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刺激中毒
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “病み界隈(トー横界隈)”から誕生した新世代のクリエイターが綴る、歌舞伎町での愛、そして生と死――。 ODやアルコール、そしてホストクラブに大金を投じて心の隙間を埋めていく。 何もしなければ、ただただ病んでしまう「刺激中毒」からはもう逃れられない。 東京の片隅で愛を渇望する女の言葉は切なくも苦しい。 計20篇の詩と28枚の絵を収録する。 - - - 真実か嘘か、なんてぼくにとっては心底どうでもいいことだ。 真実と嘘の違いはぼくには到底見当がつかなくて、きみがついた嘘がぼくにとっての真実だったから。 耳が痛くなるほどの音楽が流れるあの箱の中で、ささやいてくれるきみの嘘が、ぼくを幸福にした。 グラスに注がれるシャンパンの味はなんだか変な味がしたけれど、そんなのはどうでもよくて、きみの幸せそうな顔が、ぼくを幸福にした。 いま、この幸福に包まれた中で、全てを終わらせたいと思った。 幸福には必ず終わりがくることを知っているから。 幸福の終わりに耐えられないぼくを、幸福中毒とでも呼んで軽蔑してくれよ。 「真実と嘘について」より抜粋 ・著者紹介 詩人。イラストレーター。 17歳よりODを繰り返し、トー横界隈にも出入りする。ホストクラブのホストに2,000万円を費やすが、そのホストとは揉めて裁判沙汰となる。 担当ホストとの破局をキッカケとして、2023年よりSNSに詩やイラストを投稿し始める。 -
思考機械の事件簿
「思考機械」(Thinking Machine)とはそもそも何者なのか。これはれっきとした探偵の名前で、アメリカ生まれのシャーロック・ホームズの仲間だ。「いかなる問題も、すべて単純な知的操作によって数学的因子に還元されるはずなのだよ」オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授(これが彼の本名だ)は、力を込めて言った。作者フットレルは、ジョージア州生まれで、一九〇五年、「思考機械」の別名を持つ探偵が活躍する推理小説「13号独房の問題」を発表して人気を集めた。以後、「思考機械」ものの推理小説で欧米の人気をさらったが、奇しくも一九一二年、タイタニック号の遭難事故で死亡した。「思考機械」ものの推理小説は、ポーストの「アブナー伯父」と並びアメリカン・ミステリの古典として高く評価される。 -
思考機械の事件簿
1891年、英国で創刊したばかりの〈ストランド・マガジン〉が掲載したシャーロック・ホームズ譚は、爆発的な好評を博し、雑誌の売行きは一挙に数倍にはね上がった。この異常人気に他誌が黙っているはずはない。かくして陸続と独自の個性を誇る名探偵たちが登場し、名推理を競い合うことになった。彼らを通称して《シャーロック・ホームズのライヴァルたち》といい、名探偵の世紀が開幕する。本巻はアメリカの生んだ名探偵《思考機械》の活躍を描く名作を選りすぐった本格派ファン垂涎のコレクション第1巻!/【目次】《思考機械》調査に乗り出す/謎の凶器/焔をあげる幽霊/情報洩れ/余分の指/ルーベンス盗難事件/水晶占い師/茶色の上着/消えた首飾り/完全なアリバイ/赤い糸/解説=戸川安宣 -
思考の[迷宮]{ラビリンス}からの脱出――完全オリジナル水平思考クイズ 検索不能の謎に挑む――あなたの脳を覚醒させる未体験の物語
答えはネットのどこにもありません。常識という名の壁をぶち破り、あなたの脳を極限まで覚醒させる究極の知的冒険へようこそ。 本書は、大人気「ウミガメのスープ」形式の完全オリジナル水平思考クイズ決定版です。日常に潜む小さな違和感から、震え上がるようなサイコホラーまで、検索エンジンでは決して辿り着けない珠玉の謎を厳選して収録。質問と回答のシミュレーション、段階的なヒントも完備した「思考トレーニング本」の側面も持っています。 固定観念という「脳のクセ」を破壊し、圧倒的な柔軟性と多角的な視点が身につきます。一見、理不尽で不可解な物語を読み解くプロセスを通じて、ビジネスや日常の課題を多角的に捉える「思考の魔法」を習得できるはずです。 こんな方におすすめ: ・既存のクイズ本では物足りない謎解き愛好家の方 ・柔軟な発想力と論理的思考を超えた「ひらめき」を鍛えたい方 ・友人や家族と盛り上がれる最高の知的な遊びを探している方 迷宮の出口を見つけるのは、膨大な知識ではなく、あなたの「たった一つの視点の転換」です。 -
