【感想・ネタバレ】ぷかぷか天国のレビュー

あらすじ

満月の夜だけ開店するレストランで、焚き火を囲んでお月見をしたり、急遽思い立って、三崎港へのひとり大人遠足を計画したり。ベルリンでは、語学学校に通って予習と宿題に追われ、束の間の休みは、ご近所さんとホットワイン片手にクリスマスマーケットを梯子する。自分の気持ちに素直に、日々を自由に自然体で生きる著者による人気日記エッセイ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

はじめのエピソードがおかあさんにたたかれていた、っていうのから始まってたのでぎょっとしたが、
全体通して優しい気持ちになれるエッセイだった。
ゆりねが好きで好きで幸せなとこがいい。共感。
ものを大事にするのは自分を慈しむ。
優しい気持ちになれる本。

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2023年06月11日

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ネタバレ

小川糸さんのお母様が亡くなりになった1月から12月までの一年を日記のようなエッセイのようなお話で構成された本。
葬儀が1月に終わり、ドイツでの留学生活やドイツベルリンを起点に学校に行ったり取材旅行に行ったりプライベートの旅行に行ったり日本に帰ったり、そこには糸さんの愛犬ゆりねとの日々やおっとペンギンの事など盛りだくさん。
言葉がやさしく、うんうんという事がたくさんある。
糸さんのこういうやさしい文章は大好きだ。
心が一緒にやさしくなれる。
今回はお母様との確執があったことなども含めお母様の死そしてそれを乗り越えて行った過程も書かれている。
何もかも含めて暖かい本だ。

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2022年11月03日

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小さな幸せに気付くことって大事だなあ…

コロナとか職場環境が原因で、自分にも周りにも攻撃的になっている最近。これ読んでちょっとほっとできてよかった。

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2020年11月06日

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ドイツの風景や日々の暮らしも素敵。小川さんって料理上手なんだなぁ…ゆりねちゃんの様子も想像しながら、ほわっとなりました

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2025年08月23日

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ネタバレ

好きなシリーズ。ペンギンさんとの離婚を知ったうえで、その前の日記を読むのは伏線みたいにも読んでしまう。日記の性質上、仕方ないとは思うけど、納豆がうまく作れたのかとか、気になることが残るのが残念。

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2024年08月17日

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気軽に読めるエッセイ。小川糸さんの2017年頃の生活を記したエッセイです。今の山での生活を知っていると、ずいぶん短い間に生活が変わったんだなぁなんて他人ですが振り返りの気持ちにさせられました。料理がお得意なので魅力的な料理と丁寧な生活の数々。自分にはおそらく縁がないのに、文章力で魅力的に映り、サクサク読めました。

■お母さんの霊?!
確執があったのに、亡くなってから良い距離感になるというのは、よくあることなのかもしれないと思いました。「母という呪縛 娘という牢獄」でも殺人レベルで確執があったのに、「母の霊を弔いたい」という発言があり本当に驚いたことを思い出したからです。

■ドイツ語教室っていいですね
普通の会社員には難しいけど収入を得ながら海外で語学学校って憧れます。予習復習で疲弊するほど勉強だけに打ち込める時間って今思うと貴重でした。大人なのでクラスメイトとパーティーする場面も素敵です。

■どこかで読んだような気がしたら
「針と糸」というエッセイでも紹介されていたエピソードがありました(こちらでもレンタサイクルで素敵なカフェにいった話がありました)

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2024年06月11日

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心ほぐれる小川糸さんのエッセイ。

生きていく間に経験するいろいろなことがその人を、性格や生き方や才能を、形作っていくのだなと感じます。
小川糸さんの優しい感性や文章が、こうして私の心をほっこりさせてくれることがとってもありがたくて、嬉しいことです。

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2024年03月07日

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なんとなく何気ない日常をいかにきらきらさせるかみたいなやる気が出る
いいな~鎌倉もベルリンも
ひとり暮らししたくなる

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2024年01月06日

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とてもたのしく読みました。
やっぱり糸さんの綴る文章好きだなあ。
癒される。
今回のエッセイは糸さんのお母さまにも触れられていて。ぐさぐさ突き刺さった。

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2022年04月19日

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この本を読んでいる時間は、特別。お風呂に浸かっているみたいだ。じんわりとあたたまった。まさにぷかぷか天国!

