小川糸のレビュー一覧
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盲目の女の子とわは大好きな母と二人暮らし。でもある日、母がいなくなり…。とわの成長物語り。
母と娘の呪縛を絡めながら、とわは自立していく。孤独や、飢えに苦しむ場面は、物語りに引き込まれる。早く抜け出して〜って祈る様に、ページをめくった。一方で、苦しみだけではなくて、庭の移ろいや、鳥の声、本を読む時間、人とのつながりなど、人生の輝きもある。
結局、親の愛情も、親から受けた傷も、人生を歩む中で少しずつ自分のものにしていくしかないのだと思う。
母の呪縛から完全に自由になることは難しいかもしれない。それでも、自分の幸せは、自分の力でつかみ取るしかないのだと感じた。 -
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ネタバレ涙が止まらなかった。人間誰しも孤独だが、彼女の事を大切に思っている人が必ずいた。1年前におじいちゃんを亡くした私にこの本はとても刺さった。何となくこの1年間思い出しては悲しくなったことが何回もあった。人間死ぬことが悲しいこと、良くないことと取られがちであり、私や雫さんも経験からそう思っていた。マドンナの「いい旅を!」の部分で、天国でも故人が好きなように楽しく過ごせていて欲しいと心から思うことが出来た。
「生きることは誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやってお互いを照らしあっているのですね」孤独で悲しい人生を送っていると思っていた雫だが、父や娘、六花、タ -
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食材に対して命をくれたという考え方が凄く良かった
鶏や牛なども生きたいけど人間の食料の為に命を落としているから、その命を無駄にしない為にも大切に残さず食べようと思えた。
倫子の本当の名前の由来を聞いて、いいお母さんだなと思ったし倫子の思い込みで、おかんのことを忌み嫌っていて、おかんが亡くなってから仲良くすればよかったと後悔していたので親はいつ亡くなるか分からないからコミュニケーションをしっかり取って思い込みで判断するのは辞めようと思えた。
最後のハルミくんとサクラちゃんのエピソードもとても素敵でホッコリした。
ハルミくんの気遣いと言葉遣いにキュンとしたし、見習おうと思えた。
おかんの希望 -
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若くしてガンに侵され余命を告げられた主人公の女性・海野 雫(33歳)が、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、死に向き合いながらも、今生きている瞬間の大切さを感じつつ、優しい人たちに見守られながら穏やかにろうそくの火を燃やし尽くす、という感動的な物語でした。
この「ろうそくの火を燃やし尽くす」という表現は、小説の中に綴られた一節で、「人生というのは、つくづく、一本のろうそくに似ていると思います。ろうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら火を消すこともできません。一度火が灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待つしかないんです。」という、ある登場人物の言葉を使わせ -
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余命宣告をされた海野雫が瀬戸内のレモン島にあるライオンハウスに入居し、スタッフに『人生のさいごに食べたいおやつは何ですか』と聞かれる。生きる事を諦めていた雫はそのおやつを通じて、自分はまだ生きたいと言う本当の気持ちに気付く。私は小学三年生の娘がある朝、『学校に行きたくない』とダダをこねたシーンを思い出した。前日に友達の家で友達のお母さんが作ってくれたおやつをたべてからの様子がおかしい。娘は母親の私が自分の為におやつを作ってくれるのかと言う疑問の気持ちで、一杯になったのだろう。登校拒否は私のへの試しの行動だと感じた。私は娘の気持ちを受け止めるのは今しかないと決断した。仕事を休む。私はおやつを作ら
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感動した。涙が出たが、読後感はスッキリしている。心に明るい日差しが差し込んでくるような感じ。刺さったフレーズをいくつか紹介したい。
「幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満を漏らしながらも、平凡な毎日を送れることなのかもしれない。」
「そんな簡単に、自分の生き方を変えることはできないもの。でも、自分の人生を最後まであきらめずに変えようと努力すること、そのことに大きな意味があるのだと思った。」
「人生には、何回でもおかわりしていいことと、そうではないことがあるんだということが、わかったのだ。」
「ろうそくって、消える瞬間が一番美しく感じるんだけど、人もそうなのよ -
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東京に残された古き良き文化を感じる。栞は日本の奥ゆかしい女性像という感じで、読んでいても憧れる。着物で生活してみたくなった。
雪道と別れたのは花が原因?
春一郎の栞と呼び捨てにするのは虫唾が走るけれど、イッセイさんとのデートは昭和の白黒映画のワンシーンの様で綺麗だった。
「お兄さんは?無事にお会いできたんですか?」
「どこに逃げたんだろうねぇ」
「お元気で」言うそばから、涙があふれた。
「お前さん、幸せになるんだよ」
イッセイさんがそう言って、右手を差し出す。私は、その冷えた指先を両手でしっかりと受け取った。
一緒に泣きそうだった。
食事のシーンが多くて美味しそう。
情景の描写が上手で温か