小川糸のレビュー一覧

  • 喋々喃々

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    あなたは、季節の移ろいを何に感じるでしょうか?

    私たちは四季が存在する国に暮らしています。”春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて…”と平安の世にも歌われる季節の美しさは、四季を当たり前に感じられる私たち日本人だからこそのものだと思います。

    とは言え、昨今の異常気象がそんなこの国のありようを変化させていく気配を見せています。四季がない日本、それは過去の日本人のこころに繋がれなくなってしまう未来を暗示しているようにも感じます。四季を愛でられなくなる日常、それはあまりにも味気ない毎日なのではないかと思います。

    さてここに、12の章に日本の四季の移り変わりを色濃く感じさせる物

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    2023年11月08日
  • グリーンピースの秘密

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    ネタバレ

     ベルリンで暮らし始めて1年、2018年正月からのエッセイ集です。小川糸「グリーンピースの秘密」、2021.2発行。①ドイツ語は世界の言語の中で最も厳密な言葉。行間を読むなどのグレイゾーンなし。日本語と真逆。ドイツの電車で、2人が席のことで口論、内容は不明でしたが省略されてない言葉だと感じたことを思い出しましたw。②街路樹、公園の木、1本1本に番号があり健康状態がチェックされている。まさにドイツですね! ③家の前に「どうぞお持ちください」と椅子やお皿など。→ゴミなんて、ない! 素晴らしいと思います。

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    2023年11月07日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    おなかがいっぱいなら
    人はそれだけで幸せになれる

    好きな食べ物が自分の名前になるのだとしたら
    わたしは「エビフライ」と名乗ります

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    2023年11月06日
  • さようなら、私 [新装版]

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    ネタバレ

    感想
    清く正しく生きられない。だからみんなから遠ざかる。だけどお日様の下で笑ってたい。でも。陰がない人なんていない。それでも前を向いている。

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    2023年11月04日
  • こんな夜は

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    お金をかけずに楽しく暮らすのは、とても良い生活の知恵だと思う。ベルリンに魅せられた作者の愛を感じる。私も暮らすように旅してみたいと思った。

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    2023年11月01日
  • 私の夢は

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    小川糸さんのエッセイが好きで、よく読んでいる。料理の描写が素敵だなと思った。旅行もたくさんしていて、素晴らしいと思う。私も料理をしたり、旅行をしたりしたくなった。

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    2023年10月29日
  • 昨日のパスタ

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    2日目のショートパスタや白味噌の雑煮など作ってみたいものが沢山ありました。
    中でも今回特に心を惹かれたのは"味噌"です。

    以前から"手作り味噌"に興味があったので、小川糸さんに倣って、よく晴れた日の心が元気なときに挑戦してみようと思います。

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    2023年10月25日
  • リボン

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    「すみれとひばりは永遠の仲間です。必ずや生涯、よき友でいられるでしょう。」この言葉がそうであったという確信が最後にできたことが、よかった。

    リボンが次々に出会う人の中で、大切な存在になっていく様子や、リボンのいる場所で人とのつながりができたり、年月の流れとともにさまざまな物語が味わえた。

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    2023年10月05日
  • 喋々喃々

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    土地勘があるので、四季折々の風景が想い出され私も春一郎さんやイッセイさんの様な素敵な方と街歩きをしている錯覚に落ち入りました。とても温かく優しい文章に包まれ微睡みたくなるような一冊でした。

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    2023年09月20日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    少年が前向きに頑張る姿がとても輝かしかった。
    出会いと別れを繰り返し逞しくなったなと物語を通して感じられる。サーカスなんてみたのは何十年前だろうか。またいつかみたいな。

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    2023年09月11日
  • 卵を買いに

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    「ラトビアが教えてくれた本当に大切なもの」は、そんなに描かれていなかった気がするけど、糸さんの世界観がとても好き。プライベートな時のなりたい人間像がまさに糸さんで、何か余裕がなくなりつつある時に、彼女のエッセイを手に取ろうと思う。

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    2023年08月31日
  • たそがれビール

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    小川さんは「丁寧に暮らす」ことがお仕事なんだろうな…と感じた。
    ドイツのカフェで珈琲飲みながらお手紙でも書きたくなるようなエッセイでした。

