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原野の館
母が病で亡くなり、叔母ペイシェンスの住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。だが、原野(ムーア)のただ中に立つ館で見たのは、昔の面影もなくやつれ、怯えた叔母と、その夫だという荒くれ者の大男ジョスだった。寂れ果てた館、夜に集まる不審な男たち、不気味な物音、酔っ払っては異様に怖がるジョス。ジャマイカ館で何が起きているのか? メアリーは勇敢にも謎に立ち向かおうとするが……。『レベッカ』「鳥」で知られる名手デュ・モーリアが、生涯の多くの時を過ごしたコーンウォールの原野を舞台に描くサスペンスの名作、新訳で登場!/解説=瀧井朝世 -
47都道府県の底力がわかる事典
「地方消滅」の危機が叫ばれて久しいが、政府が打ち出す「地方創生」の施策は成功しているとは言えない。 一方で、もともと持っている力を活かして成果を上げている地域もある。そこに暮らす人々の知恵と工夫と努力と挑戦が 地域を再生させているのだ。日本の地方には底力がある! 47都道府県「地域再生の物語」を網羅! 秋田県 秋田市――商店街スゴロクで街を知る、人を知る 山形県 寒河江市・山辺町――世界が欲しがる山形ニット 埼玉県 熊谷市など――猛暑が生んだ奇跡の米 福井県 大野市――水道を引かないまちの誇り 岐阜県 長良川鉄道――捨てられた路線を黒字列車が走る 大阪府 堺市など――ニュータウンにレモンを植えよう 兵庫県 豊岡市――在宅看取り率ナンバーワンの秘密 福岡県 北九州市――死の海から「環境」のまちへ 宮崎県 西米良村――年間二万人が来る限界集落 ほか -
危険な友情
1924年、ニューヨーク。警察署で供述書を作成するタイピストとして働くローズの前に、新人タイピストのオダリーが現われる。彼女は美しい黒髪をボブにし、最新流行の高級な服に身を包んだ自由奔放な雰囲気の女性で、酔っ払いを上手にあしらって警官たちを感心させた。オダリーと親しくなったことでローズの人生は一変し、豪奢なホテルの一室で同居をはじめる。だがオダリーには秘密があった。贅沢な生活の資金はどこから? なぜ警察署に勤めているのか? そして彼女がローズに仕掛けた罠とは。2人のタイピストが織りなす優美なサスペンス!/解説=大矢博子 ※単行本版タイトル『もうひとりのタイピスト』を改題した文庫版を底本といたしました。 -
佳川奈未のミラクルハッピーコミック 「ありがとう」の魔法力 幸運があふれるHAPPY STORY
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 同名ベストセラーの原作をコミック化! 「ありがとう」。この言葉がステキな奇跡になる ☆すべての願いが、叶いだす! いつもこの言葉を口にし、何事にも感謝の気持ちを持つ人にはたらく奇跡の力を描きます。あなたは運命に守られ、愛されている! 「ありがとう」の魔法のパワーをみかたにすれば、“幸運のサポート”を受け取るようになるのです。夢は叶い、幸せになりすべてはうまくいくのです! 『運のいい女、悪い女の習慣』につづくミラクルハッピーコミック第2弾! -
佳川奈未のミラクルハッピーコミック 運のいい女、悪い女の習慣 キラリとカナコの夢を叶えるHAPPY STORY
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仕事よりも恋愛! フツーのOL・カナコは結婚を目指して彼氏に尽くしていた。しかし、同じ会社の後輩に彼氏を取られ大ショック! 会社にも居づらくなり退社することに……。夢も希望も見出せないまま派遣社員として再就職した会社で美人で有能、ツキまくりのラッキーガールとウワサのスーパーOL・キラリに出逢う。全くツイてない女カナコのミラクルハッピー化計画が始まった! 恋愛も仕事も輝く夢もすべてを思いのままに叶える! そんなハッピーでミラクルな毎日をあなたも送れるとしたら? ミラクルハッピーなみちゃんこと佳川奈未さん同名ベストセラーを女流漫画家・池田ユキオが完全漫画化! -
スノウブラインド
現代の奇書か、アンチミステリーか、唾棄すべきダメミスか? 〈新変格探偵小説〉の旗を高々と掲げた瞠目のデビュー作 R大学史学科のホーエンハイム教授は自らの退官記念にゼミ生たちを軽井沢近郊の狗神窪にある邸宅に招待した。 だが、豪雪に降り込められた邸宅の中で、使用人のフリッツが惨殺されたのを皮切りに次々と殺人が。 心理学を専攻する学生・夷戸武比古(いどたけひこ)は謎を解明するため、必死の探索を始めるが……。 典型的な「吹雪の山荘」シチュエーションで進む物語が、やがて奇怪な歪みを孕み始め二転三転、ついに驚愕のフィナーレへ。 本格ミステリとホラーの2つの要素を巧みに操り、謎と恐怖のタペストリーを描いたデビュー作。 -
死んだレモン
酒を飲んで運転し、自損事故で下半身の自由を失ったフィンは、心機一転、ニュージーランド最南端の町へ引っ越す。住居は人里離れたコテージで、26年前にその家に住んでいた少女が失踪していた。彼女が消えてから6週間後、不気味な三兄弟が住む隣のゾイル家の土地から、骨の一部が発見された。住人は逮捕されたが結局未解決となっていた。ゾイル家の関わりは明らかなのに証拠がない場合、どうすれば? 事件を詳しく調べ始めるフィン。だが5か月後、彼は三兄弟に命を狙われ……。最後の最後まで読者を翻弄するナイオ・マーシュ賞新人賞受賞作。/解説=吉野仁 -
インフルエンザ21世紀
今こそ読むべきパンデミック対策の啓蒙書、電子書籍として待望の復刊! 薬学博士にしてベストセラー『パラサイト・イヴ』の作家が、ウイルス学者、医療関係者、数理統計学者、ジャーナリストなど30名を超えるスペシャリストに話を聞いた。 防疫の最前線を紹介しつつ、ウイルスの正体、変異のメカニズムから、危機管理のあり方、我々の意識の持ち方まで広範囲に取材して、ウイルスと人類の謎に迫る。ウイルスと人間社会の明日を見据えた著者渾身の一冊。 「ここに、パンデミックに立ち向かう人たちがいる。今日から、あなたもそのひとりである」 瀬名秀明 【目次より】 第1章 二一世紀のパンデミック 第2章 糖鎖ウイルス学の挑戦 第3章 ディジーズ・コントロール 第4章 時間と空間と呪縛を超える 第5章 想像力と勇気 -
【現代語抄訳】二宮翁夜話 人生を豊かにする智恵の言葉
二宮金次郎(尊徳)。その存在を知ってはいても、いったい何をし、何を語った人か、いまや知る人は少ないだろう。しかし、二宮金次郎こそ、ある意味では日本の道徳の結晶ともいうべき存在なのである。戦時中の日本の修身の教科書について、戦後に厳密な調査を行った占領軍でさえ、二宮金次郎は「中庸、節倹、勤勉の精神に富んだ日本最初の民主主義者」だと評価した。しかし、それすら今では忘れられている。時には厳しい父の言葉のように、時にはやさしい祖父の言葉のように心にしみこんでくる珠玉の教えの数々。これを読み進めるうちに、われわれ日本人がしっかりと伝えてきた人の生きるべき道を、自分の胸に響かせることができるはずである。こんな生きる智恵と滋味にあふれた話を読みたかった。こういう話を語り継ぎたかった。そう思える一冊である。ともすれば現代の我々が忘れてしまいがちな、本物の処世訓が、いま読みやすい現代語新訳でよみがえる! -
