小川糸のレビュー一覧

  • 喋々喃々

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    谷中の情緒豊かな人々の暮らし、街並みが伝わる。
    アンティーク着物店を営む主人公。複雑な家庭環境に身を置く。
    ふと、突然現れる男性。
    美味しそうな食べ物の描写、季節の移ろい、丁寧な暮らしを感じた。読みやすかった。
    しかし心温まるとはいかなかった。
    何故、栞が春一郎に惹かれたのかがわからない。春一郎がはっきりせずだ。風情と、2人の心情がしっくり来ず入り込めなかった。
    何一つ問題が解決するわけではなく、あるがままの姿。こういう日常が描かれていると思った。

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    2026年03月07日
  • 小鳥とリムジン

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    ネタバレ

    理夢人と出会って、少しずつ変わっていく小鳥を見てるとこまでは良かったけど。
    なんか、理夢人と距離縮めるのやたら早くない?
    なんか、やたら凹凸しすぎじゃない?

    なんか、気分が悪くなるようなところも多くて、たぶんこれは再読しないだろうな。

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    2026年03月06日
  • 小鳥とリムジン

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    つらい境遇で育った小鳥が弁当屋の理夢人が出会って生きることに希望を見出していくお話。
    食べ物がどれもすごくおいしそうで食べたくなった。
    途中まではよかったけど中盤からいまいち入り込めず。

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    2026年03月06日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    とても素敵な大人の童話でした。
    たのしくきちんと料理できる人になりたい。
    それには愛がなくっちゃよ。
    おばあちゃんとの暮らし、義母を思い出しちゃった。
    おばあちゃんはおばあちゃんで色々あったとのこと…でした…
    ドーナツ、愛でした……食べたいナ

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    2026年03月05日
  • ライオンのおやつ

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    "人生はままならない"と知ることと、自分ごととして受け入れることは違う。残された時間のなかで、自分の在り方を認め受け入れてゆくやさしい物語。生きるために欠かせない食の大切さもしみる。瀬戸内の優しい波の音、柔らかい光、緑が匂い立つような描写も素敵。

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    2026年03月01日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    食べ物だらけの短編小説。
    どれも独特な表現とともに美味しい食べ物が想像できて、お腹が減る作品でした。
    そして、食べ物とともに人との別れも同時に伴っており、人生は食べ物で思い出が蘇るとはこういうことを言うのかなと思いました。

    特にすきなのは、いとしのハートコロリットと、季節外れのきりたんぽです。
    どんなに記憶が薄れても、どんなに辛いことでも、食べ物は大好きな人を思い出させてくれるものであると教えてくれました。

    最近一人暮らし、冷凍食品で生きていますが、
    自分のために温かい食べ物を作って食べたいなと思います。

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    2026年02月28日
  • 喋々喃々

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    ネタバレ

    動植物に、和のお菓子や服、季節の移り変わり。世界観はやわらかいのに、主人公(栞)と春一郎さんとの関係性はぴりりと、刺激的だった。
    私がまだ精神的に幼いからなのか、はっきりと白黒つけない関係に浸っている二人のことが許せない気持ちになって、いろいろ考えさせられた。いらいらもした。それでも作中のイッセイさんの言葉がすごく刺さる。大人だなと思う。
    年齢を重ねたら、私もイッセイさんみたいに、頭ごなしの否定ではない寄り添いができるようになるのかな…?
    二人を私は受け入れられないし、許せないけれど、この作品は色々な事を俯瞰して考えるきっかけになるし、恋愛描写は悔しいけれど甘くて、羨ましくなるぐらい素敵だと思

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    2026年02月27日
  • 食堂かたつむり

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    何となく既視感があったので昔読んだのかもしれない(こんなに綺麗に忘れる事に驚く...)自然や料理の描写は丁寧で、風を感じて料理の湯気や匂いも感じられました。暖かい人々に囲まれて...でも豚の屠殺やいくつか生々しく読めなかった描写があり残念。もう少し頁をさいて倫子親子の心に触れたかったです。でも丁寧に生きようと思える小説でした。

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    2026年02月27日
  • 小鳥とリムジン

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    セックス依存症の母親との生活を捨て、児童養護施設を選んだ小鳥。連れ込み宿の前に捨てられ、トランスジェンダーのオジバに育てられた理夢人。小鳥が、実の父親と名乗る人を介護の末に見送った夜、二人は出会った。親友と父に先立たれ取り残されたと感じていた小鳥が
    本当に会いたかった人と出会い、この星に生まれた幸せを噛み締める姿がとても愛おしく感じた。
    性、というのが、重要なキーワード。理夢人を育てたオジバは、体の性と心の性が違っている。オジバの愛した小百合さんも同様。逆転したふたりの性、カラダの結びつきを心が受け入れられず別れてしまう。身近な男性から向けられる欲望から逃げ延びてきた小鳥。嫌悪していた性が、理

