるシリーズを成し、本作および次作の『コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴』(宝島社)も連なっている。他にはキューバ革命のゲバラとカストロを描いた「ポーラースター」シリーズ(文藝春秋)などがある。最新作は『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋)。
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3.5『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉としてデビューした著者による、動画配信ミステリー! 人気ミーチューバー・ソウスケが、大食いチャレンジ動画の生配信中にカメラの前で突然死んだ。食べていたものは、すべて視聴者からの贈り物。果たして、これは事故なのか、殺人なのか。ソウスケの配信を見ていた友人で、「謎解き」ミーチューバー・カイは、恩義ある彼の死に報いるためにも、ソウスケの死の謎に迫ろうと決意。動画編集を担当するパートナーの千尋を説得し、自身の推理を披露する配信を開始する。一方、警視庁は、人気ミーチューバーの死を殺人と断定。捜査一課の田井中も捜査に加わるが、田井中もまた人気ミーチューバーという裏の顔を持っていて……。
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3.7七月隆文さんが贈る、ハーブの香りただよう癒やしの物語が、待望の文庫化! 13歳の春休み。家でも学校でも居心地の悪さを感じていた由花は、家族のもとを離れ、田舎で薬草店を営むおばあちゃんと暮らす決心をする――誰にも言えない友達・サラとの永遠の友情を守るために。森の中に佇む古いが落ち着いたお洒落なお店、自分のために作られた手作りの部屋、魔法の本みたいな日記帳、そして、由花のための特別なハーブティー……。おばあちゃんとサラと一緒の田舎暮らしは、由花の心をふんわりと満たしていく。それは、春を迎える再生のはじまりだった。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『100万回生きたきみ』など、細やかな心の機微を瑞々しく描く名手・七月隆文さんが綴る、少女達の物語がはじまります。 ※本書は2020年10月刊行の単行本『サラと魔女とハーブの庭』を文庫化したものです。
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3.4会うたびに変わる供述。 二転三転する動機。 なぜ殺したのか、本当に殺したのか 是枝裕和監督、最新作。 小説で浮かび上がる「真実」のその先―― 二度目の殺人を犯した男、翻弄される弁護士、そして鍵を握る少女… 待ち受ける“三度目の殺人”とは―― 話題の是枝映画、衝撃の小説化 小説で浮かび上がる「真実」のその先――。 「本当のことを教えてくれよ」 ――弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術”を駆使してきた弁護士・重盛。 しかし、担当した事件の被疑者・三隅は、会うたびに供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。 そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。 なぜ殺したのか。本当に殺したのか。本当に裁かれるべきは、だれなのか。 心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。
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3.6シリーズ累計120万部突破! 宝島社の大人気「ショートショート」シリーズ、最新刊のテーマは“おやつ”です! “チーム・バチスタ”海堂尊、“元彼の遺言状”新川帆立など豪華作家陣25名による書き下ろしショート・ストーリー ふわふわのホットケーキからほくほくのやきいも…… 感動のストーリーからユーモア、ミステリ―まで、読むと笑顔になる美味しい超ショート・ストーリー。 ほっとひと息つきたいティータイムにぴったりな物語を25作品収録。 [著者] ※五十音順・敬称略 一色さゆり/井上ねこ/海堂 尊/伽古屋圭市/梶永正史/柏 てん/喜多 南/黒崎リク/咲乃月音/佐藤青南/城山真一/新川帆立/蝉川夏哉/高橋由太/辻堂ゆめ/塔山 郁/友井 羊/南原 詠/林由美子/柊サナカ/降田 天/森川楓子/八木圭一/柳瀬みちる/山本巧次
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3.8『このミステリーがすごい!』大賞受賞後第一作、文庫化! 内閣金融局の秘密部門SIIに所属する二礼茜の仕事は、依頼人の“もっとも大切なもの”と引き換えに、 経営危機に直面する会社に対して株取引によって資金作りの協力をすること。 新たな依頼主であるバイオベンチャーのエヌメディックは、提携していた大手製薬会社が共同研究から撤退し、 銀行から融資引き揚げの通告を受けて窮地に陥っていた。 さらには、株価が乱高下したことで内部情報が漏れているのではと噂されていた。 茜は、社長の清宮と「インサイダー取引にかかわった人間を特定すること」を条件に、株取引を開始する。 しかし、大型株の市場ではヘッジファンドが操る自動売買システムが高速取引で相場を牛耳っていた――。 インサイダー情報漏えいの原因を清宮社長が調査するなか、茜は助手の百瀬良太とともに、 巨大アルゴリズム取引に挑む!
