小川糸のレビュー一覧
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夏は避暑地で過ごすことの多い糸さん。今年は、鎌倉で過ごす様子がえがかれています。きっとこの時の経験からツバキ文具店ができあがって行ったのかな?と思い、生活と物語をつなぐリボンのようなものが見えたエッセイでした。鎌倉、また行きたいな。
自宅のリフォームをするからと、友人のお子さんを招いてリフォーム前の壁に絵を描いてもらう様子もとっても素敵でした。
想像するだけですごく絵になるというか…小説の1ページのような出来事だなと。
あとやっぱり、糸さんの持つ感性はすごい。
海風に長く当たると、体の中にまで海風が入ってざわざわして、うまく寝付けなくなってしまうそう。
そんなこと、私は考えたこともなかった -
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⬛︎小川さんの、人生の転機を垣間見る
デビュー作・食堂かたつむりが出版された年の日記です。小川さんは、エッセイなどでもあまり文章を書く苦労を表に出さない人だな、と思っていました。
しかし、本作ではそんな苦悩の道のりから、著書がヒット作となり取材やメディア出演などに引っ張りだこになる渦中を垣間見れます。
これがダメだったら諦めよう…と、小説大賞に応募し入賞こそしなかったものの、その後編集者から声がかかり出版にいたった背景。その前に、約10年の下積み期間があったこと。
小川さんのような感性や文章力を持つ人でも、10年間芽が出なかった。個人的には、見つけられていなかった…が正しい気もしますが。
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⬛︎小川糸さんの日記エッセイ第一弾
彼女の日記エッセイを最新刊から順にすべて拝読しまして、今回は古い順から再読です。
まだ小川糸さんが小説家としてデビューする前の(今となっては新鮮!)日記になります。
当時から今と変わらぬ、自分にも自然にも心地良い暮らしを送るための工夫や心がけがたくさん書かれていて、素敵だなあと思います。
一方で、うまく言語化できないけれど、今のエッセイと比べて文章が若いというか、親近感があります。当時の糸さんは私より少し歳上ぐらい。年齢が近いからなのかな。その温度感もよかった。
北米で暮らす民族「アーミッシュ」、起業家を訪ねる旅路を描いた「未来を変える80人」、酒造・ -
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大好き、糸さんのエッセイ久しぶり。
小川糸さんの本は殆ど読んでますがエッセイ
本当に大好き。ただ今回のこちらは約3年前の
お話で出来るならもう少し早めに読みたいなー
丁度、山小屋を建てられた直後位のお話で
糸さんとペンギンさんに大きな岐路が
訪れた後位かな?
山小屋での暮らしなんて、確かに憧れる
でも便利さに慣れきってしまった自分には
糸さんのように決断するには相当な覚悟が
ないと…思いながら楽しみました。
糸さんの暮らしぶりはとにかく
美味しそうで、健全で必要以上の物を
持たずとも幸せな暮らしが出来るんだと
改めて考えさせられる
ゆりねちゃんの散歩拒否!も微笑ましくて
私も出来るなら田 -
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夫が突如姿を消し、夫ともに一度訪れたことのある思い出の南の島へ傷心の主人公が訪れる。
予想外の妊娠を告げられ、島の助産院と島民に支えられ自分自身と命に向き合う再生の物語。
小川糸さんの描く物語は、とにかく生も死も厳かで美しい。
初めは誰にも身体を触れられたくなく、触れることもしたくなかった主人公まりあは、妊娠した子供を通じて、人々と交流していき次第に心を開いていく。
心にも触れられることを恐れ、自分は不幸だと殻に篭り続けていたが、どんどんとまりあの心に暖かいものが溢れていくのが、読んでいてたまらなく愛おしかった。
次第に人の心に自ら飛び込んで暖かくしていく姿が、頼もしい母になったと感じた。
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小川糸さんの本2冊目。
ママが、『ツバキ文具店』シリーズよく読んでるから、小川糸さんの読んでみよって思ってた。
1年間のエッセイ。そのうち3ヶ月くらいヨーロッパでの生活!あこがれるな。
「てがみ時間」というところが共感。そこに書いてあったのが、
「外国にいると、ちょっとしたささやかな行為が、メイン行事になる。
たとえば、ご飯を炊くとか。コーヒーを飲みにいくとか。電車の切符を買うとか。
日本にいれば当たり前すぎる行動なのに、ひとつ達成しただけで大喜びし、急に大人になったような誇らしい気分になる。」
この一ページまるまる書き写したいくらい、今の私の気持ちと同じで胸がときめいた。私も小川糸さんみた -
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小川さんの小説、エッセイが好きなので購入しました。
春夏秋冬の山小屋での暮らしが見れてほっこりすると共に、最初の文章にはコロナ禍で精神面でかなりご苦労され、癒してくれたのが長野の自然だった事も書かれていました。
小川さんの日々の生活を垣間見れると、小説を読んだ時もより面白く感じれる気がします。
以前小川さんが、自分は日々の生活と作品が密接に結びついている、というようなことを言われてたと思います。
小川さんのような作家が、安心して暮らせる世の中であってほしいと思います。
これからもたまにでいいので素敵な生活や日々感じたことをこういった形で発信していただけたら嬉しいです。 -
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とても可愛くて素敵なエッセイでした。
2012年に描かれたエッセイ集で、日記形式で
描かれいるので、とても読みやすい作品でした。
小川さんが、愛してやまないドイツの滞在の日々や、ヨーロッパの国々に行ったお話などが、記されています。
旅の醍醐味や、日本との比較など、様々な目線で
楽しめるエッセイでした。
またタイトルの「たそがれビール」もいいですね。
本作の中で印象的だったのが、食の部分です。
小川さんにとっては、旅の醍醐味は食なんじゃないかと錯覚するほど、食に関する文章が多かったなと感じました。もちろんその他にも、景色や
国民性の温かさなどを実感することも、旅の醍醐味だと感じるのたが、食もとて