小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小川糸さんの”生”と”食”の物語。『食堂かたつむり』『ライオンのおやつ』に続く第3弾ということで読んだ。
前2作と比べてしまうと、話の内容はちょっと暗くて、重い描写が多い。
小鳥と理夢人が出会うまでの時間は、それぞれの過去の話が重いので、読んでいても苦しい。
小鳥がコジマさんの介護を引き受けて、コジマさんを受け入れてから、やっと小鳥の人生も好転していくので、少しラクに読めるようになる。
小鳥の人生の暗さに比べて、理夢人は出生は複雑だけれどオジバに育ててもらえたおかげで、純粋に育っていく。育つ環境はやっぱりその人となりを決めていくものだから、大切なことなんだと思った。
小鳥と理夢人が出会ってから -
Posted by ブクログ
食事にまつわる7つの短編集
「バーバのかき氷」
認知症のバーバの食べたいものを探す。
それがかき氷だった。「腐敗するとこと発酵することは似ているけど違う」。
人間もそうだったんだ…。
「親父の豚バラ飯」
とにかく美味しそう。「残さないできちんと食べる相手だったら、財布を任せても大丈夫」
これは真理。
「さよなら松茸」
そこはかと漂う悲しさ。
自分の知らない恋人の本心。
それがわからないから別れが訪れる。
「こーちゃんのおみそ汁」
とても心温まるお話。
おみそ汁を丁寧に作りたくなる。
「いとしのハートコロリット」
だいたい一人称の話は「意味がわかると怖い話」風になる。
そういう話。
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Posted by ブクログ
食べ物の本が好きなので購入。
ずっと積読してあったけどやっと読み終わった。
「死」は人生最大のオーガズム。
なんかこの言葉が私はとても刺さった。
生きることが全ての世界だけど、それは「死」があるからそうなのであって死ぬことはそんなに悪いことじゃないと思うともう少し楽に生きられる気がする。
おやつがあれば明日を生きる気力になるって昔の推しも言っていて、おやつって素敵だなって思ったり。
しーちゃんは「いい子」だったわけじゃなく優しくて強い子だったっていうシーンがすごく心に残った。
私はいい子にならなきゃと真面目に生きてきたけど、それはもしかしたら強い子でいたかったのかなと考えを深められた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ薄くてすいすい読めるので、ちょっとした空き時間におすすめ。
話の内容としては、食べ物の描写が美味しそうなものもあるけど、そんなにそこにフォーカスを当ててない話もあるので、そういう魅力を求めて読む方にはイマイチかもしれない。
こーちゃんのおみそ汁の話は不覚にも泣いてしまういい話だった。
呼春という名前が本当にいい名前だと思ったし、両親から愛されてる証だと実感できるのが素敵。あと桜の木を亡くなったお母さんだと思って話しかけるのとかも、よくありそうな設定ではあるけど綺麗な描写で、素敵な生活の絵が浮かんだ。
お母さんが自分を産まなければもっと長生きできたかもしれないという娘の気持ちを聞いてお父さんが