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3.5あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の電子化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』、吉村昭 『羆嵐』、志茂田景樹『黄色い牙』。本書、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』は、久かたぶりに出たこの手の話の傑作である」(解説より) マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、ライオンの首を一瞬でへし折るパワーをもつ巨大ヒグマ、シャトゥーンが襲いかかる! 電話も通じない孤立無援の状況下から脱出することは出来るのか!?
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3.0世界的な大ヒット映画『CUBE』の日本版リメイク 映画『CUBE 一度入ったら、最後』が、菅田将暉ら豪華キャストで10月22日から全国公開! 小説版では、映画冒頭で死ぬ「最初の男」が死ぬまでに何があったのか、CUBEで目を覚まし脱出を目指す姿が描かれます。 映画につながるストーリー(もうひとつの脱出劇)として、新しい「CUBE」の世界をお楽しみください。 ※冒頭の口絵の一部が電子版には含まれておりません。予めご了承ください。 (あらすじ) 眠りから覚めて目に入ったのは、無機質で冷たい部屋だった――。 年齢も素性もバラバラな6人の男女が閉じ込められたのは、少しでも気を抜けば「死」に直結する トラップが仕掛けられた<謎の立方体・CUBE>。 なぜ彼らは閉じ込められたのか? 一人の犠牲者が出たことで、かりそめの協力関係は崩壊を迎え……。 映画『CUBE 一度入ったら、最後』につながる、もう一つの物語。 (C)2021「CUBE」製作委員会
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-「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」 約30年ぶりの復刊がリバイバルヒット、そしてまさかの実現をはたした実写映画は興行収入37.6億円の大ヒット、 その勢いのまま第43回日本アカデミー賞最多12部門を受賞した、魔夜峰央原作の「翔んで埼玉」がついに小説化! 映画の脚本を手掛け、本作で第43回アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一氏による完全書き下ろし小説です。 サイタマラリアにおかされた百美の闘病生活、埼玉県内の序列など、知られざる裏設定や、映画にはなかった幻のシーンが今、小説で明かされる……! 巻末には、原作者・魔夜峰央による描き下ろしマンガ付き! ――埼玉の皆様、小説までつくってゴメンなさい。
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4.0「関西の皆様、飛び火してすんまへん。」 11月23日公開の「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」ノベライズ! 前作に続いて脚本を手掛けた、徳永友一氏による完全書き下ろしです! 興行収入37.6億円の大ヒット、そして第43回日本アカデミー賞最多12部門を受賞した映画「翔んで埼玉」の続編がいよいよ公開! しかも今度の舞台は…埼玉だけでなく、関西圏!? 埼玉に海をつくることを計画した麗が向かったのは、和歌山県の白浜。そこで出会ったのは、滋賀解放戦線のリーダーだった。 壮大な茶番劇は、東西対決へと発展――!? 脚本を手掛け、本作で第43回アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一による完全書き下ろしです。 巻末には、原作者・魔夜峰央による描き下ろしマンガ付き!
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4.0第8回ネット小説大賞受賞作! 偏屈でぐうたらな館長と苦労人司書、奇妙な来館者が織りなすビブリオファンタジー! 鬱蒼とした雑木林に囲まれた町はずれの私立図書館・黄昏堂《たそがれどう》。そこで働く新人司書・湊(みなと)は、膨大な蔵書を有するにもかかわらず、少ない来館者数に嘆いていた。しかし、偏屈な若き館長・空汽(うつろぎ)は「この館に余計な客を増やすつもりはない」とまったくやる気を見せない。怠惰な空汽と彼の飼い猫・クロ、そして数少ない常連客たちに囲まれ、湊は仕事にいそしんでいた。そんなある日、常連客の紹介でとある病に苦しむ大学生が訪れた。しかし彼は湊が目を離した僅かな隙に忽然と姿を消してしまう。「――そろそろ新しい仕事を覚えてもらおうと思っていたんだ」空汽に案内されたのは地下の閉鎖書庫・永劫廻廊。そこに足を踏み入れた湊は、書物に纏わる神々や伝承の存在と出逢い……? 謎を秘めた図書館を舞台に繰り広げられる、新たなビブリオファンタジー。
