【感想・ネタバレ】喋々喃々のレビュー

あらすじ

「喋々喃々」=男女が楽しげに小声で語り合うさま。東京・谷中の小さなアンティークきもの店を営む栞。ある日店に父親に似た声をした男性客が訪れる――少しずつふくらむ恋心や家族との葛藤が、季節の移ろいやおいしいものの描写を交え丁寧に描かれる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

物語の中に、四季や日本文化を感じられる。
文章がきれいで、サクサク読むのはもったいなくて、じっくり読みたくなる本だった。
恋愛も周囲の人たちとの関係も大人っぽくて、おそらく私より若い主人公なのに、生きる世界の違いを感じた。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

やっぱり小川糸さんの本は優しくて暖かい。
どの物語も主人公に深い闇の部分があるけど、それでも文章のやわらかさや心情の表現が私たち読み手をほっこりとした気持ちにさせてくれる。
今回は不倫のお話だったけど、不安になったりその不安を超えるほど好きという感情が溢れて制御できてない感じが、なんだかすごく人間臭くてリアルでよかった。

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

読み終わった感は、「よかった、、、」
私は考え過ぎる。未来のこと。他人のこと。正しい、正しくない。
そしていつも身動きができなくなる。後悔する。羨む。
そんな私を真っ白にさせてくれるような本だった。
今その瞬間を生きること。人生はその繰り返し。
悔しいこともあるだろう。大恥もかくだろう。でもそれが生きてるってことじゃないか?
私にとっての正しいは、他人にとって正しくない。でも私にとっての正しくないは、他人にとって正しい。正しい、正しくないって、何?
他人に何を言われても、私の価値はいつも同じ。だから自分に嘘をつかない。
何億人という人、その1人1人が、大変に生きてる。仕事のあの人も。スーパーのあの人も。あなたも私も、お疲れ様。
一期一会。いいなと思った人、いつまでもいるわけじゃない。おいしいものを一緒に食べたい。話したい。一緒に何かしたい。
世界は人だけじゃない。でも、人がいたから今この生活ができてる。物や伝統の意味。人は何を願ってきたのか?

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

舞台とは全く違う地域に住んでいる私ですが、読み終わる頃にはまるでそこに住んでいたかのように感じられる作品です。季節の描写がとても美しい。小川糸さんの作品といったら食事の描写と思ってまして、主人公が季節にぴったりな料理を恋人とお店で食べる描写は羨ましく、とても素敵でした。

全てが素敵で気持ちがいいといったらそうでもないです。家庭持ちなら私の感想を見てよくそんなことが言えると言いたくなるかもしれない。
世間では許されない関係を肯定するつもりはないが、この世界観で主人公とキリンさんの2人はとても美しい。映像化はされてないが頭の中にくっきりと残っています。

私はこの作品が大好きです。

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2024年08月18日

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不倫の話のはずなのに、美しかった。

恋愛だけでなく、季節や食べ物の描写が美しく、止まらずに読んだ。

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2024年07月24日

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読むのは2回目と知りながら読んだ。たたずまいのキチンとした暮らしをする主人公の、止められない恋心がひしひしと迫ってくる。苦しさも、キラキラした喜びも。何回でも読みたい。

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2024年06月29日

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不倫話は苦手分野なのですが
こんなに優しい温かい話にできるのは
本当にすごいなあと感じました
恋愛の奥ゆかしさと純粋さが
芯から染み渡るようなお話です

四季折々の日本の文化や食べ物
着物を通して四季の移り変わりを感じられる
日本人にとって忘れてはならないものを
記していただいた作品だと思いました

最後は詳しく言及されていないですが
私の希望としては、何にも咎められることなく
2人が幸せに過ごせる結末だといいなと
強く思いました

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2023年08月24日

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お正月から大晦日までの季節に、
一つの純愛と季節の食事や文化を大切にしている生き方が背筋をしゃんとさせる。
生活のなかの小さな音、空気、とても綺麗でたまらない
少しずつ大切に読めました。
心が豊かになった〜〜
舞台になった谷根千もまたふらっと遊びにいこう

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

小川糸さんの作品は登場人物の生活を覗き見るような感じで粛々と進んでいくものが多い気がする。
このお話しの中心の一つでもある和服などもイメージがもくもくと湧いてくる。
舞台でもある根津あたりに行ってみたくなった。

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2023年06月22日

Posted by ブクログ

テーマが不倫・純愛のため、受け入れられない人はいると思います。
ただ、この作品は、人が人を愛する純粋な気持ちがクローズアップされているので、ドロドロした感じは一切ありません。
それどころか、読み終わった後に二人の幸せを願わずにはいられませんでした。
障害は多いとは思いますが、それを乗り越えてこその幸せもあると思います。
もちろん不倫はダメなので、全てを清算してからの幸せですけどね。

