角田光代のレビュー一覧

  • 笹の舟で海をわたる

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    とても重かった。
    大きな事件なども起こらず、淡々と1人の女性の半生が綴られているのだけど、その心情描写が凄くて最後まで一気に読んでしまった。
    角田さんは女性の描写がとても上手い。
    上手すぎて怖い。

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    2022年02月13日
  • 私のなかの彼女

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    仙太郎の和歌への態度が変わっていくのは、自身にものを作り続けるための土台がないことに無意識か意識があってか感じていたからではないかと思った。和歌も仙太郎も無意識に男女の力関係に囚われていて、はっとさせられる。

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    2022年02月11日
  • マザコン

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    空を蹴る
    ☆4
    こういう人っているよな。
    どんなことを考えているのかなと思っていた人の考え方が少しわかった気がする。
    話を通じて特別なことは起こらないのだけど、普通の人が一年に一度はハメを外してぶっ飛んだことをしてみたい、そんな日を描いている。
    そんな日を抽出して書くのはパラレルワールドを描くより何十倍も難しいだろうなぁ。
    結局、大きく物事を変えられるわけではなく変わり映えしない日常が続いていくだけなのだけどそんな一瞬を切り取った話。好き。

    なんだかわからないけど面白い。
    導入部分が面白いんだろうな。
    ダメ人間のナンパや風俗体験に似ているような気もする。
    なにかを考えさせられるような話ではな

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    2022年02月11日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    ネタバレ

    喜びより戸惑いが勝ってしまい妊娠を上手く受け止められない主人公が、出産までに自分なりに受け入れていく様子が日記形式で丁寧に綴られている。

    自分の母性に自信が持てなかったり、
    そのことで罪悪感を感じたり、
    なんとなく孤独を感じたり、
    夫の気持ちとのギャップがあったり、
    急に独身時代が懐かしくなったり、
    これが2人での最後かーとしみじみ思ったり、
    お腹にずっといてほしい気持ちと、会いたい気持ちとがあったり、
    やっぱり孤独じゃないんだなって気付いたり、、

    十月十日って改めて、身体的にも気持ち的にも、めまぐるしい日々で、不思議な体験だなと思った。

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    2022年02月09日
  • 源氏物語 上

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    池澤夏樹個人編集による日本文学全集。04は、54帖から成る世界最古の長篇小説「源氏物語」の「桐壺」から「少女」までを、角田光代による完全新訳で収録する。しおり付き。

    読みやすいけど、なかなか進まない。ようやく読み終えた。

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    2022年02月04日
  • まどろむ夜のUFO

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    中篇小説集。
    表題作の
    「まどろむ夜のUFO」
    「もう1つの扉」
    「ギャングの夜」

    3篇ともとても奇妙な話でした。
    奇妙だけど日常とべったり張り付いててなんとも不思議な感じがする。

    「まどろむ夜のUFO」は一人暮らしの主人公のもとに弟がやってきて、奇妙な友人となんだか嘘っぽい彼女の話が出てきて、だけど、その主人公もなんだか変な彼氏みたいな友人みたいなサダカくんとキチキキと会っててっていう、変な話。
    だけどとても面白い。

    あたしはとにかくサダカくんのことがツボにはまってしまって
    もう、おまえこそおかしいやん!って叫びたくなった。
    ねったりとした夏のお話で、暑い夏に桃を食べながら読みたかった

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    2022年02月03日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    物語のようなエッセイのような、軽めの文体でスイスイ読める。ページが厚く、挿絵も多くて、物語とエッセイと絵本の間みたいな感じ。自分の妊娠体験と被ったり被らなかったりだけど、こういう感情って発信されることがないから、内心安心して心の支えになる人が沢山いるとおもう。不覚にもちょっと泣いてしまった。妊婦になる前もなったあとも、産んだ後でも。寄り添ってくれる物語

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    2022年01月30日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    まだ30代なりたての頃。
    若かりし日の角田さんのエッセイ。
    日常があまりにリアルで、全く気取ってなくて風変わりでくだらないものばかり。

    なのに、これがものすごく心地よくて
    ありのままの生活や丸出し感に脱力感。

    心理テストや占い、女子会に二日酔い、引越し…
    人生って色々ないようであって、だからこそおもしろい。

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    2022年01月23日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    ☑︎住んでいる部屋話と恋人話は比例する
    ☑︎宗教ってのはこの世のシステムを理解しようという姿勢だ。自分の力の及ばない、すべての理不尽を納得したいという希求だ。
    ☑︎最初のデートでの印象は、その後の相手の本質を象徴している
    ☑︎"顔か中身か"なんて議論は、裸んぼうで暮らしてはじめて提起できる議題である
    ☑︎フネはやさしくて、聡明で、何ごとも肯定して受け入れる。そして私がもっともすばらしいと思うのは、無関心具合なのである。

