小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ食べること、生きること、死ぬこと。
やさしい物語の顔をしながら、
容赦なく命の重さを突きつけてくる一冊。
あらすじやネタバレレビューを読んで展開を知っていたのに、つらすぎて涙が止まらなかった。
読み飛ばしはしなかったけれど、味わって読む余裕はなかった。
物語の冒頭、
インド人の恋人がすべてを持ち去って消えるという展開は衝撃的だった。声を失うほどの出来事なのに、主人公はそれを悲観的に捉えていない。強い人なのかと思ったけれど、それは「向き合わない」ことで保たれていた強さでもあった。
私は自分を弱い人間だと自認していた。
倫子のように切り替えられず、
悲しみや痛みに真正面から向き合い続けてしま -
Posted by ブクログ
小川さんの作品は、ちょっとありえないよなぁというものが多いけど、読んでいるうちに自然と受け入れられて、ありえないと思った自分を反省する。
前情報なしで読んだから、レズビアンが家族を作る話で最初はびっくりした。
家族っていいなぁ。
性別とか、血の繋がりとかは関係なくて、手を繋いでともに笑い、ともに泣く。幸せの形はそれぞれだ。
好きな人と結婚して、子供ができて、家庭を築く。そういうのって決して当たり前じゃないんだと改めて思った。
ひとつだけ、二ー二ーと宝は外ではなんて名字なのか気になった。タカシマを通称名として使ってるのかなぁ。
あくまで家族の話で、外でどんな名字だろうが、タカシマ一家である