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3.0ヤクザ未満の最強バディが、今度は探偵に!医療法人理事長の誘拐と公園の白骨死体――。 衝撃のコンゲームをあなたは見破ることができるか!? 第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに、弟が殺人を犯したかもしれないと女子大生が調査依頼にやってくる。しかし、二人が調査を始めた矢先、その被害者かもしれない浮浪者が住んでいた「ドクロ沼」から白骨死体が見つかった。 一方、医療法人理事長の三代木は、重要な理事会が迫っているなか、何者かに誘拐される――。それぞれの思惑が交差したとき、衝撃の結末が待ち受ける! <衝撃の誘拐ミステリーに驚きの声、続々!> 絶妙なテンポに極上のスキル。突き抜ける痛快さがクセになる! ――内田 剛(本屋大賞実行委員会 理事) また誘拐か。よし、今度こそ騙されないぞ……と思ったのに! ――大森 望(翻訳家・書評家) “計画”の真相に瞠目。あれもこれも、そこに繋がるとは!? ――宇田川拓也(ときわ書房本店) 登場人物の誰が誰を騙しているのか――この構図、意外にして痛快! ――千街晶之(ミステリー評論家) 得意分野は誘拐…?愉快で策士な探偵コンビにまた騙された! ――瀧井朝世(ライター) 前代未聞の誘拐劇を軸に、あれもこれもが繋がっていく終盤の喜悦に悶絶! ――村上貴史(書評家)
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3.5累計170万部突破の大人気シリーズ『響け! ユーフォニアム』武田綾乃の原点! 作家デビュー10周年を記念して、武田綾乃氏のデビュー作を装いも新たに復刊します。カバーイラストは『響け! ユーフォニアム』のカバーイラストを手がけてきたアサダニッキさんが描きます。部員たった3人の美術部で繰り広げられる、男、女、男の奇妙な三角関係。自分の気持ちを胸に秘め、または自分の本心に気づかないまま、微妙なバランスで3人の日々は過ぎていくが……。今後の進路、人間関係、家庭環境など、三者三様の高校生ならではの悩みを抱えながら、自分たちの人生と向き合っていく高校生たちのリアルな姿を描いた青春小説です。
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3.7累計60万部突破『果てしなき渇き』著者 デビュー20周年記念、待望の新装版! 極悪&痛快なバイオレンス・アクション! ――敬意を払うに値しない相手には相応の死を。 それがあたしの流儀。 殺人強盗放火が日常茶飯事、都会も田舎も等しく極貧にあえぐ20XX年。 東北のアウトロー少女が荒廃した世界を爆走する! (あらすじ) 20XX年、震災によって荒廃した東北をひとりの少女が爆走する。 稀代の不良・桐崎マヤ――ナイフを常に持ち歩き、目的のためなら手荒い行為もいとわない、通称“切り裂き”マヤ。 時に大麻を収穫すべく舎弟を連れて隣県まで乗り込み、時に強盗放火殺人の容疑をかけられながら真犯人を追いかけ……。 無慈悲な世界を舞台にした連作短編集が、深町秋生デビュー20周年を記念して装いを新たに再臨! 【著者について】 深町秋生 1975年、山形県生まれ。第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2005年に『果てしなき渇き』(宝島社)でデビュー。同作は「渇き。」として2014年に映画化。他の著書に「組織犯罪対策課 八神英子」シリーズ(幻冬舎)、「ヘルドッグス」シリーズ(KADOKAWA)など多数。
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5.0最後の1ページを読んだ時、その真実に涙する! 想いを胸に秘め、二度目の青春を「君」に捧ぐ――。 ある事情がきっかけで夫婦の間に溝が出来てしまい、離婚という道を選んだ綾人。 「自分がずっと妻を苦しめていた」という罪の意識に苛まれる綾人は、放心状態で車を運転し事故に遭ってしまう。 ……目を覚ました綾人がいたのは、10年前の大学時代。 親友の駿稀、未来で妻となる帆乃里、そして彼女の友人である美妃。 青春を共に過ごした4人組の中で、かつて帆乃里が駿稀に片想いしていたことを知る綾人は、 「駿稀なら帆乃里を幸せに出来たはず」と考え、“2度目"の大学生活でその恋を成就させるべく奔走するが――? 決して伝えてはいけない、一途過ぎる“愛"。眩しさと切なさが溢れる青春ストーリー!
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-『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 大正時代から現代に戻る鍵は関東大震災!? 現役医師が描く医療ミステリー×タイムリミットサスペンス 研修医の井筒は東北旅行中、ある洞窟の割れ目に吸い込まれ、 大正12年6月の東京・王子にタイムスリップした。 近所にある病院の院長宅に居候することになった井筒は、 診察を手伝い、病院に持ち込まれる事件や謎を解決しながら現代への戻り方を探る。 そして9月1日の関東大震災発生時、王子で時空の扉が開く可能性が高いことを知るも、 井筒は8月から大阪へ往診に出かけることになり――!?