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    2022年01月19日
  • トリップ

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    ちょっと可哀想で、ちょっと繊細な、その場所に馴染めていないような登場人物たちが愛おしくなる。短編集で、色んな主人公たちが出てくるが、性格も境遇も立場も違うのに全員が生き生きとしていて、さすが角田光代さんだと思った。自分と性格の違う人間をリアルに描けることがまずすごい!角田小説、また読みたい。

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    2022年01月17日
  • ひそやかな花園

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    ★5つに近い4つ。角田作品は何冊も読んできたが、こちらも圧巻のストーリー。毎年別荘に集まる7人の家族。皆一人っ子で大の仲良し。子どもたちにとっては大好きな夏のイベントである。しかしある年から突然打ち切られる。ミステリアスな序盤から惹き込まれる。内容は出生という生の根源に関わる重いものでありながら、7人の子ども達のその後の人生を一人ひとりわかりやすく描写している。この作家の力量は半端ない。7人それぞれをメインとして語らせる。医学の進んだ今だからこそのテーマ。けして絵空事ではない。起こりうる内容だと痛感した。角田光代という作家の本をもっともっと読みたくなる。
    キーワードは“記憶の共有”。

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    2022年01月16日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家ってぶっ飛んでる!と思ったり、意外と庶民的、と思ったり。なかなか知ることのできない彼らの本音やキャラクターを垣間見れてうれしい。
    対談形式なので、すらすら読めた。

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    2022年01月10日
  • ドラママチ

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    人のどうしようもないもてあましてしまう気持ちの表現が上手くて、それに主人公が平凡な日常をみな送りつつそれぞれに何かを抱え特別な人達ではない所に惹かれるのかもしれない。
    で、これからどうなるのか分からないまま終わってしまうけれども幸せってこうして見つけていくものなのかなと、ハッピーエンドではないのに何故かホッとする短編集。

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    2022年01月08日
  • キッドナップ・ツアー

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    二ヶ月間家に帰って来なかった好きでも嫌いでもない父親がユーカイという名目の下、小学生の主人公と色々旅をして絆を確かめ、深めていくハートウォーミングストーリー。主人公のマセた部分とまだまだ子供の部分がなんとも可愛く描写されてます。
    定期的にジーンとするようなシーンが散りばめられてて最後まで飽きない作品です。是非一度読まれてはどうかと。
    個人的には母親と何を電話で話していたかを明かしてほしかったけど、もしや電話をするふりして実は母親とは何も話してなかったとか??

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    2022年01月06日
  • 三月の招待状

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    大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

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    2021年12月28日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 平凡(新潮文庫)

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    もう、何度も何度も考えたことのある「もしもあの時こうしていたら」、「もしもあの時もう一方を選んでいたら」をテーマにした短編集。登場人物達は当たり前だけど全然違う性格で、人生も、選択も違うけど全員がふとした瞬間にもしもを考えて、自分の選択を振り返りながら何かに気づき、後悔し、諦め、悩み、受け入れて生きていた。

    私も読みながら、ひとつでも欠けていたら今がない。ああ、本当にそうだな、辛くて二度と経験したくない、出来ればしたくなかったあの出来事があったから今がある。と思ったかと思えば、いや、あれがなくても結局こうなってたんじゃないのか。と、思ったり。
    読みながら自分も振り返っていたので勝手に忙しかっ

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    2021年12月25日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    心がえぐられる気分で読んだ。

    ずっと、どこか不幸な空気が漂う小説だった。短い間で読んだので、読み終わった今は1人分の人生を体験した気分。

    選択肢が今よりずっと少なかった頃の時代の話。きっと、似た人生を過ごした人がいたんじゃないかなと思う。

    娘のことを好きになれなくて、でもそれを見栄のために隠そうとして、自分も将来母親になったらそうなるんじゃないかとゾッとした。子供を愛せなかったらどうしよう。

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    2021年12月19日
  • ご本、出しときますね?

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    その人特有の変な癖や、趣味趣向×本
    という、私の好きなものが詰まってた。

    おもしろくない訳がないじゃないか!

    好きな作家さんもで出て、その人となりが知れたのが興味深かった。

    尾崎世界観×光浦靖子の歪んでるけど、
    優しくて、不完全な感じがよき。


    あぁ、もっと力を抜いていいんだなー

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    2021年12月18日
  • 世界中で迷子になって

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    エッセイってあまり読まなかったけど、なかなか面白いなと思わされた一冊でした。
    あるある分かる分かると頷いたりして、あっという間に読み終えました。

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    2021年12月18日