小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ごはんの美味しそうな描写がたくさんあって、人と人との優しい繋がりを描く物語を想像しながら読み始めたら、実際には母と娘の仲直りを軸にしたお話だった。
序盤は少し独特の空気感があって、現実とは少し距離のある世界観に感じられて、なかなか物語に入り込めない部分もあった。
でも、あることをきっかけに、初めて母の過去を知って、自分の認識してた母と実際の母がだいぶ違ってることがわかる。
限られた時間の中で、自分にできる最大限の親孝行をして、空っぽになってしまったときにわかる母の真意。
人ってわからないな、と。
関係性とか、知っている期間とか、そういうの関係なくて、ちゃんと知ろうとしなくちゃわからないん -
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Posted by ブクログ
食事にまつわる7つの短編集
「バーバのかき氷」
認知症のバーバの食べたいものを探す。
それがかき氷だった。「腐敗するとこと発酵することは似ているけど違う」。
人間もそうだったんだ…。
「親父の豚バラ飯」
とにかく美味しそう。「残さないできちんと食べる相手だったら、財布を任せても大丈夫」
これは真理。
「さよなら松茸」
そこはかと漂う悲しさ。
自分の知らない恋人の本心。
それがわからないから別れが訪れる。
「こーちゃんのおみそ汁」
とても心温まるお話。
おみそ汁を丁寧に作りたくなる。
「いとしのハートコロリット」
だいたい一人称の話は「意味がわかると怖い話」風になる。
そういう話。
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Posted by ブクログ
ネタバレ薄くてすいすい読めるので、ちょっとした空き時間におすすめ。
話の内容としては、食べ物の描写が美味しそうなものもあるけど、そんなにそこにフォーカスを当ててない話もあるので、そういう魅力を求めて読む方にはイマイチかもしれない。
こーちゃんのおみそ汁の話は不覚にも泣いてしまういい話だった。
呼春という名前が本当にいい名前だと思ったし、両親から愛されてる証だと実感できるのが素敵。あと桜の木を亡くなったお母さんだと思って話しかけるのとかも、よくありそうな設定ではあるけど綺麗な描写で、素敵な生活の絵が浮かんだ。
お母さんが自分を産まなければもっと長生きできたかもしれないという娘の気持ちを聞いてお父さんが