小川糸のレビュー一覧

  • 泣きたい午後のご褒美

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    数冊前に読んだ『プレゼント』でアンソロジーの魅力を知り、この作品はタイトルに惹かれて手に取りました♪♪

    かさついた心に潤いが欲しかったのと、ついでに穢れたものを洗い流したくて選んだのだけれど、泣かさるお話しは1コもなかった (^ω^; )

    6名の作家さんの作品が収録されていますが、読んだことがあるのは、最近の" 推し"、青山美智子さんだけで、他の方は初読みでした

    とは言え、テーマに沿って描かれた作品の一つひとつに作家さんの個性が表れていて、とても楽しい読書時間でした✨

    朱野帰子さんと織守きょうやさんが好印象✨「痛い人生設計を作る、ルノアールで」では、真面目にバカバカしいことを考え続ける二人の空気感が羨ましく感じたし、「彼と彼女の秘密と彼」では、マスターの経験値高めな恋愛観にドキッとした。

    ラストの三編はフレンドさんに教えてもらったアプリで"雨音"を聴きながらの読書でしたが、雨降りのシーンでピッタリはまり、いつもとはちょっと違う読書体験ができました✨ (˶ᵔᵕᵔ˶)

    好みに合いそうな作家さんと出合えたのは嬉しいけれど、これからは本選びで悩む時間が増えちゃいそうだなぁ…と思わさった一冊✨

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    2026年09月26日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    食べ物をめぐる7つのお話。
    みなさん同様、わたしも「ポルクの晩餐」はぶっとび設定でよくわからなかったです(笑)おいしそうだな、くらいです(笑)
    「こーちゃんのおみそ汁」が心にじわーっと暖かい気持が溢れて好きでした。
    ほんの少しの切なさがありつつ、前向きなお話ばかりで、寝る前の読書にもぴったりでした

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    2026年09月24日
  • 食堂かたつむり

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    山で食堂を始めた繊細な女の人の話だったような…と、あまり内容を覚えてなかったので、小川糸さんのデビュー作を久々に再読です( ´Д`)=3

    恋人に何もかも持ち逃げされ、声も失った倫子が、どん底から食堂を開き、料理を通して自分を取り戻していくストーリー。自然の恵みも相まって料理が出来上がると心が温かくなります。
    一方で後半の命をいただく描写は、文章だからどうにか読めたものの、映像だったら目を背けたくなるだろうなと思いました。命の重みを受け止める耐性や器の広さは持っておきたいし、ただ優しいだけではない食・生きることの泥臭さを感じることができました。

    『なるべく静かにしていようと決めた。水の中で魚が動き回れば濁った泥水になってしまうけど、心を穏やかにしていれば、やがて泥は下に沈み、上の方はきれいな水になる。わたしは、きれいな水でいたかった。』

    『もっと胸を張って、堂々と生きなさい。きちんと地面に足をつけて、呼吸をしなさい。あなたみたいに偏屈な子供は、もっともっといっぱい遊んで、恋をして、世界を広げなさい。』

    2026.9

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    2026年09月24日
  • 今日の空の色

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    ネタバレ

    初めての小川糸さんのエッセイ
    ちょうど「さようなら、私」の後にこの本を読み、その本への思いが綴られていて、なにも知らずにこの本を手に取ってそんな偶然ある?!と嬉しく思った。「さようなら、私」にとても感動していたので、糸さんの解釈や想いに更にこの本を読んだ後でよかったなと感じた。

    私はまだ読んでいない「リボン」への想いもとっても素晴らしく、我が子のように大切にする姿がすごく可愛らしかった。

    感動や悲しみや嬉しさなどの気持ちを、様々な言葉で表現されており、参考にしたいとたくさんメモをとった。お料理にしろ、旅にしろ、ものすごい行動力のある方で、自分の力で自分の暮らしを豊かにしている姿が刺激になった。羨ましい気持ちももちろん、、。料理を楽しみ、色んな場所に出かけ、色んな人と関わる、そんな暮らし、私もしてみたいな。

    あと、妊活についてのことも書いてくださっており、私も将来子供を持つのかどうかで悩んでいたので、拝見することができてよかった。中々世に伝えにくいことだと思うのに、それをこうやって取り上げて書いてくださり、救われている私がいます。

