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あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の電子化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』、吉村昭 『羆嵐』、志茂田景樹『黄色い牙』。本書、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』は、久かたぶりに出たこの手の話の傑作である」(解説より)
マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、ライオンの首を一瞬でへし折るパワーをもつ巨大ヒグマ、シャトゥーンが襲いかかる! 電話も通じない孤立無援の状況下から脱出することは出来るのか!?
Posted by ブクログ 2021年11月20日
ー 北海道をアイヌモシリっていうのは知ってるでしょう。これは人間の住む大地という意味よ。かつて北海道というこの広大な土地は、すべてアイヌ民族五十万人とカムイたちのものだった。
それを、開拓の名を借りた私たちの祖先・和人が侵略し、土地も文化も、そしてカムイたち動物も奪ってしまった。北海道開拓の歴史は...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月07日
羆 最強!! 怖かったです。
読み終わって、ネットで羆の情報を探しましたが、ここまで怖い情報は出てきませんでした。
でも、僕の頭の中に羆=恐怖が完全に埋め込まれてしまいました。
羆には散弾銃も無力だそうです。
本文に有りました。
羆に会ったら、寝たふりか戦うかを瞬時に決断することと。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月25日
神の使いとも称されるヒグマ。実は最強の肉食獣…
道民なら、三毛別事件や福岡大遭難事件、三毛別事件を題材にした、吉村昭の小説「羆嵐」などでその恐ろしさは多少認知していると思います。
しかし、改めてその知能、運動能力、爪と牙の殺傷力の高さに圧倒されます。
手負い、子連れ、穴持たず、しかも...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月29日
長い前フリなどもなく、最初から事件が起こるのでストレスがなくていい。
難しいウンチクもさほどなく、とても読みやすかった。先が気になってアッという間に読み終わったけれど、ちょっと都合が良すぎるかな……と思う箇所もチラホラ。
アッサリとやられる人と、まだ生きてるんかい!という人との落差が不自然すぎるよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月06日
怖かった。
禁じ手の後ろから読むという技を繰り出さずにいられないほどの怖さだった。
結末を知っていても、ゾッとする怖さは最後まで消えず。
ただ消耗も激しくそれどころではない状況でのロマンスや、何度も捕まり噛まれたりしながらも生き残った人のダメージの少なさと、薫のサバイバル並びに戦闘能力の高さは?だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月24日
マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。
そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、飢えて凶暴化した手負いの巨大ヒグマ、“シャトゥーン”ギンコが襲いかかる!
次第に破壊される小屋。
電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことは出来るのか...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月23日
極寒の北海道・天塩。冬眠にしくじり飢えて凶暴化した350キロの巨大ヒグマが研究者たちが集まる小屋に襲いかかる。孤立無縁の状況下から抜け出すべく、知恵と策略を練るも…。ひとり、またひとりと餌食に。これまで読んだヒグマものの中では傑作中の傑作。むごく、すさまじく、えげつなく、 えぐかった。食事しながら読...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月23日
これまで小説を読んできて、これ程『ホンマもう勘弁したりーな!』と読みながら懇願した事はないだろう。穴持たず、仔連れ、手負いのハットトリック凶暴人喰いヒグマの恐ろしさは凄まじい。シャレにならない程執念深いのだ!想像を絶する身体能力と異常な執拗さに対抗するには、そりゃハリウッド映画ばりのアクションス...続きを読む
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