小川糸のレビュー一覧

  • 食堂かたつむり

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    こんな食堂が実在したらいいな、どの料理も食べる人の生活環境や年代性格が考慮されて、その人に合った料理を考えてくれて、料理は全て美味しそう。幸せな時間なんだろうなと。倫子のようにやりたいことを見つけ、実行する生き方がうらやましい。
    ただ、結末はびっくりだった。これが動物の運命なのかもしれないが、切なくなってしまった。途中で読むのをやめようと思ったぐらいに生々しい場面あり、、、。でもうるっと感動したり、ホッとしたり、最後まで複雑な感情が入り乱れた。

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    2025年10月22日
  • つるかめ助産院

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    ネタバレ

    優しげな物語を描く作者とは知ってたけど、本音としては「まあ、こんな感じだろうな」という範疇で特別驚きや感動は無かった。というか、単純に読み手の性別や年齢によって大きく受け取り方が違って自分には刺さりきらなかったというところか。

    主人公のまりあが妊娠とか、失踪した夫を探して島に来るとか、そういうのはさておき、なぜか島に滞在することになったとして十ヶ月!?とか夫の件は…?とかなんか妙に現実味の無さを意識したのが多分楽しみきれなかった敗因。
    失踪の原因とか、帰るに至った経緯とかオカルトにより切らず。ちょっとは回収して欲しいものである。

    でも、「努力すれば全員が天才になれるはず」とか「命を産み落と

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    2025年10月21日
  • 喋々喃々

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    谷中、湯島の街歩きをしたくなる作品!
    小川さんならではの、食事の描写が丁寧に描かれていて、物語に四季を感じ、めくるたびに温度を感じるよう。

    ジェントルマン兼男前なイッセイさん素敵です。
    春一郎さんはいい人だけど、
    本当に善い人なのか‥甘い人だな!(個人の意見)

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    2025年10月19日
  • リボン

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    自分にも翼があったら空高く飛んで自由にやれたのかな、、、人それぞれ悩みながらそして何かに頼り助けられながら前に進んでいくんだな、と感じた。
    人や生き物はいつか必ず死ぬ。だけど、魂は死なない。自分の中で信じるもの、大切にしているもの、誰かが自分を想ってくれているということを忘れずに、軸にして前向きに生きていこうと思う。それがあるからこそ人は人間らしく生きていくことができるのではないかと思う。

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    2025年10月17日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    2025.10.16

    130ページくらいの薄い短編集だったので1時間くらいで読み終えられます。
    どれも小川さんらしいほっこりしながらも少し悲しかったり寂しかったりのエッセンスがあって読み終わった後にじんわりするお話が多かったです。

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    2025年10月18日
  • たそがれビール

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    ベルリンと日本との2拠点生活憧れます…
    自分も旅をしたような気分に♪
    旅にトラブルはつきものだけど、
    最後にはBeautiful Dayといえる人になりたい!!
    ユルムとイキムのバランスをとりながら。

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    2025年10月13日
  • わたしの名店

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    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好

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    2025年10月09日
  • 昨日のパスタ

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    日本のごはんが美味しそうで、北の方の旬の食材が美味しそうで、ごはんを作って食べたくなるエッセイ集でした。

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    2025年10月06日
  • 小鳥とリムジン

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    文庫化されるのを待てずに買ってしまった小川糸さんの新作。いつもご飯の描写が丁寧であったかくて大好きなんだけど、今回はいつもよりそれが少なかったかな。

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    2025年10月04日
  • わたしの名店

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    気がついた、私はごはんにまつわるエッセイがとっても好きだ!お腹も心も満たしてくれるエッセイはきっと薬よりも体にいい。

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    2025年10月02日
  • 小鳥とリムジン

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    人が作るお弁当には癒しと生命力が含まれる
    食事は生きることそのものの象徴
    自然の調和と日常のありふれたことから生まれる愛情

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    2025年10月01日
  • ライオンのおやつ

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    自分の思い出のおやつってなんだろうと考えたけど、特に思い付かなかった。これから何か思い出のおやつが見つかれば良いなと思った。小説の内容はとても心温まる作品ではあるが、ほんの一部の性的な表現が非常に残念だった。また、読み進めるほど感情移入できていたのに、複数の死者と話す展開に冷めた。そのあたり気にしないなら良いかも。

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    2025年09月30日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    どれも良かったけど飛び抜けてこれが良かったというのはなかったかな。
    すごく偉そうな感想で申し訳ないですが⋯

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    2025年09月28日
  • 小鳥とリムジン

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    主人公が自身の生い立ちや親友のことなどを語るところは切ないところはあったが、全体的にゆったりと時間が流れ、幸せを感じる割合が増えていくエンディング。よかったねと主人公には言ってあげたい。

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    2025年09月28日
  • つるかめ助産院

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    小川糸さんは命の尊さ、儚さ、強さを書くのが本当に上手な方だと思っていますが、本書はそれをまざまざと感じるお話でした。

    子供を身籠ったのに夫が姿を消し、過去に2人で訪れた島へ半ば自暴自棄になり訪れた主人公・まりあ。
    島で助産院を営む亀子と出会うところから物語は始まります。

    南の島(モデルは石垣島あたり?)ならではの、のびのびとたゆたうような時間の流れや、全てを包み込むような海の雄大さ、自然の恵み。それらを文章から感じ、脳内では自分も旅をするような気持ちで読みました。
    ハイビスカスの天ぷら、食べてみたい。

    最初は屍のようだったまりあも、島で過ごし働くうちに生気を取り戻し、自分のこれまでの人生

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    2025年09月28日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    小川糸さんの短編集。
    “食”にまつわる七つのストーリーが収録されております。

    “食べ物”系の話って“ほっこり”をつい期待してしまいがちなのですが、本書は温かいお話も勿論ありますが、ほろ苦いお話や、わけわからんぶっ飛び系のお話(後述)まで様々な“お味”が詰まっております。
    ただ、どのような背景であっても“美味しいものを食べる時は幸せ”ということは共通して伝わってきますね。

    各話、料理の描写が美味しそうなのですが、特にそそられたのが、
    「親父のぶたばら飯」ですね。
    “中華街で一番汚い店”だけど料理の味は絶品、という所謂“きたな美味い店”で提供される、極ウマ中華料理の数々がもう・・。
    “アラびき

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    2025年09月26日
  • つるかめ助産院

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    ネタバレ

    今まで周りに「育む人」がいたことがないから、生命の誕生にしっかり触れる初めての機会になった気がした。
    島の人の心のゆとりとか、考え方の違いは私もとても魅力的に感じることが多かったので、それをうまく表現してくれていて、読んでいて心地よかった。
    最後の終わり方はキレイすぎると思いつつも、幸せに包まれる最後だったので、良かった。

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    2025年09月23日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集。豚の話が不思議だった。野暮だけど、豚なの?人間の男性なの?と気になってしまった。それが強烈すぎて他はあんまり覚えてないかも。

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    2025年09月23日
  • つるかめ助産院

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    ナツイチフェアで購入。
    小川糸さんは「ライオンのおやつ」が良かったので、読んでみようと思った。

    主人公は家族の愛情を知ることなく育った女性。夫が姿を消し、1人で訪れた南の島で助産師をする女性と出会う。妊娠もわかり、しばらく滞在したその島で、いろんな人と関わり、人々の愛情に触れ少しずつ心が開放されていく。

    マリアに共感はできない。
    普段の自分の居場所から離れた場所で自分を取り戻す過程が描かれている。
    人の生死を身近に感じるのは大切なこと。

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    2025年09月21日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日