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Posted by ブクログ 2017年03月12日
全国紙に1989年から25年間、勤めたという元記者による小説。新聞社が販売店に押し付けている「押し紙」「残紙」を巡って販売局の担当員と店主との間に人間ドラマが展開される。実部数が6割という報告書を見る場面や、署長の官舎に夜回りに行く場面など、迫真性に富んだ描写も特長。ついついフィクションであることを...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月20日
販促宣伝部元デスクが書いた本。
新聞社のビジネスモデルをあまりに赤裸々に暴露した問題の一冊。
読みながら「あの人っぽいな」とか、「あのことか」と、実際のことに当てはめてしまう。
本当にそのまんま販売局のことを書いてあるので驚いた。
販売局に「左遷」された記者が最初は販売をボロクソに言っていたが(特に...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月18日
世の中の人もなんとなくは知っているだろうが、インサイダーが改めて詳らかに語る、新聞販売における"負"の世界の描写は実に読み応えがある。
インターネットの普及により、紙媒体が急速に衰退しつつある今という世相を、無慈悲なぐらいに切り取っている。
充分面白く読めるが、小説としてはちょ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月26日
著者は元某大手新聞社の記者職。
ノンフィクションでなく敢えて小説の形態にしたせいか、設定は少々荒唐無稽ながらも要所要所で逆にリアリティと著者の本音が感じられる。
”ジャーナリズム”の本音と建前。
高邁な理想と相反し、会社として利益を上げなければいけない構図。
どんな家庭でも新聞を購読していた時代に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月11日
本書は、ノンフィクションではなく、「小説」である。
大手新聞の元社会部記者が、敢えてノンフィクションではなく小説という形式、フィクションという形式を選択して書きたかった真実とは....
マスコミ、特に新聞は「権力の番人」として機能することを目的として発展してきたはずだ。
国民の知る権利を守り、時に...続きを読む
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