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2022年01月31日

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日常の中の小さな幸せを綴ったエッセイ。
忙しい日々でも、ほっとひと息、ほっこりできるエッセイでした。

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2021年12月06日

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ほんの1時間もあれば、さくっと読める本。

あー。鎌倉に行きたくなる。

p.51
茅ヶ崎に、満月の夜だけ開くお店があって、そこにはお料理とお酒があり、焚き火を囲みながらお月見するという。

どこだろう?探しに行きたい!

p.119
ぷかぷか天国。海水プールに入って耳を水につけた糸さん。母親の胎内にいる感覚はこんなのかと涙があふれてきたと。

糸さんのエッセイを読んでいたら出てくるお料理を一緒に食べた気分になる。
バルト3国に行った気になる。

そして、『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』
久しぶりにもう一度、読みたくなった。

「ラトビアに伝わる十の心得」
正しい心で、
隣の人と仲良くしながら、
誰かのために、
まじめに楽しく働いて、
分をわきまえ、
清らかに、美しく、
感謝の気持ちを忘れずに、
ほがらかに、すこやかに、
気前よく、
相手の心に寄り添いながら。

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2021年05月30日

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ドイツの暮らしがメインでした。期間限定で他の土地で暮らしたり、日本とドイツを行ったりきたりしたり、なかなかできることではないと思うので。

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2020年10月08日

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小川糸さんの言葉のセンス、例えばこの本の題名とか、物語の登場人物「バーバラ夫人」「ぽっぽちゃん」とか、どうにも恥ずかしくて仕方ないのだが、ついつい読んでしまう。
これって昔感じた、《「嫌い」と思っていながらも結局気になってしまう松田聖子へのファン心理》、みたいなものなのかなあ。
とにかく自分の世界が確立していて、特有の世界をゆるぎなく所持している感満載の日記は、ドロップ缶の中の薄荷味みたいで、時折口に入れたくなる。

中で印象的だったのは、ラトビアと言う国が素敵らしいこと。
そして、ドイツ語学校に通う糸さんの
「日本語には、空気を読んだり、とか、言わなくても通じる部分があるけれど、ドイツ語にはそれが全くない。きっちり、正確に、誤解が生じないように、言葉を厳密に並べていく。融通がきかない。だからやたらと長くなる」
にほほーと思った。
国民性と言語は密接なのね。

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2020年08月26日

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本屋さんで見て楽しそうだなぁと思い購入。
まるで、「ねぇ聞いて!こんなに楽しいことあったの!」とニコニコ顔の知り合いの話を聞いているような、そんな気持ちになる。

とっても楽しくて心が温まる1冊。
薄いからあっという間だけれど、著者の考えや人柄がたくさん詰まっていた。

こんな素敵な文章に出会えるのなら、買ってまだ読まずに温めている小川さんの著者を早く読もうと思う。

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2020年08月17日

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小川さんのエッセイを(多分)初めて読んだけど、他のも読んでみたくなった。ペンギンが何なのか知らなくて調べたけど笑。落ち込んでる時に優しい気持ちになれそう
マーケットの焼き栗食べてみたいなぁ
キルシユトルテも!

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2020年07月11日

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亡くなられたお母様との確執やその後のお母様への思いで始まり、ベルリンでの生活、新作が出てのサイン会など、一年を通じての糸さんの生活。
日記なのだけど、そこは作家さんなので、どの文章も楽しく面白い。
日記風エッセイですね。

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2020年06月05日

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読んでいると癒される。
ご飯の描写が本当に美味しそうでお腹が空いた。

ベルリンでの暮らしが素敵だった。

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2020年05月02日

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特に最初のお母さんと別れや思いを綴った文に接して,小川氏がとても素敵だと思いました.日々楽しいこと感謝することにきちんと気がつき,またその行動力でたくさんの出会いや発見で読者にも新しい世界を見せてくれる,とても素敵なエッセーです.簡単に作っておられる料理もとても美味しそう.

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2020年03月12日

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糸さんのあったかい小説の数々がすきだけれど、エッセイには実像としての糸さんがいて、ちゃんと苦労があった。
母親との確執も外国暮らしの大変さと楽しさも
、結構分かる
いろんな経験を糧にしてこれからも素敵な話を産みだして下さいね

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2024年08月27日

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ベルリンと日本を行ったり来たりの一年。
ゆりね(犬)と公園に行ったり、カフェでカプチーノを飲んだり。ペンギン(旦那さん)の作るチャーハンが美味しい!とのこと。
糸さんの書く文章表現に引き込まれて、またまたイッキ読みしてしまいました。

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2023年11月28日

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小川さんはご両親との関係がかなり良くなかったらしい。
そんなお母様が亡くなり、闘病中から心境の変化があったそうだ。
そういう親との関係性が小川さんの日々の考え方に影響している背景が今回でなんとなくわかった気がする。
小川さんの日記3冊目でやっと小川糸さん像が掴めてきた。知り合いになれて来た感じ。

