小川糸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
雫さんが終の住処としてレモン島のライオンの家で過ごした大切な時間を私も同じような気持ちで読み進めていました。
それぞれのおやつの物語、これまでの人生の物語、
最期にどうなりたいかと考える時間、
ところで、例のあれは、どんな感じでしたか?
良い旅を!と支えてくれた人、
物語の言葉が優しく穏やかで、死を目前にしている人達が懸命に生きている事に心を打たれました。
死の直前まで変わるチャンスがあると言う事を大切に
私も感謝しながら生きていきたいです。
読み終えてからもずっと
六花、ゆっくりだよ。しーちゃんは、そんなに
早く走れないからね の言葉が何回も心の中で
繰り返されています。
私も心から雫さんお疲れ様でした。ゆっくり休んでください、と思いました。
-
Posted by ブクログ
少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコはリボンと名付けられ大切に育ていた。しかしある日リボンは飛び立って行ってしまった。その後リボンと出会った人々は生きる力を取り戻していく。
はじまりはリボンが生まれる前の風変わりな祖母と純粋な少女の日常。その後はリボンと思われる黄色い鳥が色々な人の前に現れる短編小説で章ごとに色々な人の視点から物語が進んでいくのはとても新鮮で面白いと思いました。
どの章も好きだけど小鳥がスエヒロと呼ばれている章とラストの再会の章はやっぱり印象的だった。スエヒロと呼ばれていた時の出会いと空気感はとても落ち着いていて人がなくなるのだけど澄んでいる印象があり何度か読み返したくなるお話でした。
再会の章では前に進めなくなった人やどうしょうもなく苦しいと思っている人におすすめ、リボンは青い鳥のように幸せを運ぶというわけではないが元気や勇気をくれ、そっと背中を押したりさすってくれる寄り添ってくれる鳥なんだと感じました。
全体を通して透き通っていてせつなくて、だけど前向きなれる、そんな小説です。最初はゆったりとした空気から話の展開があまり動かないからと読みにくいと感じる人も多いとおもいますが動物が好きな人なら読んでみてはいかがでしょうか? -
Posted by ブクログ
気軽に読めるエッセイ。小川糸さんの2017年頃の生活を記したエッセイです。今の山での生活を知っていると、ずいぶん短い間に生活が変わったんだなぁなんて他人ですが振り返りの気持ちにさせられました。料理がお得意なので魅力的な料理と丁寧な生活の数々。自分にはおそらく縁がないのに、文章力で魅力的に映り、サクサク読めました。
■お母さんの霊?!
確執があったのに、亡くなってから良い距離感になるというのは、よくあることなのかもしれないと思いました。「母という呪縛 娘という牢獄」でも殺人レベルで確執があったのに、「母の霊を弔いたい」という発言があり本当に驚いたことを思い出したからです。
■ドイツ語教室っていいですね
普通の会社員には難しいけど収入を得ながら海外で語学学校って憧れます。予習復習で疲弊するほど勉強だけに打ち込める時間って今思うと貴重でした。大人なのでクラスメイトとパーティーする場面も素敵です。
■どこかで読んだような気がしたら
「針と糸」というエッセイでも紹介されていたエピソードがありました(こちらでもレンタサイクルで素敵なカフェにいった話がありました)