大切に想ったら大切にされた。大好きと想ったら大好きと言われた。(大和出版) なんでもない毎日が“特別”に変わるヒント
幸せな恋がしたい女の子、必読! 「関係が尊すぎる」とインスタで8万人が憧れる同棲イラストエッセイ、待望の初書籍の電子版。 ●Chapter1 恋に落ちるのは、ほんとうに一瞬で ●Chapter2 近付いたぶんだけ、もっと知りたくなる ●Chapter3 すれ違っても、言葉だけは怠らないように ●Chapter4 違うことが楽しい、補い合えることが嬉しい ●Chapter5 あったかい愛情に包まれた暮らし ●Chapter6 結婚のその先も、ずっと大切にしたい 〈著者紹介〉にぃまる 絵を描くこと、本や漫画を読むことが好きな20代会社員。2019年2月より、愛おしすぎる彼氏、水野くんとの同棲エピソードをインスタに投稿したところ、「素敵以外の何者でもない」「隣にいる彼を大切にしたくなった」と多くの憧れ・共感の声が寄せられ、フォロワー数現在8万人。水野くんとは、2020年初旬入籍。本書が初めての著書。Instagram @niiiii_maru -
LINEがイタい女は、恋が恋にすらならない。(大和出版) 一瞬で距離を置かれる「ふとしたあやまち」に気づく本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うっかり、こんなことをしていませんか? □気になる人に、LINEで「好きな人いるの?」と早い段階で聞いている □返事がなかったら、スタンプくらい送るのは許されると思う □さりげないふりして、加工しまくった写真を送っている □既読スルーされたら、相手のインスタにメッセージを送る □「寝てたから返信するのが遅れた」と言われたら、そのまま信じる 「あるあるすぎて共感の嵐!」「自分すぎて泣けてくる」など話題沸騰。ドキッ! としたあなた、今すぐこの本をお読みください。 〈著者紹介〉ポイズンちゃん 周りの男女を観察し、抱いていた本音をTwitterに吐き出していたところ話題となり、たちまち、フォロワーは約29万人に。毎回「いいね」とコメントが殺到している。本書は、LINEで恋をだめにしがちな男女のやりとりを、解説つきでバリエーション豊富に書き下ろしたものである。Twitter:@poisoncookie00 -
マンガでわかる万葉集(池田書店)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いったい、万葉集って何なの? 「令和」という元号のルーツになった万葉集。学生時代に習ったことはあるけれど、「とにかく昔の歌がたくさん入っているものでしょ」なんて思っている人も多いかもしれません。でも万葉集の魅力って、それだけではないんです。万葉集には、天皇の歌から身分の低い者の歌、時の権力者から女性の歌まで、幅広い歌がひとつに編まれています。政治手腕のある女帝から不倫カップル、反乱の首謀者やお酒好きの軍人……。多様な詠み人たちの世界をのぞけば、日本人の心の歴史がわかります。本書では、万葉の時代に生きた人々の生活や詠まれた歌の情景を、マンガを使って解説しました。当時の歴史や文化的背景、人間関係なども、図解や写真を使ってなるべく捉えやすくしています。万葉集に触れたことがない人も、学生時代に習ったことがある人も、これから学ぶ人も、楽しんで学んでいただける一冊です。 -
ネオサピエンス 回避型人類の登場
人類は今、新たな進化の段階に突入している。 産業革命は社会を変えたが、IT革命は人間の心を変えようとしているのだ。 共に働き、共に生活していた「家族」が、都市化や産業化、核家族化を経て崩壊しようとしていた時、IT革命が起きた。 IT革命は社会システムを大きく変えたが、もっとも重要な変化は、人間の脳神経回路を組み替え、愛着システムを変容させたことだ。 通常なら数万年、数十万年のスケールで起きる生物学的な変化が、数十年の間に進行している。 27年ほど前、医療少年院で一人の回避型愛着を示す若者に出会った。 今や、そうした人々は普通の家庭や社会にあふれている。 急激に増えつつある「回避型人類」の特徴は ・単独生活が基本 ・セックスをしない ・子育てに関心がない ・集団への嫌悪と恐怖 ・人より物、物より情報を好む ・ルールと統制を重視する ・キレると何をするかわからない ・蔓延する依存症と刺激中毒 ・突然襲ってくる自殺衝動 ・死を悲しまない そんな「回避型人類」の数が、共感型の旧人類を上回るとき、一体何が起きるのか。 最前線の臨床医が最先端の進化論と出会って辿り着いた、驚愕の未来レポート。 -
音に聞く
デビュー以来連続して芥川賞候補になってきた二十代天才女性作家が、沈黙を破り放つ決定打。 作曲に天賦の才をみせる15歳の妹。母語から離れ、自らの言語表現を模索する姉。『肉骨茶』『影媛』で注目を集める高尾長良が音楽の都ウィーンを舞台に繰り広げる待望の本格芸術小説! 芸術の都、ウィーンへ音楽理論の大家である父を尋ねた姉妹。 妹・真名は外界との接触を拒み、内から湧きあがる音楽を汲みだす。翻訳家の姉・有智子はその天分を生かすべく心を砕くが、父の言葉によって絶望と嫉妬を思い知らされる。 音楽が記憶に掬いきれない価値を刻印するなら、言葉は底に穴の空いた器に等しいのか――。 音楽と言葉がぶつかり合う新鋭の傑作。 -
こんなにも面白い万葉集
一度『万葉集』を読んでみたいと思いいざ手にとってみても、冒頭の「籠もよ み籠持ち 堀串もよ……」で挫折してしまう。そこで本書では、現代人の心にも響く歌を抜粋し、歌の前にその現代語訳を掲載。意味がわかってから読むから、和歌の魅力が理解しやすくなるのだ。カルチャースクールでの物語性あふれる語り口が評判の著者が、「宮仕えをさぼって怒られた人の歌」「妻が浮気しないかと心配する防人(さきもり)の歌」「優秀さが仇になり、刑死した大津皇子の歌」などを紹介。 ■本書で紹介している和歌の例 外交の窓口の大宰府の在る筑紫や港町の難波には、匂うような美女が大勢いた。それに魅惑される男は少なくないが、こちらの男は故郷の妻を忘れることができなかった。「難波の人が葦の火を焚く家のように、煤(すす)けているけれども、わが妻こそはいつも可愛いんだよなあ」。難波人 葦火焚く屋の煤してあれど 己が妻こそ常愛づらしき(巻11・2651) -
堕ち蝉(KKロングセラーズ)
現役医師が入念な取材を重ね臓器移植の危険性や問題点を世に問う、本格派医療小説。主人公の新町京祐は、医師を目指す医学部生。しかし、突然襲いかかった病魔で入院、腎炎から慢性腎不全を患う。退院後、引き続き医師を目指して研修を行うものの、人工透析が必要な、不具な身体になってしまう。日本では合法的方法として、脳死から提供される生体腎移植があるが、希望して待っていても絶対的に提供者の数が少なく、物理的に不可能といわれる。そんな彼の元に、全国腎移植推進協会を名乗る男から、フィリピンでの臓器移植の話が持ち込まれる。貧困のため、二つある腎臓の一つを売りたい人がたくさんいて、裏で売買されているとか。倫理観にさいなまれる主人公だが、ついに決心をし旅立つ。手術は成功したかのように見えたが……!? -
ネクロスコープ