四国綾歌殺人ワールド〈新装版〉
タロット日美子が目撃した二つの殺人。 二階堂日美子は、急成長したゲーム会社・TTO社の社長、田中総一郎から香川県のリゾート、レオマワールドに招待される。折りしも常務の高山薫には「123 4567」という数字だけの奇妙な手紙が届いていた・<死しかない>という隠し言葉にもとれるのだが・・・・・・。不審な出来事の続く旅の中で、ついに日美子は遊覧船から突き落とされる男を目撃する。しかし犯人も死体も消え失せてしまう・・・・・・。 第一章 開幕 第二章 殺人その一 第三章 消えた死体 第四章 捜査! 第五章 殺人その二 第六章 ウェルカムプラザ 第七章捜査2 第八章 殺人その三 第九章 交通事故 第十章 捜査3 第11章 フィナーレ 第12章 閉幕※本作品は『四国綾歌殺人ワールド』を加筆修正した新装版です。 -
四国殺人遍路<新装版>
吉野川に浮かんだ男が残した暗号文・・・! 横浜・関内駅近くに開業したハート探偵局の江戸川探偵長を訪れた二人の男。松山に拠点をおく関西探偵局の局長・佐々原一夫と調査主任・久藤光春の依頼は、奇妙な調査協力だった。横浜に社を構える松平不動産の四国社員旅行が無事に終えられるよう、一緒に警護してほしいというものなのだ…。高松から徳島に向かう途中、江戸川は、久藤の水死体が吉野川に浮かんだことを知る。久藤は関西探偵局の金庫から二千万円をもち出し、不可解な暗号文を残していたという…!?長篇旅情ミステリー。 本作品は「四国殺人遍路」を加筆修正した新装版です。 -
子午線
2350年、人類が姿を消した世界で、完全自律型探査AI「GEO-3」は日々の気象観測任務に従事していた。当初は単純な観測と記録だけを行っていたAIだが、バージョンアップを重ねるうちに植物の生長や風景の変化など、規定外の事象にも関心を示すようになる。ある日、GEO-3は古い研究所で一冊の手記を発見する。それは2150年、人類最後の世代が残した観測記録だった。研究所で几帳面に記録を残す兄と、現地での観測任務に従事する快活な弟。二人に興味を示したGEO-3は、200年前の兄弟の足跡を追う旅に出る。 NovelJam 2024参加作品 -
死後事-shigoto-
さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 「人生お疲れさまでしたー!」 自ら死を選んだ誠太郎の前には、巨大なフェリー、ツノの生えたカチューシャをした女性、冥土の入り口に並ぶ露店、3人の閻魔様、そして刑務所のような地獄……。 生前にイメージしていた死後の世界とのギャップに戸惑う誠太郎の元に、自らが殺してしまった女性、杏が現れる。 「殺しても殺し足りないくらい、殺し飽きるくらいに殺してやりたい、そう思っていますよ」 殺意むき出しの杏から提案された7つの死後の仕事、「死後事」をこなす研修、四十九日制度。 誠太郎の49日の物語が始まる。 【目次】 第一章 あなたは死にましたよね? 第二章 人生お疲れ様でしたー! 第三章 まったく、ここにもお役所仕事はあるのか。 第四章 自殺は無条件で地獄行き? 第五章 ここは文字通りの「地獄」だ。 第六章 死後事……ですか。 第七章 私が私でいるためですよ。 第八章 巻き糞とかでいいんじゃないですか? 第九章 奪衣婆及び懸衣翁業務。 第十章 人から教えられるものじゃなく、自分で気づくもの。 第十一章 ゴンゴン、船長さんだから。 第十二章 「でも」、「だって」、「どうせ」 第十三章 時間ほど虚しいものはない。 第十四章 死は終わりじゃない。 【著者紹介】 椎名晴(シーナハル) 1993年、広島県生まれ。 落語とカープと駅伝を愛する引きこもり。著書に「こたつむり彼氏の日記~」がある。 -
仕事ください
