呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録

呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録

750円 (税込)

3pt

第20回「このミステリーがすごい! 大賞」隠し玉作品。「感電死するような刺激を約束します」小説家としての道で挫折し、現状に不満を覚えながら伝記作家として細々と生計を立てている男・烏丸。彼の元に、ある大企業の創始者・深山波平の伝記を書いてほしいという依頼が来るが、そこには金銭のほかに「刺激」を約束すると書いてあった。妻は自殺、次女は失踪。心筋梗塞で波平が死亡した後、唯一残された長女は植物状態に。大企業の創始者一家でありながら、呪いのような不幸に見舞われ続ける一家・深山家。一家を調べるうち、烏丸は「蝶野森の魔女」と呼ばれていた次女の血なまぐさい奇行や、監禁と拷問の跡が残された地下室の存在を知る。深山家の「刺激」で小説家としての再起を果たそうと烏丸が決意した矢先、新たな殺人事件が起こり――。

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呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    ページを捲る手が止まらんかった!
    謎が謎を呼ぶ感じで、次々と濃いキャラが出てくるので飽きない。でも、探偵モノのミステリーとかとはちょっと違うかな。巻き込まれ型のサスペンスと捉えた方が楽しめるかも!

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    Posted by ブクログ 2022年04月11日

    面白かった!
    父は病死、母は自殺、長女は植物状態で次女は行方不明。そんな呪われた資産家一族の謎に、デリカシーの欠片もなく迫っていく主人公が嫌いじゃない。
    発想が新しいかと聞かれれば、うんと頷き難いけど、文章のテンポが良くて、とても読みやすかった。
    あと、空気の読めない編集者、尾長のキャラが好き。

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    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    「このミス」なら外れはないだろうと思い読み始めた。伝記作家の烏丸尚奇(この本の作者!)が主人公。この本に登場する烏丸さんは、野心的で打算的な性格をしていると思う。そんな烏丸さん視点で話が進むためか、舞台となる深山家の背景とかキャラクター設定がかなり重いにも関わらず、程よく中和されて重くなりすぎない雰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    主人公が作者本人で実話の体、中身は登場人物のキャラが濃い派手なもの。ミステリーではあるが、終盤はアクションみたいだしそこまでの展開も読めなくはないが、飽きない作り。オチもなかなか良い。

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    Posted by ブクログ 2022年09月01日

    テンポよく進んでいく話に、一気読みしてしまいました。

    小説家がある会社から依頼された創業者の伝記を書く際、報酬と「感電死並みの刺激」を約束され騒動に巻き込まれた主人公、烏丸。

    創業者の過去を調べるウチに不穏な事実が明るみになってきますが、ミスリードも含め全体的には主人公の運の良さに尽きる感じがし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月15日

    細かな点はともかく楽しめました。
    こんなのありえないだろうと感じる設定もありますが、それは物語のお約束ということで。
    編集者のキャラが最初と終わりの方では違っていると感じるのは私だけ?
    作品全体のオチもそうきたかというもの。
    他の作品があるなら読みたい気になる作家さんです。

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    Posted by ブクログ 2022年04月17日

    甘言に誘われてノコノコ出向いた作家が、過去をほじくり返し、その過去に殺されそうになる話。細かい詰めは甘い気がするけど、テンポよくサクサク読めました。

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    Posted by ブクログ 2024年02月03日

    オリジナル小説の執筆を諦め、伝記作家になった男・烏丸尚奇。彼の元へ、ある会社から創業者の伝記執筆の依頼が届く。
    その依頼には、「ぬるま湯みたいな貴方の人生に、感電死するような刺激をお届けします」とあった。興味を惹かれ依頼を受けた烏丸は、調べを進めるうちに創業者一家に起こった呪いのような不幸の数々を知...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    小説家から不本意ながら伝記作家に転身した烏丸がある会社創設者の伝記を書くため一族の謎に首を突っ込む話。テンポが良くて読みやすく、謎が謎を呼ぶ展開で先が気になる。終盤最早ホラーで面白い!

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    Posted by ブクログ 2022年11月16日

    途中で犯人はたぶんこの人だなぁと分かってしまいましたが、犯人のイカレ具合が想定を上回るものだったので、最後まで楽しめました。個人的には、もうちょっと個々のその後まで書いてほしかったです。

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