1971年、ソビエト連邦の首都モスクワ。超常諜報戦術開発局に所属するボリス・ドラゴサニは極秘施設で、機関の長ボロウィッツの命令により、裏切り者の死体に特殊な“能力”を用いようとしていた。一方、英国の炭鉱町で育った夢見がちな少年ハリー・キーオウは、ある日を境に突如として数学の才を発揮するようになる。二人には、ある共通点があった――それは死者、あるいは死体の記憶や能力を自らのものとして活用するという、類い稀且つ恐るべき異能だった! 冷戦下のソ連と英国の間で巻き起こる霊的諜報戦を描いた、〈タイタス・クロウ・サーガ〉の著者を代表する一大伝奇ホラー! -
未来への旅を続けよう
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『深呼吸をして』(ピエ・ブックス)、『透明人間⇔再出発』(ミシマ社)など、話題の詩集の著者、谷郁雄さんの最新詩集。今回のテーマは学校、または中高生です。現役の中高生には客観的な視点と何らかの気づきをもたらし、かつて中高生だった人には共感と懐かしさを味わわせてくれる詩集です。毎日横を通る中学校から聞こえてくる授業をする先生の声。窓でゆれるカーテン。休み時間に響く子どもたちの話し声や明るい笑い声。「進路」という言葉が重くて、「将来」という言葉がプレッシャーだったという谷さんには、そんな中学生たちの声や姿に「うまくいっているのかい?」という気持がわいてくるそう。何もないような日常でも、うまくいかなくて紆余曲折しながらでも、「明日」へ、「未来」へつながっていくかけがえのない時間を、ブックデザインの寄藤文平さんが、さげさかのりこさんのイラストと、大塚いちおさんのカタチのコラボで表現し、詩の読者を引き込みます。 -
珠玉の日本語・辞世の句
昔の、よき日本人は、人生の最後に当たって歌を遺した。その人の生涯を、短い中に凝縮した珠玉の言葉……それが「辞世の句」である。ある時、浅野内匠頭の詠んだ、「風さそう 花よりも猶 我はまた 春の名残りを いかにとやせん」という人生の無念を刻み込んだような「辞世の句」に感動を覚えた著者は、そのコレクター魂を発揮し、“辞世の句コレクション”を成した。本書は、その中から最も感動的なものを厳選し、あふれる思いとともに紹介した一冊である。一つ一つの句や歌のすべてから、人間としての潔さ、熱い思い、美しい心がありありと伝わってくる。何となく生きている日常にあって、人生に大切なものを思い出させてくれる貴重な言葉たち。著者が重視する、「言葉のチカラ」がそこには確かにある。 -
お坊さんがくれた 拭いても拭いても涙がこぼれるお話
この世界は苦しみに満ちています。夢をかなえるためには何度も挫折しなければなりません。それどころか、挫折を繰り返した末に敗北することもあります。それでも、この本に登場する主人公たちは、家族や愛する人との絆によって、もう一度立ち上がり、一歩ずつ前に向かいます。この「挫折再生型」の物語こそが、この苦しみに満ちた世界で「生きる力」になるものです。――そう語る現役の住職自身が『PHP』誌で大好評連載中の読み切り短編小説から、感涙必至の15編を選りすぐって一冊にまとめました。老若男女すべての方に読んでいただくため、簡潔でわかりやすい表現を用いて綴られた珠玉の物語。思う存分、涙してください。 -
ぼくらは、そっとキスをした
関連動画累計620万再生以上『ぼくらのレットイットビー』『HEAVEN』のはりーPが「針原つばさ」として、伝えたかったすべてを綴る初の書き下ろし長編小説。カバーイラストをはじめとしたアートワークは、米津玄師、栗山千明など数々のアーティストの映像作品を手掛けてきた実力派の制作ユニット・南方研究所が担当。誰かを好きになること、誰かを愛すること。純粋に生きる人々の姿が胸を打つ、それぞれの大切な「今」を生きる物語。どんなに絶望しても――大丈夫と言ってあげたい。■ストーリー■絵が大好きで美術系の高校に進学したものの、別の高校へ転校することになったれい。夢を失い落ち込んでいた彼女の心の支えになったのは、作家「岸利とおる」が書いた一冊の小説だった。そんなある日、れいは小説の内容が本当の出来事であったことを知らされる――。 厭世観と隣り合わせの日々の中、詩を書いて生きてきた岸利とおる。孤独を愛し、孤独に愛された、彼にもまた才女、桜子との悲恋があった。親友との再会、そして巡る運命の出会い。壊れかけた心が生きぬく強さを問いかける、愛と友情の物語。 -
なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集
人間の裡に潜む不気味なものを抉り出し、独特の乾いた筆致で書き続けたシャーリイ・ジャクスンは、強烈な悪意がもたらす恐怖から奇妙なユーモアまで幅広い味わいの短編を手がけたことでも知られている。死後に発見された未出版作品と単行本未収録作を集成した作品集Just an Ordinary Dayより、現実と妄想のはざまで何ものかに追われ続ける女の不安と焦燥を描く「逢瀬」、魔術を扱った中世風暗黒ゴシック譚「城の主」、両親を失なった少女の奇妙な振るまいに困惑する主婦が語る「『はい』と一言」など、悪意と妄念、恐怖と哄笑が彩る23編にエッセイ5編を付す。本邦初訳作多数。/収録作=「序文 思い出せること」「スミス夫人の蜜月(バージョン1)」「スミス夫人の蜜月(バージョン2)――新妻殺害のミステリー」「よき妻」「ネズミ」「逢瀬」「お決まりの話題」「なんでもない日にピーナツを持って」「悪の可能性」「行方不明の少女」「偉大な声も静まりぬ」「夏の日の午後」「おつらいときには」「アンダースン夫人」「城の主」「店からのサービス」「貧しいおばあさん」「メルヴィル夫人の買い物」「レディとの旅」「『はい』と一言」「家」「喫煙室」「インディアンはテントで暮らす」「うちのおばあちゃんと猫たち」「男の子たちのパーティ」「不良少年」「車のせいかも」「S・B・フェアチャイルドの思い出」「カブスカウトのデンで一人きり」「エピローグ 名声」 -
30冊の本
精神世界の良書を数多く翻訳してきた山川紘矢・亜希子氏による、初のブックガイド。山川氏が初めて翻訳をし、ベストセラーになった『アウト・オン・ア・リム』(シャーリー・マクレーン著)が出版されてから25年以上の月日がたちました。この間に、2人は精神世界分野を中心に、たくさんの欧米の本を翻訳し、ベストセラーになった作品も何冊もあります。本書では、山川氏が「ぜひ読んでおいてほしい」という本を30冊厳選し、自身の思想を語りながら、内容の解説をするものです。また、著者との交流のエピソードなど、貴重な体験も紹介されています。精神世界系の本を初めて読むという人にも、読み忘れていた本を知りたいという人にも、きっと、読みたい作品が見つかるでしょう。時代が大きな変化のときを迎えている今、あなたの意識を変え、「より幸せに平和に生きる」ための知恵の結晶たちが、新しい気づきや発見をもたらしてくれるに違いありません。 -
ぼくと英語とニワトリと
養鶏を営む近郊農家のひとり息子・洋介が、町の中学校に入学して、新しい生活に戸惑い悩みなから成長していく姿を、生活感あふれる描写で追った青春ストーリー。洋介は、中学になって、勉強ことに英語ができない自分に焦りを感じる。授業についていけないだけではなく、毎日の学校生活の中でことあるごとに、小学生の頃には感じなかったサラリーマン家庭との生活感の違いも痛切に感じていた。そんな落ちこぼれかけた洋介を見かねて、クラスメイトの智子が「英語を教えてあげる」と手をさしのべてくれる。半信半疑のまま始めた英語の特訓だったが、智子のおかげでなんとか英語は克服できた。しかしその一方で、農家としてどう生き残っていったらいいか……という難問をも、両親と共に考えざるを得ない現実が洋介にのしかかっていた。現代の農業の問題や、中学生の勉強の悩み、いじめ、恋などをうきぼりにした作者渾身の感動作。 -
