小川糸のレビュー一覧

  • 真夜中の栗

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    小川糸さんの日記エッセイ。

    エッセイは寝る前に読んでいるのですが、心が落ち着く穏やかエッセイでわたしの好みでした。エッセイって人柄もろに出るよなあ。

    政治や選挙、民主主義の事などに言及している所もあり、読んでいて面白かったです。
    家族や親友が亡くなった所も印象的。小川さんの死生観とても同意できました。

    ただ一つ難点上げるとすれば、料理や食事の描写が結構出てくるんですが、描写が上手だからお腹が空いちゃう事。寝る前だから…。

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    2025年08月10日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    7つの話の中で「親父のぶたばら飯」が1番好きでした。「結婚相手を選ぶ時は、この店の味が分かる人にしろよ」この文章がとても素敵だなと思いました。

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    2025年08月10日
  • 昨日のパスタ

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    小川糸さんがベルリンから日本に帰国してきたエッセイ集。

    ベルリンと日本での生活の違いや、それぞれの国の良さを糸さんの言葉で表現されてて、良かった。

    読みやすく、お気に入り!

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    2025年08月10日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    序盤から中盤にかけては、読み進めるのが辛くなるような展開でしたが、最終的に心が洗われるような...読み終わった時の物語の余韻のようなものが、すーっと心に残る作品でした。

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    2025年08月09日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とわのように厳しい現実を抱え、命を落としてしまう子どもたちがいる。それでも、とわのように幸せを感じられた時間があってくれたらと思う。とわのように世界が美しいと思って生きることができなくても、幸せな時を思い出して逝ってくれたらと思う。

    とわの10歳の誕生日写真の二人が笑っていてよかった。

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    2025年08月10日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    前半、読むのが辛かったーー、
    裏の内容紹介?を読んでなかったら辛くて途中で離脱してたかも。
    前半が暗いにびいろの激しく悲しく悲劇的な音楽だったとしたら、後半は表紙のような明るく優しいパステルカラーのような穏やかな音楽の中に、
    力強い生きている音がしているようなそんな物語。

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    2025年08月07日
  • 食堂かたつむり

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    ネタバレ

    優しい気持ちになれる本
    美味しいものを自分がすきな人と食べられる時間が何より幸せだよなぁと改めて感じた

    初めは主人公にとって最大の宿敵だったオカンが、最後は自分にとっての味方になっていて
    もう取り返しがつかない、なくなってから気づくことの方が多い

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    2025年08月06日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    小川糸さんのエッセイ

    森の中に設備の整った小屋を建てて住むという、まさに理想的な暮らし。
    現代版「森の生活」。かなり便利で整った環境ではあるけども。
    ハウトゥー的な内容ではないけどこういう環境で暮らしてみたい人には魅力的な内容。

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    2025年08月02日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    素敵な山小屋。素敵な食器や道具たち。憧れの暮らしを実践してしまうのが表現者たるものの姿勢なんだなと思う。羨ましいが…実際山小屋で一人暮らしとか怖くて無理だし虫も嫌いなので、観念だけで憧れておきたい…。

    しかし自然に憧れて山の中に基礎しっかりの家建てるとか、戦後の植林に疑問を呈しつつもっといい木を輸入材でも使うとか、いいこと言いつつ傲慢だよなーと思わなくもないけど、こだわって好きに建てるのが悪いわけもないので、そういう強靭さも羨ましい。

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    2025年08月02日
  • つるかめ助産院

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    小川糸さんの小説は、いつも温かいです。
    自然があり、当然のように生と死がある。
    素敵な文章で、人間模様が描かれています。
    南の島特有の穏やかな雰囲気をまとった小説でした。

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    2025年07月29日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店を舞台にした短編集。アンソロジーで、お気に入りの作家さんから新しい出会いまで。素敵な場所が多くて、喫茶店巡りをしたくなりました。隙間時間にササっと読めた一冊。青山さんの話が読みたくて手にしましたが、すごく短くて、もっと読みたかったな。

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    2025年07月23日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    目が見えない女の子の話って情報だけで読み始めた。文章に違和感を感じ始めて、それが明らかになった時、とてつもない恐怖と気持ち悪さ、嫌悪感に襲われた。

    けど、とわが足を踏み出し始めてからは、暖かくて平穏な日々が続いて、「目が見えない」って聞いたらどうしても大変なことばかりが浮かんでくるけど、世界をこんなにも丁寧に味わうこともできるのか、綺麗に感じることもできるのか、ってなんだか世界が新しくなったみたいで新鮮な気持ちになった。

    日常の中の奇跡や変化が丁寧に紡がれていく、小川糸さんの作品、やっぱりすごく好きかもしれない。


    (追記)
    とわの世界を体験してみようと思って人気のない道で点字ブロックを

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    2025年07月13日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    盲目の主人公が、親からの愛情を注がれた素敵な日々、そしてその反対におこる虐待から、孤独の闇をぬけ、人や動物や植物の温かさを受け再生する物語。