相変わらず日本政府やアメリカ大統領など、国の組織への批判は所々出てくる。
ドイツ大好き、ラトビア大好き、でも日本に帰るとやっぱりホッとするらしい。

ベルリンでのフリーマーケットの描写で
『何でも簡単に捨ててしまう日本人とは、物に対する感覚が違うのだろう。』
とあったが、一部の日本人じゃないか?と解せない気持ちだった。
フリマアプリも服・カバン・本・家電のリサイクル店も身近にあり利用するし、私は使えない頂き物などは身近な人に差し上げる。

最後の方に
黒い森のケーキ=シュヴァルツウェルダー(キルシュトルテ)
が出てくるのだが、最近読んだ東村アキコさんの『美食探偵』にも絶品のキルシュトルテが登場したので興味をそそられた。

ラトビアやゆりねちゃん、料理などの好きなものの描写は良い感じで、ベルリンでの語学学校通いや暮らしの様子もわかり読みやすい一冊だった。

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2023年07月06日

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小川糸さんの作品は好きだけど、エッセイはちょっと苦手。お話の方はふんわりしているけど、ご本人は結構意見がハッキリしていてそのギャップのせいか?読み始めから3ヶ月くらいかかったかも。
後半は慣れてきてサクサク読めた。私も日本から遠く離れた所で暮らしてみたいな〜と素直に思えた。

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2023年04月30日

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日本、ベルリン、ラトビア、いろいろなところの暮らしがわかって相変わらず面白いエッセイ。
糸さんのようなセンスのある料理ができるようになってみたいし、ドイツのマルクトやクリスマスマーケットにも行きたいな。

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2023年04月06日

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どこにいても自分の生活を大切にしている。
自分の身体に合ったものを食べて、無理のないスケジュールで日々の習慣で生きる。違う家で旅先で習慣通りできるのは、すごい。自分のことをよくわかってて、大事にしている。

大人になって、言語を一から習得するのって難しい。午前中から学校に通って、合間に仕事もして、家事をして、とても忙しいだろうけど楽しそう。

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2023年04月02日

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2017年の日記。


たしかに身内が霊になってなんだか現れるって怖くないなぁ、私もお母さんの霊だったらいつでも来てほしい!って思っちゃうかも。

でもまさかのドイツにまでやってくることには驚きかも!

ドイツでも年越しなんて本当に羨ましいなぁ。2017年のほんのようなので、その頃の私は長女を産む年で、懐かしい。

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2023年03月16日

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満月の夜だけ開店するレストランで、焚き火を囲んでお月見をしたり、急遽思い立って、三崎港へのひとり大人遠足を計画したり。ベルリンでは、語学学校に通って予習と宿題に追われ、束の間の休みは、ご近所さんとホットワイン片手にクリスマスマーケットを梯子する。2017年の日記エッセイ。

今回は日本(鎌倉)、ベルリンの滞在中のお話。ラトビア旅行の話も少し。
お母様を亡くしたことが書かれていて、幼い頃よりも大人になってからの方が上手く付き合えているという内容に、そんなこともあるのかと思った。親との関係があまりよくなかったおかげで、お話を書くことがライフワークになり、家族以外の人たちとの関係に恵まれた、とも。家族との関係が悪いと、何事も悪く考えてしまうが、そこはポジティブにおおらかに捉え直しているところが、大人だなあーと思う。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

2017年の日記エッセイ。
血縁との確執、でもその分友人に恵まれ、書くことを仕事にできた、人生トントン。そうだったんだなぁ。
母親が死んだときに初めて生まれてからずっとあった透明な臍の緒が切れるのではないか、という話が面白かった。
今回はベルリン暮らしが一年の半分以上とかなり長くて、色々な季節のベルリンを本を通して体験させてもらえた。

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2022年08月09日

Posted by ブクログ

シンプルだけど素材の味が活かされた美味しそうな食事の数々。
ドイツでの暮らしの風景。
「洗濯機が壊れたから貸してー」と気軽に助け合えるご近所さんとの関係も、それが普通のことだと感じられる社会も良い。

「キラキラ共和国」「ミトン」についての記述もあり、どちらもすごく良かったので当時の糸さんの気持ちに触れられて嬉しくなりました。

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2020年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

糸さんが母親と折り合いが悪かったというのが、意外なようでいて、これまで読んできた作品を振り返ると納得というか……。

旦那さんのペンギンさんとゆりねちゃんの生活は読んでいるこちらもほっこりする。

今、一番必要なのは、このゆとりなんだろうな。

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2020年04月06日

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