小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日常の中で、いつの間にか行き違っていた主人公とダンナさま。
お互いの中から優しさが欠けていく中で、ダンナさまは失踪。理由も分からない主人公は、ダンナさまを探しまわるけれど、見つからない。
そんなとき、新婚旅行で訪れたハートの形をした島に、ダンナさまが行きたい!と言っていたことを思いだし、島へ・・・
すぐに帰るつもりで訪れたその島で、主人公は道に迷い、「つるかめ助産院」という産院に巡りつく。そこで出会った「つるかめ先生」に告げられる自身の変化。迷い、悩みながら、主人公はその島で、いろいろな人と出会いながら、忘れかけていた優しさを思い出し、たくましく成長していく。
すごく温かく、切なく、ほのぼの・・・
ハート型の島に、私も行ってみたいです。 -
Posted by ブクログ
泣ける!っていうレビューがあっただけ、期待値高く読んでいたからか、そこまで刺さらなかったのが正直な感想。
でも、今を生きることの大切さとそして死の価値観をアップデートしてくれた一冊になりました。
マドンナの言葉
「私ね、死って、最大級のオーガズムみたいなものなんじゃないなと、期待しているんですよ」(p.167)
ここ僕にとってとても新しかった。
(話が逸れるけど、この後しーちゃんが本当はもっと生きたい、と自分の本心を認めるシーンはグッときた)
死=悪いものじゃない。
これは、分かる。僕もそう思う。
だけど、
死ぬ瞬間=⚪︎⚪︎?
これは考えたことがなかった!
アワトリスさん最期の表情や、
しーちゃんの旅立つ前の温かい気持ちを想像すると
人それぞれ人生の濃淡はあれど、死ぬ瞬間はみんな等しく気持ちよくあって欲しいなと思う。
最後に好きなところ。
空は、珍しく灰色だった。けれど、心がざわざわすら灰色の空ではない。なんていうか、明日には世界が明るく晴れ渡ることを知っている灰色だった。(p.182)
天気が変わるのと同じように、
たとえ今の身体での人生が終わったとしても、
この先良いことが必ずくることは保証されている
っていうふうに感じた。