クトゥルフ恐怖譚 チャールズ・ウォードの奇怪な事件
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 クトゥルフ神話の始祖、H・P・ラヴクラフトが遺した長編怪奇ミステリを、原作に忠実に漫画化する。シリーズを通じて大好評の重厚解説は、今回も充実!【あらすじ】ロードアイランド州プロビデンスの精神病院から、入院中の患者が謎の失踪を遂げた。ウィレット医師は患者の来歴と病状に疑問を抱き、彼の異常な行動の原因を追う。だが、彼を待ち受けていたのは、世にも恐ろしい事件の数々であった……! -
清涼院流水の小説作法
カリスマ作家清涼院流水が、15年間の執筆生活で学んだノウハウを完全公開。『コズミック』の鮮烈なデビューから、ミステリー界に風穴を開ける数々の名作・問題作を発表し続けた著者が「小説から学んだことのすべて」を語り尽くす。<本書のおもな内容>小説家になる動機と方法 「書く」という覚悟 小説のテーマの見つけ方 小説のジャンルの問題 ジャンル越境の難しさ 小説のアイディアについて 小説の人物造形について 小説の書き方と文章について いくつかの自作について スランプについて タイトルやペンネームについて 職業作家になるということ 読者について 小説の未来と今後のこと著者デビュー15周年記念作品。 -
奇跡を呼ぶ天使の贈り物
ベストセラー『ラッキー!』『ハッピー!』の著者が贈る、初の小説。自分を成長させて、夢を叶えるための習慣や考え方を紹介しながら、読んだ人が元気で幸せになる魔法のお話。本書の内容は、クリスマス・イブの夜、失恋した主人公の安部美幸は、街で天使(天ちゃん)に出会います。天ちゃんは、彼女の身におこるという「人生で最大の悲しい出来事」に備えて、3週間ともに生活しながら、大切なメッセージを伝えるためにやってきたのだと言う。食いしん坊の赤ちゃんのような天使を、初めは不審に思っていた主人公も、「天ちゃん手帳」「寝る前の3つの習慣」など、天ちゃんの毎日の教えによって、少しずつ成長していきます。そして、願っていた素敵な男性も出現します。しかし、3週間後、「人生で最大の悲しい出来事」がついにやってくるのです…。ページをめくるたびに、あなたの夢が現実に近づく。少し笑えて、最後に泣ける、魂を揺さぶる感動ストーリー。 -
東大生が選んだ一冊
東大生は何を読み、どう活用したのか――? 本を読むと頭がよくなる、といわれることがある。それゆえに、逆に頭がよいと言われる人が読んでいる本が気になる。国内最高学府の最高峰たる東京大学。その難関を突破した東大生たち。彼らがはたしてどんな本を読み、そしてその読書体験をどう生かしているのか。本書は、現役東大生約8000人が登録する「東大家庭教師友の会」が取材した、東大生の読書との付き合い方を公開する。「勉強の役に立った本」「やる気が出てきた本」「今、読んでいる本」「ちょっと背伸びして読んだ本」「勉強へのモチベーションが高まった本」「生き方に影響を受けた本」のジャンル別に、東大生がおすすめの一冊を紹介しながら、その本が東大生たちにどんな影響を与えたのかを紹介する。数学に興味を持ったきっかけになった本、本の読み方を知った本、受験に役立った本など様々な本の中から、あなたを変える一冊が見つかる。 -
平治物語 現代語訳付き
貴族の世から武士の世へ。変換期を迎えた中世社会を描き出す! 保元の乱で勝利した後白河天皇は上皇となり院政をしくが、源義朝軍が謀叛を起こし後白河上皇と二条天皇を閉じ込め、信西を殺害。急を聞いた平清盛は、天皇と上皇を助け出し一気に義朝軍を打ち破り、鎌倉へ落ち延びようとした義朝を殺害。これにより平氏の世の中になっていく――。 平治元年(1159年)に起こった平治の乱を描く軍記物語。作者は未詳だが、『保元物語』の姉妹編といわれるほど関係が深い。保元物語に続き、平治物語でも武士の力の台頭が大きく描かれ、武士の世の中への時代の流れを描き出している。 本書は、本文、脚注、現代語訳に校訂注、解説を加えた決定版! -
罪人のカルマ
捜査官ウィルVS連続殺人犯(実父)! 「壮絶なラストまで、一気読みの迫力」北上次郎(本書解説より) MWA賞、CWA賞ダブル受賞作家。〈ウィル・トレント〉シリーズ最高潮! 女子大学生の失踪事件が発生。特別捜査官ウィルはなぜか捜査から外され、忌まわしい事実を知らされる。40年以上前に凶悪な連続殺人事件を起こし、終身刑になった実の父親が仮釈放されているというのだ。やがて発見された女性の遺体には見るも無惨な拷問の痕があり、それはウィルの父親の手口と酷似していた――。1975年と現在、ふたつの事件が交錯するとき、戦慄の真実が浮かびあがる! -
血のペナルティ
MWA賞受賞作家による警察小説!「いまもっとも面白いミステリー作家に注目せよ」――北上次郎(梅田蔦屋書店『北上次郎選 2017年のエンタメおすすめ本30』)〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊! 血の海と切断された薬指を残し、元刑事の女性が自宅から連れ去られた。駆けつけた捜査官ウィルはすぐにある事件に思い当たる。4年前、彼女の率いる麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになった。彼女だけは無罪放免となったが、ウィルは証拠が握り潰されたことを疑っていた。事件を洗い直すためウィルは服役中の元部下を訪ねる。ところが面会の直後、彼が獄中で殺害され――。 -
猿の罰
予測不能の完結編! 見ざる、言わざる、聞かざる――四番目の猿、最後の“死の裁き”。 「父よ、お許しください」 各地で発見される“祈る死体”の意味とは。 シカゴの街を震撼させる連続殺人鬼〈四猿〉と、事件を追う刑事ポーター。ふたりが昔知り合いだったと匂わす写真が発見され、捜査本部は騒然となる。訳がわからぬまま勾留され追いつめられるポーターをよそに、各地で次々と見つかる「父よ、お許しください」と懺悔の句が添えられた“祈る死体”。それは四猿による最後の裁きの始まりだった―― すべての謎が解けるとき、その結末に驚愕する。怒涛の完結編! -
バツイチオヤジ達の黄昏と夜明け ──生きづらい時代を楽しく生き抜く
人生は、いつからでもやり直せる ──喜楽に生きろ! 離婚を機に自由を手にしたJOEと、対照的な性格を持つ親友KEN。 アラフィフとなった二人は、恋愛、友情、仕事に向き合いながら、生きづらさを増す時代をどう楽しく生き抜くかを模索していく。 夜の街での出会い、男同士の友情、団塊ジュニア世代ならではの焦燥感。 さらにコロナ禍による停滞や不安を経て、JOEの人生観は大きく変わっていく。 遊びや刺激を追い求めていた日々から、本当の自由とは何か、人生のパートナーとは何か、仕事のやりがいや社会との関わりとは何かを見つめ直し、やがてその関心は街づくりやアート、社会貢献へと広がっていく。 これは単なる中年恋愛小説ではない。 昭和・平成・令和を生き抜いてきた男たちの再生と成熟、そして時代への違和感を抱えながらも前へ進もうとする姿を描いた物語である。 不器用でも真面目に生きてきた人の胸に、きっと何かが残る一冊だ。 -
