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世界を揺るがす『方舟』著者の本流 !
泥棒の蓮野 × 画家の井口 による 奇想天外! 大正本格ミステリ
油絵画家の井口が幼馴染の元泥棒・蓮野に相談を持ち込んだ。加右衛門氏に譲った置時計が贋物だと判明し、しかし氏が造設する美術館に展示されるという。本物と交換するため二人は潜入を試みるが? 不可解な身代金要求事件、豪華客船の猟奇殺人――大正を舞台に泥棒と画家が繰り広げる傑作揃いの連作ミステリ短編集。
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Posted by ブクログ
大正時代なので、携帯も防犯カメラもない。誘拐などには連絡手段が厳しいけど、まあそんなもんで、大変面白かった!!
第1話 井口は世田谷の洋館に蓮野を訪ねた。蓮野は大学卒業後、銀行が合わなくて泥棒になっている。加右衛門という美術評論家は絵なども蒐集していて、美術館を作りたがっている。オランダ王族ゆかりの時計を彼に売ったが、贋物の方を売ったらしい。美術館に飾られるのを恐れている。蓮野に交換してきて欲しいのだ。
とりあえず作りかけの美術館を見に行く。加右衛門に面会して美術館を褒めると怒り出した。
目黒の妾宅に時計があるとの噂で、探りに行く。
第2話 蓑田家では5人の家族と女中が住んでいる。明正が首を吊って死んでいたが、その胸にはナイフが刺さっており、密室だった。
第3話 井口の義兄家の娘が誘拐され、蓮野に古物商のフリをして助力に来てくれるように頼む。
第3話 後編 峯子は手足を縛られて耳栓もされて転がされた。気がついたら主犯の男が胸にナイフを刺されて死んでいた。他にも9人ほど犯人達がいる。大捕物が始まる。
第4話 晴海氏がやってきて、4月前に亡くなった妻にフランス語の手紙がきたのを訳して欲しいと。
第5話 光川丸には成金の広川氏が主催する黒鳥会なるものが、虎を料理して食べようという回を開こうとしている。井口蓮野も乗っているが、殺人事件があり、遺体が消えた。発見者はお手伝いの照江だ。
第6話 井口の家から時計が盗まれた。もとの持ち主が時計を買い戻したいと言ってきたのである。
Posted by ブクログ
夕木春央さんの本はこれが初めてです。方舟などがとても有名ですね。
さて、この話は、時代が大正です。洋館などが舞台です。
主人公は、画家の井口と、元泥棒でハンサムな蓮野のコンビです。この二人が、殺人や盗みをはじめとする様々な事件に遭遇して、解決してゆく、推理小説です。
昔読んだ少年探偵団シリーズ(明智小五郎)を思い出しながら読みました。
連作短篇で、最初解決出来なかったことが、最後に解決されます。「誘拐と大雪」の二篇は、よりハードボイルド寄りでした。
ただ少し人物関係などがこんがらがったりして、集中力が必要かと思います。
井口と蓮野を主人公として、この他にも文庫化されていますので、それらも読んでみたいと思います。
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