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3.7『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 地面師vs中国系半グレ!激しい騙し合いの末、消えた4000万円は誰の手に? 陸上自衛隊・特殊作戦群に所属していた橘。現在は地面師グループの一員として、北海道の土地を利用して大金を騙し取っている。 今回もいつものように海外企業から金を奪うことに成功した橘は、仲間との合流地点に向かう。 しかし、そこで仲間の一人が無残な姿で殺害されていた。 さらにその仲間が預かっていたはずの金はどこにもないうえ、なぜか謎の中国人たちに追われることになり……。 北海道で激しく繰り広げられる、至極のガンアクションエンターテインメント!
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4.0平安の世。京の外れに暮らす竜胆は、愛宕山に捨てられ呪禁師の末裔に育てられた外法師。 貧乏な民草や妖怪の悩みを解決する毎日だったが、ある日、竜胆の元を貴族の青年が訪れる。 賀茂忠行と名乗る柔和な青年は、陰陽寮に勤める新米陰陽師だった。 忠行は呪い返しに失敗し依頼主の貴族を死なせた罪に問われており、外法師である竜胆に助けを求めにきたのだという。 陰陽師嫌いの竜胆だったが、忠行の人当たりの良さに迂闊にも丸め込まれ、しぶしぶ都の呪詛事件の調査を手伝うことになり……。 中納言を襲った物の怪の病、五条大路の鬼女、帝の寵妃のもがりの儀。 貴族たちの欲に端を発した事件の裏には、呪詛の気配が漂っていた。さらに、道摩という外法師までもが現れて……。 呪禁師と陰陽師の平安呪術事件録! 装画は『地獄くらやみ花もなき』のアオジマイコさん。
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3.4神保町の一角で、駆け出しシェフの千晴が開店した喫茶ソウセキ。看板メニューは「漱石カレー」だ。イケメン新人作家として作品も大ヒットした小説家の葉山は、漱石カレーを食べて「漱石のことを何も知らない」と酷評。作り直すよう指示してくる。一方で葉山は、とある作家のことを気に病んでおり、ついには自殺願望を抱き始めるまでに……。不自然なまでに葉山の鬱病が進行していくことに疑問と不安を抱いていた千晴は、漱石カレー改良のために読んでいた『三四郎』をヒントに、真相を突き止め――。さらに、おばあさんが店に忘れていった古書の謎、名店と同じ味がするカレーの謎、そして、千晴の祖父が残した遺産の謎。カレーを作り古書を読みながら、千晴と葉山が美味しいミステリーを作ります。
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3.0山田悠介氏(作家)絶賛! 「ラストの衝撃に、息を呑むこと間違いなしです!」 カバーイラストは四宮義俊氏(映画『君の名は。』回想シーン演出・原画・撮影) 映画『リアル鬼ごっこ』『がっこうぐらし! 』の柴田監督が小説家デビュー! 瑞々しい青春ミステリーです。 夢で見たことが現実で起こる――。転校生がやってきてから、中学生の颯太はそんな不可思議な現象に悩まされるようになる。転校生の名前は咲良。美少女だが人を突き放すような態度で孤立し、すぐにいじめに遭いはじめた。夢でいじめを予見した颯太は、阻止しようとしたが空回りし、自分まで標的にされてしまう。奇妙な夢と残酷な現実に苦悩する颯太はかつての親友である優也を訪ねるが……。
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3.7『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作家、最新刊! そのいちごの名前は違法!? 絶体絶命からの大逆転ほど胸のすくものはない。 ――大矢博子(書評家)※「労働新聞」令和5年2月27日掲載の書評より抜粋 種苗法、商標権、農業ってかなり大変なんです。生産者の苦労を助けてくれるキレキレの頭脳に読む手が止まらない。 ――鈴木典子(ヤマト屋書店仙台三越店) 大震災からの復興を目指し、新品種“絆姫”の開発に成功した久郷いちご園。 そこに、大手商社の田中山物産から絆姫の名称は、商標権侵害との警告書が届いた。 さらに、クリスマスケーキに絆姫を使用することが決定している世界的パティスリー「カリス」から、 名称変更せずに解決か、全被害額を支払うかを迫られ――。 大手商社という巨大な敵から、いちごの名称と農家たちの熱い想いを守るため、 弁理士・大鳳未来は驚天動地の策に出る! (著者情報) 南原 詠(なんばら・えい) 1980年生まれ、東京都目黒区出身。東京工業大学大学院修士課程修了。元エンジニア。現在は企業内弁理士として勤務。第20回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』(宝島社)で2022年にデビュー。 ※本書は2022年9月に刊行した単行本 『ストロベリー戦争 弁理士・大鳳未来』を文庫化したものです。