小川さんの作品は、やっぱり季節や食べ物、人の心情の表現が、優しくて素敵です。
長編ではありますが、疲れることなく一気に読めました。

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2023年06月09日

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ストーリー的には少し無理ありだけど、東京の谷中とか湯島天神とか知らない土地なのに親しみがわいてくる。それに四季のうつろう空気感がいい感じで伝わってくる。
愛憎打ち消すバランスがとてもいい。

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2026年01月18日

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ネタバレ

世界観を掴むのにかなり時間がかかりましたが、掴んでしまえば割とのほほんとしていて、久々に穏やかな気持ちで本を読めました。栞ちゃんしたらぜーんぜんのほほんとしていない物語、というのは承知ですが……。
大雑把にいうと不倫話なわけですし、読んでいる間も「でも春一郎さんこれ不倫してるってことだもんな……」というのは抜けませんでしたが、それでも世の燃え上がるようなどろっどろの不倫を描くわけでなく、純度高めな恋愛話として描かれているのが印象的でした。

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2025年11月13日

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ネタバレ

春一郎さんと栞、二人の食事の場面が美味しそうだった。春一郎さん妻子持ち?なのに栞に優しすぎ。栞は自分の気持ちに嘘をついて辛いしかわいそうになった。でも再会した二人に新たな進展がありそうな終わり方だったのが良かった!

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2025年05月13日

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アンティーク着物店を営む主人公とその家族やお店に訪れる人たちとの日々のあたたかいやりとりや恋愛模様が東京の下町を舞台にして描かれていました。

落ち着いた丁寧な生活とおいしいものたち、
日本の四季の美しい描写、
ご近所さんとの何気ない日常のやりとりが
今回はアンティーク着物店を中心にして物語は進んでいきました。

ここにも、何とも愛しにくいパンクな態度のお母さんが登場するのがなんか泣けました。

最後のページに地図が載っていて、物語にでてきたお店や主人公が待ち合わせした場所がかかれていて、実際に巡ってみたくなりました

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2025年02月21日

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ネタバレ

どんなに綺麗に描かれても不倫ってだけでどうしても嫌悪感を抱いてしまうのだけど、なんだかんだ最後まで一気に読んでしまった。
とにかく日々の描写が美しい。
でも春一郎さんみたいな優しいと見せかけた狡い男には痛い目をみてほしかった。

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2024年09月11日

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谷中界隈に行きたくなる。
とても透き通っている主人公なのだけど、春一郎さんとの関係も、その気持ちもわかるのだけども、、、
んー、なんだかもやもやが残る話。

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2024年05月20日

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土地勘があるので、四季折々の風景が想い出され私も春一郎さんやイッセイさんの様な素敵な方と街歩きをしている錯覚に落ち入りました。とても温かく優しい文章に包まれ微睡みたくなるような一冊でした。

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつも通り、美味しい食べ物と丁寧な暮らしが描かれた小川糸さんの本。
偶然、物語同様に丁寧で素敵な小川さんの暮らしぶりを載せた雑誌を読んだので、妙に納得というか、物語の中の主人公が料理する事や季節の行事を大切に過ごす事などが、上っ面だけでなく小川さんが過ごす日常のエッセイのように感じた。

そんな清潔感があり、静謐な物語を読み進めながら、最後はどこに終着するのだろうと思っていた。
栞と春一郎さんとの関係は、側から見たら世間的には許されない「不倫」なのだろうから。
どんなに栞がその立場を理解して慎ましく行動していても、奥さんと子供側からしたら綺麗事では済まされない。
…とは常識的には思うけれど、私はなぜか肯定してしまった。現実にもいるんだろうな、なぜか真面目に惹かれ合ってしまう、離れたくても離れられない運命みたいな。
「本当に好き」な人とどのタイミングで出逢えるか教えてくれたらいいのにね。
ただ春一郎側からの気持ちは綴られていないので、本当のところはわからないよなーと意地悪な気持ちで読んでいた私もいた。(栞は彼からしたら都合良いよなと)

いつも誰かに尽くしているような栞。
父だったり、妹達だったり、好きな人だったり。
でも、それは着物という自分の好きな事を仕事にしていたり、好きな土地に生活しているからこそなのだと思う。
それらが成り立っていなければ、他の人に献身的にはなれないのかもしれない。
自分が好きな事を選択できているからこその行動かと考えると、案外わがままに生きているのかもしれない。

最後、大晦日に訪れた春一郎。
薬指の変化。ボストンバッグ。
幸せになれると思って良いのだろうか。
それが束の間だとしても、彼女は既に覚悟してるのだろうけれど。

※旅館の食事がめっちゃ食べたい!