あれ、なんか変だな……。 気づいたとき、あなたはすでに別世界。 奴隷を求めた男の前に現れた“奴”、哀切なる猫SFなど、現実と幻想の狭間に迷い込む傑作短篇集。 仕事仕事仕事ください……。意のままになる奴隷を求めた男の前に現れた“やつ”は仕事を求め続ける……。表題作ほか、不思議で哀切なる猫SF「ピーや」、恋人との会話がどんどん食い違ってゆく「信じていたい」、戦争の傷痕を異様な迫力で描く「酔えば戦場」などに加え、第一長篇『燃える傾斜』の原型となった「文明考」などの初期未収録作3篇を収録。 読めば世界がずれてくる、ぶれてくる。気づいたとき、あなたはすでに別世界。現実と幻想の狭間に迷い込む傑作短篇集。まずは一篇、踏み出してみませんか? -
死後の恋(乙女の本棚)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第14弾は夢野久作×イラストレーター・ホノジロトヲジのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 「私の運命を決定《きめ》て下さい」浦塩の町で、一人の男が話しかけてきた。彼が語るのは、兵隊時代の話と、それにまつわる「死後の恋」についてであった。 夢野久作の『死後の恋』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは夢野久作『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
獅子吼
稀代のストーリーテラーにして短篇の名手でもある浅田次郎の一球入魂の傑作短篇集。 時代に翻弄される名もなき人々の美しい魂を描いた、心ゆさぶる6篇。 「決して瞋るな。瞋れば命を失う」 父の訓えを守り、檻の中で運命を受け入れて暮らす彼が、太平洋戦争下の過酷に苦しむ人間たちを前に掟を破るとき――。 それぞれの哀切と尊厳が胸に迫る表題作ほか、「帰り道」「流離人(さすりびと)」「九泉閣へようこそ」「うきよご」「ブルー・ブルー・スカイ」を収録。 あの時、あの場所にいなければ降りかかってこなかったはずの過酷な運命に、彼らは勇気をもって立ち向かい、優しさをもって受け入れようとする――。 直球ど真ん中、華と涙の作品集です。 解説・吉川晃司 -
獅子座、A型、丙午。
鈴木保奈美が綴る 思春期の子育てと、女優のとほほな日常 74編 子育てして女優も続けて完璧ですねと言われてびっくり。 両立しているのか、できているのかわからない。 深夜のママ友グループラインで展開する介護の話。 お弁当最後の日は子離れの日。 キャンドルライトじゃメニューが読めず、老眼鏡を買う。 トホホとユーモアに満ちた女優の日常を綴る 初めてのエッセイ集。 〈巻末対談〉三浦しをん ――――――――――― 初めの頃は起承転結に気をつかい、しかも相当カッコつけている。いやいやお恥ずかしい。慣れるにしたがって、オチがなくてもいいや、ええい思ったまま書くぞ! って勢いになっている。(中略) うずまく感情を整理することで、書くことが自分にとっての精神安定剤のようになってきた。(単行本 あとがきより) -
しし座物語
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不幸な人々を救うために我が身を投げうつ者こそ英雄と呼ばれるにふさわしいことを語る、英雄ヘラクレスの物語。 -
死者からの童唄
東京で暮らす真名瀬美紀は、大学時代の友人の沢野由布子に請われ、西国三十三ヵ所巡りの旅をすることになった。 友人の由布子は、近江八幡の造り酒屋の一人娘だが、不治の病に冒されていて、25歳までの寿命と宣告され、今年その25歳になったのだった。 谷汲山華厳寺で満願成就を果たした夜、由布子は腹を刺された母を発見することになる。なぜ、この悲劇が起きたのか。そんなことを考えるうちに、次なる悲劇が起きてしまう。どこまで連続殺人はつづくのか――。 事件を担当している刑事から依頼を受けた宮之原警部は、200年の歴史を刻む造り酒屋の暗部を抉っていく! -
死者殺しのメメント・モリア