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3.2映画化も大ヒット!累計100万部突破の人気シリーズ最新刊 ある朝目覚めると、首を吊った母親を発見した佐藤翔太。身寄りのない小学生の翔太は養護施設に送られ、そこでヨシハルという少年に出会う。そして、彼が翔太と距離を縮めて殺人を促したことで、翔太はとある殺人に加担することになり……。スマホを駆使した詐欺や暴行、殺人を繰り返してきた「怪物」の正体とは。黒髪の女性ばかりを凄惨な方法で殺害した連続殺人鬼が生まれるまでの物語。 (著者情報) 志駕 晃(しが・あきら) 1963年生まれ。明治大学商学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『スマホを落としただけなのに』で2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス』(以上、宝島社文庫)、『そしてあなたも騙される』(幻冬舎)などがある。
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3.7第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作&70万部突破のベストセラー 『生存者ゼロ』に続く“ゼロ”シリーズ、第3弾。 関東北部では、金精峠で土砂崩れが起こり、足尾町の人々が原因不明の死を遂げ、 富岡で大火災が発生するなど大災害が頻発していた。 そんな折、元大手ゼネコン技術者の木龍のもとに、突如奥立という男が現れる。 すべてはマグマ活動にともなう火山性事象が原因であり、これ以上の被害を阻止すべく、 東京湾第一発電所の建設に携わった木龍の力を借りたいという。 だが、木龍の協力もむなしく秩父鉱山で大噴火が発生、やがてマグマは東京へと南下していく。 このままでは関東が壊滅し、最悪の場合、日本、そして世界までもが滅んでしまう――。 地球規模の未曾有の危機に元ゼネコン技術者、地質学者たちが挑むパニック・サスペンス巨編!
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3.8小説でこんなにも笑ったのは、いつ以来だろう? もしかして、初めてではなかろうか?! 七尾与史先生は、センスの塊。――神永学(作家) 作者が作品世界を構築する姿勢はきわめて真摯で丁寧だ。 ふざけることに対して、全く手を抜いていない。――古山祐樹(書評家) ヌーディスト法が施行された日本で、全国初の全裸刑事が登場! 累計55万部突破『死亡フラグが立ちました!』シリーズの著者、前代未聞の短編集 (あらすじ) 「全裸は究極のエコだ」時の総理大臣がヌーディスト法の施行を高らかに宣言してから一年。 人々の価値観は多様化し、日本は公共の場での全裸生活を認めることとなった。 そしてついに、警視庁に全国初となる全裸刑事が登場した。彼の名は茶理太郎――通称チャーリー。 捜査一課強行犯第5係の警部である彼は、反全裸派の相棒・七尾を巻き込み、ヌーディスト絡みの事件を次々と解決していく! (著者プロフィール) 七尾与史 1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。 他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。
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3.4東京東部郵便局では日夜さまざまな業務が行なわれ、そしてさまざまな事件が起きている。窓口担当の心香の友人は、婚約者から届いた令和元年10月1日消印の手紙の真意に悩む。コールセンターのしのぶは、宛先不明で長期間保管されていた“お手玉”を引き取りに名古屋からわざわざ新幹線で来るという発送人に違和感を覚える。配達員の青山は配達中に何者かに襲われ……。窓口担当の桐山は、郵便局から個人情報が漏洩しているとしか考えられないとクレームをつけてきた漫画家に困惑する。局員たちの心情を察した局内食堂の上條さんが、美味しいごはんとともに解決のヒントをくれる、心温まる郵便局ミステリー!