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2023年08月02日

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小川糸さんの、生活や季節の描写はすごく丁寧で美しいので大好きです。ツバキ文具店と重なり合うものを感じますが、不倫という設定が、やはりちょっと受け入れられられないので、感情移入がしにくかったです。

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2023年06月08日

購入済み

大人の恋

食べ物が四季折々美味しそうに描写されています。人を純粋に愛する姿に感激しました。どうか幸せな未来が2人に訪れますようにと心から祈りたい気持ちになりました。

#胸キュン #切ない

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2022年07月09日

Posted by ブクログ

実際はこんなふうにただよっている関係では存在できない。白黒つけないと頭がおかしくなりそう。
だけど、こんなふうにあれたら、それはそれで幸せなんだろうなと思う。
以外なお話しだった。もっと正義かと思ったから。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

谷中、湯島の街歩きをしたくなる作品!
小川さんならではの、食事の描写が丁寧に描かれていて、物語に四季を感じ、めくるたびに温度を感じるよう。

ジェントルマン兼男前なイッセイさん素敵です。
春一郎さんはいい人だけど、
本当に善い人なのか‥甘い人だな!(個人の意見)

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2025年10月19日

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ネタバレ

和服の似合う主人公の女性と相手のいる男性とのふんわりとした恋愛。劇的なラストがある訳ではなく、恋心を描いてある。

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2025年06月29日

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ネタバレ

蓮見まどか
息子夫婦と同居しているが、お嫁さんとの折り合いが悪いらしい。

横山栞
谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む。三軒長屋で、一階は店舗、二階は住居。

花子
栞の妹。まどかと気が合う。外国から日本にやってきた観光客相手の商売をしている。


栞が飼う赤い金魚。

金太郎
栞が飼う黒い金魚。

木ノ下春一郎
着物を買いに来た。

楽子
栞の下の妹。種違い。ラッコ。

鈴木良子
栞たちの母。

栞の父
実家のある北陸の山奥で、ほぼ自給自足に近い生活を営んでいる。

岡田雪道
フォトジャーナリストの卵。栞の元カレ。

小春
木ノ下の娘。

坊や
まどかのひとり息子。

イメルダ夫人
近所の寺の住職夫人。

鈴乃
父の再婚相手。

イッセイ
早乙女一成。近くのお屋敷に住む老紳士。

小町
野良猫。

弥生
イッセイが持っている写真の女性。初恋の人。

岡田聡美
雪道の妻。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

主人公・栞のささやかな日記を読んでいる気分になる物語。この恋愛の形はダメでしょ?と思いながら読み進めていくと、最後にイッセイさんが全てを持っていってスッキリした。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

感想
主人公はどこが影がありつつも何気ない日常にも心を豊かにすることで様々なことを感じ、ゆったり生きる。

そのような雰囲気を栞から感じた。

春一郎は既婚者で不倫なの?そこがずっと明らかにならないからモヤモヤ。読み飛ばしたかもしれないけど。妻子いる割にそっちをほったらかしてデートに行く心境が理解できん。

両方相手出来るということは起用なのだろう。


あらすじ
横山栞は谷中でアンティーク着物店を営んでいる。離婚した両親と花子、楽子の妹とは別にお店の2階で一人暮らしている。

ある日、父親に似た木ノ下という男性が店に訪れ、交際が始まる。その他に多くの着物を安く売ってくれた老人のイッセイさん、妹の花子との距離感、突然知らされた元彼の死、イッセイさんが遠くに引っ越すことでの別れ、春一郎との別れと再会。

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2025年02月27日

Posted by ブクログ

小川糸さんは今回で2冊目、やさしい物語の展開は前作同様。
栞さんと春一郎さんの関係はいつになったら一歩踏み出せるのだろうと思いながら、ふわふわいらいらしながら読み進めた。
2人が初めて宿に泊まる夕食の献立を栞さん解説の心のつぶやきが、次の展開へ進むのかな?と足踏みしそうなところがおもしろい。
人生の先輩イッセイさんは栞さんにとっては大きな存在、生きてるもん同士が出会えただけで奇跡、このことばは2人のこれからの人生を運命づけるだけでなく、我々にも勇気を与えてくれることばだった。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

 一人でアンティーク着物屋を営む栞。 東京下町の風流な暮らしの描写はなかなか良い。
 でもメインの筋が不倫!!

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

谷中にあるアンティーク着物のお店、ひめまつ屋。
その周辺の優しい人々と素敵なお店。丁寧に生活している主人公栞。春一郎は栞さんの美しさと儚さと自立している所に付け入っているし、栞さんは心の隙間に入り込んだ春一郎を好きになってしまう。でも、不倫は不倫。不毛の恋。

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

既婚者との恋愛を嫌味なく書けるのは、どの登場人物もあったかい人たちばかりだからだと思う。谷中を歩いてみたくなった。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

日常が丁寧に紡がれてる。
日常を言語化する教科書みたいな本だった。

心の内で瓦礫のように無秩序に折り重なる感情と感情の間から、光を求めて地上に顔を出す花のように、私も明るい方を目指して生きていきたい。

どうして、こう言葉を操れるのか。


舞台となる谷根千の古き良き空気感と、着物ショップを経営する栞(おしりちゃんとラッコちゃんから呼ばれるのが可愛かった)が日々を通して、図らずも不倫をしてしまいその葛藤みたいなのも描かれてる。
けど、ドロドロと薄暗いものではなくて、季節の移ろいや美味しいものがほくほくと描かれてる。
登場するお店は実在するのかな。
巡礼したいな。

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2023年07月21日

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