小川糸のレビュー一覧

  • ライオンのおやつ

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    命に限りがあると知った時、その大切さを知る。
    限りある「今」を大事に生きる。
    我々は時にそれを忘れる。
    感涙はしなかった。
    でも、心の奥底がほんのり温かくなる様な作品だった。

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    2025年05月11日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    短編集でサクッと読めるけど、どれも心温まる作品だった。

    お味噌汁ときりたんぽの話は泣きそうになってしまった。
    どれも描写がとても丁寧だった。

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    2025年05月10日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    正直読んでてだいぶ辛かった。
    だけど、とわだからこそ乗り越えられて今に至っているんだなと思った。
    生きているってすごいことだと改めて感じた。

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    2025年05月10日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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     読みたい本や積読に多数ある著者作品。初読みは本書で。短編集への評価が厳しくなりがちな私だがどの話も面白く、早速著者の評価が上がる。「バーバのかき氷」から始まり、全然あつあつじゃないなと思いつつも、どんどん話にのめり込んでいく。「こーちゃんのおみそ汁」「親父のぶたばら飯」などのじーんとくる良い話はもちろん、「いとしのハートコロリット」や「さよなら松茸」「ポルクの晩餐」といった他の作家さんではあまり見られない作品が好み。食をテーマに書かれる作家さんは多いが、文章で読者に涎が出るほど美味しそうと思わせる筆力がある方はそう多くないと感じるので、他作品も追いかけよう。

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    2025年05月10日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    お気に入りは斎藤さんの「究極のホットケーキ〜」

    ペパーミントグリーンの洋館で頂くイブニングティー。この家とティーサロンの主・橘琴葉は、付き合っている彼氏とのやり取りが何処かチグハグで、何かを隠している気がするとお客さんに相談され…

    まさかの異文化の違いでここまで考え方が違うとは思いませんでした。日本の文化が海外では通用しないのが面白かったです。

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    2025年05月07日
  • 小鳥とリムジン

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    性と自然と山と、愛。
    食から見る命の繋がり。
    分子、原子のレベルに落とし込むと、私たちはひとつなのかもしれない。
    おもしろい考え方だなあ、日々辛くなって来たときにまたこの考えをできるようにしたい。

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    2025年05月05日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    ⬛︎食べること、生きること。
    食事をテーマにした7編の短編集。二回目の拝読です。
    小川糸さんが紡ぐ食事表現が大好きなのですが、この小説はそれをたっぷりと堪能できる、読む美食小説。

    ただ美味しいだけではなくて、ほろ苦かったり切なかったり、喜びであったり…人生の節目と食事、生きることは食べることである、としみじみと感じる一冊です。
    バーバのかき氷、では老衰した祖母の香りを発酵になぞらえ「醸している」と表現。その比喩と感性にため息が出てしまいました。

    糸さんの美食表現はどこか艶めかしくて、それが魅力のひとつ。親父のぶたばら飯、ポルクの晩餐ではその魅力が炸裂していました。

    一番心に沁みたのは、こ

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    2025年05月05日
  • ライオンのおやつ

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    生きているだけで幸せだ、人生をどう生きるべきかについて再考させられる作品。とても悲しい話だけど、とても綺麗な描写で心が洗われるような気持ちになった。

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    2025年04月29日
  • ライオンのおやつ

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    また必ず読み返したい本。
    病気に対しての考え方と生き方が素晴らしい。
    自分が病気になった時、こんなに前向きにはいられないと思います。
    どうやっても悲しい気持ちになったり、悩む日々を送るだろうと思いますがそんな時にもう一度この本を読みたい、また悩んでる人がいたら読んで欲しいと思う本でした。何故か温かい気持ちになれる、そんな気がします。

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    2025年04月28日
  • ライオンのおやつ

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    1番心に残ったのは、瀬戸内のレモンの木や海など情景がとても綺麗で。お粥や、おやつも丁寧に盛り付けられていて美味しそうな。そんな情景が想像できて、わたしも最後はライオンのいえで終わりたいなって。
    登場人物も温かい人が多く、
    死が近くなると、鎧がはずれていって素の自分に戻っていく。
    涙がとまりませんでした。