愛しの走馬灯
主人公は真の恋愛を探す長い旅のなかで、様々な澱んだ恋愛を体験する。そして、主人公は一つの恋愛の結論にたどり着く。 恋愛は『人の顔が様々違う様に、恋愛も人によって様々な形がある事を知った。恋愛は互いが作るもので、互いが満足をしているなら他人が批判や干渉などする事はできない。恋愛には正解などなく、本人の満足感が全てである』 そして、主人公が探し求めていた女性とめぐり逢い、一緒に生きて行くなかで数多くの喜びと残酷な試練を経験する。 『人生は時の流れの中、幸と厄が訪れ、人は幸を収得して厄を避け修正する。でも運命には従わなければなら』事を、主人公と女性は痛感した。そして、主人公はその後を親族に託す… 昭和・平成・令和と主人公の恋愛を通して一生を描いた心温まる純愛小説です。 読み終わった後、きっと心に残る一冊になるはずです。 -
別冊GUNZOU
1946年に創刊した講談社がほこる文芸誌――「群像」。 2026年10月号をもって創刊80周年を迎えることを記念し、「別冊GUNZOU」をお届けします! 日本の文学が世界でも脚光を浴びるようになった今、これから先必ずや「世界」でも注目されること必至の実力作家6名が、同一テーマのもとに書き下ろした作品で豪華共演&英訳も同時収録!! 6名の作家と6名の翻訳家が一堂に会したことで生み出された最前線の言葉たち。 創刊80周年を彩る「世界」文学をぜひ、お楽しみください! ~~~豪華収録作!~~~ 彩瀬まる 「私たちは星」 井戸川射子 「もっと大きな鳥がいたはずなんだけど」 今村夏子 「今日で最後」 柴崎友香 「なにもしていない」 豊永浩平 「ETCカードが挿入されていません。」 宮内悠介 「七つの性をもつ男」 Maru Ayase 「We Are Stars」 Translated by Haydn Trowell Iko Idogawa 「Wasn’t There a Bigger Bird?」 Translated by Jesse Kirkwood Natsuko Imamura 「After Today, That’s It」 Translated by Lucy North Tomoka Shibasaki 「Nothing to Do With It」 Translated by Eriko Ikeda Kay Kohei Toyonaga 「ETC Card Is Not Inserted.」 Translated by Kalau Almony Yusuke Miyauchi 「The Man with Seven Genders」 Translated by Matt Treyvaud -
詩文集 葦の地方
【小野十三郎没後30年記念企画】 詩とは偏向する勁さのことだ。――小野十三郎『詩論』より 大阪を拠点に短歌的抒情に抗して”歌と逆に歌に”詩を追求しつづけた小野十三郎。昭和の名詩「葦の地方」、教科書で親しまれる「山頂から」ほか代表詩篇二十五篇。さらに短歌に「奴隷の韻律」を見出した峻烈な批評、自伝抄「夢魔を追って」等を収めた文庫オリジナル作品集。 ■目次■ 海から見えるもの 【Ⅰ 詩】 断崖/葦の地方/明日/山/渺かに遠く/葦の地方(五)/ 不当に「物」が否定されたとき/ぼうせきの煙突/犬/大怪魚/ 一本のろうそく/ハマスゲのたぶさ/木々が芽吹くとき/ 雲も水も/山頂から/旅と滞在/雀/拒絶の木/明治のすき焼/ 新しい仕事/最期の木8・10/カヌーの速度で/前夜 亡き妻に/ さらば始祖鳥 【Ⅱ 批評】 「詩論」から/短歌的抒情に抗して/奴隷の韻律/民衆侮蔑ということ/「奴隷の韻律」補遺/詩の音楽性/反逆の抒情――『中野重治詩集』/現代詩と伝統 【Ⅲ 回想】 夢魔を追って/空飛ぶ蒸気機関車/大阪文学学校二十年/ 葦原の痕跡 花田清輝のこと 【巻末附録】 私の出会った人々〔抄〕(金時鐘)/ 時空を貫く批評の視線(富岡多惠子) 【解 説】 アナキズムを起点にした生涯(細見和之) -
残り5パーセントのファシズム
夢を操る国家と、従わない人々。 自由な心は誰にも操れない。 95パーセントを支配する社会で、残り5パーセントが目を覚ます──。国民から圧倒的な支持を集める人気政治家。その裏で、人間の夢と無意識を操作し、国家に従順な人間をつくり出す研究が進められていた。成績によって生徒を階級化する学校、政党へ送り込まれる優秀な卒業生、そして意識を統制する研究所──。それぞれのつながりに気づいた雑誌編集長と助手の“姐ちゃん”は、国家を覆い始めた巨大な陰謀を追う。一方、国家から危険視された者が集う最下層クラスで出会った少年と少女も、封じられた過去と自らの正体に迫ってゆく。たとえ人間の95パーセントを支配できても、残る5パーセントまでは操れない。傷ついた者たちが愛と記憶によって結ばれ、自由な心と自分らしい生き方を守るために立ち上がる近未来群像劇。 -
国民衛兵の一夜
【日本語:歌え、笑え!19世紀のポップカルチャー】 「流行歌(ヴォードヴィル)で、お固い軍隊を笑い飛ばせ!」 1815年、パリ。街中のヒット曲に替え歌を乗せて、最新の時事ネタを爆笑に変える。 それが当時の最先端エンタメ「ヴォードヴィル」! 若きスクリーブは、市民のリアルな「国民衛兵の一夜」を、歌と機知で最高にポップなコメディに仕立て上げた。 現代のミュージカルにも通じる、疾走感あふれる「言葉と音楽の化学反応」を今、体感してください! 【English: Vaudeville! The 19th Century Pop Revolution】 "Mix the latest hits with a sharp wit, and watch the elite crumble!" In 1815 Paris, the ultimate entertainment was "Vaudeville"—where catchy pop tunes met biting satire. Young Scribe didn't care for the stiff military glory of the old guard. He took the streets' energy and turned "A Night of the National Guard" into a musical comedy masterpiece. Fast, funny, and full of songs, discover the 19th-century roots of the modern musical in this vibrant new edition! 【Français : Vaudeville ! La pop-culture qui décoiffe】 « Des refrains populaires, de l'esprit, et une bonne dose d'impertinence ! » Paris, 1815. Le Vaudeville est roi : on chante les derniers succès, on rit des puissants, on s'amuse de tout. Le jeune Scribe bouscule l'ordre établi avec sa comédie rythmée et ses couplets malicieux. Oubliez la rigueur militaire, place à la fête et à l'ironie ! Redécouvrez l'énergie pure de ce genre qui a inventé le divertissement moderne, entre théâtre, chanson et satire sociale. -