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4.1社会人4年目、地元札幌の企業から東京本社へやってきた渋澤瑞希(しぶさわみずき)。仕事にはどうにか慣れてきたものの都会の生活にはまだ慣れず、ひとり暮らしを機に始めた料理作りも最近サボりがちになっていた。そんなある日、職場の後輩女子・芹生一海と北海道の話で盛り上がる。一見クールに見える彼女だったが、グルメの話題に子どものように目を輝かせて、「どんな料理なのか見てみたいです」と言う。「今度、お弁当にして持っていくよ」そう約束して、2人は会社近くの公園で休憩時間をともにする“メシ友”になり……。頑張り屋さんな二人が歩む社会人生活。お弁当が紡ぐほっこり恋愛ストーリー。 (目次) 1 鮭のちゃんちゃん焼きと卵焼き 2 十勝風豚丼とサヤインゲンのお煮しめ 3 とうきびご飯と味噌おでん 4 スープカレーで公園ランチ 5 休日デートにちくわパン 6 晴れの日のお弁当 (著者プロフィール) 森崎緩 北海道函館市出身。2010年『懸想する殿下の溜息』(イースト・プレス)でデビュー。2018年『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?(受賞時タイトル:ランチからディナーまで六年)』(宝島社)と『隣の席の佐藤さん』(一二三書房)で第6回ネット小説大賞を受賞。
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4.0第6回ネット小説大賞受賞作! “メシ友”から恋人へ。お弁当が結ぶ、ちょっぴり鈍感でのんびり屋さんの恋愛ストーリー! 札幌の企業に就職し、新生活をスタートさせた料理男子・播上。昔から料理好きで毎日弁当を持参していた播上は、ある日弁当袋を手に暗い顔の同期の清水に気づく。声を掛けると「仕事も順調、お弁当もしっかり作っている播上君に比べて、私なんか……」と落ち込んでいた。励ますべく、おかずを一切れプレゼントしたことから、二人は“メシ友”となる。波乱の会社員生活。清水に励まされ癒やされる日々だったが、いつの間にか生まれていた彼女に対する恋心に気づき――? (目次) 一年目 豚肉のごま味噌焼きとホウレンソウの炒め物 二年目 カボチャ餅とパンプキンパイ 三年目 ハンバーグの食べ比べ 四年目 鶏の唐揚げとポテトサラダ 五年目 だし巻き卵とチョコブラウニー 六年目 初めてのディナー
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3.6第18回『このミステリーがすごい! 』大賞、U-NEXT・カンテレ賞受賞作! 私立百合ヶ原高校には奇妙な伝説がある。代々、ユリコという名を持つ生徒は「ユリコ様」として絶対的な権力を持ち、彼女に逆らう者には必ず不幸が訪れるという。ただしユリコ様になれるのは一人だけ。ユリコが複数人いた場合、彼女たちにも不幸が起こり、一人だけに淘汰される。図らずもユリコ様候補となった新入生・矢坂百合子は伝説を聞いて戸惑うが、才色兼備の親友・美月になだめられ、単なるオカルトと思い込もうとする。しかしその矢先、ユリコの名を持つ生徒が一人、屋上から転落死した。そして、それを契機としてユリコが次々と殺されていく――。誰が彼女たちを殺したのか、ユリコ様とは何なのか。学校の伝説を隠れ蓑にして、人々の悪意が、恐るべき殺戮劇を繰り広げる!
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4.02024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作! 「他人からの評価を可視化するアイデアをコンゲームのネタに使っているところがうまい。エンターテインメントとしてたいへんよくできている」大森 望(翻訳家・書評家) 「ユニークな設定、文章力、テンポもよくて一気読み。さまざまな人物が有機的に連なっていく過程も面白かった」瀧井朝世(ライター) 「軽妙ライトノベルタッチで展開するキャンパス・サスペンスで、キャラも立っているし呈示される設定もユニーク」香山二三郎(コラムニスト) ビジネスセンスを備えた人材の育成を目指す木津庭商科大学では、学食等での支払いのみならず、家賃の支払いや単位の売買にも使用できる「ポイント」を獲得するため、学生たちがしのぎを削っていた。そうした大学において、サークルとは、共通の趣味のために存在するのではなく、事業を行うために存在していた。 家庭の都合により、突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年生の降町歩は、不正にポイントを稼ぐ者たちを摘発する「監査ゼミ」に所属する。家庭教師サークルを装いガールズバーを運営していると噂が出ているサークルに調査に行くが、逆に取り込まれ……。 単位は買ってでも取得しろ。大学卒業をかけた、一世一代の大仕掛け!
