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“歩く一人諜報組織”=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。違法な囮捜査を駆使して工作員を追う来栖。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じのため次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀(オ・ジョンス)。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる呉だったが、彼の元に謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始め――。桜木町、福富町、寿町、石川町――横浜を舞台に、神奈川県警・公安のエースと孤高の工作員が静かに火花を散らす。
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Posted by ブクログ
古書店で、何の予備知識も無く購入。
「このミス大賞」の本だから、まぁ面白いだろう、程度(^ ^;
内容は...公安で凄腕のスパイ狩りとして知られる男が、
「一週間後に起こる」とだけ情報が入った
北朝鮮のテロを阻止できるかどうか...というのが大筋。
世界の諜報部員を相手に、腹を探り合いつつの情報戦。
警察内部の者すら信用せず、独断専行で動く主人公。
無理やりバディを組まされた美女との丁々発止のやり取り。
上にゴマをすることしか眼中に無い無能な直属上司。
まぁ、こういうハードボイルドの「お約束」を踏まえ、
王道ど真ん中を進みながら、内容はかなりヒネくれている。
主人公ではないが、本当に「誰を信用していいのか」状態(^ ^;
読み終わってみても、全てのナゾが解決する訳ではない。
結局は「釈迦の掌か」的な、諦念、無力感も残る。
が、その分、リアルはこんなもんなんだろうな...とも(^ ^;
世の中は、狐と狸と狢とモモンガァの化かし合いである。
あと、言うだけ言うと、作者は「女性」に神秘を求めすぎか(^ ^;
所々「DTの妄想」っぽい部分も見受けられるような...(^ ^;
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