平成猿蟹合戦図 新装版
歌舞伎町のバーテンダーが政治家に!? 『国宝』の著者が裏社会と選挙戦の駆け引きを描く爽快復讐エンターテインメント! あなたも応援したくなる、感涙必至の大団円 歌舞伎町でバーテンとして働く浜本純平は、ひき逃げ事件を目撃する。だが逮捕されたのは、別の男だった。 真犯人への恐喝を目論むうち、チェロ奏者のマネージャー園夕子と出会い、その手腕によって純平は地元東北から国政選挙に出馬。古参議員との一騎打ちに挑むことになる。 夫を追って新宿にやってきた子連れのホステス、どこか抜けていて憎めないバーテンダー、長崎から上京した冴えないホスト、世界的チェロ奏者と敏腕マネージャー、韓国クラブのママ、美大に通う元教員の娘、秋田県に一人暮らす老婆…… 心優しき8人が織りなす現代のおとぎ話、ここに開幕! 悪い奴らを懲らしめる、痛快無比の長編小説 -
蝶の刻印 ~少年探偵団外伝~
雪降る山荘、毒草の温室、怪人二十面相の影――。 美しい蝶が舞うなか、二人の少年探偵が対峙する。 名探偵・明智小五郎の助手、小林芳雄をめぐり、ひとりの少年が「別人」へと作り替えられていく。楽園のような温室に隠されたのは、不老の力を秘める謎の植物。その争奪戦の裏で、偽物と本物、罪と救済、記憶と肉体の境界が静かに崩れていく。二十面相の山荘に雇われた女中・笙子、そして明智の助手・マユミ——ふたりの女性の視線が交差するとき、少年の孤独な来し方と、人間の業の深さが露わになる。江戸川乱歩の「少年探偵団」世界を下敷きに、妖しくも哀切な視点で描く外伝ミステリ。 著者プロフィール 大阪府出身。京都女子大学文学部卒業。2009年、住田忠久編著『明智小五郎読本』(長崎出版)に、柚木まい名義で短編小説「磔刑の調べ」を発表。本作は、二作目の乱歩オマージュ小説。 -
千代ちゃんとBobとマヤ
ふらりと歩けば、人生は思わぬ場所へ連れていく。 ロサンゼルスで気ままに暮らすマヤは、ラスベガス行きのバスで94歳の千代ちゃんと出会う。 威勢よく笑い、賭け、語り、人生を丸ごと楽しむ千代ちゃん。その縁に導かれるように、マヤは物静かな庭師・Bobと結婚する。 カリフォルニアの空、海、旅先の街、そして日本への里帰り――。 老いも別れも、悔いも愛も抱きしめながら、三人はそれぞれの人生をゆったりと歩いていく。異国で出会った人々が教えてくれる、自由で、可笑しくて、少し切ない人生の物語。 著者プロフィール 行き先のわからない電車にとび乗った10代。乗ったり降りたりを幾度も繰り返しているうちに、少女は(ふらり)という名の新人種になっていた。焦らず、欲張らず、ありのままの自然体で~ふらり~と生きてきた。 長年にわたる電車の旅は、幻の舞台のようにみじかい。 生きていれば、難解なゲームに挑戦しなければならない日もあれば、楽しい遊びに、どはまりした日もあったりして、地球は様々な愉快さに溢れているけれど、それらは、それを求めた者だけが知っている。 -
少年トモと失われたサンクローサの伝説
怖くても進む。その一歩が、世界を変える。 トモは決して特別な英雄ではなかった。怖がりで、迷い、父に守られてばかりの少年だった。けれど、苦しむ誰かに手を伸ばし、見えない光を信じ続けた時、彼の旅は世界の運命を動かし始める。水と光を失った大地に奇跡を取り戻す、少年の成長と再生のファンタジー。 著者プロフィール ソラチ 岡山県北部の田舎町に生まれ、自然と共に育ちました。 一卵性双生児として生を受け、命の不思議に向き合い続けてきた人生と、別れと出会いの記憶から、この物語は生まれています。石は友達。「トモ」という名前に宿る〝友″という響きは、私の子供達への祈りそのものです。サンクローサの森が、読者の皆様にとって、友のように寄り添う光になりますように。 -
バスに乗って9キロへ
カムチャツカ半島、ペトロパブロフスク・カムチャツキー。世界で最も早く一日が始まる街で、多彩な個性が交錯する。虚無感と飢餓感が漂う世界観。出口のない日常を淡々と綴る語り口。その独特な温度感に、読み進むほどにとらわれて離れがたくなってしまう。読後、心に深く刻まれる不思議な余韻が残る、青春ストーリー。 「極東、極北、極寒の街の大学で教鞭を取るアジア系外国人。おそらくこれまでの日本文学にほとんど存在しなかった舞台設定と主人公。「ロシアに住んでも良いことはない」「ここはロシアだから全部うまく行くよ」。驚くほど自由に絡んでくる街の人々と主人公が、ひたすら酒を飲むだけのエピソードを読まされているはずなのに、季節の移り変わりがやがて訪れる別れの時を想起させ、安ワインを買い足す行為ですらいつしか切ない痛みを伴い胸に迫る。そこには大掛かりなスペクタクルやミステリーはない。だからこそ、この小説は正真正銘の純文学であり、短い永遠を大切に封じ込めた青春物語の快作なのだ。」 ?福島拓哉(映画監督)。 -
あの日、あの味。――記憶をほどくご当地グルメ 日本全国、ふと思い出して食べたくなる心の味覚集
忙しい毎日に立ち止まったとき、あなたの心に浮かぶ「あの味」はありませんか? それは、高級な料理ではなく、懐かしい故郷の匂いや素朴な温もりを思い出させる特別な味覚です。 本書『あの日、あの味。』は、仕事や人間関係、人生の岐路に悩む人々が、記憶の奥底に眠るご当地グルメをきっかけに、再び前を向いて歩き出す姿を描いた温かな短編集です。大阪のミックスジュースや青森のイカメンチなど、日本全国のローカルフードが五つの人生模様を優しく彩ります。時の流れとともに描かれる、五つの感動的なストーリーがあなたの心をそっと解きほぐします。 物語を通じて、忘れかけていた大切な思い出や家族の温もりがよみがえり、胸がいっぱいになるような深い癒やしを得られます。登場する懐かしい味覚の描写は五感を刺激し、読後に心地よい余韻と「明日も頑張ろう」という前向きな活力を与えてくれます。 【こんな方におすすめ】 * 日々の忙しさに追われ、心にゆとりをなくしている方 * 故郷や家族の温かさをふと思い出したい方 * 美味しい食と心温まる人間ドラマが織りなす小説が好きな方 あなたにとっての「心の味」を探す、優しくて温かい記憶の旅へ、一緒に出かけてみませんか? -
みんな知ってる、みんな知らない
1995年6月4日、奇しくも同じ日に起こった“事件”により、49日間、一人きりでの軟禁を余儀なくされた9歳の二人の少女の痛ましい過去と、その二十年後を描く。小学校の同級生だった二人がたどった数奇な運命が、さながらDNAの二重らせんのように交錯する。ヒロインの一人、チョン・ヨヌは9歳のとき、何者かに誘拐・監禁され、49日目に無事、保護されたが、犯人は見つからないまま時効になった。誘拐犯がヨヌの声や写真など、一挙手一投足をメディアに送り付けていたため、ほぼ全国民が事件の細部まで知っているのに、当人は記憶を失い、ただ底知れぬ恐怖だけを体が覚えているという奇妙な状況が生じた。もう一人のヒロイン、ユシンの事件は自身が記憶を封印したせいで、その真相は誰も知らないまま。失われた記憶を取り戻すという核心部が徐々に明らかになっていくが——。韓国人女性作家の新星が放つサイコサスペンス中編。 -
シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書
「決して眠りしものを決して目覚めさせてはならぬ、そこに赴いてはならぬ」 ──一七六四年、北極探検隊の墓碑銘より 世界を滅ぼす暗号がいま目覚める…… 歴史の闇に消えた「黄金の蔵書」と「失われた大陸」をめぐり、人類の攻防がいま始まる── 世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部以上突破のベストセラー・シリーズ最新作! イヴァン雷帝が隠した伝説の書。 エカチェリーナ大帝が暗号に込めた警告。 モスクワでの爆破テロ、そして仲間の拉致── シグマは「第三のローマ」を掲げるロシア正教会の狂気と、 北極圏の地政学を根底から覆す「未知の脅威」に立ち向かう! 〈あらすじ〉 調査のためモスクワを訪れていたヴァチカンの考古学者が殺害された。彼が死の直前に送ったメールには古い書物のページの写真が添付されていた。メールを受け取ったシグマフォースはその写真がイヴァン雷帝によって隠された黄金の蔵書に関連していると判断し、隊員のグレイ・ピアースたちをモスクワに派遣する。エカチェリーナ大帝が仕掛けた謎の解明に取り組むグレイたちの前に、ロシアが第三のローマになるとの運命を信奉するアークエンジェル協会が立ちはだかる。さらにシグマとセイチャンにとっての宿敵ヴァーリャ・ミハイロフ率いるネオギルドも敵に加担する。シグマフォースの存亡をかけた争いはモスクワから極北の地に展開するが、その行く手には「驚異と恐怖」が待ち構えていた。 ◉科学的事実から──「新北極」を巡る資源と覇権の対立 気候変動による海氷の急速な融解は、米国海洋大気庁(NOAA)が「新北極」と呼ぶ劇的な変化をもたらした。これまで通行不能だった北西航路などの新航路が開かれ、海底資源へのアクセスが容易になったことで、北極圏は「搾取から保護された公海」から、国家間が衝突する「新たな冷戦の舞台」へと変貌した。 北極圏には、地球上の未発見石油・天然ガスの約4分の1が眠ると推定されるほか、電気自動車や再生可能エネルギーに不可欠なレアアースの宝庫でもある。その価値はロシアの領海に隣接する海域だけでも2兆ドルを超えると予測されている。この莫大な利権を背景に、ロシアは軍事拠点の再稼働や原子力砕氷船の配備を急ピッチで進め、北極点の海底への国旗設置など領有権の主張を強めている。また、北極圏に領土を持たない中国も「北極シルクロード」構想を掲げ、インフラ開発に巨額の投資を行なっている。現在、ロシアを中心として1兆ドル規模のプロジェクトが動く一方で、砕氷船の保有数で劣る西側諸国との戦力不均衡が顕著になっている。資源確保を巡る国家間の競争と軍事活動の活発化は、些細な誤解が全域の不安定化を招きかねない──「氷の火薬庫」とも言える危うい状況を生み出しているのだ。 -
公園のベンチと名もなき猫 足元から見上げる人間たちの小さな奇跡
「人間というのは、実に奇妙で不器用な生き物だ。」 公園の片隅から、一匹の白黒の野良猫が、愛おしくも不器用な私たちの日常を静かに見つめています。 本書は、地方都市の「さくらヶ丘公園」を舞台に、名もなき野良猫の視点から描かれる温かな連作短編集です。 過去を悔やむ男、子育てに疲れた母親、夢を諦めかけた青年など、悩みを抱える人々が、気まぐれな猫との小さな触れ合いを通じて、固まった心を優しく解きほぐされていきます。四季折々の美しい情景描写とともに、不器用な人間たちの小さな奇跡が優しく紡がれます。 猫の温かな眼差しを通して描かれる物語は、忙しい日々に追われ、大切なことを見失いかけているあなたの心に深く染み渡ります。 読んだ後には、いつもの帰り道や身近な景色が少しだけ違って見え、心にじんわりとした温かさと救いが広がるのを感じられるはずです。 ■こんな方におすすめ ・日々の忙しさに少し疲れ、心が温まる癒やしを求めている方 ・猫が大好きで、猫の視点から人間模様を描いた小説を読みたい方 ・一歩前に踏み出す勇気や、優しい感動を味わいたい方 風のように気まぐれな猫が運んでくる、優しくて愛おしい「奇跡の瞬間」に、あなたもそっと立ち会ってみませんか? -
後悔はあの町に置いてきた
君を探して、僕を見つけた。 逃げ出したかった場所。そこに置いてきた本当の気持ち—— 笑えて、懐かしくて、ぐっとくる。 大人が夢中になれる、温かな青春小説。 ●あらすじ 山口県周南市。 酒屋の跡取り息子・玉木利光は三十を過ぎ、東京での仕事も夢も失い、実家に帰ってきていた。 引きこもりのような日々を送るある日、ニュースが流れる。 新しい総理大臣の名前は——瀧本総介。 それは、利光が小学生のころから知っている名前だった。 あの瀧本総介は、いまどこにいるのか? 錦帯橋の夕日。防府天満宮の裸坊祭。角島の別荘。 地元の友人たちの助けを借りながら、利光は少しずつ総介の気配に近づいていく。 そして判明する、総介が姿を消していた本当の理由——彼の名前に隠された、ある「呪い」とは。 地元を捨てて逃げ出した男が、友人を探しながら逃げてきたものすべてと向き直す物語。 ●著者について 1980年、山口県周南市出身。大学卒業後、広告制作会社に就職。コピーライターを生業とする。『ウンメイト』(『運命のひとは、忘れた頃にやってくる。』と改題し、ディスカヴァー文庫として刊行)で第2回本のサナギ賞を受賞し、小説家デビュー。『ゼツメッシュ! ヤンキー、未来で大あばれ』(原題『ロストカゾク』)で、第3回青い鳥文庫小説賞金賞を受賞。おもな作品に『フラワード』『言の葉の裏にはきれいな花が咲く』(以上ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『17シーズン 巡るふたりの五七五』『SSRチルドレン』『放課後ネームゲーム』(以上講談社)、『生協のルイーダさん あるバイトの物語』『中退サークル』(以上集英社)などがある。 -
稲荷山誠造 ハワイの空に虹を呼ぶ
オーディオブック大賞2025 特別賞受賞作続編! 笑って泣ける家族小説 今度の舞台はハワイ! ナニワのじいさん、南の島でも大暴れ!? 関西の金融会社会長・稲荷山誠造(いなりやま・せいぞう)、74歳。 ある朝、誠造は自身の送迎車に扮した男たちに拉致され、暗い倉庫に監禁されてしまう。 絶体絶命の窮地を救ったのは、組織の使い走りをさせられていた若き青年・カイだった。 カイには、最愛の妹の身に及ぶ「ある切実な事情」があった。自分を助けてくれた若き恩人の涙を見た誠造は、持ち前の義理人情で吠える。 「このわしに任さんかい。わしが何とかしたる!」 立ちはだかるのは、四国の海賊をルーツに持つ不気味な巨大組織。 恩人のため、そして自らの「信義」を貫くため、誠造は海を越え、いざハワイへ! 笑いと涙、そして痛快な逆転劇が幕を開ける! -
夜の静寂を編む10の物語 眠れない大人のための、五感で味わうショートストーリー