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3.6応募総数10,332作品。第8回ネット小説大賞受賞作! 辰巳祐司は国語科のセンセイ。ゆえに言葉で、こじれた心と謎を解く。彼は校内の階段で負傷した女生徒を見つける。彼女はなんらかのトラブルに巻き込まれて階段から落ちてしまったようだが……。 事情を調べていくうちに見えてくる、複雑な恋愛模様や家庭事情。それはどこか、森鴎外の『舞姫』のストーリーと重なっていく。 教科書に載っている日本の名作文学と高校生活がリンクする青春恋愛ミステリー。 <WEBにおいて読者より寄せられた声> ●お話を読んで、本気で泣いて感動しました。本気で泣いたのは数年ぶりです。 ●色んな小説を読んできましたが、「小説家になろう」の内外問わず、おすすめできる作品を教えてくれと言われれば、全く全ての自信を持ってこの作品を紹介します。 ●開幕早々階段の踊り場で、血まみれで横たわる女生徒。 駆けつける辰巳先生。 ここから始まるお話で、まさか後半ボロボロと泣いている自分がいるとは想像もできませんでした。 ●本作のヒロインたちが心に抱いた透き通った恋心は、読み手の心を揺らします。心が揺らされたのなら、それはもう、この物語に「恋」をしているといってもいいのかもしれません。 ●誰もが経験する学校という環境を題材にし、現実に起こりえる物語だからこそ――感情移入しながら読み進め、同じ目線・等身大の世界を楽しめると思います! ●辰巳先生から授業を受けた生徒たちも、私と同じように心揺れ、人生を重ね、前を向いて歩むことを学んでいったのだろうと思う。 そして本書を読み進めるうち、そうした生徒たちの姿に、私はまた、自分の人生を重ね、心の底から応援せずにはいられなかった。
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3.7『公開処刑人 森のくまさん』著者が描く、“文壇サスペンス”!ゴールデンエッグス社の第10回GEミステリー新人賞受賞作『だるまさんの鬼ごっこ』の著者が、元人気俳優の向坂祐一郎であることが発覚した。本はたちまち話題となり、ベストセラーになる。作家デビューを目指して投稿生活を続ける平助は、向坂の作品が、過去に自身がサイトに公開した内容と酷似し、盗作されていることに気づく。真実を突き止めるべく、出版元の担当編集者に会うが、平助はその編集者にも疑念を抱く。そして平助は、予想だにしない展開に巻き込まれる――。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ作品。
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3.62016年の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作! お金に困っている人間を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して退職した百瀬良太。 良太は零細企業を営む兄の金策の過程で、「黒女神」と呼ばれる二礼茜と知り合う。 茜は天才的な株トレーダーで、依頼人が本当に大切に思っているものと引き換えに大金をもたらすという。 ひょんなことから茜の助手を務めることとなり、行動をともにするようになる良太。 社屋建設費用の借金に苦しむ老舗和菓子屋社長、借金取りに追われる人気歌手の父親など、さまざまな人物が茜を訪ねてくる。 茜はなぜこのような活動をしているのか――。“カネ”を通じて人の心を描き出す、痛快な経済サスペンス!
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3.9第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員を驚愕させた衝撃の問題作! 「ブレードランナー」の独創的近未来、「AKIRA」の疾走感、「時計じかけのオレンジ」の暴力。21世紀不良少年はもうひとつのTOKIOを漂流する。 捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく執拗ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった――。
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3.3仕掛けられた「騙り」の罠 十三回忌の夜、嵐で孤立した家で起きた事件の真相とは? 市川憂人さん推薦! 「誰が毒を入れたのか? 油断するなかれ。大胆かつ巧妙に淹れられたその謎は、単純に見えて深く濃い。 カップの底から真相が浮かび上がるとき、読者は『自分が何服も盛られていた』ことに気付くだろう」 (あらすじ) 自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされている箕輪家長男の要。 遺書と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。 十二年後、十三回忌に家族が集まった嵐の夜に、今度は父親の征一が死んだ。 傍らには毒が入ったと思しきコーヒーと白紙の遺書――要のときと同じ状況だった。 道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う! (著者プロフィール) 朝永理人 1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』で2020年にデビュー。 他の著書に『観覧車は謎を乗せて』(以上、宝島社)がある。
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4.0「辛い日々から逃げられるなら、オサキモチに嫁入りするほうがましだ」 人との関わりを絶った異能の青年のもとに、ある秘密を抱えた孤独な乙女が嫁入りする―― 累計45万部突破!「妖狐オサキ」シリーズの著者が描く大正あやかし婚姻譚。 陰陽師家の名門・久我山家の長女として生まれるも、使用人同然の扱いを受けてきた未緒。 ある役目を果たすため、不幸を呼ぶとされる「オサキモチ」である周吉のもとへの嫁入りを父から命じられる。 周吉は以前、本所深川一帯を焼き払う大事件を起こし、世間から恐れ憎まれていた。 未緒は周吉に殺されることも覚悟して嫁入りするが、初めて会った彼は噂とは違う心優しい青年で……。 これは、孤独で不幸な乙女が自分の居場所を見つける物語。 【著者について】 高橋由太(たかはし・ゆた) 1972年、千葉県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』で2010年にデビュー。他の著書に『神様の見習い もののけ探偵社はじめました』『あなたの思い出紡ぎます 霧の向こうの裁縫店』(以上、宝島社)、「あやかし和菓子処かのこ庵」シリーズ(KADOKAWA)、「ちびねこ亭の思い出ごはん」シリーズ(光文社)などがある。
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3.4心理学で噓を見破り数多の被疑者の口を割ってきたエリートである一方で、家具や衣服を持ち込んで検事執務室に住み着く変わり者の検事・大神祐介。彼のもとに配属された新人検察事務官・朝比奈こころは、大神の指示のもと、様々な事件にかかわることに。結婚披露宴のケーキ入刀時、なぜ花嫁は突然花婿を刺したのか。入院患者同士で起きた殺人事件に秘められた、悲しき友情秘話とは。殺人の動機について「月が綺麗だったから」としか答えない美貌の作家の、真の動機は何なのか。そして、殺人事件の容疑者が乗った飛行機の中で、なぜ新たな殺人が起きたのか。検事と事務官のバディが活躍する、心理学×リーガルミステリー!