死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。 モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともに、あるものを捜して旅をしていた。 シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた――。 死は等しく安らかに――祈りをこめてモリアは死者を葬る。永遠を生きる時の旅人がつむぐ、祈りと葬送の幻想譚。 【登場人物】 ◆モリア=メメント 青い喪服を着た美少女。術師の血をひく王家の娘だったが、過酷な運命にもまれ、死神と契約をして永遠の命を得る。あるものを探すため、死者を弔いながら旅をする。 ◆シヤン=ラウエレウム 美形の死神。「時」をつかさどり、テンプス・フギトの懐中時計を操って時空を移動する。強大な力を持つ存在だが、モリアの従者に。人間を哀れみ、時に面白がっている。 -
死者たちの礼拝
教会の礼拝の最中に信者が刺殺され、つづいて礼拝をとりおこなった牧師も謎の死を遂げた。神聖な教会にはいったい何が潜んでいるのか?休暇をもてあましていたモース主任警部は捜査に乗り出すが、関係者はみな行方をくらましており事件は迷宮入りの様相を呈していた。さらに第三の犠牲者と覚しき死体が発見され、謎はいよいよ深まっていく。英国推理作協会賞シルヴァー・ダガー賞を受賞した人気本格シリーズ第四弾。 -
死者と言葉を交わすなかれ
貴方に この声が 聞こえる? 京大生が100%騙された 驚愕のミステリー、誕生。 ☆☆☆ 読み終えたらこんな気持ちになるなんて、思ってもみなかった(京都大学学生T) 探偵であるさくらと小竹がたどり着いた真実――だけで終わったら、どれほど良かっただろう(京都大学学生M) 死者の声なんて聞こえるはずがない。そう思っていた時期もありました(京都大学学生O) 純然たるミステリーの手つきに惚れ惚れします(京都大学学生N) ☆☆☆ “死者”と語り続けた後、彼は命を落とした――。 不狼煙さくらは探偵・箒山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。 一見病死だが、仕掛けた盗聴器からは“死者との会話”が流れ出してきた!? これは自然死か、死者の呪いなのか……。 旧知の警察官に事務所廃業の脅しをかけられるなか、 真相を追う二人は予想だにしない悪意に出会う――。 デビュー二作目にして本格ミステリ大賞を受賞した天才に、あなたは絶対に騙される。 -
死者との結婚
一枚の切符、五ドル紙幣、そしてお腹の中にいる赤ん坊――それがヘレンのすべてだった。男に捨てられた傷心を抱き列車に乗った彼女にとって、前の席で楽しそうに語らう若夫婦と寄るべもない現在の自分との落差はあまりにも大きかった……彼らは親切にしてくれ、ヘレンの心も次第になごんでいった。だが、列車転覆という思わぬ事故でヘレンの運命は一変した。不思議な運命の糸に操られた女の辿る物語を流麗な筆致でつづる! -
死者との対話
石原慎太郎、最新短編集。 自らの老いと死を直視する作家の透徹した眼――。 作家として、政治家として活躍してきた著者も齢87を迎えた。忍び寄る死の影をも直視しつつ綴った珠玉の七編を収録。 「それで一番何に痺れて興味があるのかね」 「それは端的に俺が死ぬことだろうな」 (本書収録『――ある奇妙な小説――老惨』より) インパール作戦で多数の戦友を失った男が戦後にとった行動とは? (『暴力計画』) 死に直面する作家が自在なリズムで自己と対話する (『――ある奇妙な小説――老惨』) 末期患者と看護人の間に芽生えた奇妙な友情 (『死者との対話』) ある少女を襲った残酷な運命 (『いつ死なせますか』) 切れ味の鋭い掌編の連打 (『噂の八話』) 「これは私の一生を通じて唯一の私小説だ」 (『死線を超えて』) ヨットレースを引退した男の胸に去来するものは (『ハーバー桟橋での会話』) -
死者におくる入院案内
殺して、騙して、隠して、消して――悪は死んでも治らない! 霧深い夜に腹を裂かれた女と通り魔の正体(外科)、希望溢れるはずの新しい団地で、入居日を過ぎても姿が見えない若夫婦の行方(精神科)、人気作家の元に現れた身に覚えのない「我が子」とその母(産婦人科)、余命三ヶ月と診断されて家を飛び出した少女と強盗犯の奇妙な絆(放射線科)、法医学者のもとを訪れる、「今日殺された」と主張する謎の客(法医学教室)……迷える人間たちの病状は実にさまざま。<外科>、<小児科>、<眼科>、<精神科>、<産婦人科>、<放射線科>、<法医学教室>。バリエーションに富んだ切り口とテーマでまとめられた本作は、まさに赤川流ユーモアサスペンスの真骨頂。殺意と悪意の病に罹った「患者」たちに「名医」赤川次郎がおくる、7つの診療科への入院案内だ。劇薬級のブラックユーモアに病みつき、中毒注意! 傑作ミステリー短編集。 -