高ぶった脳の熱を冷まし、心地よい眠りの世界へ。 画面を閉じ、インクの匂いと文字の温度に身を委ねる、贅沢な夜を過ごしませんか? 本書は、デジタルデバイスによる疲れや日常のストレスで眠れない大人のために書かれた、睡眠導入のための短編小説集です。劇的な展開や刺激をあえて排除し、雨音や焼きたてパンの香り、毛糸の柔らかな手触りなど、五感に訴えかけるASMR的な情景描写に徹した10の物語を収録しています。 一話約10分で読み終えられる心地よい「平坦さ」が、あなたの心拍数を穏やかに下げ、深い微睡みへと誘います。物語の途中でまぶたが重くなったら、そのまま本を閉じることが本書の「最高の終わり方」です。 こんな方におすすめ ・スマホやPCの使用で脳が疲れ気味の方 ・静かな夜の時間に深くリラックスしたい方 ・心地よい情景描写を楽しみながら眠りにつきたい方 今夜は、この本と一緒に、穏やかで優しい眠りの旅に出かけましょう。 -
火点し時
高揚、嫉妬、後悔……、黄昏時に揺れる男女の恋の行方は。 優人は、3年越しの恋人・静子がいながらセフレとの関係に溺れていた。静子にバレさえしなければ平穏な日々は続くだろう、そしていつかは静子と幸せな結婚をする、そう信じて。 そんなある日、優人は、静子の視線が別の男に向けられていることに気付く。大人の余裕を漂わせる男の存在の出現に優人は焦りを覚えるのだった。そして、レストランバーの喧騒の中、男女4人のそれぞれの愛のカタチが交錯し……。 黄昏時の寂しさと高揚感に、恋人たちの心の揺れをオーバーラップさせ、一つの恋の終わりをリアルな心理描写で描いた表題作『火点し時』。ほか、「訳あり恋愛コンテスト」(GLO主催)特別賞受賞作『冬隣』を収録。秋深まる季節「冬隣」を舞台に、旅で出会った男女の、恋の喜びと儚い終わりを描く。 著者プロフィール 1971年8月27日生まれ。 子供の頃は関西で育ち、中学から関東に移り、現在横浜在住。高校中退し、色んな店員をした後介護を20年していました。趣味はイラストとタロット。20代の頃は演劇をかじっていました。漫画大好き、動物大好きです。 -
翡翠のきみ
いつか僕ら海の泡になっても ずっと二人でいよう 地上の街が海に沈んだ近未来。海底都市で孤独に暮らす高校生のユウキは、年に数日だけ地上へ戻れる“帰省”の季節に、廃れた雑貨屋で「人魚の素」と書かれた奇妙な袋を手に入れる。半信半疑で浴槽に粉を溶かすと、翡翠の瞳と真珠の髪を持つ、ミドリという人魚が生まれた。“人間の都合”が作った世界の片隅で、かけがえのない日々を重ねていく2人だが、ミドリには“消費期限”があった。消えていく時間の中で交わした約束が、胸の奥をそっと締めつける。切なくも澄んだSF小説。 著者プロフィール 2008年7月生まれ。高校生活を送る傍らSNSでエッセイや小説を執筆している。2025年、「書くしか。書くしかないひとたちによるエッセイ集」(有限会社EYEDEAR)に高峰芙蘭(たかみねふらん)名義で収録された「私のコンパス、軸足鉛筆。」でデビュー。美術と海と文学が好き。蟹座だが蟹は食べられない。 -
PRIDE 〜群れ〜
サバンナの風に命を乗せた、読む音楽。 アフリカのサバンナを舞台に、若いライオン・タテガミの擦り切れたライオン・老いたハゲワシの三つの命が交差する物語。好奇心から人間に近づき傷ついた若いライオン、かつて仲間を奪われた憎しみを抱えて旅するライオン、若き日に見た海への夢を胸に最後の飛翔を遂げるハゲワシ。それぞれが生き、老い、死んでいく。群れ(プライド)の絆と、大地と空に還る命の循環を、詩的な筆致で描いた「読む音楽」。 【目次】 まえがき プロローグ ~生きる~ 一篇 サバンナの虹 二篇 サバンナの果てまで 三遍 空の住人と地の住人 四篇 サバンナへ エピローグ ~素晴らしき世界~ あとがき 【著者】 三田 裕子 福岡県出身。 老舗ジャズクラブでのオーディション合格をきっかけに、関西を中心にライブハウス、パーティー、イベント、コンサート、テレビ、ラジオ、CM等に出演。 ビッグバンドからコーラスグループ、ソロと幅広く活動中。 -
黒の
絶望に立ち尽くす鬼に 囁くように ひとひらの花びらが降る まだ 諦めるには早過ぎる どれだけの滅びし罪を看取っても 夜空に咲く約束を守り通す為に (本文より) 人は黒に染まりやすくても、自分の色は自分でしか出せない。色の神話が交差する幻想詩集。 高校でアニメーターを目指して絵を磨き賞を取るが家庭の事情で挫折、部活の友人と同人誌を作成し絵と文章担当。 数年後画材入手困難になるのとある雑誌で自身の本とサークルが掲載されると同時に全て終了させる。 自身で書いていた作品は少しずつ書き溜めていたが、某ネットゲーム主題歌の歌詞応募で入賞を期にまた本格的に書き始める。 今は講談社のNOVEL DAYSと角川のカクヨムのサイトで執筆中。 -
庭ほとぎ
うまく生きられない日々にも、 言葉は、静かに灯る。 孤独、焦燥、愛、そして希望。 誰もが胸の奥に抱えている感情を、静かな言葉で丁寧にすくい上げた詩集。 人は誰でも、心の奥に言葉にならない感情を抱えています。 孤独、焦り、怒り、悲しみ、そして小さな喜び。本書は、そうした感情をまっすぐに見つめ続けた詩と散文の集成です。 青年期の苦悩、愛する人との記憶、四季の風景。 それらが静かな言葉となり、読む人の心のどこかに触れていきます。 ページをめくるたび、自分の心の奥にそっと触れるような読書体験。自分の弱さと向き合いながら、それでも生きていく。 そんな人に静かに寄り添う一冊です。 新潟市出身 -
未来行万博開催中
聞こえてくるのは、あの日の声。 見えてくるのは、まだ見ぬ未来。 大学生の利佳が見つけた、祖母の遺品に眠る万博の記憶。 1970年、小さな少女が「宇宙の塔」で母と交わした約束。 夢の中で出会った「ゆきちゃん」の正体、そして祖母が背負っていた秘密とは――? 大学生の優美が夜な夜な聴くラジオ番組。 ある日、そこから流れてきたのは「過去」の放送だった。 恋の相談を寄せる女子高生・陽子。 彼女がクリスマスイブに向かったハーバーランドで、優美が目撃したものとは――? 神戸と大阪、震災と万博。 関西を舞台に、時空を超えて受け継がれる想いを描く、珠玉の2編。 収録作品 『未来行万博開催中』 『リクエストの女子高生』 大阪府出身。関西学院大学経済学部卒業。小学校教員、病院事務職勤務を経て、執筆活動開始。趣味は、ボウリングと読書。読書を通じて、生きる活力を得た経験から、著者自身、読者に元気を届けられるような作品を生み出したいと決意し、未経験から執筆を始めるに至る。 -
幽霊巡査の闇記録
噂の巡査「幽霊」が篠町四丁目交番にやってきた。 ゆらゆらとやってきては変死体を見つける男、人呼んで「幽霊」。陰のオーラを纏った結城巡査が篠町四丁目交番に配属された。交番の面々は戦々恐々。結城が来ると誰かが僻地に飛ばされる――。そんな「呪い」の噂が広まっているからだ。 八百屋の夫婦、女子高生、ホームレス、ゲイバーのママ……、なぜか結城は商店街の人々に慕われていく。徐々に明らかにされる孤独者の過去と、見た目からは想像できない特殊能力。 あるときは同僚をも欺く女装おとり捜査で凶悪犯を捕らえ、あるときは裏工作で厄介者を駆逐する。地域に平和をもたらすヒーローなのか、アンチヒーローなのか? 闇深い「陰キャ」の暗躍に魅了される、異色の警察小説。
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