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    2026年02月24日
  • 食堂かたつむり

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    近すぎて傷つくなら、一定の距離を保つ。

    結局は話さなければわからない事はあるし、話してくれなければわからない事なんて沢山ある。

    言いたくなったら言えばいいし、言いたくなかったら言わなければいい。

    本当に大切なことは、自分の胸の中に、ぎゅっと、鍵をかけてきっちりとしまっておこう。

    誰にも盗まれないように。

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    2026年02月23日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夢中で一気読みしてしまった。
    小川さんの作品は、どれも優しさがあふれていて、ソファに深く座って安心して読める感じが好き。とわがとても愛おしい。

    ただひとつだけ、自分にはどうにもラストがしっくりこなくて。
    とわは母から暴力を受けて、最後には捨てられたのよ。壮絶な虐待なわけよ。それなのに、「母は私を愛していた」とか「母を抱きしめてあげたい」って、まだ昇華してないのか? なんか救われないよ・・・

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    2026年02月22日
  • ライオンのおやつ

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    死生観については、大きな気づきはなかった。
    でも自分が最後に食べたいおやつは何か、考えるのは楽しかった。
    あと、もし私が明日死ぬのなら誰と一緒にいたいか、改めて考えて、その人たちをとことん大事にしようと思った。
    毎日を大事に生きよう

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    2026年02月22日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    長野に山小屋を建てた作者の日々の暮らし
    どんなこだわりで建てたかとか、どんな家で、どんな調理道具や家具を使ってるか、どんなものを食べたりしてるか、こだわりの生活。
    まあこんなふうにできたらいいだろうなとは思えるし興味深いところもあったけど、それでも自分にはこれは無理だなと思った。
    読みやすい文体で押し付けがましさもないけれど、でも「合わない感じ」が強いところもあったので星は中間で。

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    2026年02月21日
  • 食堂かたつむり

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    2010年(発出2008年) 290ページ

    最近続けて食がテーマのお話を読んだ。料理が出てくる物語は結構好きだ。その中で、このお話は、圧巻のシーンが登場する。

    辛口レビュー注意⚠️

    現実離れとご都合主義、人物造形が浅いところが気になるお話で、ファンタジーとかおとぎ話と思って読んだ方が良い物語。
    気になる料理の描写は、どんな素材を使った、入れた、揚げた、ミックスした、とかの表現ばかりで、料理の音や匂いや味が伝わる表現がなく想像できなかった。なんか、すごい料理を作ってるってのはわかるんだけど。

    その印象が、最後でひっくり返った。命をいただく「いただきます」という言葉をあらためて認識できた。

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    2026年02月21日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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     森に抱かれた山小屋での暮らしは便利さとは別の豊かさを教えてくれる。
    小さな台所、使い込まれた鍋や木の匙。著者は日々の道具に宿る手触りを丁寧にすくい上げる。起こる出来事はささやかだが、その積み重ねが心を整える。
    速さを求める社会のなかで失いかけた時間の重みが浮かぶ。物に囲まれるのではなく、物と共にある感覚。
    いとしきものに囲まれて生きるという選択の静かな強さである。
    心を通わせているものがあるだろうか。ただただものがあふれ取り囲まれているだけ。

    ああ、いとしき人よ。

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    2026年02月19日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    初めての小川糸さん小説
    短編集ですらすら読めた。結構短い話なのに目がうるうるすることが多くて心打たれる話が多かった

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    2026年02月18日
  • ライオンのおやつ

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    死を間近に控えた主人公の女性が、ホスピスで死を受け入れ、死にゆくための心の準備を整えていく話。
    大きな盛り上がりがある話ではないが、ほっこりと優しく、暖かな気持ちにさせられた。特に主人公が体調を崩し、現実と空想の世界を行き来する様は秀逸。ともすると恐ろしい世界観になってしまいがちなシーンであるのに、読んでいて幸せな気持ちになったのは主人公が徐々に死を受け入れていることが読者にも伝わってくるからだと思う。

    こういった起承転結が薄めの話は本来あまり好きではないけれど、そんな私でもスラスラ読める小説だった。

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    2026年02月18日
  • わたしの名店

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    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

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    2026年02月17日
  • 昨日のパスタ

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    本当になにがおきるかわからないのが人生だ
    小川糸さんのエッセイに、たびたび登場するフレーズ
    コロナ禍 ペンギンとゆりねちゃん6歳 お料理ずきな小川糸さんの暮らしや、山形への想い、亡きお母様への想いが伝わる
    最近のわが家のパスタはショートだ
    運転免許取得おめでとうございます
     車の運転はまさに人生
    上り坂 下り坂 まさか
    小川糸さんの人生をこれからも辿りたい

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    2026年02月17日
  • ライオンのおやつ

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    ホスピスの話。主人公の優しさがしっかり文章から伝わり、とても良かった。
    ライオンの家は瀬戸内海が見える素敵な島にあり、その島の風景であったり、気候などもしっかり描かれていて心地よい気持ちで読めた。私も最後は自然の多いこういう所で最後を終えたいと思うぐらいでした。
    全体的にほっこりできる内容で穏やかな気持ちになりましが、浮き沈みのない平坦な内容(題材的にも仕方ないですが、、、)でもあった為、私的には星3つでした。

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    2026年02月17日