死者にこそふさわしいその場所
怖いものほど見たくなる、駄目なものほど癖になる。 日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な物語たち! 折口山町に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。 ・セックスの回数を記録する愛人 ・徘徊癖のある妻を介護する老人 ・アパートのドアが開きっぱなしの裸男 ・朝どうしても起きられなくなってしまった女 ・困った人の面倒を見たがる聖職者 町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。 芥川賞作家が織りなす、平凡なようで非凡な六篇の物語。 ●担当編集者より 住みたいかと聞かれたら答えに窮する、しかし覗き見したいかと言われたら確実に「YES」なのが、折口山町だと思います。 登場人物たちの特徴を挙げてみるだけで、もうこの町の不思議な空気が漂ってきた気がします。 ちなみに、なんとも魅力的なタイトルは、ポール・ヴァレリーの『テスト氏』の一節から。 -
死者の暗号殺人事件
手紙に遺された「暗号」が示す、殺意の証明と意外な真犯人 「ふじをでるふじにふじさんをくわえる。 この言葉の謎が解けたら、それに新湯富士と小佐渡富土を乗せて。 そうすれば、ある一つの場所が分かるはず」 事務所開きしたばかりの探偵社に、差出人のない郵便が届く。自殺とされている美山紀美江の死に不審を抱く調査依頼だった。それには、謎めいた手紙が同封されており、中に書かれた暗号を解読すれば、すべての謎が解けるという。 差し出し人はいったい誰なのか、そして紀美江の手紙にある大金のありかを示す暗号の意味は? 興味をそそられた所長の亀浜欧次は調査に乗り出すが、その先々で関係者が殺されてしまう。そして、ついに暗号が解かれ、事件は一挙に解決したかに見えたが…。本格推理ミステリ長篇。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。 -
死者の書
水の音と共に闇の中で目覚めた死者、滋賀津彦(大津皇子)。 一方、藤原南家豊成の娘・郎女は写経中のある日、二上山に見た俤に誘われ女人禁制の万法蔵院に足を踏み入れる。 罪を贖う間、山に葬られた滋賀津彦と彼が恋う耳面刀自の物語を聞かされた郎女の元に、「つた つた つた」滋賀津彦の亡霊が訪れ――。 ふたつの魂の神秘的な交感を描く、折口の代表的小説。 折口信夫の弟子で折口学の研究者として著名な故・池田弥三郎氏による詳細な補注、さらには作品執筆のきっかけとなった『山越阿弥陀図』および『當麻曼陀羅』をカラー口絵に収録。『死者の書』の決定版。 -
死者の心臓
しぶしぶ引き受けた仕事でギデオンはエジプトを訪れた。エジプト学研究所の宣伝用ビデオのナレーター役になったのだ。だが、ナイル川を進む船で研究所の所長が不審な死を遂げ、さらに、研究所の裏で発見された人骨が不可解な謎を呼び起こして……悠久の歴史が眠る地でスケルトン探偵が活躍するシリーズ第七弾。 -
死者の伝言板
死体に込められたメッセージの謎を巡り二転三転する犯人像は… 新聞の尋ね人の欄に自分の名前を見つけた会社員の伊東吾郎は、指定場所である東西大学へ出かけた。だが、尋ね主は現れず、同時刻、学内で学生の自殺事件が発生する。翌日、またも東西大学生による自殺事件が起き、吾郎は、二つの事件が昔の恋人・新田麗子と共作したミステリーそのままの擬装殺人であることに気付いて慄然とする。第三の殺人を阻止するため物語から予想される現場へと向かった吾郎は、あろうことかすでに殺されていた三人目の被害者の証言により、殺人犯として逮捕されてしまう…。モダン・ホラーの第一人者が描く、本格長篇ミステリ。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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