小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小川糸さんの物語はこういった生活から発しているんだなぁ。って納得。
時間に追われる感覚が、必死に何かから逃げてる感覚と同じ。
っていう表現もわかる。
やばい!くる!早く!ね!早く早く!ってパニックになりかけるよね。
心の余白、時間の余白。
これもうわたしの毎日の目標。
ただ、なかなかうまく回らない。。。
予定も詰め込みすぎてやられるし。
やりたいことはどんどん降ってくるし。
やらなきゃいけないことはキリないしね。
これを一つづつ、本当に一つづつ、
まぁいいかなぁ。
くらいの気分で仕上げて回していこうと、
この本を読んで思いました。
#小川糸
#エッセイ
#坊主
#すごいな
#ドイ -
Posted by ブクログ
ネタバレジャンルはほぼエンタメ(ヒューマンドラマ)ですが、ちょっとだけファンタジー要素が入ってました。
主人公(海野雫)が33歳でステージⅣの末期癌になってしまって医師から余命宣告されます。そして瀬戸内にあるレモン島に建っているホスピス「ライオン」という「終の住処」を見つけてそこで最期まで過ごすストーリーです。
まず、「ライオン」という名前が好きでした。ライオンは百獣の王と言われるあのライオンですが、読んでいく中で「ライオン」と名付けた理由がわかった気がします。百獣の王ライオンは向かうところ敵なしの強い動物っていうイメージですが、このホスピス「ライオン」は自分がどんな行動をしたってそのことに注意 -
Posted by ブクログ
ふたりの母とふたりの子ども。
星の綺麗な小さな村「マチュピチュ村」で始まったタカシマ家の16年の軌跡が綴られた物語。
小川糸さんの作品を読むようになって、前半は意外な展開が多いのかな、という勘が働くようになってきた。
今回も少々面食らう展開で、やや刺激の強い描写・場面もあったけど、読み進めるうちに、タカシマ家が誕生したキッカケとして大切な場面だったんだと感じた。
2組の親子からできた家族だからこそ、時には複雑な気持ちになったり、辛いことがあったり。
でもそんな中でも自分たちらしさを失わず、堂々と暮らすタカシマ家の様子に、村の人も心を開いてくれて、素敵な場所でゲストハウスまで開けるようになっ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的ベスト本だと思っている「ライオンのおやつ」が、系列に入る3部作目。美味しそうなお弁当屋さんがあらすじにあったので、きっと食べている描写も多いだろうと期待して読んでみました(*´ڡ`●)
あっという間の情事展開で、若干びっくりしましたが、主人公が再び孤独にならないように、食べ物からでも彩りあざやかに暮らしていってほしい。
『炊きたての白いご飯の上に海苔を散らし、理夢人がその上に一口大に切ったステーキ肉をのせてくれる。上に、ちょこんとおろしたてのワサビが添えられた。…朝ご飯にステーキを食べるなんて、私の人生には無かったことだ。-第四章モーニングステーキ-』
朝のステーキはちょっと重いよね