    小川さんは本当に言葉を糸みたいに紡いで物語をかく。そうゆう所が本を読んでいて楽しいと素敵だと思うが、今回のテーマが少しありえない事の連続で現実味が少しなく心から震えたりはしなかった。ミトンとライオンのおやつを見た後だからなのか、少し物足りない気もするがまた素敵な言葉には出会えた。

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    2025年07月10日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    全部ではないけど、ほぼほぼ喫茶店を題材とした良質の短編集。読んだことのない作家のかたもいましたが、その方の作風もわかってよかったかも。楽しめます。

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    2025年07月09日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    ネタバレ


    2階の大きな窓から見える森、鳥の目になったように景色を眺められるって素敵。

    最後の
    これからの人生でどうか「いとしきもの」を見つけてください。自分が心から愛しいと思えるものが手に届く場所にあるというのは最高に幸せ。

    人生は続く、人生は意外にあっという間。
    心豊かな人生を送るためには
    やりたいことや欲しいものを先送りにせず
    なるべくそのものと長く人生を共にするのが
    幸福な人生に繋がるのではないかと
    山小屋を建てて私が得た教訓です。

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    2025年07月06日
  • 今夜はジビエ

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    山小屋での暮らし、糸さんらしくて素敵。
    プライベートでどんことがあったのかはわからないが、ゆりねちゃんや、ときおりかかわる友人たちとの日々が、糸さんならではの色調で伝わってくる。
    この夏、八ヶ岳に遊びに行くので、その空気感の一端でも味わえたらいいな、と思っている。

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    2025年07月05日
  • 今夜はジビエ

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    *朝は鳥の声を聴きながら愛犬ゆりねと森をお散歩。昼間は庭にハーブや野菜を植えたり、梅干しやピーナツバターを手作りしたり。夕方には近くの温泉に行き、夜は薪ストーブの前でワインを飲みながら音楽を聴く。いつか茶飲み友達ができたらいいなと思いながらも、今は孤独を楽しんでいる。山小屋での一人と一匹の暮らしを綴った日記エッセイ*

    まずは表紙がとっても素敵。
    ずっと見える所に飾っておきたいほど挿画も色彩も好みです。

    肝心のエッセイも独特の世界観で、表紙同様に惹き込まれます。
    自分の好きなこと、大切にしたいことを粛々と人生に取り込む…って意外に難しいこと。
    自分自身はなかなか出来ないけど、このエッセイで擬

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    2025年07月03日
  • 犬とペンギンと私

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    ネタバレ

    今作も通勤のお供として常に持ち歩いていました。

    本当にいつ読んでも素敵で、芯がある生活をされている作者さんには尊敬しかないです。
    迷うことも失敗することもありながらでも、日々をここまで素敵に過ごされ、小さな感動に目を向けることのできるキャッチ力は、もっと自分も養いたいなぁと思いながら読んでいました。

    ゆりねやコロとの接し方も、ペットとしてではなく、本当に家族として友達として接しているからこそ、厳しくも接する事ができるのかなと感心しました。猫派だけど、犬も可愛いなぁって思っちゃいますね。

    順番バラバラで読み進めてしまっていますが、まあそれは仕方ないとして。通勤のお供がないと少し寂しいから、

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    2025年06月27日
  • 今夜はジビエ

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    私が本当はしたい、でもできない理想的な生活を楽しんで無理することなく送っている小川さんの日常をのぞくことができる作品。他人の日常なんてほんとは興味ないはずなのに、言葉がスーッと心に入ってきて、たかが日記、されど日記を毎日読むのが楽しみになっていた。あんなにすてきな作品を書く小川さんだから、エッセイも面白いはず!という期待どおりだった!
    小川さんは擬音の使い方が上手だと思う。

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    2025年06月25日
  • 育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ-日々の習慣と愛用品-

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    素敵な言葉と魅力的な写真の数々に、ワクワクしながらページをめくった。
    著者の物選びのセンスがとてもいい!
    靴下は 踵のないものを選ぶ。とか
    屋内でムートンブーツを履く、なぜなら防寒対策のために、なんて。
    奇想天外だけどよく聞けば理にかなっている、そんなエピソードつきの品々。面白い。
    靴下は、リトルイーグルムーンサークルソックスだそうで、デザインもオシャレだから欲しくなった!

    ドイツ在住とのことで、現地人のマインドから学ぶ姿勢も書かれていた。
    お金を使わない生活の実践。
    過剰包装へのアンチテーゼ、エコシステムへの推進。自然派の循環型社会の先進国 ドイツから得られるものは多い。

    ただ、鍋に器に

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    2025年06月25日