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3.8天下の奇人か、稀代の天才か―― 日本中を漂流した男・平賀源内の死の謎に迫る! 「平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。ショッキングだけど、歴史上は確かにそういうことになっている。 しかし本書は、その史実を鵜呑みにしていいのか、磊落な天才の人生の行き着く先に、他の希望の道はなかったのだろうかと問いかける物語だ。ラストの二行が胸にしみる」 ――宮部みゆき 「読売新聞」2020年4月19日付 身分は侍、本業は本草学者。医学や蘭学、鉱物の知識にも明るく、戯作者、発明家といったよろずの才を持つ平賀源内。ある朝、彼が自宅で目を覚ますと、部屋には男の亡骸が転がっていた。知らせを受けて駆けつけた杉田玄白の前には、脇差を手に持ち、茫然自失とする源内の姿があり、記憶がないとただ首を振るばかり……。稀代の天才の身にいったい何があったのか。 (著者プロフィール) 乾緑郎 1971年、東京都生まれ。2010年に『完全なる首長竜の日』で第9回『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で第2回朝日時代小説大賞を受賞。他の著書に「鷹野鍼灸院の事件簿」シリーズ、「機巧のイヴ」シリーズ、『愚か者の島』など。
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3.7第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉作品。「感電死するような刺激を約束します」小説家としての道で挫折し、現状に不満を覚えながら伝記作家として細々と生計を立てている男・烏丸。彼の元に、ある大企業の創始者・深山波平の伝記を書いてほしいという依頼が来るが、そこには金銭のほかに「刺激」を約束すると書いてあった。妻は自殺、次女は失踪。心筋梗塞で波平が死亡した後、唯一残された長女は植物状態に。大企業の創始者一家でありながら、呪いのような不幸に見舞われ続ける一家・深山家。一家を調べるうち、烏丸は「蝶野森の魔女」と呼ばれていた次女の血なまぐさい奇行や、監禁と拷問の跡が残された地下室の存在を知る。深山家の「刺激」で小説家としての再起を果たそうと烏丸が決意した矢先、新たな殺人事件が起こり――。
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3.2第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉! 街に潜む悪人を次々と殺し始めた犯人は、主人公がかつてデザインし お蔵入りになったヒーロースーツを着ていた!? ご当地ヒーローの運営会社で働く青年が、町田で起きた連続殺人事件の真相に迫る。 東京・町田の人気ご当地ヒーロー、マチダーマン。その運営会社であるMHF(マチダ・ヒーロー・ファクトリー)のデザイン部で働く志村は、ある日テレビのニュースを見て衝撃を受ける。町田で少年が誘拐されたが、何者かが誘拐犯を殺害し、少年を救出。助けられた少年が「正義のヒーロー」として描いた絵は、かつて志村がデザインし、お蔵入りになったはずのヒーロースーツと酷似していた!周囲は空似だというが、志村が悶々とするなか、第二の事件が起き――。 (著者情報) おぎぬまX 1988年、東京都生まれ。元お笑い芸人。ギャグ漫画家として2019年に『だるまさんがころんだ時空伝』で第91回赤塚賞入選。2021年には「ジャンプSQ.」(集英社)にて『謎尾解美の爆裂推理!!』を連載(同社より単行本も刊行)。また、ジャンプ小説新人賞2019・小説フリー部門にて銀賞を受賞し、『地下芸人』(集英社)で2020年に小説家デビュー。他の著書に『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』(集英社)がある。2023年、第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作が選出される。