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Posted by ブクログ
夏目友人帳の世界観が好きな人は必見!
オリジナルストーリー三編が収録されていて、夏目友人帳の世界観そのままに新作ストーリーが楽しめる。
・ランプ堂奇譚
三つの中で一番長いエピソード。
タキの祖父と、ランプ堂と呼ばれる古物店の店主とが生前に交わしていた手紙がストーリーのカギ。
貴志がタキから手紙を預かり調べようとしたところ、モジバケという妖が貴志の目に入ってしまう。その影響で妖が見えなくなってしまい不安がる貴志はモジバケを目から追い出すため、そして手紙の謎を解くため、ランプ堂を訪れる。そこには名取さんがいて――という、自然な流れのストーリーで違和感なく楽しめた。
ランプ堂での会話がコミカルで面白かった。
ランプ堂の古物もストーリーの重要なキーアイテムとなっており、徐々に明らかになる真実が物悲しくも温かい。一見すると人と人との手紙による交流がメインテーマと思わせつつ裏にはランプ堂での人と妖との交流が隠されており、真相を知ったとき泣いた。
・妖の音
音楽を通じた人と妖との交流を描いた短編。
貴志の小学校時代のとある出来事が語られ、同級生の宮子視点で話が進む。
例の如く妖に名前を返すときレイコと妖の会話を垣間見れるのが夏目友人帳ならコレでしょ~という気持ちにさせてくれる(ランプ堂奇譚では名前を取られた妖は出てこないため)。
・妖の夢路
夢にまつわる話。同級生の降矢の姉が教育実習中に倒れ、日に日に衰弱していく中でとある妖との関係を疑った貴志が山の中へ入ると――!?
妖→人への特大感情が見れる良回。
・全体の感想
人間と妖、お互いに姿は見えなくても感じるものがある、心は通じる。原作の雰囲気そのままにちゃんと泣かせにくるエピソードで魂が浄化された気がした。
特に最後の話は見方によっては悲恋だが、感情のデカさは随一だったので好き。
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