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    2023年08月24日
  • 喋々喃々

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    ネタバレ

    いつも通り、美味しい食べ物と丁寧な暮らしが描かれた小川糸さんの本。
    偶然、物語同様に丁寧で素敵な小川さんの暮らしぶりを載せた雑誌を読んだので、妙に納得というか、物語の中の主人公が料理する事や季節の行事を大切に過ごす事などが、上っ面だけでなく小川さんが過ごす日常のエッセイのように感じた。

    そんな清潔感があり、静謐な物語を読み進めながら、最後はどこに終着するのだろうと思っていた。
    栞と春一郎さんとの関係は、側から見たら世間的には許されない「不倫」なのだろうから。
    どんなに栞がその立場を理解して慎ましく行動していても、奥さんと子供側からしたら綺麗事では済まされない。
    …とは常識的には思うけれど、私

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    2023年08月02日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    両親が離婚前に連れてってもらったサーカスに憧れて13歳の誕生日サーカスの世界に飛び込んだ少年。個性的な団員に囲まれて体の小さな少年は自分の居場所を見つけていく物語 

    登場人物たちは正式な名前は明かされない、芸名だったり、役職名でお互い呼び合うがキャラの印象はとても強い、行き倒れていたところを助けてくれた優しくて美しいローズ、初恋相手のマカロン、ジャグリングの天才キャビア、サーカスの看板スターでもあるナットー、主人公を支えてくれる同室のコック、情熱的な団長などどのキャラもとても好き。

    いつもはユーモア溢れるサーカスだけどもちろん暗い部分もあってどん底まで沈むこともあり、現実の厳しさもこの小説

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    2023年07月27日
  • 洋食 小川

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    小川糸さんの日記みたいなもの
    生活を垣間見れて楽しい
    ほんといつかベルリン行きたいな
    私も感じてみたいな

    居心地のよい生活をするには自分も周りに寛容的でないといけないな
    甥っ子にお年玉はあげないんだって
    恵まれていて十分豊かだから
    その分貧しい国の子供たちとかに寄付するんだと

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    2023年07月24日
  • ライオンのおやつ

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    癌術後仕事を休ませてもらってる時
    内容を全く知らずに読んでしまった
    途中で危ないなとは思ったものの止めれず一気読み
    読み終わった感想、、結構キツイ
    健康な人がこの本をよんで人生について色々思うのは良いと思う
    段々弱っていく主人公の姿が今の私にはとてつもなく苦しかった
    どうやって復活しようかと悩むほどキツイ
    いい本ですが死を間近に感じた事があるときついかもです

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    2025年09月14日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    丁寧に暮らす。ことへ難しいけど、ちゃんと細かく、伝えてくださってる気がした。商品とかも書かれていることが嬉しかった。

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    2023年07月17日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    ゆったりした気持ちにさせてくれる一冊。小川糸さんが書いていないのに(=ライターさんが書いています)小川糸さんの著書を読んでいるかのような気分になる不思議な本。シンプルな暮らしなんだけど、それを必死に目指していなくて、自分の「好き」の声を聞いていたら自然とそうなったという感じがします。その中で仕事は、自分のリズムでメリハリをつけて無理せずやっていて。持っているモノとより、小川さんの考え方が好きでした。

    ●ベルリンに行ってみたくなります。
    自分たちの生き方を守るために守るべきルールはしっかり守るという考えが根付いているそうです。とても素敵です。また、子供がたくさんいるオープンなビアガーデンという

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    2023年07月14日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    小川糸さんの暮らしや生き方を写真を交えて書かれた一冊。
    一章は「ものづきあい」について
    二章は「五感」
    三章は「モンゴルやベルリン」での暮らしを通して
    四章は「好きなことやひと」のこと。

    あとがきで書かれていましたが、この本は書き下ろしではなく聴き取りで書かれたもの。
    そんなことを感じないくらいの、語り口と心地よさ。

    もっと丁寧に、今を日常を大切にしたいと思います。

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    2023年07月02日
  • 洋食 小川

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    読みやすいエッセイ。
    ところどころに、糸さんの作品の名前が出てきて改めて読みたくなった。

    ベルリンの物々交換のように、自分の使わなくなったものを誰かが使ってくれるような世の中になったらいいな。

    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

    同じ人というのはいないのだから、完全に理解し合えるというのは不可能だと思うのだ。
    相手と自分が、理解し合えると錯覚するから、喧嘩したり、戦争したりする。

    完全には分かり合えないからこそ、相手を理解する努力を重ねなくちゃいけないし、少しでも共感できたとき、そこに大きな喜びを感じる。

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    2023年06月26日