小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
糸さんの森の中での生活。
時間、空間、自然を有意義に味わいながら、いや、その厳しさも味わいながら日々を満喫している様子をこちらも疑似体験させてもらった。
心にも、時間にも、空間にも常に余白を作りながら日々の暮らしに寄り添う姿勢が糸さんの魅力と勝手に思っている。
そう、どんな大変な時もちゃんと余白がある!それが小説やエッセイの中から伺える…とても魅力的で憧れる。
自分の置かれた状況を無理に捻じ曲げたりせず自然の流れに身を任せその中に自分が心地良く馴染み出来ることをしていく。
自然との共存がとても上手な方だなと…
素晴らしい人間力に本当に憧れます。
エッセイを読んでいると小説を連想させられる。
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Posted by ブクログ
涙、涙
悲しくはない、あたたかい涙、清々しい涙。
なんともいえない感情。
自分が死ぬ時は、そばに両親がいてほしいなぁと、最も親不孝なことを思ってしまった。
親より先に死ぬなんて。
雫の元に亡き母親が訪れる。
「私ね、まだもう少しだけこっちにいたいんだけど、その時が来たら、ちゃんと私を迎えに来てくれる?」
「もちろんじゃない!」
即答した母親。
「だってそのためにお母さんは先に天国に行ったんだから」
ああ、そうか。
最大の親不孝をしてまで親より先に逝かなくても、最期は一緒なんだ。
みんな、最期はお父さんお母さんが迎えにきてくれるのか。それなら、いっか。 -
Posted by ブクログ
妻が妊娠したことをきっかけに、高校生の頃に読んだ『つるかめ助産院』を再読した。
高校時代に読んだときは、「妊娠ってこんな感じなんだ」「こんな知識があるんだ」くらいの感想だったと思う。物語としては楽しめたものの、その本当の意味までは理解できていなかった。
しかし今、夫という立場で読み返してみると、まったく違う本に思えた。
お腹の中で命を育てること。その命を産み出すこと。当たり前のように繰り返されてきた営みの中に、どれほどの奇跡と覚悟があるのかを改めて感じた。そして、出産という経験ができる女性の強さに心を打たれた。
小川糸さんの作品といえば、私は食事の描写が好きだ。本作にも温かな食の場面は -
Posted by ブクログ
大好きな作品で、三度目の再読。
雫ちゃんは、生きる上での大切な教訓を示してくれた、素晴らしい人です。
自分の想いに正直に生きなきゃということ。
物事はなるようにしかならないと受け入れること。
決して投げやりにならず、今を味わうということ。
印象的だった場面はたくさんあります。
とりわけ、マスターが亡くなった後、雫ちゃんが食事で大根にお箸をいれて、突然涙を流すシーンです。
なぜかを考えてみると、つらいことが起こった瞬間は意外と大丈夫なのだけれど、その日ご飯を泣きながら食べた経験が自分にもあったからだと思います。
タヒチくん。
葡萄畑で、雫ちゃんが力を振り絞って植えた苗木、
大切に育ててい -
Posted by ブクログ
死が怖くなくなったとは言えませんが、死ぬことは ただ悲しくて恐ろしいだけのものではないのだとこの本を通して思いました
死を受け入れるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちも正直に認めることなんだ
という文がとても印象に残りました
マドンナはどんな人生を生きてきたのか、すごく気になりました
人の心にすっと入り込むことができて それでいて不快感を与えないどころか心地よさまで与えてしまう。そんなマドンナと、西の魔女が死んだのおばあちゃんをなんとなく重ねてしまいました
人生で死が近づいてきた時に、またこの本を読みたいです
とても素敵な読書時間になりました