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    2025年04月28日
  • ライオンのおやつ

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    後半からは泣きながら読みました
    余命残りわずかでどう生きるか。病気になっていないと出会えなかったなんて皮肉だけど…

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    2025年04月28日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    ネタバレ

    仕事が忙しい4月に癒しをくれた一冊です。
    短編集なのでちょっとした時間に読み進める事ができて良いひと休みになりました。

    個人的には朱野帰子さんの『痛い人生設計を作る、ルノアールで』から元気をもらいました。有名な野球選手が書いた人生設計を実現してるけど、たしかに痛いよなぁ〜そして、自分も今から痛い人生設計を書いて目指してみるのもありかなぁ…楽しくなりそう。
    斎藤千輪さんの『究極のホットケーキと紅茶占い』では素敵な空間と冴える推理にうっとりしました。
    織守きょうやさんの『彼と彼女の秘密と彼』はマスターの隠された秘密に驚きました。
    1冊でいろいろな気持ちが味わえて、とても良いご褒美になりました。

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    2025年04月27日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店を通じた短編集☕
    どのお話もほっこり。

    会社からの帰り道に一気読みしてしまった。
    肩の力が抜けて自然と笑みがこぼれるような後味の良さ。

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    2025年04月26日
  • ライオンのおやつ

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    私は妙に強がってて理屈が全てと思っているところがあるから、自分の死を恐れるってことはあまりなかったし、受け入れられると思ってた。私が主人公の立場だったら、思いもよらぬタイミングで死を宣告されたら、身体はどんな風に反応するんだろう。

    あってもなくてもいいけど、あると心を豊かにしてくれる「おやつ」 おやつの時間を楽しみに生きる人生って、なんだか素敵だ。

    私もライオンの家みたいに、温かくて海があって、自然いっぱいな場所で人生の最後を迎えたいなって贅沢な願い。

    初めての小川糸さんだった。読みやすくて温かくて他の作品も読んでみよう。

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    2025年04月26日
  • ライオンのおやつ

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    2019年発行の小川糸さんの小説。

    「余命を告げられたとき、暖かい場所で、毎日海を見ながら残された日々を過ごしたい」(主人公・雫)

    自分だったら、どんな場所を望むだろうと思ったり、でも、病を、大好きな父(叔父)に知らせない雫の気持ちは今一つ理解できなかったりする。

    表紙の絵は六花と一緒に小舟に乗り、沖に漕ぎ出している雫の姿と「助産院に似ている」と雫が感じた青い屋根のライオンの家。

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    2025年04月26日
  • ライオンのおやつ

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    食堂かたつむりに続いて2作品目です

    何度も涙が出ました
    とても大好きな作品です

    ホスピスで最期を迎える、
    死を受け入れるとは
    こういう事なのか、と物語を通して
    考えることができました

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    2025年04月25日
  • ライオンのおやつ

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    様々な理由で余命宣告を受け、限られた命を精一杯、大切に生きている人たちとの暖かく、優しい日々。
    心が温かくなり、涙が出ました。

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    2025年04月24日
  • ライオンのおやつ

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    切なくて美しい物語だった。
    「ライオンの家」というホスピスで出る3時のおやつは、患者さんの一番の思い出のおやつをリクエストで出す。思いの込もった一週間に一度のおやつが、生きる楽しみであり、時間の感覚であって、感動的だった。
    死というものに真っ向から真摯に向き合っている作品だと思った。

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    2025年04月19日
  • ライオンのおやつ

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    途中、読むのが苦しくなるかなと思っていたけれど雫がだんだんも病気を受け入れていくところや!ライオンの家のマドンナに惹かれてどんどん読めていった。
    最後は涙が止まらないぐらい泣けた。

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    2025年04月18日
  • ライオンのおやつ

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    言葉の使い方が綺麗で、自分もそこにいるかのような感覚になれました。レモンのような爽快な空気の中で進む温かな物語…心が疲れた時にまた読み直したいです。

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    2025年04月17日