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    2026年09月23日
  • つるかめ助産院

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    ネタバレ

    『つるかめ助産院』は、夫の失踪で心を閉ざしていた主人公が、南の島で個性豊かな人々と出会い、支えられながら少しずつ前を向いていく姿が印象に残った。

    最後に夫が戻ってきた展開には、少し意外な印象を受けた。主人公が島で多くの人と出会い、自分の力で前を向いてきたからこそ、その経験を胸に、自分自身の人生を選ぶ姿をもう少し見てみたかった。

    この作品を通して、人とのつながりに支えられることで、人は再び前を向くことができるのだと感じた。人の温かさと、生きることの大切さを考えさせられる作品だった。

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    2026年09月22日
  • 真夜中の栗

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    ドイツでの暮らし。
    とても寒そうだったり、食事が美味しそうで微笑ましい。ライオンのおやつを書いていた頃ということで、ようやく私が小川糸さんを知ったあとの話になった。
    最新作も読みたい。

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    2026年09月21日
  • 森のバカンス

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    毎回羨ましくて爆死する。自分の惨めな地獄の生活の中に救いを求めてもこれだ。私だって森に生きたい。自然が大好きだ。いまこうして自室で耐えている状態から逃げ出したい。

    もちろん、個人的な嫌なことなどは省いていると思われる。それでも、日常に「想像を絶する幸福感」がある人は一体世の中にどれくらいいるんだろう。森、雪、家、犬、星に囲まれていれば、私も最高に幸せになれるのに。

    メンタルが死んでいるので、旦那さんとお母様について書かれていない小川糸さんのエッセイをあるだけ読み尽くしたい。そして現実に帰って爆散する。

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    2026年09月17日
  • ライオンのおやつ

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    自分ならどんなおやつを作って欲しいかなと思いながら読んだ。
    自分にとって大事なものってなんだろう。
    最期まで時間を大切に生きたい、周りの人を大切にしたい。
    生きていても奇跡は起こせる。まっすぐ懸命に生きたい。

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    2026年09月15日
  • ライオンのおやつ

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    インスタのおすすめで見かけて、ずっと読みたいなと思っていた本をやっと読んだ。

    瀬戸内にあるホスピスでのお話で、さみしさや切なさを感じなからも、穏やかな気持ちで読めた。登場人物のストーリーに寄り添いながら、死生観についていろいろ考えさせられた。
    死を受け入れるとはどういうことなのか、日々をどのように過ごすことが自分の幸せなのかなどを、瀬戸内の爽やかな景色を想像しながら考えられる、良い本に出会えたと思う。

    わたしがもし病気で死ぬのなら、こんなホスピスで余生を穏やかに過ごせたらいいなと思った。

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    2026年09月15日
  • つるかめ助産院

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    妊娠9ヶ月で出会った本。読めて本当によかった。産休ということもあり、2日で読めた。

    こんなに自分の子供と四六時中いられるなんて贅沢な時間だろうという言葉に、本当にそうだと感じた。これはママである私だけの時間なんだなと。

    みなさんの感想にもある通り、最後の突然の再会には、「???」となってしまったので、そこだけ残念なので⭐︎4です。

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    2026年09月14日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    手仕事でつくられたものに囲まれて暮らすこと。
    手抜きごはんでも美味しく味わうこと。
    手鍋を育てること。
    北欧の機能的な家具をつかうこと。
    ずっと欲しかった机で執筆すること。
    自分が好きな空間で入浴すること。
    動物を面白がること。
    カレーをスパイスで作ること。

    いろんな憧れが詰まっていて、本当にわくわくした。
    そんな中でも「物には適正価格があって、高すぎるのも安すぎるのも良くない。」といった小川さんの価値観に触れられる文章が散りばめられていて面白い。本当に、こんな生活を営んでみたい、と思う。

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    2026年09月14日
  • たそがれビール

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    旅のお供に、ちょうど良い短さのちょうど良さげな内容の本をと思って持ってきたが、1日目の移動時間だけでほぼ読み終えてしまった。
    小川さんの本を初めて読んだが、とても共感力のある、感性の豊かな方なんだろうなぁと思った。積読しているツバキ文具店を読むのがより楽しみになった。

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    2026年09月14日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    この作品では盲目の人がどのような感覚を持って生きているのか、特に盲導犬ジョイとの関わりの中でありありと描かれている。
    私は小川糸さんの『ライオンのおやつ』がとても好きだが、彼女の作品はどれも読者が明日を生きるエネルギーを与える力があるように感じる。

    主人公は誰から見ても辛い境遇の中で過ごしていたが、当の本人はそんな過去からも光を見出し、それをこの先を生きる糧とすらしている。当の本人は否定してはいるが、こんなにも生きる力を持った人の姿を見られることは、読者としてとても前向きな気持ちにさせられた。

