小川糸のレビュー一覧
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一羽のオカメインコを通した短編連作のような長編ストーリ!
不思議な物語。
しかし、直球でいえば、自分にはちょっと合わない(笑)
表題のリボンってインコの名前でした...
一人の少女(ひばり)と祖母(すみれちゃん)が卵を温めて孵したオカメインコ
その名前がリボン!
祖母の頭の中で温めたってちょっと違和感あります(笑)
このすみれちゃんとひばりの関係がなんとも暖かい。
しかし、二人が育てたインコはある日旅立っていきます。
そして、このインコと出会う人々の物語となっています。
リボンという名前は結果的には気持ちを繋ぐ意味を含むのかなっと。
ひばりとすみれちゃんが育んだストーリから、
鳥の保護施設の青年
バーでの語り
画家の先生の物語
鳥恐怖症のその担当者の物語
などなど
そして、成長したひばりは亡き祖母の過去を振り返る旅へ..
といった展開です。
インコを通して、それぞれの人たちの人生の一部が語られます。
ひばりとすみれちゃんの関係が何とも暖かい。
ある意味、ひばりの再生の物語となっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ優しげな物語を描く作者とは知ってたけど、本音としては「まあ、こんな感じだろうな」という範疇で特別驚きや感動は無かった。というか、単純に読み手の性別や年齢によって大きく受け取り方が違って自分には刺さりきらなかったというところか。
主人公のまりあが妊娠とか、失踪した夫を探して島に来るとか、そういうのはさておき、なぜか島に滞在することになったとして十ヶ月!?とか夫の件は…?とかなんか妙に現実味の無さを意識したのが多分楽しみきれなかった敗因。
失踪の原因とか、帰るに至った経緯とかオカルトにより切らず。ちょっとは回収して欲しいものである。
でも、「努力すれば全員が天才になれるはず」とか「命を産み落とすのもまた命懸け」とかいいことは書いてあった。 -
Posted by ブクログ
【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)
いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好きってこともあると思うし、そういう好きになったエピソードも沢山書かれてあって「なんかええなぁー」ってなったし「俺ならどこの何を紹介するかなー?」とか考えながら読んでた。
ただ、残念…と言ったらちょっと言葉が重いかもしれないけど、どうしてもみなさんお住まいの関係で東京のお店が多かったように思うから大阪の店もあったらなーとは思った。だって実際行ってみたいやん。
だから、各都道府県版のわたしの名店を出版するってどう?いや、そうしたら北海道とか広すぎて行けない店多数になっちゃうから、各市町村のわたしの名店を出しましょ! -
Posted by ブクログ
小川糸さんは命の尊さ、儚さ、強さを書くのが本当に上手な方だと思っていますが、本書はそれをまざまざと感じるお話でした。
子供を身籠ったのに夫が姿を消し、過去に2人で訪れた島へ半ば自暴自棄になり訪れた主人公・まりあ。
島で助産院を営む亀子と出会うところから物語は始まります。
南の島(モデルは石垣島あたり?)ならではの、のびのびとたゆたうような時間の流れや、全てを包み込むような海の雄大さ、自然の恵み。それらを文章から感じ、脳内では自分も旅をするような気持ちで読みました。
ハイビスカスの天ぷら、食べてみたい。
最初は屍のようだったまりあも、島で過ごし働くうちに生気を取り戻し、自分のこれまでの人生と向き合って行きます。
糸さんは家族との確執がある人間を主人公にすることが多いですが、今回もそうで。
個人的にはもっと各人物を深掘りしてほしかったなあと思います。まりあを捨てた母親は、作中語られた内容だと最低のクズで、どうあがあても擁護できない。と私は思ってしまうのですが、亀子がまりあに母親への感謝を説くシーンはどうしても納得できなかった。ラストシーンも良かったーと思いつつモヤモヤ。夫はなぜ逃げた?と殴ってでも問い詰めたくなりました。