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    2026年09月13日
  • ライオンのおやつ

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    人生の最後を迎えるってどんな気持ちなんだろうか。ホスピスで人生の終わりを迎える主人公とその家族に涙しました。健康であることに感謝して、毎日を一生懸命生きて、悔いのない人生を送ろうとあらためて思います。

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    2026年09月13日
  • ライオンのおやつ

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    『ライオンの家での食事や、死に向き合う人々の丁寧な描写が素晴らしかった分、終盤に亡くなった人が登場するファンタジー展開になってしまったのが少し残念だった。
    最後まで現実の人間ドラマとして温かく描き切ってほしかったと思いました。

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    2026年09月13日
  • 小鳥とリムジン

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    ネタバレ

    タイトルや表紙の雰囲気と、読み始めてから出てくる「リムジン弁当」というお店の存在で
    勝手な想像すぎますが、主人公はここですぐに働くようになって、そこで起きるハートフルストーリー……みたいな話かなと思っていました。
    しかし小鳥の重く暗い過去、介護生活などの描写が続き…
    子供は大人の都合や欲望を一方的に押し付けられてしまった時、逃れるのが難しい。理不尽さを感じました。

    最終的にはパートナーと一緒に幸せな生活を手に入れてよかった。
    しかし理夢人と両想いになるのが早すぎでは??とも感じました。運命的に惹かれあったということでしょうか。
    理夢人は作中でわかる通り、かなり人格者であるため小鳥が惹かれるのもわかるのですが
    理夢人が小鳥に最初に惹かれた要素がわからずピンと来なかったです。

    性的欲求は人を傷つけることもある一方、愛を伴って接することで素晴らしい行為にもなる。
    また、働くことは相手に喜んでもらうこと、それを広げていくことが幸せにつながる。
    他人に愛を持って接していきたいと思わされる作品でした。

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    2026年09月13日
  • ライオンのおやつ

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    最期に食べたいおやつ、最後に望むものって何かしら。最期に思うことって、どんなことかしら。私は、最期は青空の下で空がきれいって、思いながら目を閉じたい、そんな気持ちになりました。

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    2026年09月12日
  • にじいろガーデン

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    肉体があるから、同性愛があるのだと思います。
    魂と魂が愛し合った時に、肉体はどちらでも構わない。同性だから不幸とか、異性だから幸せって決められない。個人が幸せと思うことが、優先できたらいいなと思います。

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    2026年09月12日
  • ライオンのおやつ

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    癌を患い終末期に入った主人公、雫の視点でストーリーが進行し、徐々に彼女のこれまでの人生が語られる。
    同時に、確実に近づいてくる死の足音。

    読み始めは、なんかふわふわした文章だなー、と苦手意識があった。表現も独特であまり馴染まなかった。
    でもそれで良かったのだと途中で気づいた。
    涙腺を決壊させる選手層の厚いことこの上なく、目頭が熱くなること請け合いだったのだが、この独特で馴染みにくい文章のおかげで、何度も涙をギリギリで堪えることができたのだった。
    外出先で読んだのは間違いだったと後悔していたのだが、なんとか事なきを得た。…得られていたはず。
    要は、常に死を意識した内容であるにも関わらず、重すぎずに仕上がっている、という点が素晴らしいと思ったのだ。

    茶化したような感想となったが、感動したのは確かである。
    同時に、自身の死が間近に約束されたのならばどのように考えるだろうと、思いも馳せた。
    亡くなれば無である。これは私の考えであり、作者さんの伝えたいこととは全然違うかもしれない。
    でも、だからこそ今の生が大事なのだ、ということは言わずもがな同じ見解だろう。
    本当にいい小説だった。

    瀬戸内への旅行を予定しているところに、この小説。
    綴られる島の美しい情景は、否応なく、私の「瀬戸内行きたい欲」を昂ぶらせた。

    ちなみに私ははじめ、粟鳥洲の名前をアワトリシマと誤読した。
    私も彼の期待には応えられない人間のようだ。

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    2026年09月12日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    青山美智子作品が読みたくて借りました。
    青山美智子さんの作品は、10ページくらいで終わってしまい残念でしたが、織守きょうやさんの「彼と彼女の秘密と彼」と朱野帰子さんの「痛い人生設計を作る、ルノアールで」と小川糸さんの「浮島 イルフロッタント」が面白かったです。

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    2026年09月12日